[戻る]
一括表示

タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
03_取引までの行動
69
: 2011/12/20(Tue) 04:30:09
魔音@GM

 予定より早く行われることになった取引に臨む冒険者たち。
 ここでは、昼過ぎから、夕刻の取引時間までの間の、冒険者たちの
行動を日記にするスレッドです。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
街に出る
77
: 2011/12/20(Tue) 12:55:36
ルーイ

「盗賊のことはセリトさんとシナモンに頼むしかないよね。
 オレは街に出てみるよ。
 街でどんな噂が流れてるか知りたいし、商人の人たちの話をちょっと聞いてみようと思うんだ。
 カーツも一緒に行かない?」


オレは屋敷を辞して、街に出た。
取引に同席するのに気をつけなきゃいけないのは、金だけ取られて勲章が帰って来ないって事態だ。
相手が盗賊ギルドだからって、市との取引だから、そう思いきったことをやってくるとは思えない。
でも、盗賊も一枚岩ってわけじゃないらしい。

だから、怖いのは第三者だ。
取引の情報を得て、勲章も金も奪おうって輩がいてもおかしくないよな。
そこにきっと、盗賊ギルド内のごたごたとカーディスが関係する感じがする。
考えすぎならいいけど。


そんなことを考えながら、行きに一緒だった商人の人たちに会いに、商人ギルドを訪ねようと街を歩く。
チャ・ザの神殿もその辺りらしいね。

カーディス絡みはマーファ神殿が詳しそうだけど、オレが行ってもしょうがないし。

街のところどころに、祠がある。
これもきっと、街の呪いに関係するんだろう。

広場を通る。
ここは人が集まってるな。
路銀は、ジルさんからもらった前金があるし、ちょっと買い食いしながら、街の人たちの噂話に耳を傾けてみよう。


「おじさん、その串焼きちょうだい」


一本ほおばりながら、ぶらぶらと歩く。
ここの人たちは、牛馬の匂いがするんだ。
家畜になじみがある人たちに、親近感が湧くのはしょうがないよね。




-----------------
PLより:

うーむ、何をしよう!と悩んだ結果、街でぶらつくことにしました。
時間が余れば商人ギルドでイヨギーテ氏やハルン・ホルト氏の噂なんかを聞きたいところですが、優先順位としては街で流れている噂・話題を集める方が上です。
貴族の耳には入らない思わぬ話とかないかなー、というところ。
余り役に立ちそうにはありませんが。

盗賊ギルド方面はあからさまに重要そうですが手が出せないので、セリトとシナモンにお任せです。
マーファ神殿が片道1時間なら、ミユはそちらに行けるかしら。カーディス絡みといえば天敵マーファですよね。でも行動決定はKIMさんのご意思のままに。

カーツとデートしたいな!(ぉ
誘ってますが、別に何かアイデアがあれば、どうぞそちらに!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
街を歩けば串に当たる?
94
: 2011/12/22(Thu) 01:08:58
魔音@GM

 ルーイが通り過ぎた祠では、エシエルの回復を願う祈りも聞こえた。
冬の祭りの飾り付けに混じって、花やお供え──手製の色とりどりの
リボンのようだ──で飾りつけられている。
 そういえば。と思うこともある。エシエルの着ていた派手なベストと、
供えられた小さなリボンに入った刺繍が、どこか似ている。きっと、
魔除けにと飾られたものなのだろう。

    ◇

>「おじさん、その串焼きちょうだい」

「こっちもひとつね!」
 続いて注文する声が、歩き始めたルーイの背後からした。
「おや。帰ってたのかい。祭りの商いで?」屋台の主の問いに、
「そんな感じかな」野暮用よと返事をしたものだった。
 その雰囲気から察すると、地元と縁のある人物らしい。
 真っ白な毛皮のコートに身を包んだ、華奢な女性だった。
「──どこかでお会いしたかしら?」
 その碧い目と視線が合えば、話しかけてくるかも知れない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 地元っ子(自称)との遭遇戦(?)を準備してみました(
 スルーすれば商人ギルドにご案内ですw
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
今年の流行は白
101
: 2011/12/22(Thu) 17:52:16
ルーイ

 はむっ


串の肉を一切れ、口に入れる。
うまいなー。
屋台で売ってるものってどうしてこんなにうまいんだろう。


・・・と思ったら、真っ白な女の人が一本買っていた。
カーツかと思ったけど違う。
ちらと聞こえてくる話から、出かけていた地元の人みたいだ。

―――あ。


> 「──どこかでお会いしたかしら?」


見すぎた。


「ごめんなさい、じっと見ちゃって。
 連れに恰好が似てたものだから。
 ハーフエルフなんだけど、その子も真っ白い服を着ていて。
 ――この街の人ですか?
 オレ、冒険者やってて、今日この街に着いたんです。
 ルーイっていいます。
 初めての街は、どこに行ってもわくわくしますね。
 この街は石でいっぱいですね。
 来る時にあった石化した森とかもすごかったなー。
 近くにサイコロみたいな石もあるって聞きました、あとで行こうと思うんです。
 あ、そういえば祠がたくさんありましたね、あれ、何を祀ってるんですか?」


せっかく街の人と話すきっかけが出来たんだから、色々聞けるといいな。



--------------
PLより:

袖触れ合うも他生の縁、折角なので仲良くなろうプラン。
自分のことをちょこちょこ漏らしつつ、この人がシュタールさんかしらとか思ったりして。
歳の頃とか種族とかどんな女性でしょう。


カーツは同行しててもしてなくても、とりあえず彼女と出会った時には近くにいなかったものとして描写してます。さのさんにはご了解いただいております。


エシエルとハルンにパイプがあることに困惑しております(笑
彼らが繋がっているなら、何故ギルドを通す必要があったのか。
その辺り、何かヒミツがありそうですね!
マルドルとガラフのコンビに期待です。

ミユは現地調査ですね。
ひとりだと不慮のいざこざが怖いので、セリトが護衛に付くとちょうどいいバランスかと思いますがその辺は彩月さんにご判断いただくとして、カーツも同様に、さのさんのご意思にお任せしております。
時間的にルーイはご一緒出来ないと思います・・・が、GMのご判断にお任せします。


シナモンがエシエルと面会せずにギルドに行けたなら、ギルド方面は任せちゃえそうです。
よかったよかった。


祠の飾りとエシエルにあった魔よけの刺繍について、セージチェックしてみます。

17:45:36 たいまん@ルーイ 魔よけの刺繍について何か知ってるか 2d+4 Dice:2D6[4,2]+4=10
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
半エルフの祈り
105
: 2011/12/23(Fri) 05:38:05
魔音@GM

>「ごめんなさい、じっと見ちゃって。
> 連れに恰好が似てたものだから。
> ハーフエルフなんだけど、その子も真っ白い服を着ていて。
「あぁ、とがって聞こえたら、こちらこそごめんなさい。
 でも、この街じゃ、ハーフはさほど珍しくないのよ」
 言って、彼女は外套のフードを下ろした。長い金の髪が零れ落ちた
が、串を咥えてたまま片手櫛で手早く整えると、その半エルフの
とがり気味の耳が露わになった。


> ――この街の人ですか?
> オレ、冒険者やってて、今日この街に着いたんです。
> ルーイっていいます。
「初めまして、ルーイ。
 この街の市民って訳じゃないけど、普段は仕事で来るって訳でも
ないから、当たらずとも遠からずといったところかしら。
 あたしの名はアルフレーデ。アシナートのシュタールと名乗った
方が、通りは良いみたいだけど」
 じゃ、案内がてら、少し歩きましょう。彼女は、魔女を思わせる
高いヒールでカツカツと小気味良い音を立てながら、石畳の上に
歩を進める。


> 初めての街は、どこに行ってもわくわくしますね。
> この街は石でいっぱいですね。
「ドワーフ好みの土地よね。気に入った?
 でもあたしは、こっちの方がもっと好きかな」
 抱えていた食べ物の中から石焼き芋を取り出した。それを二つに
割って、ひとつをルーイにはいと渡す。


> 来る時にあった石化した森とかもすごかったなー。
> 近くにサイコロみたいな石もあるって聞きました、あとで行こうと思うんです。
「石化した木も、賽子も独特よね。夕方になっちゃったら、ゆっくり
見ることもできないかもしれないものね」


> あ、そういえば祠がたくさんありましたね、あれ、何を祀ってるんですか?」
「色々あるんじゃないかしら。例えば風。木々。水の流れ。そんな
名前のつけられていない小さな神々に祈りを捧げるのは、あなたたち
平原の民にもあるんじゃなくて?」
 細い指先に、そんな祠の一つに捧げられた、刺繍入りのリボンを
くるりと巻く。
「祈りを、こんな風に形にしたいという時もあるってことかしら。
 エルフのあたしにだって、その気持ちは判る気がするわ」

    ◆

 あら。お連れさんじゃない? 言って、アルフレーデはカーツと
思しき娘の方を見た。
「それじゃ、ね。ルーイ。また後で。ロイドくんにもよろしく」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ひゃほー。魔音パターンを理解して頂いたようで、嬉しや(ノ*゚ー゚)ノw
 シュタールと遭遇しました。半エルフの女性(エルフ育ち)という
付属情報・追加です。

 うひひ。ハルンについては、先回りしておくと、エシエルが調査を
始めた時点で既に旅立っており、アシナートがギルドの仲介をして
きた時点でも、所持者が誰なのかわかっていなかったこともあって、
ギルドとの取引となっているわけです。+αあってもいいかもですがっ。

 エシエルの服や、祠の飾りの魔除けの刺繍は、伝統的に伝わる飾り
なのだろうという理解でいいかとー。
 お見舞いとかで、おばーさんたちが縫ったのを持ってきてくれる。
みたいな感じです。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
祠の場所
109
: 2011/12/23(Fri) 06:52:48
カーツェナル

 ジェイドさんやルーイから、エシエルさんの石皮病に付いてを詳しく聞いたなの。
 ノームの力とドライアードの力が強く、バランスを崩しているエシエルさんの病・・

 なんだろう。
 あの化石のような森と似ていると思ったけれど、
 こちらはドライアードの力も強く感じるなの・・

 何か関係があるのかな・・

>「盗賊のことはセリトさんとシナモンに頼むしかないよね。
> オレは街に出てみるよ。
> 街でどんな噂が流れてるか知りたいし、商人の人たちの話をちょっと聞いてみようと思うんだ。
> カーツも一緒に行かない?」

 考え込んでいたら、ルーイが声を掛けてくれたなの。

>「カーツさん、セリト先生、
> 取引場所である丘の周辺を先に少し調べておきたいので、一緒に調べにいきませんか?
> わたしも、狩人(野伏)の知識はありますが、お二人がいれば心強いです。」

 と、続いてミユさんからのお誘い。

「あ・・ええと・・。
 ごめんなさい、ミユさん。
 ボクも少し街を見てみたいから、ルーイと行くなの。

 何もないとは思うけれど、何かの騒動に巻き込まれないとも限らないし、
 ルーイと二人で行動して、色々と調べてみるなの。

 丘の方は何人もで行って目立つのも良くないと思うし・・
 セリトと一緒なら何かあったとしても、切り抜けられると思うなの。

 ・・二人とも、気をつけてね」

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――
 
「ねぇ、ルーイ。
 ボクちょっとこの近辺の祠の場所とか聞いて来るね。
 オランの報告書にちょっと添えたいから。 すぐ戻るなの」

 街のあちこちにある祠では、エシエルさんの回復を願う祈りも聞こえたなの。
 飾り付けられた花や、手製の色とりどりのリボンが、エシエルさんの着ていたベストを思い出させる。

 街の人たちに聞いて、オランの図書館で書き写したテクラル市の地図に祠の位置を記す。
 役に立たない事なのかもだけど、慣れない街を歩くと言う意味では、これもひとつの目印になるなの。

 一通り祠の位置を把握して、ルーイと合流する事に。

 うろうろと歩いて居ると、ルーイを発見。
 誰か、白い毛皮のコートの人と一緒に居るなの。

 長い金髪の、ハーフエルフの女性。
 少し遠くから二人の様子を眺める。

 ルーイはその人に案内されて歩いてるみたい。
 それにしても素敵な毛皮のコートなの。
 何の毛皮なのかな・・

 暫く眺めていると、その人がボクに気づいたみたい。
 ルーイと言葉を交わし、離れていく。

「――ごめんね、ルーイ。 少し時間掛かっちゃった」

 ルーイに聞くと、彼女がシュタールさんだと教えてくれたなの。
 ハーフエルフさんだったのね。

 だから、ジルさんは”エシエルさんと似た人物像を仮定してる”と言ったのかな。

「そう言えばルーイ。

 商人ギルドはあっちの方にあるみたい。
 この後、行ってみるなの?」

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:ルーイからシュタールさんの事、会話の内容を聞きますー。
   彼女もハーフエルフだったとは驚き。
   重要人物なので彼女の容姿、衣服等を記憶しておきます。(もしもの時のディスガイズ用
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
祠の配置と商人ギルドの様子
110
: 2011/12/23(Fri) 22:47:23
魔音@GM

 ルーイと暫し別れ、祠の位置に興味を向けるカーツ。
 形の残っている祠は、石の基部に木製の社が乗せられたものだった。
屋根のついた箱状の本体に、神体が納められている。
 その多くは、カーツの背の高さと同じか、それよりも小さい。
一番大きなものでも、セリトに肩車をしてもらった時の高さ程度
である。しかし、祠のほとんどは、風化してもはや社の痕跡のみが
辻の角に残っているだけのものであった。
 箱には、格子状の柵があって、中の神体が見えるようになって
いる。神体は、基部の石組みを突き破って、ひょろりと伸びる柱だった。
太さは、大人の太ももからカーツの腕の太さ程度のものまで様々だ。
そのほとんどは、リボンや布きれが厚く巻かれている。また蝋燭のせいか
黒く煤けていて、外気に露わになっていない上、影に溶け込んでいて
よく見えない。
 とは言え、例外的に、見ることができたものがわずかだがあった。
それらは、木の質感を残した石に見えた。精霊を見るカーツの目には、
土と植物の精霊力が感じられた。
 一部を見て回ったに過ぎないが、祠は中心に行くに従って数が多く
なっていることは判る。配置には特に規則性は認められない。また、
確認できた物が少な過ぎる為はっきりとしたことは言えないが、中心部
から街の辺縁部に行くに従って、神体の柱は細くなっているように見えた。

    ◇

 商人ギルドは3階建ての石造りの建物だった。祭りの活気に満ちて、
人々の出入りが絶えない。
 一階はロビーになっていて、皆に開放されている。簡単な食事と
飲み物が振る舞われていて、三々五々人々は立ち話をしている。
 二階はギルドホール。三階の一角には、チャ・ザ神殿がある。
 商人ギルドを訪れた二人は、何を求めるだろうか?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 祠の配置&商人ギルド到着シーンです。
 情報収集などどぞぞぞんー。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
@商人ギルド(13時頃追記)
133
: 2011/12/26(Mon) 10:49:22
ルーイ

え?
シュタール?
え?

