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00_オランでの準備
5
: 2011/12/07(Wed) 22:04:01
魔音@GM
http://bbs.swordworldweb.net/kyouyou-session/read.cgi?no=255
 テクラル市での仕事に向かう冒険者たち。
 ここは、その準備について、思いだしたことを日記にするスレッドです。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 そういえばオランでこんなことやってた!(ことにする
 というような備忘録的なフォローの場所です。
 そんなにたくさんないと思いますが、一人2手使えることにします。
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高司祭様の苦言。
11
: 2011/12/13(Tue) 11:48:14
ガラフ

>「紹介状については承知しました──」

高司祭様は紹介状について了承をくださった。
従者に指示して筆と羊皮紙を準備させる。

>「──が、この身が持ち合わせる知識で、ガラフ殿の得ている知識に
> どれだけ積み増しが適うかとなると、それは難しいと感じます」

それは予想していた答えではある。
あわよくば、とは思っていたが、そうは行かなかったか。

>「ガラフ殿。我々には、見たい物しか見えぬときがあります。
> この老いた身に言えることは、それくらいのことです」

高司祭様は、そんな自分の甘えを全て見透かすかの如く、
助言をくださる。
そう、我等が星王は、力を尽くさぬ者に恩寵は授けてくれないのだ。

「高司祭様の御言葉、未熟たるこの身に刺さります。
 戒めとして、この胸に深く刻ませて頂きますぞ」
 
===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:使用済み

魔晶石の件、了解致しました。勘違いしてすみませんでした。
暗晶石の残3回を1個、残1回を1個購入させて頂きますね!

インスピレーションの使用法についてのご助言、有り難うございます。
今回は『勲章』に変更させて頂きます。
宜しくお願いします。
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背中を押す老人たちと、勲章の秘密
28
: 2011/12/15(Thu) 04:15:23
魔音@GM
http://swordworldweb.net/adventure/session_bbs.html
>「高司祭様の御言葉、未熟たるこの身に刺さります。
>戒めとして、この胸に深く刻ませて頂きますぞ」
 ガラフの言葉に、老いた高司祭は応じようとしたが、結局、
彼の口から出たのは見送りの祝福だった。
「つつがなく行かれよ」

    ◆

「良い若者じゃないか」
 ガラフが退出すると、奥の扉が開いて豊かな白髭をたたえた
老賢者が顔を出し、老司祭に言った。
「我々が失ってしまったものを、彼は持っていますね」
「若さ?」
「然り」
「視力?」
「又然り」
「毛髪」
「又々然り」
「体力?」
「老人が若者の背中を押すとは、そういうことです」
「失ったものの代償としては、悪くないな」
 二人は、皺の内から零れるような笑みを浮かべた。

    ◇

 ガラフはインスピレーションを発動させ、ラーダの知識を呼び込む。

 勲章とは……ラーダの知識は囁く。

 名称 最終版・高出力精霊力制御変換魔導器
 通称 “市議長の勲章”“みどりのぼうし”
 制作者 ドワーフのジェイド、エルフ王テルパレス、太守ユーグネル
 由来 ドワーフの細工職人によって作られた、どんぐりを
モチーフにした細工は、どんぐりの実にあたる宝石と、殻斗の
ミスリル製のパーツから成る。
 時のエルフ王テルパレスと太守ユーグネルが魔力を付加し、完成
に至った。
 エルフの古代都市エリンにおいて、宝石内にエントを封入、吸収し、
殻斗部分からエントの力を魔術回路に供給する機能を備えていた。

 ラーダからの知識を得た直後、ガラフの視界が暗転した。
 圧倒的な呪いの魔力がガラフを呑み込んだのだった。
 ガラフが見たものは、木の根にも似た何かだった。地下の奥深い
ところから、大蛇のように殺到してくるそれはガラフを捕らえ、
星へと至る高見から地の底へと引きずり込んだ。

>隠蔽の呪いのようなモノが発動する、と言う事。
 そんなカーツの言葉が思い出された。
 目眩にも似た視界の暗転から回復したガラフは、勲章の秘密を
手に入れたと同時に、この真実を言葉で他人に伝えることが
できない自分を発見した。
 テクラルの探求者たちが背負った孤独とは、このようなもので
あったかもしれない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ガラフの個人的な体験ぽいので、ひとつ枝を伸ばします。

 魔晶石については、説明不足失礼しました;;

03:37:51 ガラフ@テッピン 怖いよ怖いよ謎ダイス…(*_*) 2d6 Dice:2D6[6,1]=7
03:38:26 ガラフ@テッピン ふ  つ  う  !  !
 そんなわけで、謎ダイスはこの呪いへの抵抗でした ミ☆
 これだけあからさまなシナリオプロテクトがかかったネタバレ
ですから、普通の方法では他のキャラクターと共有することは
できないことにします。