その人はハーフエルフで、取引に立ち会うという商人と同じ名前だった。

>「ドワーフ好みの土地よね。気に入った?
 でもあたしは、こっちの方がもっと好きかな」

「あ、ありがとう、アルフレーデ」

焼き芋をもらった。うまい。
いやそうじゃなくて。

そっか、意外だったな。


>「それじゃ、ね。ルーイ。また後で。ロイドくんにもよろしく」


え?
オレ、ロイドのことなんか話してない・・・。


「あ、ちょっ」


深く話を聞く間もなく、アルフレーデはつむじ風のようにいなくなっちゃった。

えーと、どういうことだろう。
彼女はオレを知ってたってことだよな。
あっちには人相書きでも手配されてたのか、それとも屋敷で既にみられていたのか。
うーん。


>「――ごめんね、ルーイ。 少し時間掛かっちゃった」


「あ、カーツ」

考え込んでたら、カーツが戻ってきた。
祠をあちこち見てたみたいだ。
オレはアルフレーデのことを伝えると、最後にこう言った。

「カーツと話が合うかもね、恰好が似ててびっくりしたよ」

兎じゃなかったけどね、と付けくわえて。


>「商人ギルドはあっちの方にあるみたい。
 この後、行ってみるなの?」

「うん、イヨギーテって人のことを聞いておきたいんだ。
 ついでに、今会ったアルフレーデのことも聞いておこうよ。
 ちゃんと話す前に行っちゃうんだもんな」


* * *


「すごい賑やかだ。
 仕事じゃない時に来たかったな」

商人の集まる場所は、やっぱり人が多いし、活気がある。

「おばさん、山羊の乳ちょうだい。
 カーツも飲む?」


オランの人はあまり飲まないんだろうけど、家畜の山羊がいるところならあると思ったんだ。
久しぶりの味。


「さっきアシナートのシュタールさんと会いましたよ、感じのいい人ですね。
 焼き芋もらっちゃいました。
 どんな人なんですか?
 ちゃんと話す前にぱーっといなくなっちゃって」

さらっと聞く。
オレ、商人じゃないもんなあ。
とっかかりがあって助かるよ。

さて、次はオランから一緒だった人たちを探そう。
いたら、イヨギーテって人の噂があるか、聞いてみよう。


-------------------
PLより:

「あ、」ばっかりだ。
商人ギルドではまず話しのとっかかりにアルフレードの話をします。
で、オランから同行してた商人たちがいるようなら、彼らからイヨギーテについての噂を聞きます。
現地の商人にいきなり聞くと怪しまれるかなー、という思惑ですが、さらっと聞けそうならそのまま現地の人に聞きます(笑

でも盗賊ギルドの情報に勝るモノは得られない予感!


色々見えてきましたね。
マーファ神殿がカーディスに乗っ取られちゃった感じでしょうか。ミユ行かなくて正解だったぽいですね。うはー。
インプは・・・さすがセリトwww
ハルンの方は勲章の落下先から色々面白い物が見つかりそうですね。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
商館の噂(12/28修正※)
141
: 2011/12/27(Tue) 20:06:24
魔音@GM

>「おばさん、山羊の乳ちょうだい。
 ルーイの注文に、店番のおばちゃんは大きな水袋を開け、
「はいよ」木のお椀に、ヤギの乳をおたまで汲んで、出してきた。
「うちのは特別においしいよ。山の高いところにある、特別な草も
食べさせてるからねぇ」

    ◇

 商人ギルドの出入り口には、皮鎧に棍棒で武装した警備――
門でも見た、赤色のお仕着せの集団(警邏隊)が居た。ルーイと
カーツは、彼らの首にかかるマーファの聖印を見たかもしれない
――が立っていたが、特に誰何されることなく中に通される。

 ロビーで噂になっているのは、まずはスキャンダルである、
牢の中で変死した囚人の話だった。彼は、牢に侵入した何者かに
よって殺されたとのことだった。その犯行から、邪教のメンバーが
犯人ではないか。とされている。
 この結果、郊外のマーファの神官戦士団を呼び寄せ、特別に
警備にあたってもらっている。との話だ。
 ルーイとカーツは、この商館の2階へと至る階段に詰めていた、
赤色とは別の、緑色のお仕着せの男たちのことに思い当たる。
緑字に白の三日月の形をした紋は、マーファの神官戦士団なの
かもしれない。

    ◆

>「さっきアシナートのシュタールさんと会いましたよ、感じのいい人ですね。
> 焼き芋もらっちゃいました。
> どんな人なんですか?
> ちゃんと話す前にぱーっといなくなっちゃって」
「その通りの女さ。だだっとあらわれてささっと商売をして、
ぱーっとどこかに行ってしまうんだ」
 多くの商人たちはそう言ったものだったが、武器商人である
彼女とは利害が特にからんでいなかったらしく、詳しく知っている
者はいないようだった。
 金遣いは良いので、シュタールのことを悪く思うやつは、やっかみ
以外にはさほどいないのだろう。
 テクラル市から山の方に上がったところにある、ドワーフたちの
岩屋に用があって、シュタールは時々やってくる。という話を聞けた。

    ◆

「イヨギーテさんは、年末の疲れが出たのかね、おかしな風邪を
ひいて、ベゼル家に逗留させてもらっているらしい」
「バルターク卿も、お風邪だとかで、ベゼル館は交代を迎えて
ほっとしちゃったのかね」
 商人のイヨギーテも、当主のバルタークも、そろってひどい
風邪をひいている。というのが多くの商人たちの認識であるようだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 紺色のお仕着せ+マーファ聖印の自警団と、緑地に三日月紋の
お仕着せのマーファ神官戦士団は、意図的に書き分けてます。

 2階にはマーファ神官戦士団が詰めてますが、二人を特に
止めることはないです。
 マーファの神官戦士たちについては、2階に臨時の詰め所を
作っているようです。チャ・ザの神官戦士の数が足りていないので
商人が呼び寄せたというわけです。
 3階のチャ・ザ神殿も、営業はしてます。


 噂話収集とあわせて、このあたりで15:00過ぎくらいと見てます。
 取引時間が予定通り来れば(←)残り2行動程度が可能だと
見ています。

++
 ハイジの世界は、美味しそうなヤギ乳製品に満ちてますね!
 ヤギミルクのコーヒー牛乳を一度だけ飲んだことがあるのです!
あれはクリーミーで超美味でした。

※12/28修正
 すいません; ×紺色のお仕着せ(自警団) ○赤色のお仕着せ(警邏隊)です。
 商人ギルドに詰めているのが、貴族、市議会に属した兵士である、
警邏隊である。ということです。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
色んな神官戦士
148
: 2011/12/29(Thu) 02:09:37
カーツェナル

 ルーイにシュタールさんのお名前やどんな雰囲気の人だったかとを聞きつつ、商人ギルドへと足を運ぶ。

 商人ギルドの出入り口には、皮鎧に棍棒で武装した人達が居たなの。
 この格好って、門に居た人達と同じなの。
 首に掛かっているのはミユさんと同じ、マーファの聖印。

>「すごい賑やかだ。
> 仕事じゃない時に来たかったな」

 中は活気に満ちいて、人々の出入りが絶えない感じ。
 もうすぐお祭りだからなのかな。

>「おばさん、山羊の乳ちょうだい。
> カーツも飲む?」

「ありがとう、ルーイ」

 店番の人が大きな水袋を開け、中にある物を木のお椀に汲んでくれたなの。
 ルーイは早速シュタールさんの事を聞いてるみたい。

 彼女は武器商人で、テクラル市の山の方にあるドワーフの岩屋に向かう事があるらしいなの。
 そういえば、アシナート商会を通して加工品を売っているっていうドワーフの集落があったかも。

 ロビーの会話に耳を傾けると、牢の中で変死した囚人、侵入した邪教の仕業、という声。
 その為、郊外にあるマーファ神殿から神官戦士団を呼び寄せたらしいなの。
 その神官戦士が、さっきの緑字に白の三日月のお仕着せの人達みたい。

 うーん?
 紺のお仕着せの人達が、マイリー神殿が指導をしてる人達で、
 赤のお仕着せの人達が、貴族、議会が抱えているというマーファの聖印を下げた警邏隊の人達‥
 で、緑のお仕着せの人達が、商人ギルドの人達が郊外のマーファ神殿から呼び寄せた神官戦士団?

 なんでこんなに、神官戦士さん、たくさんいるなの‥

>「イヨギーテさんは、年末の疲れが出たのかね、おかしな風邪をひいて、
> ベゼル家に逗留させてもらっているらしい」
>「バルターク卿も、お風邪だとかで、ベゼル館は交代を迎えてほっとしちゃったのかね」

 ルーイの質問に、商人さん達からはこんな答えが帰って来たなの。
 イヨギーテさんも現当主のバルタークさんも、そろってひどい風邪を引いてるんだって。

 じゃあ二人ともお屋敷にいるなのね。
 エシエルさんにちょっと尋ねてみようかな。 

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:神官戦士がいぱーい‥
   怪しい二人が篭ってるみたいですね。

   商人ギルドでお見舞いと言う名目で、イギヨーテとバルタークの好む食品や品物、
   そして嫌いな食品や品物を聞いてみようかなと思ってます。

   後、二人の評判かな。どんな人か、どんな印象を持っているか。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
気になる噂
158
: 2011/12/30(Fri) 08:59:36
ルーイ

耳に入るのは、殺人犯が殺された噂と、ベゼル家の噂。


「バルタークさんってどんな人なんですか?
跡継ぎのエシエルさんの病気の回復を願う人たちは街中の祠で見ましたけど、バルタークさんのことを祈る人は見なかったなあ。
もしかして、評判よくない人なんですか?」

噂話に興じる人たちに聞く。

人足の人が殺された。
ファリスに拘留されてるのに?


エシエルさんに報告する必要があるな。


「カーツ、オレ、一旦お屋敷に戻るよ。
エシエルさんに報告しなきゃ。
屋敷にいるイヨギーテって人が狙われる可能性があるし」


山羊のミルクを一気に流し込むと、オレは屋敷に向かう。




----------------
PLより


屋敷に戻ります。

エシエルにロブが殺されたことと、勲章を持ち出したイヨギーテが狙われる可能性を伝え、面会を求めます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
商館とベゼル家別邸で
166
: 2011/12/31(Sat) 01:19:58
魔音@GM

>バルタークとイヨギーテが好む食べ物
「バルターク卿は線の細いお方で、消化の良い物を好まれていましたな。
あの方は、土地の乳製品よりは、干し魚から出汁を取った煮物や麺類が
お好みでしたね」
 まるで、元々この土地の人間ではなかったかのような言い方だった。

「イヨギーテ氏は、甘い物なら何でも喜ばれていましたよ。
 特に、蜂蜜菓子やドライフルーツの類いは、好んで食されてました。
 調子がお悪い中だと、ヨーグルトにジャムくらいでしょうかねぇ」
 そんな話を聞くことができた。


>バルタークとイヨギーテと評判
 バルタークは、前当主のハスフェルの跡を継いだ直後は、傾いた
家の復興を試みて、精力的に動いていたそうだ。
 しかし、当初の勢いは次第に薄れ、最近では、最低限の政務以外では、
都から取り寄せる本と共に、屋敷に引きこもりがちになっていたとの
ことだった。

>「バルタークさんってどんな人なんですか?
>跡継ぎのエシエルさんの病気の回復を願う人たちは街中の祠で見ましたけど、バルタークさんのことを祈る人は見なかったなあ。
>もしかして、評判よくない人なんですか?」
「バルターク様のことは、正直よく知らないんですよ」
 人々は言った。
「評判も何も、あまり他人と接しようとしないので、あの方が何を
お考えになっているのか、わからないんです」」
 有力者である。という以上に、人々はバルタークのことを知らない
ようだった。

 イヨギーテは、そんなバルタークの元で実務を仕切っていた。
だが、商人としての才覚はさほどあるとは言えないまでも、現状維持に
強引なやり口で少し上積みをしていたようだ。上積み分は、ベゼル家への
貢献というよりは、自らの懐を温めるのに使われている。というような
ことを、この話をした商人はほのめかしていた。


>チャ・ザ神殿の反応
 オランに来る旅で一緒になった行商人たちから、チャ・ザの話を
聞くことができた。
 彼らの反応は、魔法の使える少数の神官と、そうでない多数の
神官たちの二つに分けられる。
 魔法を使える神官たちは、数も少数であり、神殿内での影響力も、
相対的に低い。これに対し、世俗の力を背景にしたその他多くの
位だけ持つ神官たちは、強い影響力を持っている。
 前者は、チャ・ザ神殿が日頃から戦力を持っていないことから、
この事態における自分たちの役割は、各勢力の意思統一を図り、
事件に臨む。というものだった。
 特に、オランから来ている若手の神官を中心に、事の真偽の確認を
兼ねた、臨時会議の招集を早急に行うことを提案し、動き回っているそうだ。
 しかし、後者であるより影響力の大きな神官たちは、事態の混乱を
招くだけである。と様子見を主張し、反対しているとのことだった。