 無論、プレイヤー間、キャラクターレベルでは、ガラフが
かけられた呪いを回避する手立てを練ることはできますので、
必要があればあれこれ試みてください。
 使い道について相談されていたことから、ガラフが何に対して
インスピレーションを発動させようとしていたかは他のキャラクター
にもわかるはずなので、カーツの知識が伝えた呪いによって、
その結果を伝えることができないでいる。ということは、他の
キャラクターは判ると思われます。

++
 通常、インスピレーションは成功するわけですが、演出的な何か
って事で、テッピン@ガラフさんにはどうぞよろしくなのです(v_v)。
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@図書館
13
: 2011/12/13(Tue) 18:30:43
ルーイ


「えっ、あ、そ、そうだね!」


さ、さそわれた!カーツに!
かわいいよね、カーツ。
いや、待て、落ち着けオレ。
よぉく思い出せ。
今、カーツは『機会があったら』って言ったんだ。
かあさんは言ってた。
日時の決まっていない誘いは社交辞令だから気をつけろって。
大体春なんてまだまだだいぶ先の話じゃないか。
それにカーツにはセリトさんがいるんだ。
見たじゃないか、兎と狼の組み合わせ。
この子は天然ってやつだよ。そうだよ。
深呼吸。


「うん、その春駒祭っていうの、すごく見てみたいな」


よし、オレすごい自然な笑顔。



受付の人は、イーバルっていうらしい。
オレたちと同年代なんだ。
そっか。


「じゃ、イーバルって呼ぶよ。
 すごいな、イーバル。
 図書館の受付って言ったら学院の顔みたいなもんだろ。
 オレも頑張んなきゃな」


カーツもミユも、イーバルも。
オレと同年代が、もうこんなに活躍してる。
ってことは、オレだってやれば出来るってことだ。
うん、やる気が出るぞ。


「よっし、じゃあオレ、折角だからエルフの王国について調べてみることにするよ。
 ありがとな、イーバル!」





------------------
PLより:

図書館の続き!
イーバルって男の子ですよね?(今更

18:28:08 たいまん@ルーイ エルフ王国 文献調査 2d+4 Dice:2D6[3,5]+4=12
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図書館の誇り
30
: 2011/12/15(Thu) 04:18:16
魔音@GM
http://swordworldweb.net/adventure/session_bbs.html
>「じゃ、イーバルって呼ぶよ。
> すごいな、イーバル。
> 図書館の受付って言ったら学院の顔みたいなもんだろ。
> オレも頑張んなきゃな」

 イーバルの目が少し目が大きくなった気がしたが、彼は瞬きを
して、礼をした。
「ありがとうございます。
 ルーイ。あなたも十分にすごいです。でも、頑張って下さい」

    ◇

 積み上げられた文献には、石でできた森、巨人の賭場といった、
不思議な土地に関する記述が見られたが、エルフの王国があった
都としての、適当な土地が見当たらないことをどの文献も挙げている。
 ルーイは、決して数は多くないが、調査をした魔法使い、賢者
たちが、テクラルの周囲をこまめに調査していることがわかった。
彼らの作業は、何かの確信の元、テクラル市を中心としたこの土地
で、古代都市の痕跡を求めていたことが判る。
 エルフの集落については、さすがに直接調査できなかったよう
だが、時折市を訪れるエルフたちへのインタビューからも、現在の
集落と古代都市とのつながりはないと、どの著者も結論を出している。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
設定など
 ルーイ、カーツとのやりとりの中で、自然発生的に出てきたNPC
ですからっ。男の子に見えたら、男の子ということで!
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報告書
16
: 2011/12/14(Wed) 05:56:39
カーツェナル

>「えっ、あ、そ、そうだね!」

 なんだか慌てた様子のルーイ。
 少し考え込んで、深呼吸をしたりしてるなの。

 その様子を小首を傾げて見守る。

>「うん、その春駒祭っていうの、すごく見てみたいな」

 笑顔でそう言ってくれたなの。

「わ、嬉しい♪ ボクも楽しみなの、ルーイ」

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 ボクが文献の場所を質問すると、イーバルさんはおもむろに立ち上がり、
 蔵書禄の一冊を取り出しさっと目を通すと、
 たくさん棚の中から大きな木箱を一つ取り出して、テーブルまで抱えて来くれたなの。

>「賢者ジェイドが送ってきたものです。
> このうち、受け取った担当者の興味を引いた事柄がのっている
> 書簡について、日付と内容のメモがあります。参考にしてください」

 木箱の中には、いくつもの書類が紐で分けて収納されてたなの。

 ボクがメモに目を通してる間に、イーバルさんは幾つかの書物を運んでくれたなの。

>「古代王国期において、テクラル市がかつて何と呼ばれていたのか?
> ということさえ、はっきりはしていないのですが……それらしき
> 記述のあるものは、これだと思います」

>「あれだけの人口を、どのように支えたのか? と考えたときに、
> 注目されるべき場所が幾つかあります。そのひとつが、エルフの
> 王国であるようです。
> 何かのきっかけにすることができるかもしれません」

「なるほど・・ありがとうなの、イーバルさん」

>「よっし、じゃあオレ、折角だからエルフの王国について調べてみることにするよ。
> ありがとな、イーバル!」

 ルーイはエルフの王国について調べてくれるみたい。

「じゃ、ボクはこっちのジェイドさんの報告書読んでおくなの」

 メモを見ながら書類の紐を解き、重要であると思われる箇所を記憶して行く。

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:ジェイドさんの報告書読むー。
   周辺施設や地形も合わせて覚えられるといいなぁ。
   もし可能であれば羊皮紙にまとめて書き記して持ち歩きたいです。
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夜間作業はナイトのおつとめ?
31
: 2011/12/15(Thu) 04:24:06
魔音@GM
http://swordworldweb.net/adventure/session_bbs.html
「まとめる? カーツェナル・カーツ。あなたはそのジェイド
リポートを、この時間からまとめるというのですか?」
 相変わらず硬質で平坦な声だったが、そう言ったイーバルの
口が、非対称な形に結ばれた。挑戦を受ける騎士といった趣だ。
 そして、音もなく立ち上がり、書庫を出て行く。

「夜食の準備を食堂に頼んでおきました」
 戻ってきたイーバルは、紙の束と筆記用具の載った盆を抱えている。
「そうと決まれば、浪費する時間は一瞬たりとありません。
 私が、助手を務めましょう──どこから手をつけますか?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 男を眠らせない女。カーツェナル伝説に我々は立ち会っているのだ!
 コウデスカwww
 イーバルも、ひそかに動揺しているようです(<名前
 TE☆TU☆YA

 おもしろすぎますので、馬車の中でちょっと書き足すとかで、
できたってことにします。ガイドブックとかも書けそうですねw
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降りかかる呪い。
38
: 2011/12/15(Thu) 11:44:42
ガラフ

件の勲章について、星王に<霊感>の祈りを捧げる。

―――賢明にして深遠なら星王ラーダよ。
   御身の霊感を一時の間、我が身に授けたまえ―――

祈りを終えると共に、頭の中に膨大な情報が流れ込んできた。
これは…

>名称  最終版・高出力精霊力制御変換魔導器
>通称  “市議長の勲章”“みどりのぼうし”
>制作者 ドワーフのジェイド、エルフ王テルパレス、太守ユーグネル
>由来  ドワーフの細工職人によって作られた、どんぐりを
>    モチーフにした細工は、どんぐりの実にあたる宝石と、殻斗の
>    ミスリル製のパーツから成る。
>    時のエルフ王テルパレスと太守ユーグネルが魔力を付加し、
>    完成に至った。
>    エルフの古代都市エリンにおいて、宝石内にエントを封入、吸収し、
>    殻斗部分から魔術回路に流す機能を備えていた。

最終版・高出力精霊力制御変換魔導器だと…?
駆け巡る情報に戸惑いを禁じ得ない。

しかし、すぐさまその戸惑いは恐怖にとって変わった。
視界を埋め尽くす木の根のイメージ。
地の底に引きずり込まれる感覚。
これは…これがカーツェナルの言っていた“隠匿の呪い”か…

…意識が戻った時には床に倒れ伏していた。
身体的には異状は無い。無いが…

試しに、勲章について喋ろうとする。
言葉が出てこない。
羊皮紙に書き付けようとするが、それも出来ない。

―――これは、少々困った事になったのう―――

命に別状は無いが、情報を誰にも伝えられないとは。
テクラル市の研究者達の心情を慮りながら、
これからの我が身について思いを馳せるのであった。

===================================

【PLより】HP22 MP23/24 インスピ:使用済 隠匿の呪い

本文流し読みしていて隠匿の呪いの事をすっかり忘れていた!(悲鳴

しかし、PC的にはアレでも、PL的には皆さんとメタ情報を
共有出来たので、よしとします。

・・・この呪い、セッション終わっても継続するのでしょうか?(笑)

>魔音@GMさん

 質問です、本文で描写しましたが、
 勲章の知識を文章で伝える事も不可能なのですよね?
 「言葉で伝えられない」とはそういう意味だと解釈してますが、
 それで宜しいでしょうか?
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隠蔽の呪い・プチ解説です
48
: 2011/12/16(Fri) 08:37:19
魔音@GM
http://swordworldweb.net/adventure/session_bbs.html
 現在ガラフが得ている情報は、PLはメタ的にわかってます。
この上で、PCについては以下のような状況にある。とします。

PC:
 ガラフの情報はわからない。ただし、ガラフが“勲章”について
インスピレーションを発動させ、何らかの理由で(情報では隠蔽の呪い)
伝えることができずにいる。ということは判ります。

>テッピン@ガラフさんへ
 敢えて罠を踏み抜きに来たのかとw

・呪いについては、当シナリオのオリジナル設定ということもあり、
セッション後は解除されています。
 これは、PCがあれこれ破壊した結果。とか、把握した情報ごと
呪いが消去されている。とかです。

・「言葉では伝えられない」とは、その解釈であってまする。解読
ありがたです(発音、表記の言語による、該当アイテムを指す直接的な
キーワードによる伝達はできません<ちょっとお堅く? 言って
みました。知恵熱が出ました:駄)。

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