   ◆◇◆

 ベゼル家の別邸に戻ると、エシエルを待つ一人の若者と応接室で
出会った。チャ・ザの神官衣を纏った男で、調度品をキョロキョロと
見回しており、ルーイに気づくと、「初めまして」と挨拶を寄越してくる。

    ◆

 すこし改めた装いとなったエシエルと面会をする。
>『紋章が水草亭内にあった穴に落ちた、回収する
> 場合によっては、屋敷に戻らず会合場へ直接出向くだろう』
 エシエルは、マルドルとガラフから、伝言が届いていることを先ず
伝えた。

    ◆

 エシエルは、ルーイの報告を興味深げに聴いた。
「勲章を持ち出したのがイヨギーテ氏だったというのは、本当ですか?」
 咄嗟に念を押し、
「あぁこれは失礼しました。貴方の話を疑っているわけではないんです。
 その話は初耳だったもので、動揺してしまいました」
 そう謝罪する一幕があった。

「……そうなると、面会はややこしいことになりそうですね」
 エシエルは、ルーイに言葉を返す。
「その話が誤情報であることを私は願っていますが、仮にそれが真実で
あったとき、面会が適ったとしても貴方の無事を担保するものがありません。
 せめて、仲間の方々とご一緒してはいかがですか?」
 エシエルは、苦しげに提案した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 各方面の噂をどどっと集めてみました。

 質問などあれば、こちらか相談スレにお願いします。

>ロブが死んだ牢について
 念のためちぇきであります。
 ロブが殺されたのは市の牢屋で、ファリスが拘束していたわけでは
ありませぬー。
 ファリスの巡礼団は、ジェイの死体の第一発見者であります。
 アレレな書き込みをしていたかもですいませんー。

>エシエルを訪問しようとしてる神官
 エシエルを訪問しているチャ・ザの神官が、臨時会議のために
あちこち動き回っている人物です。なんとなく察しがつくかもです。

>面会について
 テッピンさんちのガラフが計らっていたので、面会の機会はあります。
あからさまにアヤシイので、エシエルはリスクが計算できないことを
懸念してます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
@ベゼル
176
: 2012/01/03(Tue) 00:47:22
ルーイ

「こんにちは。今ちょうど商人ギルドにお邪魔してたところです。
マーファの人がたくさんで驚いちゃいましたよ!」

エシエルさんを待つ間、そこにいたチャザの人に話しかけた。
ここに何の用なんだろ。


* * *



エシエルさんは、不思議なことを言った。
イヨギーテって人が勲章を持ち出したことを知らないなんて。


「本当なのかはわからないです。
盗賊ギルドからの情報で、オレも又聞きですから。

…エシエルさん、気になったんですけど、今回の取引のこと、ご当主は知ってるんでしょうか。
ご当主に抜け駆けとかあらぬ疑いを持たれちゃうんじゃないかとか、心配になっちゃいますよ」




--------------
PLより

携帯からプチレスです、あけましておめでとうございます。

ベゼル家の内情を聞きたいものですが、そのためのジャブ。


シナモン情報が欲しいぞう(笑)
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ベゼル家の別邸
180
: 2012/01/03(Tue) 14:05:23
魔音@GM

> 「こんにちは。今ちょうど商人ギルドにお邪魔してたところです。
> マーファの人がたくさんで驚いちゃいましたよ!」
「あ。商人ギルドにいらしてたんだ。うんうん。マーファの方々は方々で
活躍されてますね。
 それで、チャ・ザはつなぎの役くらいはできないかなって、不肖このオレですが、
ばたばた飛び回ってるわけなのです。
 人を集めるのには、議長であるバルターク卿の名前があれば効果的ですしね。
 それで、ひとづてにエシエル卿の口添えをもらえないかなぁと来てるわけです」
 ルーイの顔に浮かんだ疑問を読み取ってか、この交渉神の信徒はそう応えた。

    ◇

> 「本当なのかはわからないです。
> 盗賊ギルドからの情報で、オレも又聞きですから。
「なるほど。
 ……そうであってほしくない事柄というのは、真実であることが多いですからね。
目を閉じるわけにはいかないんでしょうね」
 眉間に皺を寄せ、独り言のように呟いた。

> …エシエルさん、気になったんですけど、今回の取引のこと、ご当主は知ってるんでしょうか。
> ご当主に抜け駆けとかあらぬ疑いを持たれちゃうんじゃないかとか、心配になっちゃいますよ」
「ご心配ありがとうございます」
 微かに頭を傾けて、嬉しそうに感謝の言葉を返す。
「あぁでも、叔父上は、私の裁量で計らうように。とのことでしたので、
そういう意味では大丈夫だと思いますよ」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 登場するシーンについては、色々とご配慮ありりなのです(、、
 あぁでも、折角なので、思いついたことは試みて下さいませよー。
 キャラクターの生命の危機とか、セッションのとっておき☆シーン
とかにふれそうな場合は、あぶないですよ! とか、とっておきなので
後回しにさせて下さいぃぃとか、わりとはっきり、メタ情報を流しますw
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
面会願い
190
: 2012/01/05(Thu) 02:33:04
ルーイ

「カーディスの集団が暗躍してるっていうじゃないですか。
マーファの人からすれば天敵だからピリピリしますよね。
あ、オレはルーイっていいます。こちらでお世話になってる魔術師です」


チャザの人と世間話を続ける。



***



「エシエルさん、ご当主とお話することはできますか?
何か病気だって街では噂になってますけど。
イヨギーテって人のことも聞いてみたいんです。
エシエルさんも、あまり関わってない人なんでしょう?
だって、オレに身の危険があるなんておかしな発想だと思うんです。
むしろ、オレはイヨギーテさんに身の危険があるんじゃないかと思ったんですが。
エシエルさんも、何かご存知なんですか?」


エシエルさんに、聞く。
色々、腑に落ちないんだ。
今回の仕事に関係ないって言われたらそれまでなんだけどさ。



タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ベゼル家の別邸 その2
195
: 2012/01/08(Sun) 14:49:01
魔音@GM

>「カーディスの集団が暗躍してるっていうじゃないですか。
>マーファの人からすれば天敵だからピリピリしますよね。
>あ、オレはルーイっていいます。こちらでお世話になってる魔術師です」
「うんー。その話は、ピリピリっていうだけじゃなくて、本当に危ないって
話もあるから、よっぽどの用がない限り、議会塔とマーファ神殿には、一人で
近づくのは様子を見た方がいいみたいですよ。
 おっと。失礼、ラクシェスです。チャ・ザの神官をやってます。
 こちらには来たばっかりでいまひとつ不案内なんだけど、どうぞよろしく」
 握手を求めるこの青年の動きに合わせ、チャリっと鎖帷子の衣擦れの
音がした。

    ◇

>「エシエルさん、ご当主とお話することはできますか?
>……
>エシエルさんも、何かご存知なんですか?」
「いいでしょう。本家に紹介状を出します。
 これといってめぼしい情報がないのは申し訳ないところです。
 けれど、それ故に、あなたに賭けることにします。何があるか、見て、
そして報告をお願いします」
 エシエルは、ガラフから受け取った紹介状を持ってくるよう執事に
伝えると、微かな指の動きでルーイを近くに呼び寄せ、人差し指から
指輪を抜き取って下さいと伝える。
「よほどの病でなければこれで会えるでしょう」言い添えた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 別邸パートです。
 本家邸の面会は、下に新たなツリーを作りましたので、移動を
お願いします。

++
 ぎゃーぎゃ−。あとすいません。修正があります。
 エシエルは、イヨギーテが勲章をすられたことを知ってないと
おかしいことが判明しました。このまま通してしまうと、お話に
かなり無理が入ってしまいますので、この点については修正を
入れさせて頂きます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
指輪
200
: 2012/01/08(Sun) 18:55:05
ルーイ

「マーファ神殿?
マーファ神殿が危ない場所なんですか。
それって…」


物凄くヤバいんじゃないか?


「じゃあ商人ギルドにいたマーファの人たちは一体?
街に出るより神殿を守らなきゃいけないんじゃ」


カーディスの話は、思ったより身近でヤバい話らしい。


「チャザの人たちが積極的に動いてること、エシエルさんも喜ぶんじゃないかと思います。
オレには力なんてないですけど、エシエルさんに言っておきますね」


ラクシェスさんに言う。




****



「ありがとうございます、確かにお預かりします」


エシエルさんの指輪を抜き取って懐にしまう。
こけた指。
この人の病気、どうにかできないんだろうか。


「そうだ、外にラクシェスさんってチャザ神官さんが待ってました。
今回の取り引きにカーディスの邪魔が入りそうなのはもう間違いなさそうですから、力を借りれるんじゃないでしょうか」





別邸を出る前に魔力感知を使う。
指輪も一応見ておこう。



-------------
PLより
センスマしておきます。
ダイスはのちほど!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
力と運
209
: 2012/01/10(Tue) 01:06:17
魔音@GM

>「マーファ神殿?
>マーファ神殿が危ない場所なんですか。
>それって…」
 ラクシェスは一つ頷いて、

>「じゃあ商人ギルドにいたマーファの人たちは一体?
>街に出るより神殿を守らなきゃいけないんじゃ」
「彼らがまだそこに気づいていないとしたら、ど?
 ずっと前から仕込みがあったのだろうけど、それだけに、状況の
始まりに居合わせるっていうのは、実感がないんだよね」

>「チャザの人たちが積極的に動いてること、エシエルさんも喜ぶんじゃないかと思います。
>オレには力なんてないですけど、エシエルさんに言っておきますね」
「それは助かります。どうぞよろしく。
 でもルーイ、力がないという感覚は、どこまでいっても大切にしたい
とオレは思ってるんだ。
 けど、このタイミングでここに居合わせるなんて、チャ・ザにも
認められた幸運と力を持ってるってことだよ。それに、ルーイは、
やれることやってるんじゃん。あとは、なるようになるよ。
 慎重よりも果敢な方が、幸運の女神様にはもてるんだぜ!」
 幸運神の神官は、ぎゃははと笑ってみせた。

    ◆

>「ありがとうございます、確かにお預かりします」
>「そうだ、外にラクシェスさんってチャザ神官さんが待ってました。
>今回の取り引きにカーディスの邪魔が入りそうなのはもう間違いなさそうですから、力を借りれるんじゃないでしょうか」

「叔父上のことは頼みました。
 ──その神官さんは、次に私との面会を希望されている方ですね。
 えぇ。街の人間にはない視点というのも、あてにできそうですしね」
 体力の衰えはあったが、エシエルの目には、指揮官としての力はまだ
絶えずに残っているようだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM
 こちらはだべりりw
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ラクシェスと
211
: 2012/01/10(Tue) 20:02:47
ルーイ

「議会塔が危ないってのは何でですか?
 そこにもカーディスの連中が集まっているとか?」


でも議会塔ってこの街の機能の中心にあたるんだよな。
しかも警ら隊がそこにいるって話じゃなかったっけ。


「それって、街の軍隊が全部カーディスの手に落ちてるってことじゃないですか」


それで今の議長であるはずのベゼル家が何も知らないでいるって、マズくないか?


「ラクシェスさん、」


オレは真面目な顔で、目の前にいる神官さんに言った。


「オレには神様の声は聞こえないけど、チャ・ザの幸運を信じてみようと思います。
 あなたに会えて良かったです。
 オレは今から、ご当主に会わせてもらえるよう頼むつもりなんです。
 あなたに頂いた情報、ご当主に伝えてみます」





------------
PLより:

ラクシェスと話すところだけー。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
兵士たち
220
: 2012/01/13(Fri) 01:43:35
魔音@GM

「うん。残念ながら、そう考えるのが自然じゃないかな」
 議会塔について、ラクシェスはカーディス一派の手に落ちていると考えて
いるらしい。
「でも、兵士たちの全てが手に落ちたというわけじゃないよ。
 赤いお仕着せの彼らは警邏隊っていうんだけど、貴族と商人たち寄りの
部隊はユーグネルの手に落ちているとして、紺のお仕着せの市民兵、
街に駐留している騎士団の駐留部隊、巡礼団なんて名乗ってはいるけど、
ファリスの神官戦士たちは大丈夫じゃないかな。
 連絡はとりあえる状況にあるんだ」
 現状を伝える。

「オレも。こんな状況ではあるけれど、ルーイ、あんたに会えた偶然を、
チャザでも何でもいいから感謝しなきゃだよね。
 それじゃ、気をつけて」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 こちらはだべりりりw
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ラーダ神殿私塾
186
: 2012/01/05(Thu) 00:52:54
カーツェナル

>「バルターク卿は線の細いお方で、消化の良い物を好まれていましたな。
> あの方は、土地の乳製品よりは、干し魚から出汁を取った煮物や麺類が
> お好みでしたね」

>「イヨギーテ氏は、甘い物なら何でも喜ばれていましたよ。
> 特に、蜂蜜菓子やドライフルーツの類いは、好んで食されてました。
> 調子がお悪い中だと、ヨーグルトにジャムくらいでしょうかねぇ」

 でも面会出来ない位かもだし、いきなり会えるとも限らないから、品を届けるのは様子見かなあ‥

 二人の評判にも耳を傾けてみると、
 バルタークさんは最近本を取り寄せて読んでいたらしい。
 街の人達もあまりバルタークさんの事を知らないみたいだし‥なんか変なの。

 イギヨーテさんはバルタークさんのお抱えの商人さんらしいなの。
 聞いてる感じではあんまり良い人でも無さそう‥

「その取り寄せた本は、どんな分野の本だったかとか、分かるなの?」
 
 屋敷の者に手配させてるのかもだから、商人ギルドの人達では分からないかもだけれど。

 神官戦士さん達の動きも派閥のせいかバラバラ。
 今回の取引を急がせているのもこの人達みたい。

>「カーツ、オレ、一旦お屋敷に戻るよ。
> エシエルさんに報告しなきゃ。
> 屋敷にいるイヨギーテって人が狙われる可能性があるし」

「うん、そうだね。 ボクも一旦戻るなの。
 ラーダ神殿の方にも確か色んな人達が来てたよね?
 そこでこの街の古い歌の事を聞いてみたいなの。

 みどりの帽子についての歌があったように、何か情報が得られるかもだから」

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

 ラーダ神殿の私塾へ戻り、ボクはここへ訪れる人達に歌を聞くことにしたなの。
 対象はこの街の古い歴史を知る人達、つまりご年配の方。

 ジェイドさんの報告書でも
> 事件を物語として伝える風習があり、土地の歴史を知る上で、重要な研究対象になる
 と書いてたなの。

 もしかしたら隠蔽の呪いを回避して伝えられている物もあるかも知れないし。

「この街の歌って、何だか不思議に歌が多い気がするなの。
 この街の事をもっと良く知りたいから、聞かせて欲しいなの」

――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-――-*-―――

PL:ちょっとベゼル邸でルーイと別行動?かな。
   街に関する古い歌を年配の方から聞きたいと思います。
   多分聞いただけじゃ覚えられないから、羊皮紙に書くね!
   後でバード技能持ってる方の反応を見よう。

   ジェイドさんがいたら報告書に付いて色々聞いてみようかな。
   ・隠蔽の呪いに関して(インスピ覚えた辺りから記述がない)
   ・夢に関する書物(勲章を作ったジェイド関連)
   ・山の賢者から着想を得た、という辺り(多分ケンタウロスの賢者?
   ・先代当主の死因についてと、先代とのバルターク卿との仲、ジェイドさんから見てのバルターク卿の印象
   ・エシエルが呪いを受ける前後で、今まで近付かなかったもの、場所は無かったか。
   ・祠を見て、ご神体が石化の森の物に似ている事から、
    地下全体がもしかしたらあれと同じ状況になっているのではないかと話を振ります

>   ・先代のハスフェルが、先々代の意向を受けた書状を学院に向けて
>    送ったところ、間違えてこちらに着いたという記録が残っている。 
    これ何だろう(゚д゚)  

   @ジルさんどこに居るのかしら。
   凄く気になってるんだけど、なんで商人が最初に勲章を手にした、と言う事を知っていたのに、
   それが誰であるかを突き止め、エシエルに報告しなかったのかしら。

追記。
   バルターク卿が当主になったのはエシエルがハーフエルフだからと言う理由からでしょうか?
>回答 02:05:50 魔音 先々代が呪いの回避の為に、血のつながりのない当主を据えた。といういきさつはわかります。(チャ2
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
クイックレスです
189
: 2012/01/05(Thu) 01:46:53
魔音@GM

 先代のハスフェルが云々という記述は、メタ的には、情報交換@No.182
にちらっと登場した、先々代がベゼル家への呪いを回避する為の手法を賢者の学院に
問い合わせたものです。


 ジルが、イヨギーテの件を知らないのは、ややこしいんですが、シーフギルド
情報を把握できていないことが原因です。
 ジェイがロブに殺された事件を警邏隊から仕入れてはいるけれど、勲章を
ジェイがイヨギーテから盗んだことまでは知らないわけなのです。

 ……ってあぁ。ひょっとして、オランからテクラルに移動しているときに、
シナモンきゅんから知らされてますかね(滝汗)。。。だとしたら、僕の
情報管理ミスということに(駄;;;
 その場合は、エシエルの病状が進んでいて、報告書がちゃんと読めなかったとか
そういう苦しい言い訳展開が予想されます(><
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
別邸での聞き込み
204
: 2012/01/09(Mon) 14:37:37
魔音@GM

 老人たち、そしてジェイドに試みた質問から、カーツは幾つかのことを把握した。

・街に伝わる物語の中に『悪魔による街の破壊を双子の妖精が救ったが、
 戦いの中で犠牲になり、石になってしまった』というものがあった。
 住人たちが、この登場人物にエシエルを重ねて見ているところが、
 エシエルが慕われている理由の一つだと思われる。

・ジェイドは山の賢者、即ちケンタウロスとの話から、物語として
 話をすれば、呪いを回避できることを思いついた。ただし話は、
 他人に請われなければできない。

・石化の森(植物の精霊力はない)、祠の神体の観察(植物の精霊力は
 ある)から、両者は別の作用で石化したのだろうことが。また、
 祠の配置と神体のサイズから、中央に行くにつれて密集し、太くなる
 ことから、もともとは一本の巨樹の一部であることが推測できる。

・エシエルがテクラル市に戻ってから、議会塔の地下にある先祖たちの
霊廟に何度か足を運んでいた姿が確認されている。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 以下、メモ的な何かです。レスをひとつずつ返すとこういうことに
なるかなぁとつらつらと。セッションとして。というよりは、ネタバレの
領域になりそうなので、テキストスキーな方以外は、読む必要は無い
資料ですw


> PL:ちょっとベゼル邸でルーイと別行動?かな。
> 街に関する古い歌を年配の方から聞きたいと思います。
> 多分聞いただけじゃ覚えられないから、羊皮紙に書くね!
> 後でバード技能持ってる方の反応を見よう。
 大きな木の下で、皆が平和に暮らしていた。という話。
 闇から生じた悪魔に立ちはだかり、犠牲となって石になった双子の半妖精の話。
 仲の良かった兄弟が、悪魔の囁きから疑心暗鬼に駆られ、仲違いをしてしまう話。
 意に反して連れてこられた人間たちが、紆余曲折の末に安住の地を見つけた話。
 この短時間でカーツの気を引いたのは、そういう話だった。


> ジェイドさんがいたら報告書に付いて色々聞いてみようかな。
> ・隠蔽の呪いに関して(インスピ覚えた辺りから記述がない)
 話は、物語の形をとってカーツに伝えられたが、主人公をジェイドとして考えれば、その内容は明らかになった。
 ジェイドは、テクラル市に対してインスピレーションを発揮し、隠蔽の呪いに捕らえられた。
 呪いを回避する方法として、隠蔽された事実を物語にして伝えることが有効であることが、現在では判っている。ただし、話を請われれば伝えることができるが、自分から進んで話をすることはできない。

> ・夢に関する書物(勲章を作ったジェイド関連)
 いつの頃からか、夢を見るようになったのだとジェイドは答える。
 ある男が夢の中で仕事を終えた。素晴らしい仕事だったが、完成した物が誰かを閉じ込める為の檻だと気づき、苦悩した。というものだったという。
 また、議長の勲章を直接見る機会に触れて、それがミスリル製であること、ドワーフの細工物であることを確信した。以来、勲章が、ジェイドと同名の先祖が見た夢であると思えるようになり、その前提で調べていくと、辻褄が合うらしい。


> ・山の賢者から着想を得た、という辺り(多分ケンタウロスの賢者?
 ケンタウロスの賢者と、山の中で偶然出会い、話をすることができた。
 物語を語るとする。それは、荒唐無稽な想像の産物であると思われがちだが、それが事実に立脚した話であるとしたら、物語の持つ意味が変わってくる。
 また逆に、事実に立脚した物語を作り上げることで、事実を伝える方法もある。この助言から、隠蔽の呪いを避ける方法を思いついた。

> ・先代当主の死因についてと、先代とのバルターク卿との仲、ジェイドさんから見てのバルターク卿の印象
 はやり病で死んだ。とのこと。
 バルターク卿は熱心なラーダ信者だったが、ベゼル家当主となって暫くした後で、信仰から遠ざかったように思われる。何度か相談に乗ろうとしたが、バルタークがその心うちを語ることはなかった。


> ・エシエルが呪いを受ける前後で、今まで近付かなかったもの、場所は無かったか。
 特に思い当たらないが、エシエルが、議会塔の地下にある、先祖の霊廟をよく訪れるようになった。ということはあるようです。


> ・祠を見て、ご神体が石化の森の物に似ている事から、
>  地下全体がもしかしたらあれと同じ状況になっているのではないかと話を振ります
 正確には、石化の森と神体の木々は異なる。というのが回答です。石化の森からは、植物の精霊力が失われているのに対し、神体の一部は、植物の精霊力をとどめている。というのが違いです。ジェイドには、この違いが何故生じたのか確証がないそうです。
 ただし地下には、カーツの推測の通り、石化の森の木々が使われた、構造物があるということを伝えます。古代王国崩壊後、この都市を設計、造営したドワーフの一族が、ベゼル家から託されて、今も維持管理をしている。とのことです。


> >・先代のハスフェルが、先々代の意向を受けた書状を学院に向けて
> > 送ったところ、間違えてこちらに着いたという記録が残っている。 
>  これ何だろう(゚д゚)  
 さのさんが追記。してはることの関連ですが、先代のハスフェルが云々という記述は、
メタ的には、情報交換@No.182にちらっと登場した、先々代がベゼル家への呪いを
回避する為の手法を賢者の学院に問い合わせたものです。


> @ジルさんどこに居るのかしら。
> 凄く気になってるんだけど、なんで商人が最初に勲章を手にした、と言う事を知っていたのに、
> それが誰であるかを突き止め、エシエルに報告しなかったのかしら。
 ジルは現在、ベゼル家の別邸に戻っています。
 尚、エシエルがイヨギーテからジェイが勲章をスリ盗った話を知らなかったというのは、GMの処理ミスですね(*ノノ)
 ジルがオランに来るまで知っていたのは、ロブによるジェイの殺人だけでした。
 んが、オランからテクラルに来る途中で、ジルがシナモンから聞いている。ということを失念していました。また、シュタールのアシナート商会から、報告がないとおかしい事柄でした。
 この時点でエシエルが知ってないとおかしいですね。修正のアナウンスを出しまするー(すいませんすいませんー:滝汗
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
申し出る
91
: 2011/12/21(Wed) 22:14:24
マルドル

取引場所は、その気になれば身を隠せる場所がありそうだ。
ギルド側も、我々のことは理解している。

ベゼル家の安全は、ジルや我々がいる。
ならば――

「その、ハルン・ホルト氏はどこにいる?」

思いついて、エシエルに尋ねた。

紋章を持つという彼のことだ、
身辺警護は大丈夫かもしれぬが…。

「エシエル、彼に面会は可能か?
 出来れば、取引の時まで傍についていたい。
 ベゼル家から立会いを頼まれた冒険者で、
 時間まで警護を買って出たと言えば通るだろうか」

出すぎたまねかもしれんが、
『保険』はかけて損はないだろう。


PL>
紋章を持っていると言う
ハルンさん側の目線が欲しいなーということで、
面会兼押しかけ警護の申し出をしてみます。
エシエルに紹介状を書いてもらえると嬉しいです!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
風向き次第で
92
: 2011/12/21(Wed) 22:52:30
魔音@GM

>「エシエル、彼に面会は可能か?
> 出来れば、取引の時まで傍についていたい。
> ベゼル家から立会いを頼まれた冒険者で、
> 時間まで警護を買って出たと言えば通るだろうか」
「可能……、ではありますよ」
 謎めいた笑みを浮かべ、エシエルは言葉を継いだ。
「つまり、風向き次第ですね。ハルンは、気分屋なところがあります。
道案内を終えて、まっすぐに家に帰っていれば、実家にいる筈です」
 エシエルは、“水草亭”という食堂の名前と場所を伝え、手紙と
お菓子を一包み、マルドルに手渡す。
「母上である食堂のおかみさんは、先生(ジェイド)の作る焼き菓子が
好きなんです。よければ持って行って下さい」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 おっけーってことになります。
 水草亭という食堂の名前と場所を伝えられます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
“みどりのぼうし”所持者に会いに。
95
: 2011/12/22(Thu) 01:18:47
ガラフ

>「その、ハルン・ホルト氏はどこにいる?」

マルドルはエシエルに尋ねる。
勲章を所持している筈の彼の護衛に就く事は、
取引きの成功を期す為には有効な選択肢だと思われた。

「そうじゃな。“巨人の賭場”の下見も魅力的だが、
 件の人物の安全を確保するのも良かろう」

エシエルは、ハルン・ホルトの人となりについて語る。
曰く、「気分屋」であると。
場所を教えて貰い、手土産まで渡された。
どうやら、エシエルと随分懇意な間柄のようだ。
家族ぐるみの付き合いでもあるのだろうか?

「マルドルよ、ワシも同行させて貰って構わないかな?
 いつもこのむさ苦しいのがお供で申し訳ないとは思うが。
 ワシが居れば、ハルン・ホルト氏に万が一の事態が起きても、
 <癒し>や<解毒>の祈りで対応が出来るしの」

そして口には出したくても出せない事がある。
勲章“みどりのぼうし”。
自分に降りかかった呪いの元凶を、出来れば見ておきたいのだ。
見る事が出来なくても、近づけば何かしらの変化が感じられるかも知れない…

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用

マルドルに同行してハルン・ホルトに会いたいです。
出来るかどうかは分かりませんが、勲章を直に見る機会が欲しいのです。
隠匿の呪いを受けた身としては!
…誰にも情報を伝えられませんけどね。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
取引場所の調査
97
: 2011/12/22(Thu) 02:08:46
ミユ

街の人たちは街の祭りの準備で、忙しそうに動き回っています。
そろそろ少し寒くなる時期ですが、街はにぎやかです。
祭りが始まれば、人々の熱気で寒さは感じなくなるかもしれませんね。

祭りの賑わいを感じつつ、今回の依頼の件、考えてみます。
複雑な事情があるようで、仲間のみんながいろいろな方向から情報集めをしています。

今回の取引の場所は、丘の上の大きな石のある場所のようで、
街からもよく目立ちますし、そこへ行く道もあるようです。
時間も少しあるみたいですから、念のために調査したほうがいいのでしょうか。
「カーツさん、セリト先生、
取引場所である丘の周辺を先に少し調べておきたいので、一緒に調べにいきませんか?
わたしも、狩人(野伏)の知識はありますが、お二人がいれば心強いです。」

PL:
取引が時間的に夕方〜夜の時間になるので、暗くなると開けた場所でも視界が悪くなりますね。
先にあらかじめ、取引場所の辺りを把握しておいたほうがいいかもしれません。
場所が丘の上(野外)なので、レンジャーとして活動できます。
あと、カーツさんとセリトさんの方が、レンジャーLVが上のようなので、
せっかく仲良くなったので、一緒に調査したいですね。

P.S
どうやらルーイさんも、カーツさんを誘っているような感じがありますが、
ルーイさんを含めての調査というのもいいですね。
大きな石に関してのセージ知識もいるかもしれないですので。

まあ結局、カーツさんの行動しだいですね。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
風にそよぐ尻尾
104
: 2011/12/23(Fri) 04:24:38
魔音@GM

 “巨人の賭場”と呼ばれる丘に、ミユはやってきた。
 丘は、市街の北西に位置していて、エストン山脈からの吹き下ろし
を和らげているようだった。
 丘の斜面から頂上にかけて、膝よりも少し高いくらいの下生えが
所々で茂みを作っていた。時折吹く風にさわさわと乾いた音を鳴らして
いる。
 聞いていた通り、この小高い丘は、頂上がほぼ平らになっていて、
立方体に切り出された白い巨岩がどんと居座っている。
 石はつるんとした滑らかな表面をしていて、近づけば顔が映り込む
ほどだ。

    ◆

 丘の頂上では、眼下にテクラルの市街が一望できた。

 刹那。
 それは幻だったが、一瞬、ミユの目には、街の中央に聳え立つ
一本の巨樹が写った。
広場の大半を占めるような巨大な幹。広がった枝は、街全体を覆い
尽くさんばかりだ。
 巨樹に目を懲らすと、気がかりな棘が一本、幹から突き出ていた。
塔のようにも見える真っ黒なそれは、忌まわしい光を纏っている
ように見えた。
 それは、数度の瞬きの内に霧散し、確かな市街にとってかわった。

    ◆

 気を取り直して正面にテクラル市を体の正面で据えれば、左手の方角に
また別の丘が見えた。その丘の頂に、神殿と思しき建築群が並んでいる。
これが話に聞くカランシル・マーファ神殿であろう。
 大門を供えたその伽藍は、砦のようにも見える。事実、厚い壁も
備わっており、ちょっとした城と同様の能力を持っていると思われた。
 また、右手の方角には、朝通ってきた石化林が、黒々とした異様を
横たえている。今は霧も晴れて、南西の方角へと伸びていくエストン
山脈が一望できた。
 転じて背後には、山塊が迫っている。北東の方角へ連なる山並みの
頂には、うっすらと白い雪が積もっていて、氷と風の精霊たちが、
仲良く踊りながら斜面を滑り降りてくるのだった。

 そんなミユは、茂みの中から視線を感じた。
 小さな黒い影がうずくまり、身を隠しているつもりのようだったが、
とがった尻尾がふりふりと、風にそよぐ下生えから顔を覗かせている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 大きな樹が街の真ん中に生えている。という幻を見ます。
 これは、巨人の賭場の丘に登ったときに発生するイベント。
ということで。

 ミユが気づいたのは、インプですが、どうしましょ?
 泳がせておけば、やがてどこかに消えます。
 処遇はお任せです(KILL/放置/捕縛など)。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
知名度チェックだけ
125
: 2011/12/25(Sun) 00:58:49
ミユ

PL:
まだ方針に関しては討論中なので、
まずは、インプの知名度チェックだけ。
セージLV+知力ボーナス=1+3=4

2d6+4 <Dice:2D6[3,6]+4=13>

ある程度まではしっているようですね。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
闇の罠と狩りの罠
136
: 2011/12/26(Mon) 21:46:35
ミユ

陰から何かちらりと見えました。
よく見ると、インプのようです。
インプといえば、たまに野生もいますが、たいていは闇司祭の使い魔として出てくることが多いです。
しかもそれなりの実力を持っている闇司祭のようなので、
この取引に関してどこかの闇司祭が知っていて暗躍している可能性もあります。
メンバーの皆さんと合流した後で、情報を伝えておく必要があるでしょう。

こちらの動きで、どうやらセリト先生もインプに気づいたようで、
セリト先生は、弓を用意して、こちらの動きを知られる前にインプを倒しておくことにしたようです。
こちらに、見つからないように隠れるように合図してきました。
岩場の影を利用して、そっと移動してから隠れます。

そうしてこっそり様子を見ると、セリト先生はインプを弓で倒した後でした。

それからは、セリト先生が罠の設置をあちらこちらに仕掛けていました。
罠の設置に関しては、セリト先生の方が上手ですので、こちらはその手伝いをしました。
あと1つ重要なこと、
「今のインプの件と罠の設置位置を、メンバーのみんなや取引する人、おそらくジルさんでしょうが、に伝えておく必要がありますね。」

PL:
忍び足
2d6+5 <Dice:2D6[4,1]+5=10>
潜伏(カモフラージュ)
2d6+4 <Dice:2D6[6,1]+4=11>
聞き耳
2d6+4 <Dice:2D6[2,2]+4=8>

いろいろ情報見ると、郊外の神殿は危険な場所になっているようですね。
元々、郊外の神殿までは時間的に数時間で往復するのは無理そうだったので、
まず依頼人の安全確保ということで、
レンジャーとしての本分で取引場所の調査をしたわけですが、
結果論では、行かなくてよかったかもしれません。

ミユがそのことを知るのは、皆さんと合流して情報交換をしてからですね。
もっともそれは時間的に、取引の後になりそうです。
まずは、取引の件を先に済ませてからですね。
取引に向かう途中で、罠やインプの件は話しておく必要があります。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
※セリトの書き込み132にレスを投下です
139
: 2011/12/27(Tue) 18:43:32
魔音@GM

彩月さんちのセリトの書き込みが下に入ったので、KIM@ミユさんへのレスもそちらに投下しまするー。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
では行こうか
103
: 2011/12/22(Thu) 22:28:19
マルドル

取引場の様相は、身を隠すに充分な環境にあるようだ。
ミユが確認に行ってくれると言う。

「ああ、よろしくたのむ」

私は頷いて頼む。


ハルン氏との面会は可能、だとエシエルは言う。
だけど、風向きしだい、と付け加える。

水草亭という宿屋と、一包みの菓子。
なるほど、ハルン氏の母御は水草亭の女将、ということか。

「ありがとう。よい紹介状になりそうだな」

ドワーフの賢者の作る菓子か。
酒好きな厳つい妖精と、女子供が好きな甘いもの。
イメージが結びつかぬものだが、しかし。
なるほど、器用な彼らのことだ、きっと美味いものを作るだろう。

 >「マルドルよ、ワシも同行させて貰って構わないかな?
 > いつもこのむさ苦しいのがお供で申し訳ないとは思うが。
 > ワシが居れば、ハルン・ホルト氏に万が一の事態が起きても、
 > <癒し>や<解毒>の祈りで対応が出来るしの」

ガラフの申し出に、頷く。

「あんたが来てくれるのはありがたい」

「では、行ってくる。何事もなければ、取引場で会おう」
ジェイドとエシエルに、挨拶をする。


PL>
はーい、では水草亭へ行きましょう。
ガラフたん、よろしくお願いしますね
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
水草亭
106
: 2011/12/23(Fri) 05:58:32
魔音@GM

 マルドルとガラフがやってきた水草亭は、大きな通りから二筋ほど
奥に入った裏通りにあった。
 客席はすべてカウンターで、すれ違うのもやっとといった狭い
食堂だったが、清潔な土壁は、居心地の良い穴蔵を思わせる。
 入っていくと、
「いらっしゃい!」
 カウンターの向こうから、元気な声と共に、グラスランナーの
女性が姿を現す。
 カウンターの内側に踏み台があるらしく、ひょいと飛び乗って
注文を聞く体制を整えた。それでもガラフより頭一つ抜け出たと
いった程度ではあるのだけれど。

「ハルン? あぁ。あんたたちぼっちゃんの友だちかい。いつも
すまないねーって言っといて」
 早速おみやげをあけて囓りながら、マルドルとガラフにも皿に
出して勧める。
「あぁでも、悪いわね。あの子どこをほっつき歩いてんだか、アタシ
にもわかんないのよ」
 エシエルの言う通りの性格をしているらしい。

 と。そこに、4人目の手が伸びて、皿に盛りつけられた焼き菓子を
さらっていった。
「かーちゃん、ジェイドのおっちゃんってさ、細工物とか読み書き
とかもう辞めちゃって、菓子屋したら良いと思うよね」
「──ってあら。おかえりハル。アンタにお客さんよ」
「ふぅん。おれに?」
 ハルンと呼ばれたグラスランナーは、マルドルとガラフを改めて
キョロっと見比べた。
「ハルンだけど、おれに用があるんだって?」
 その首には、細い鎖の先にぶらさげた、赤子の掌より少し小さな、
銀色に鈍く光る細工があった。市議長の勲章だろう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 あっさり遭遇です。
 道案内ハルン・ホルトは、グララングラランしてます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
シーフギルドの情報
111
: 2011/12/23(Fri) 23:07:44
魔音@GM

 シーフギルドに接触した際に得られる情報を、ぷちっと挙げて
おきます。

○ロブの死亡
 ●朝、スリのジェイを、喧嘩の末殺したとされていたロブが、
  牢の中で死んでいるのが発見された。
 ●死体は爪で裂かれ、失血死していた。また、牢の壁には、爪を
  生やした大樹が血で描かれていた。ユーグネルのやり方を
  思わせる手口だった。
 ●不相応な大金を家族が手にしていた為、ロブが死ぬ前日、
  ギルドは彼に接触をしていた。ロブは、知らない男から接触を
  受け、大金と引き替えにジェイを殺害したことを告白した。

○勲章の取引
 ●成功させることで、街の有力者に恩を売っておく。また、ギルド
  内の実績を積み上げる。という意図がギルドマスターにはある。
 ●受け渡しの情報漏れが怖いので、ハルン・ホルトとの連絡は
  密にとらず、現地集合としている。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ハルンと“みどりのぼうし”。
113
: 2011/12/24(Sat) 00:31:39
ガラフ

マルドルと共にエシエルの下を辞し、水草亭へと向かう。
件の店は、裏路地にひっそりと佇んでいた。
店内は、鉱山妖精の自分でも狭いと感じる。
自分には居心地はいいが、マルドルにはさぞかし窮屈だろう。

>「いらっしゃい!」

カウンターの向こうから顔を覗かせたのは、草原妖精の女性だった。
この水草亭は、どうやら草原妖精が経営する店らしい。
草原妖精に果たして店の経営が出来るものなのか?などと、
些か不謹慎な想像に耽り、脳裏をシナモンやパム、マヌルの顔が過ぎる。

…マヌルなら、出来そうだ。

と、余計な感想を抱きつつ、

「エールに腸詰めに燻製肉。じゃが芋は堅めに茹でたものを。
 それお、酢漬けの野菜も頂けますかな」

と、普通の客のように注文しておく。 

食事を取りつつ、女将に尋ねてきた用件について切り出した。

「女将よ。実はワシ達はエシエル氏の頼みでハルン氏の護衛に来た者でしてな。
 就いては、そのハルン氏にお目通しを願いたいのですが、
 宜しいでしょうか?」

エシエルから貰った賢者ジェイド謹製の菓子を手渡す。


>「ハルン? あぁ。あんたたちぼっちゃんの友だちかい。
> いつもすまないねーって言っといて」

女将は気前よく、菓子を皿に分けて出してくれた。

「友達という程の間柄ではありませんが。
 それにしても、貴女方の方がエシエル氏と余程懇意にされてるように
 お見受けします。古くからの親交がおありと察しますぞ」

菓子を口に運ぶ。旨い。
彼の偉大なる同族の賢者は、料理の分野の研究を専門としているのだろうか?

>「あぁでも、悪いわね。あの子どこをほっつき歩いてんだか、
> アタシにもわかんないのよ」

その回答は容易に推測出来た。
草原妖精ならむべなるかな。
母親に分からないものが、我々に分かる筈が無い。

さて、どうしようか。此処でしばらく待たせて貰うかの?―――

と口にしようとした所、
何処からか手が伸びて、菓子をつまんでいるではないか。

>「かーちゃん、ジェイドのおっちゃんってさ、
> 細工物とか読み書きとかもう辞めちゃって、
> 菓子屋したら良いと思うよね」

いつの間にか現れた声の主。

>「──ってあら。おかえりハル。アンタにお客さんよ」

どうやら、目的の人物に遭遇出来たらしい。

>「ふぅん。おれに?」

>「ハルンだけど、おれに用があるんだって?」
 
「左様」

ハルンに軽く頭を下げる。

「ハルン氏よ、お初にお目に掛かる。
 ワシの名はガラフ、こちらはマルドル。
 エシエル氏の依頼を受け、貴殿の護衛を任された者じゃ。
 貴殿の安全を確保する為、取引きが終わるまで、
 同道するのをお許し願いたい。宜しいですかな?」

挨拶をしながら、首に無造作に下げられた細工に目が止まる。
どうやらこれが噂の“みどりのぼうし”らしい…

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用

ハルンがグラランだったとはww
先ずは挨拶挨拶。

女将の心象をよくする為に、20ガメル消費して飲み食いします。
マルドルの分も出しますよ!

“みどりのぼうし”を観察してみます。
ガラフに何か、異状は起きないかな?(不安)
マルドルには是非センスオーラして欲しい所ですね。
GMのレス次第で、触らせて貰いたかったりそうでなかったり。
ちなみにダイス振ったら1ゾロになっちまいましたよ!(号泣)

00:28:06 ガラフ@テッピン 勲章を観察:セージ技能+知力B 2d6+4 Dice:2D6[1,1]+4=6
00:28:26 ガラフ@テッピン 1ゾロ、だと………(鬱

【追記】

インスピレーション使用します。
毒喰らわば皿までよ!!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ハルンというグララン
123
: 2011/12/24(Sat) 20:37:36
マルドル

「ああ、なるほど」

水草亭を見て、私は腑に落ちた。
気分屋で菓子が好き、エシエルの思わせぶりな微笑み…

「そういうことか」

草原妖精がギルドと大富豪の橋渡しを務めるとはな。
盲点だったよ。

しかし…
「ちょっと、狭いな」
店内に入り、誰言うとも無くぼやく。
ガラフにはちょうどよいだろうが、それでも。

「でも、悪くないな」

存外に、居心地はよい。

そして、ガラフと共に席へ。
注文と世間話をガラフに任せていると…

ひょいと伸びた、四つ目の手。

おお?


>「──ってあら。おかえりハル。アンタにお客さんよ」

ああ、噂をすれば影か。
グラスランナーを絵に描いたようなグラスランナーだなあ。


>「ふぅん。おれに?」

>「ハルンだけど、おれに用があるんだって?」


>「ハルン氏よ、お初にお目に掛かる。
> ワシの名はガラフ、こちらはマルドル。
> エシエル氏の依頼を受け、貴殿の護衛を任された者じゃ。
> 貴殿の安全を確保する為、取引きが終わるまで、
> 同道するのをお許し願いたい。宜しいですかな?」

紹介され、私も軽く会釈する。

「紹介に預かったマルドルだ
 押しかけた上の急な申し出で悪いが、
 悪意あるものがいないとも限らないんでな。
 エシエルにお願いして、こうして来た次第なんだ」

挨拶しつつ、首にかけてある『紋章』を、精霊の目で『視る』。


しかし、警護などと堅苦しいことを、
気分屋の彼が受けてくれるかどうか。

そこで

「警護が堅苦しいというなら、そうだなあ」

レベックを取り出し、

「楽しく歌って踊りながら、約束の時間まで待つとするかい?」

にやっと微笑んでみた。


PL>
ハルンがグラランだったとはwww
同じくびっくりですだよw
オーダーはガラフの相伴に預かりますねウフフw

テッピンさんの希望を受けて、紋章をセンスオーラしますね。
さて、何が見えるやら。

で、紋章の解析はガラフが行ってるので、
マルドルはハルンを口説きませう。
ご希望なら一曲振舞ってみますよ!
リクエストばっちこーい

楽器演奏:2D6 → 6 + 4 + (4) = 14 (12/24-20:32:14)
いい感じだ!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
お池にはまってさぁたいへん
128
: 2011/12/25(Sun) 14:50:59
魔音@GM

 ガラフの注文に、あいよ! と元気に応える女将は、
「できあがるまでは、こいつで凌いどいてね」
 塩茹でした豆を、小鉢に盛りつけた品を二人に出す。
「ジャっがいもゆでろ♪
 かっためっににゆっでろっ♪
 石よりかったく♪
 どんどんゆっでろっ♪」
 魔女の呪文さながらに、陽気に歌い始める。

>「女将よ。実はワシ達はエシエル氏の頼みでハルン氏の護衛に来た者でしてな。
> 就いては、そのハルン氏にお目通しを願いたいのですが、
> 宜しいでしょうか?」
「へぇ。ハルを!?」あの子がやらかしましたか? というような
調子で驚きを口にしたものだったが、
「それはご苦労様です。どうぞよろしくお願いしますよ、旦那方」
 頭を下げて応じたものだったが、一旦彼女は、ハルンの不在を
告げることになる

    ◆

>「友達という程の間柄ではありませんが。
> それにしても、貴女方の方がエシエル氏と余程懇意にされてるように
> お見受けします。古くからの親交がおありと察しますぞ」
「そりゃそうさ。あたしはぼっちゃんの乳母だからね。ハルンと
坊ちゃんには、かわりばんこに乳をふくませたものさ」
 鼻歌交じりに調理をしながら、懐かしそうに語った。

    ◆

>「ハルン氏よ、お初にお目に掛かる。
> ワシの名はガラフ、こちらはマルドル。
> エシエル氏の依頼を受け、貴殿の護衛を任された者じゃ。
> 貴殿の安全を確保する為、取引きが終わるまで、
> 同道するのをお許し願いたい。宜しいですかな?」

「あぁん? 何このヒゲは勝手なこと言ってんだ?
 よろしくねーよ、バーカ!」
 いきなりの申し出に驚いたか、なにやらつむじを曲げて、
椅子の上に立ち上がる。さっさとおさらばの体制だ。
 しかし、ガァン! というフライパンの打撃音がその頭に炸裂
するや、マルドルとガラフの間にうずくまった。
「野良育ちは口が悪くてすいませんねぇ、旦那方」
 素早くフライパンの一撃をハルにくらわせた女将が、さっさと
しまいながら言った。
「折角いらしてくれた方々に変な口聞く子には、フライパンを
お見舞いするよ! この石頭!!」
「先にそれ言えよかーちゃん……」弱々しく呟くハルンだった。


>「紹介に預かったマルドルだ
> 押しかけた上の急な申し出で悪いが、
> 悪意あるものがいないとも限らないんでな。
> エシエルにお願いして、こうして来た次第なんだ」
 そこにマルドルの合いの手が入る。

>「警護が堅苦しいというなら、そうだなあ」
>「楽しく歌って踊りながら、約束の時間まで待つとするかい?」
「──ふん、そんな気分じゃねぇよ」
 レベックを取り出すマルドルの姿に、口を拗ねたかたちに結び
ながらも、その目は既に興味津々といった様子だ。

 そして、マルドルが弓を引き始める段になると、はやくも椅子の
上で飛んだり跳ねたりといった様子で大盛り上がりだ。

「なんだよ、護衛されるのって楽しいな! ねーちゃん、おっちゃん、
頼んだぜ!」
 ガラフの手をとり、一緒に椅子の上で踊ろうというハルンだった。
 ガラフとマルドルの二人の押し引きは、かくして成功したようだった。

    ◇

 小さな食堂は、やがてちょっとした宴会といった様相を呈してくる。
 近所に住んでいるのか、グラスランナーたちもその雰囲気に惹かれ、
わらわらと集まってきていた。小さな食堂が満員になり、遠方の客
の登場に、彼らの目の輝きも増す。
 マルドルへの遠慮がちなリクエストは、やがて自分たちの楽器を
持ち寄った演奏会と化している。
「明るい内は、うちは酒を出さないよ」という女将のおかげか、
ある種の抑制は保ったままでいるようだ。

 そんな中、マルドルは精霊を見る目で勲章をとらえた。
 そこにあるのは、精霊を妨げることのない金属の存在だった。
 場の陽気な空気に反応した所為か、今はほのかな赤みを帯びて
いて、着用者の呼吸に応じるように、僅かに輝きを変える。
 その精霊力は、土と植物の力が主だったが、水と火の力も僅かに
存在している。細工物でありながら、神話に歌われる生命の樹
の実を、再現しているようだった。
 マルドルには、この食堂に活けられた小さな花でさえも、場の
雰囲気を楽しんでいるように思われた。心なしか、その精霊力が
増していて、歌い始めても不思議はないほどに。この明るい一行と、
その中心にある勲章を、歓迎しているかのようだった。

    ◆

 一方のガラフは、無防備なハルンの勲章の扱いに、ハラハラもの
だったかもしれない。
「ガラフィー、どったの?
 ──あぁ、これ? いいだろ? わりと気に入ってるんだ。
 おれ様が気に入ったもんだから、おっさんたちがどうしてもって
言うのもわかるなぁ。
 だろ。あんたも気に入った? 見る?」
 ガラフの願いは、あっさりと通った。勲章を、ほいとガラフの
手に渡すハルンだった。

 ガラフは、温かみを帯び、見た目よりずっと軽い細工物を手に
した。まるで、木製のようだったが、これがミスリルなのだろうと
直感する。
 だが、あまりの急展開に動揺したか、分析の糸口を見失う。
 ガラフは知識神の神官の常として、咄嗟にラーダの奇蹟に頼った。
 だが、ガラフの意識は星界の知識の泉にアクセスを試みるも、
元の小さな食堂に即座に跳ね返された。
 一度発揮されたインスピレーションは、勲章へと至る前に
呪いに捕らわれ、発動されなかった。

 そして、ガラフの掌におさまった勲章“みどりのぼうし”は、
その短い滞在時間を終えることになった。
 ハルンが無造作に結わえていた鎖の所為か、はたまた観察者の
心の動揺の所為か。この小さな細工物はガラフの手の上からひょいと
抜け出した。

 刹那、食堂の空気は、沈黙に支配される。それは、太陽の前を、
猛禽の影が過ぎる程度の間であったが、事が起こるには十分だった。
 ガラフの手を離れ、食堂の床で一度跳ねた勲章は、吸い込まれる
ようにして食堂の隅に開いた、小さな穴の中へと飛び込んでいった。
 遅れて、カランと綺麗な金属音が響き、沈黙は破られる。

 咄嗟の出来事に、「あ」っと慌てて手を伸ばしたものだったが、ハルンの
小さな手も空を切っただけだった
「アハハ、行っちゃったね! バイバイ!!」
 ハルンはその手を振ると、皿の上のぽってりとした腸詰めを一つつまみ、
ぽりんと美味しそうに囓った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 もう少し続くかもな水草亭のやりとりは、暫くこの枝で続けま
すねー。
 マルドル14とか演奏高いw 二人の息の合ったやりとりもあって
(意図的というよりは、ナチュラルな感じでしたけど)、ハルンは
護衛を承諾します。

 そして、ガラフの急降下爆撃がまた(・∀・)イイ!!
 テッピンさんってば、こういう機会を逃しませんねww さすが
キング☆オブ☆1ゾロです!!

 そんなわけで、勲章は部屋の隅にあった小さな穴の中に吸い込まれ、
どこかに転がっていきました。−みろり完−(コウデスカ<嘘です嘘です

 すごいタイミングの展開にGMはどきどき興奮してますが、これは、
勲章を手にしたときの1ゾロイベントです。取得経験値的な意味で、
ペナルティがあるとかそういう意図ではありません。
 楽しんでいきませふヽ(*゚∀゚)ノ

・穴の様子
 穴は、食堂の奥の角にあり、地面に対してほぼ垂直に伸びています。
 壁をえぐるように、膝高さのところに石組みの棚がもうけられてあって、
ちょっとした祭壇のようになっていますが、グラスランナーにとっては、
ちょっとした飾り棚といった感じす。穴は、この中央に開いていて、
壁に塗り込まれるように、半分だけが露出しています(水差しとかで
穴を塞いでいたのでしょうけど、動いて露わになっていたみたいですね)。

 カーツが見れば、これは街で散見される祠の跡だと判断ができます。
 それが、時間と共に忘れられ、家の壁に取り込まれ、現在に至って
いる。という状況です。

 水草亭の食堂の地下には、食料庫と井戸があります。
 ハルン・ママに言えば見せてもらえ、井戸の中についても、清潔な
格好であれば降りる許可ももらえます。

 というわけで、LINTS@マルドルさん、テッピン@ガラフさんには、
次の行動をどぞぞであります。
 質問などがあれば、こちらか相談スレにお願いします。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
丘の上に
132
: 2011/12/25(Sun) 20:00:28
セリト

ミユに誘われて、先に取引場所の周辺調査を行う為に
私はミユとは少し離れた位置から丘を探索して周る

ざっと周囲を探っていると、ミユが何かを見つけたらしく
遠くから身振りで合図を送ってきたのを確認し
ミユの示す方向を見れば…草陰に何かがいるのに気付いた

…ざっと思考を巡らせると、ワリと知られているモンスターだ
インプ…司祭級の暗黒神官などが使い魔などとして使うらしい

ならば、偵察の可能性が高いな…
さっさと片付けてこの周囲の探索や罠の設置を済ますとしよう
身振りでミユに伏せて隠れるように伝えると、手頃な岩陰に隠れて
真紅の大弓を背中から下ろす

…考えてみれば、この弓を実戦に使うのは初めてだな
目の前の岩に足を掛けて、しゃがんだ姿勢のままギリギリと重い弦を引いていく

さて…綺麗に弾けてしまうがいいっ

====================================================================

19:37:10 彩月@セリト ≫ インプ 知識判定 2D6+5 <Dice:2D6[4,6]+5=15>
19:38:02 彩月@セリト ≫ 潜伏判定 2D6+5 <Dice:2D6[5,4]+5=14>
19:38:22 彩月@セリト ≫ 射撃 2D6+6 <Dice:2D6[1,2]+6=9>
19:38:26 彩月@セリト ≫ あぶねwww
19:38:52 彩月@セリト ≫ ダメージ R29@10+7 <Dice:R29@10[6,6:10][5,4:9]+7=26>

19:43:41 彩月@セリト ≫ とりあえず必要と思われるモノはダイス振っておこう
19:43:54 彩月@セリト ≫ 捜索 2D6+5 <Dice:2D6[3,1]+5=9>
19:44:15 彩月@セリト ≫ 聞き耳 2D6+5 <Dice:2D6[1,1]+5=7>
19:44:19 彩月@セリト ≫ ぉぅふ
19:44:30 彩月@セリト ≫ 地図製作 2D6+5 <Dice:2D6[6,6]+5=17>
19:44:39 彩月@セリト ≫ 無駄に完璧な地図が…
19:44:53 彩月@セリト ≫ 罠設置 2D6+6 <Dice:2D6[4,3]+6=13>
19:45:02 彩月@セリト ≫ 妥当なレベルか

罠は道沿いには仕掛けず、取引場所の周囲を囲むようにランダムに配置していきます
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
罠に混じる印(ミユ セリト)
137
: 2011/12/27(Tue) 18:35:05
魔音@GM

 インプを発見したミユがセリトに合図を送ると、セリトは迷いなく
長弓を取り出し、矢をつがえた。
 ミユは、セリトからの声なき返信で素早く隠れ、音もなく移動する。
 ミユの姿を見失った所為か、インプは一瞬、草叢から顔をのぞかせた。
 その一瞬が、この妖魔の命とりとなった。風よりも低い獰猛な
唸り声がビィンと鳴り、目標となった小さな暗褐色の小鬼の頭に、
新しい小さな羽を与えることになった。

    ◇

 丘の上はまた元のように、時折風が吹き寄せるサワサワという
草なりだけが聞こえている。
 その中で、二人は黙々と罠の設置を完了した。
 また、丘の地形と罠の状況を、セリトが手際よく地図に起こして
いく。
 それを見たミユは、ひとつ、疑問に思うことがあるかもしれない。
 丘の頂上に横たわった一辺15メートルの巨岩の真ん中に、
印がひとつ、記されていた。
 これまでのセリトの行動パターンからすれば、本人さえ気づいて
いない可能性が高い。筋肉に乗り移った精霊のいたずらで記された
もの。といえば、説得力がそれなりにありそうだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 ミユ偵察&セリト戦力めっ(インプにげてぇぇ ><
 インプ死亡です。

 セリトは、丘の頂上付近の地図をさくっと完成させました。
 その地図の出来がひどい出目(!)だったので、この丘の秘密が
ひとつ、判明したと判断しました。
 調べれば、巧妙に隠された立坑があるのが判ります。石の蓋があり
(1m強四方程度)、大柄な人間も昇り降りできるものです。

 ここまでで1時間過ぎたと判断します。
 取引予定時間まで残り2時間です。2つ行動がとれるというのが
大まかな目安です。
 ミユとセリトの次の行動を、宣言してくださいませ。
 相談など、こちらか雑談スレで受け付けておりまするー。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ストーンドアを封鎖せよ!
173
: 2012/01/02(Mon) 21:13:43
セリト

無造作にインプを射殺した後に、周辺の調査をしているうちに不思議な事が起きた
地図を作っているうちに、自分でもつけた覚えのない印があったのだ

「………ふむ?精霊達がイタズラでもしたかな?」

とりあえずそのまま残し、地図の作成を終えてから岩に戻ったところで
先ほどの印を念の為に確かめてみる

…不思議なモノだ、自分では気付いていなかったハズの石の扉がある
やはり精霊達が私に何かを伝えようとしていたのだろう

「とは言え…だ」

今から調べてもいいが、少々時間的に厳しい
取り合えずは封鎖しておいて、取引を終えてから調べるとしよう
そう判断して、背中からルーサーンハンマーを下ろすと
目印になるように、扉から近い手頃な岩に叩き付け、目印となる傷をつける

「ミユ、私はこの扉を封鎖してしまうので、その間に一度屋敷に戻ってインプの件と罠の位置を伝えておいてくれ」

まずは扉の方にクサビを噛ませて内側から開けられないようにしておれば、土精霊のトンネルでも使われない限りはそうそう突破できまい
敵は暗黒神官らしいから、精霊魔法に関してはそう心配しなくても平気だろう

背負い袋からクサビとハンマーを取り出し、芯がブレないように慎重に打ち込んでいく
ある程度クサビが打ち込まれ、左右にほとんど動かなくなったところでハンマーを下ろし、愛用している方のハンマーを持ち上げる

「……でぇぇぇぇりゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!」

1m80cmある長い柄を存分に活かし、クサビの上にハンマーヘッドを叩き付ける
これでそう簡単には開くまい

…さて、私はシーフギルドの方にインプと罠の件を伝えに行くとしようか…
=======================================================================

21:01:39 彩月@セリト ≫ 封鎖判定シーフLvだけ加算、器用度Bなら更に+3、筋力なら+4 2D6+3 <Dice:2D6[5,6]+3=14>

容赦なく完全封鎖w
後で開ける時?セリトのハンマーは石の扉にもクリティカル出せる万能キーですから…w
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
厳重な封印と調査終了
177
: 2012/01/03(Tue) 03:19:26
ミユ

岩でできた扉の封印に関しては、セリト先生が行いました。
予想以上に頑丈に封印したようです。
これで取引の間はこの中から出てくることはないでしょう。
もっとも、明日にでも改めて全員で調査する必要もありますので、
その時に開けるのに手間がかかるかもしれませんね。

「セリト先生、時間的にも、そろそろ集合の時間が近いですね。
街に戻りましょうか。
そして、仲間のみんなと合流したら、丘の周辺に設置した罠のことと、
立坑があったこと、インプがいたことを伝えておく必要がありますね。
それから、エシエルさんとジルさんにも立坑とインプの件は連絡しておく必要はあります。」

セリト先生は、どうやらシーフギルドへ向かうようですので、
エシエルさんとジルさんにはわたしから伝える必要がありますね。

PL:
時間的に、そろそろ集合時間に近いでしょうから、そろそろ街に戻りますね。
セリトさんはシーフギルドへ向かうようなので、NPCでは、エシエルさんとジルさん(だけ)に、
立坑とインプのことに関して伝えることにします。
PTメンバーにはそれに加えて、罠の設置場所や石扉の封印も伝えておきます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
報告の時間
185
: 2012/01/04(Wed) 23:29:29
魔音@GM

 セリトは、発見した竪坑の石の蓋を封印した。それは、技術と力が
合わさったもので、容易には破られないだろうという出来だった。

 その後、セリトはシーフギルドへインプと設置した罠の報告に。
 ミユは、一足先に、ベゼル家別邸に戻って報告を行うことにした。

   ◆◇◆

 セリトは、街のシーフギルドに向かう。“夜の言葉”という名の
食堂がその場所だった。
 エプロン姿の背の高い男がセリトに対応し、夕刻の仕込みが終わった
厨房に、招き入れた。
「俺がアンリだ」
 男は名乗り、セリトの話を待った。
 セリトは、取引予定場所に現れた使い魔と思しきインプのことと、
罠の設置を伝えた。
 セリトはこの後、ベゼルの別邸に戻って取引時間を待つことが
できる。また、やり残したことを1つ済ませることもできるだろう。

   ◆◇◆

 ベゼル家別邸のラーダ神殿には、老若男女を問わず、手の空いた
人々がエシエルの回復を祈願しに訪れる姿を目にすることができる。

 ミユはエシエルに会うと、報告を済ませた。
 依頼主は、午後の早い時間に会ったときよりも、心持ち顔色が
悪くなっているように見えたが、はっきりとした口調でマルドルと
ガルフからの伝言を伝えた。

 取引の時間には未だ少し余裕のある時間だが、ミユはこの屋敷で
時間を待つか、一つ何か行動をとることもできる。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
>彩月@セリトさん
 確保だっ!ww
 封印ちぇきであります。竜でも連れてこないと開かないでしょうか。
バルログが蹴破ったら、おもしろいシーンになる筈ですが、ゲーム
違いであった。
 セリトは、このあとベゼルの別邸に戻ることもできますし、何か
やり残しがあれば、取引時間までに1行動行うこともできます。

>KIM@ミユさん
 伝言など了解しましたー。屋敷に戻ると、マルドルとガラフからの
伝言を受け取ることができます。
>『紋章が水草亭内にあった穴に落ちた、回収する
> 場合によっては、屋敷に戻らず会合場へ直接出向くだろう』
 ミユは、このタイミングでルーイと合流することができます。
 また、取引の時間までやり残したことがあれば、試みることが
できます。


 また、セリト、ミユの二人とも、このタイミングでの行動を残して
おいて、後で思い出したことを、実はこの時間帯にやっていた。
とすることもできます。
 そのときは、また申し出て下さいませ。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
再び丘に
231
: 2012/01/13(Fri) 19:31:41
セリト

ギルドへの連絡を済ませて丘に戻ると、まずは買ったばかりの光晶石を取引の場所になるであろう
巨石の足元に半分ほど頭を出す程度に埋める
さらに松明をそこから6mほど離れた位置の四方に1本ずつ
計4本を立てて火をつける
取引開始まで1時間を切った、松明でも十分時間まではもつ

これでいざという時の光源確保に使えるだろう


さて、私は…と、周囲の草むらから適当に草木を切り出して
自分の体が隠せる程度の草の小山を作り出した
無論、ここで隠れて時間まで待つつもりだ…

いざとなれば、襲撃者をさらに背後から叩くとしよう
=======================================================================

というわけで、光源兼取引舞台を整えて丘で潜伏開始です
松明は点灯、光晶石は非点灯です


19:24:22 彩月@セリト ≫ 潜伏orカモフラージュ 2D6+5 <Dice:2D6[5,6]+5=16>

潜伏(シーフ+敏捷)でもカモフラ(レンジャー+知力)でも基準値変わらないので統一で振り
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
気配
234
: 2012/01/14(Sat) 17:09:56
魔音@GM

 街の様子が、あわただしくなってきているのを感じながら、セリトはギルドから
再び丘に戻ると、下ばえの緑が心なしか深くなっているのが判った。
 植物の精霊たちのささやきも少し大きくなっている。春の訪れを前に、心騒ぐ
様子にも似ている。そう思うと、城壁をつたう蔦の緑も、色濃くなっている
気がする。
 セリトの目には、街に変化があったことが判る。何かが訪れたのだ。
 それは悪い気配ではなかったが、現時点では想像もつかない。

 周囲は、刷毛で一筆づつなぞるように、夕闇の気配が濃くなりつつある。
 街の方から、角笛が一つ、高らかに鳴り響いたのが聞こえた。時報のような
定期的なものではなく、不定期な合図のように思われた。

 そんな中、セリトは黙々と作業をこなした。
 仕上げにつくりあげた潜伏用の草の山も、上出来だった。よく乾燥した
枯れ葉や枝も多く、材料には事欠かなかった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 セリト要塞ヲソロス。ってか戦闘関連でめためた出目が走ってる件。

 みろり効果で、植物の精霊力が、少し増しています。
 また、ベゼル家の本宅で、角笛が鳴りました。臨時議会の開催の合図
ですが、セリトには、これが時報の類でないことは判ります。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
地下へ行こうか
134
: 2011/12/26(Mon) 13:59:31
マルドル

演奏会は思った以上に功を奏し、ハルンは我々を受け入れてくれた。

「あんたは面白いな、一緒にいて楽しいよ」

楽師として、これほど張りのある奴はいない。

しかしあの紋章…まるで生きているかのようだ。
周囲に呼応するように、温度を変え、色を変え、精霊力さえ変えて。

生命の樹の実……ああ、そうか。
『ドングリ』とは、まさにそのことか。

紋章に共鳴して、全ての生命が輝いている。
この小さな酒場に、星が降りたような奇跡が起こっている。


より詳しいことは、ガラフが掴んでくれるだろう――と思っていた。

しかし、事態は予想もしない展開になった。


「あっ!」

その瞬間、私は声をあげた。

紋章が、逃げた。
そう思えるほど、見事に、実に見事に。

それは、店の隅にある穴へ落ちていった。


「…気にするな」

一瞬呆けてしまったが、すぐに我に帰り、ガラフの肩を叩く。
こういうことは人一倍気にするだろうドワーフに、声をかけた。

「これも神様の思し召しってやつだ、試練は喜んで乗り越えようぜ」


>「アハハ、行っちゃったね! バイバイ!!」

ハルンの能天気さに拍子抜けしたが、これがグラスランナーなんだろう。

「ああ、迎えにいかんとな。一人で寂しがってる」

そう答え、女将に

「すまない、落ちた紋章を回収したいんだが、地下へ行く道はあるかな」
と尋ねてみる。

カランと音がした、ということは、底があるということで、
底があるということは、回収できる可能性がある、ということだろう。

幸い、この店には地下室があり、そこには井戸もある。
清潔な格好であれば、という条件付で、井戸に降りることも許可してくれた。

「女将、すまんかエシエルへ伝言を頼まれてくれないか」

羊皮紙にさらさらと書き付けて封をし、10ガメルとともに女将へ手渡す。

『紋章が水草亭内にあった穴に落ちた、回収する
 場合によっては、屋敷に戻らず会合場へ直接出向くだろう』

ここで起こった出来事を、エシエルと仲間へ知らせねばなるまい。
うまくいけば、誰かが応援にきてくれるだろうしな。

そして――

「なあハルン、私らと一緒に『冒険』に出てみないか?
 あんたの家の地下から、昔のお宝が見つかるかもしれんぞ」

待ち合わせまでのいい時間つぶしだしな。


PL>
落ちたものは拾いにいこうw
ということで、地下へ行くことを提案します。
ちなみにマルドルは『穴』と呼んで、『祠』という単語はあえて使ってません。

・紋章が落ちて「カラン」と音がするまでの時間はどれくらいですか?
 『浅い』『深い』程度の距離感は掴んでおきたいです
・落ちた紋章は、手で取れない場所にある、という認識でよいのですね?
・清潔な格好とは、具体的にはどんな格好でしょうか。
 武器や防具は置いていかないとだめかしら?

・あと、女将と話しながら店の中をさりげなく見渡します。
 騒ぎに紛れてこっそり出て行ったりとか、
 明らかに周囲とは浮いた感じのやつはいないかしら
 もし見つけることができれば、手紙に
 『追伸:水草亭に怪しい人物が張り付いてる』と付け加えます

メッセンジャーは女将でなくても構いません。

あと、探索にハルンを探索に誘います。
離れ離れになるのを防ぐというのもありますが、
ハルンのシーフ技能があるとありがたいなあ、というところです。

ダイスは平目で振っておきます。
2D6 → 4 + 2 = 6 (12/26-13:57:01)
2D6 → 1 + 4 = 5 (12/26-13:57:01)
2D6 → 3 + 4 = 7 (12/26-13:57:02)
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
水草亭方面情報です(マルドル、ガラフ)
138
: 2011/12/27(Tue) 18:40:27
魔音@GM

> ・紋章が落ちて「カラン」と音がするまでの時間はどれくらいですか?
 落ちてから結構時間がかかってました。深い。という感覚です。
 なので、手を突っ込んでもとれませぬ(ぶひひ

> ・清潔な格好とは、具体的にはどんな格好でしょうか。
>  武器や防具は置いていかないとだめかしら?
 泥だらけの人間とか、そういうのでなければ。実はわりと大きな井戸
なので、装備品に制限はありません。

> ・あと、女将と話しながら店の中をさりげなく見渡します。
>  騒ぎに紛れてこっそり出て行ったりとか、
>  明らかに周囲とは浮いた感じのやつはいないかしら
>  もし見つけることができれば、手紙に
>  『追伸:水草亭に怪しい人物が張り付いてる』と付け加えます
 こっそり出て行こうとしてるグラスランナーはいます(6)。
 捕まえるのはわりと簡単ですが(5)、このままだとグララン噂話が、
夕刻の街に広がるかもしれません(特に影のある人物ではありませんが、
お小遣い稼ぎとか、単純な噂話目的だと見えます)。手立てを打てば、
24時間程度は拡散を防げるかと思われます(7)。

>探索にハルンを探索に誘います。
 ハルンはついてきますw

>メッセンジャー
 こころよく引き受けます。女将の手伝いが向かいます。

 LINTS@マルドルさんの予備ダイス消費しましたー。てがたひ。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
零れ落ちる勲章。
142
: 2011/12/28(Wed) 10:56:43
ガラフ

>「できあがるまでは、こいつで凌いどいてね」

注文をすると、女将は突き出しとばかりに、塩茹でした豆をくれた。

>「ジャっがいもゆでろ♪
> かっためっににゆっでろっ♪
> 石よりかったく♪
> どんどんゆっでろっ♪」

草原妖精らしい軽いテンポで歌いだす。

「ふむ…女将よ。どうやらこの街は石と何か縁が深いようですな。
 郊外の石化した樹木群しかり、『巨人の賭場』しかり」

と、何とは無しに尋ねてみたりする。

***********************************

>「そりゃそうさ。あたしはぼっちゃんの乳母だからね。ハルンと
> 坊ちゃんには、かわりばんこに乳をふくませたものさ」

何と、女将はエシエルの乳母だったらしい。
取替え子の半妖精の領主の息子の乳母が、草原妖精…
その教師には、鉱山妖精の賢者ジェイド。
現当主のバルタークという人は、
エシエルに広い見識と人物を見る眼を養って貰う為に、
このような人選をしたのだろうか?
だとしたら、相当な人物である。
是非とも一度会って、話をしてみたいと思う。

***********************************

さて、半ば予想していた事であったが、ハルンは突如ヘソを曲げる。

>「あぁん? 何このヒゲは勝手なこと言ってんだ?
> よろしくねーよ、バーカ!」

しかし其処に女将の一撃が入り、悶絶する事となった。

>「野良育ちは口が悪くてすいませんねぇ、旦那方」

>「折角いらしてくれた方々に変な口聞く子には、フライパンを
> お見舞いするよ! この石頭!!」

>「先にそれ言えよかーちゃん……」

「流石は女将。見事な腕前ですな」

妙な所に感心してしまった。

>「楽しく歌って踊りながら、約束の時間まで待つとするかい?」

マルドルは草原妖精の心に分かり易く訴えてきた。
やはりこういうやり方は彼女の方が上手い。

>「──ふん、そんな気分じゃねぇよ」

そうは言いながらも、ハルンはマルドルの奏でる音楽に上機嫌だ。

>「なんだよ、護衛されるのって楽しいな! ねーちゃん、おっちゃん、
> 頼んだぜ!」

ハルンに手を取られ、机の上に上らされる。

「おっとっと!これはなかなか難しいのう!」

高司祭様に見られでもしたら「野蛮である」などと叱責される事疑いないが、
此処はハルンの好感を得る為でもあるし眼を瞑る事にする。
ラーダは寛大な方だ。きっとお赦しになってくださるだろう…

それにしても、趣味ではないが踊るのも結構楽しいものだ。

***********************************

陽気に飛び跳ねるハルンの胸元で輝く“みどりのぼうし”。
一連の騒ぎの元凶が、こうも容易く眼前に存在する。
拍子抜けしつつも、却ってそれが危機感を募らせる。

―――何故、これを狙う連中はハルンを泳がせておくのか?

確認は取っていないが、このハルン、盗賊ギルドの一員と見て間違いない。
盗賊ギルドと正面から抗争するのを警戒しているのか。
それとも、他に理由でもあるのか?

>「ガラフィー、どったの?
> ──あぁ、これ? いいだろ? わりと気に入ってるんだ。
> おれ様が気に入ったもんだから、おっさんたちがどうしてもって
> 言うのもわかるなぁ。
> だろ。あんたも気に入った? 見る?」

だが、此方の思案を他所に、ハルンは勲章を此方に放り投げてきた!
何と無用心な振る舞いだろう、これが草原妖精の草原妖精たる所以か…

「わ!これ、いきなり渡すでない!」

手に掴んだ瞬間、金属とは思えないような温もりを感じた。
そして、予想よりも、遥かに軽い。まるで本物の木の実のようだ。

―――これが、噂に聞く“真の銀”か。 

妖精界に存在する魔法の金属。今では加工する技術が失われてしまった、
幻の金属。
鉱山妖精なら誰もが一度は触れてみたいと願う伝説の金属。
いきなり長年の願いが適ってしまい、激しく動揺してしまった。

呪いを承知の上で発動を試みた《霊感》は、予想通り跳ね返される。
それは仕方ないのだが、手を滑らせて勲章を落としてしまった。

「あ!」

咄嗟に手を伸ばすがもう遅い。
勲章は吸い込まれるように食堂の片隅に空いた穴に落ちていく。
少し間を置いて。カランと金属音が響き渡った。

「………すまん」

ハルンとマルドルに深く頭を下げ、詫びる。
これは何という失態だろうか…

>「…気にするな」

マルドルの優しさが、痛い。

>「これも神様の思し召しってやつだ、試練は喜んで乗り越えようぜ」

「う、うむ。これにはきっと何か意味がある筈じゃ。
 星王は『全ての出来事に意味はある』と仰っておるしな」

我ながら苦し言い訳なのだが。

>「アハハ、行っちゃったね! バイバイ!!」
 
一方ハルンは気楽なもので、腸詰めをむしゃむしゃと頬張っている。
何と緊張感の無い事か。

>「ああ、迎えにいかんとな。一人で寂しがってる」

マルドルはこういう切り返しがとても上手い、いつも感心する。

>「すまない、落ちた紋章を回収したいんだが、地下へ行く道はあるかな」

早速女将にも探索を願い出る。

>「なあハルン、私らと一緒に『冒険』に出てみないか?
> あんたの家の地下から、昔のお宝が見つかるかもしれんぞ」

マルドルはハルンにも上手く声を掛けてくれた。
相棒の、こうした手腕にはいつもいつも本当に助かっている。
朴念仁な自分には、出来ない事だ。

「お宝探しと思えば、やる気も沸こうというものだの。
 では女将よ、お邪魔させて頂く事にしますぞ。
 ついでに鼠や害虫の類が出たら退治もして差し上げますぞ…
 迷惑料の立て替えですな」

などと、冗談めかして言ってみたが、我ながら下手だとは思う。

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 隠匿の呪い

投稿が遅くなりスミマセン、スミマセン!(>_<)

マーファ神殿がカーディス教団に乗っ取られてそうだとか、
バルタークとイヨギーテが仲良く風邪引いて寝込んでるとか、
気になる情報満載な状況下、話をややこしくしてゴメンナサイ!

マルドル、ハルンに同行して地下へ勲章を探しに行きます。
以下に予備ダイスを添付しました。お使いください。
平目にしておきました。おそらくレンジャー技能になるのでしょうが…
宜しくお願い致します。
…そして出目に見放されてる件(涙)

09:45:39 ガラフ@テッピン 予備1 2d6 Dice:2D6[2,3]=5
09:45:46 ガラフ@テッピン 予備2 2d6 Dice:2D6[3,2]=5
09:45:54 ガラフ@テッピン 予備3 2d6 Dice:2D6[6,1]=7
09:46:11 ガラフ@テッピン 安定して低い、だと…(鬱

店を出て行こうとする輩には小銭を渡して、
「明日の朝まで黙ってて」とお願いするのがいいのかなあ(悩)
LINTSさんと相談したいです。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
餅は餅屋に。
156
: 2011/12/29(Thu) 23:55:29
テッピン@ガラフ

ハルンとすったもんだしたり勲章を落としたりしている間に、
こそこそと店を出て行こうとする輩の姿をマルドルが発見する。
迂闊だったが、この店は草原妖精が集う場所。
そして草原妖精はほぼ全員が盗賊ギルドの一員と思って疑いない。
つまり、放っておくのは非常に不味いという事だ。
面白半分に話を広められても困るし、
盗賊ギルドに情報を売られるのはもっと困る。

「さて、困ったのう…小銭を握らせれば黙ってくれるかの。
 せめて取り引きが終了する夕刻まで我慢してくれれば良いのじゃが」

こっそりマルドルに耳打ちしながら相談する。
それから女将に向き直り、

「女将よ。御子息の安全を確保する為に御助力を頂きたい所ですが、
 何かよい案はございますかな?
 ワシはご覧の通りの堅物な鉱山妖精…機転が利かぬのじゃ。
 草原妖精ならではの柔軟な発想に期待したい所でしてな」

此方にも相談して見る。
草原妖精の対処方法は草原妖精が一番よく分かっている事だろう…

***********************************

女将に情報漏れ対策の事は一任し、地下へと向かう。
マルドルは精霊を感知する力を活かし、後方の警戒を買ってくれた。
自分は、中央で有事に備える。
必然、ハルンは先頭に立つ事になる。

「ハルン氏よ、ではお手数ですが御自宅を案内して頂けますかな。
 宜しくお願い致しますぞ」

ハルンはこうした物言いは嫌がりそうだが、形式は大切だ。
無論、其処に気持ちが篭っていなければ、形式などに意味は無いのだが。

「さて、食料庫と井戸か…
 ハルン氏よ、構造から考えて、どちらの方が食堂の穴に近いのかの?」

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 隠匿の呪い

相談スレッドでの内容を受けて、冒頭は出て行く客対策の場面を。
細かい描写は、LINTSさんとGMの投稿を受けてから描写しますね!

さて、地下へはガラフは真ん中で行きたいと思います。
つまり、

先頭:ハルン、真ん中:ガラフ、殿:マルドル(松明)

の隊列を提案します。広い場所ならガラフはハルンと並びましょう。
マルドルだけでは明かりに不自由するなら、ガラフも松明を消費して持ちます。

予備ダイスは前回振ったもの(5,5,7)がありますが、追加しておきます。

23:51:10 ガラフ@テッピン 予備4 2d6 Dice:2D6[2,2]=4
23:51:20 ガラフ@テッピン 予備5 2d6 Dice:2D6[4,3]=7

…振らなきゃよかった(涙)

本文ではハルンに尋ねていますが、個人的には井戸に1票です。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
井戸の底(12/30 17:30修正)
159
: 2011/12/30(Fri) 16:33:59
魔音@GM

>「ふむ…女将よ。どうやらこの街は石と何か縁が深いようですな。
> 郊外の石化した樹木群しかり、『巨人の賭場』しかり」
「アタシにはそんな難しいことは判らないよ。
 何せ古い物なんだろうね。パンだって、放っておけば石みたいに
固くなるよ」
 女将はガハハと笑ったものだった。

    ◇

 マルドルの魅力的な提案に、グラスランナーたちはどうしたものかと
互いに顔を見合ったり、ひとり目を輝かせたりといった様子だ。
 マルドルとガラフの、女将を引き込んだ作戦も功を奏した。
 彼らは結局、“明日のご馳走”を肴に、「こちらの奥様、旦那様方
からだよ」と振る舞われた酒杯で一杯やりはじめたのだった。
 居合わせた客たちは、先行きの予想をお互いに賭合ったり、
事態の推移を早速歌にしてみたりと、大忙しといった様子だ。
 ともあれ、これで少なくとも、ちょっとした騒ぎが広まるまでは、
1日の猶予はできそうだった。

    ◇

「温かい物を用意しておくよ」
 そんな女将の言葉に送られて、ハルンを伴ったマルドルとガラフは
厨房へと続く扉を潜り、宴の喧噪から離れた。

>「ハルン氏よ、ではお手数ですが御自宅を案内して頂けますかな。
> 宜しくお願い致しますぞ」
 うん。とハルンから視線が返ってくる。その力は、案内人の名に相応しい。
「井戸までは迷わないよ」という女将の言葉だったが、厨房の扉から
すぐに下る階段に行き当たった食料庫と、その先にある井戸の部屋までは、
思ったより長い階段を下ることになった。
 食堂の建物に比べ、階段はずっと古い石で組まれていたが、しっかりと
していて、不安は感じられない。

>「さて、食料庫と井戸か…
> ハルン氏よ、構造から考えて、どちらの方が食堂の穴に近いのか>の?」
「井戸だよ。どっちかというと井戸の底。なんだけどね」
 井戸は、言われていた通りに大きなもので、直径は2m程ある。
 灯りで照らすと、深い底が、かろうじて見える。水の流れがあり、
水路につるべを落として水を汲み取るようになっているのだった。
 井戸を挟むようにして立つ柱には、それらに渡された横木に頑丈な
滑車が備えられていて、下に降りるのに十分な強度があった。
 ハルンは、その井戸の底を指さした。

    ◆

 水路は、やはり石造りのものだった。アーチ状の断面をしていて、
水が膝高さほどの深さまで流れていることがわかる。
 このドワーフの設計によると思われる地下水路の位置は、地上に
ある食堂の床面からすれば、15m強は下に降りた位置にあるだろうことが、
ドワーフのガラフには容易に推測できた。
 水流はゆったりとしており、歩くのに差し障りはないが、水路の片面
には、水底から1m強の高さに肩幅よりすこし大きめの通路が設けられ
ていて、そこに昇れば、苦労なく歩けるようになっている。
 食堂に開いた穴は、垂直よりは斜めに入っていて、三人が降り立った
位置から見て上流側のどこかに至っていると見当がついた。
 グラスランナーのハルンは、慣れた様子ですたすたと通路を進んでいく。
 その方向からは、豊かな水だけでなく、ゆっくりとした風も流れ
込んできていた。
 水路はすぐに終わり、新たな空間へと続いていたのだった。

 果たして、そこには大きな部屋が広がっていた。貯水槽だった。
 灯火では完全に照らしきれない暗闇が横たわる中、浮かび上がったのは、
巨樹でできた柱の連なりだった。それらが規則正しい列を成し、
天井を支えている。柱は、マルドルとガラフにもう一人が加わって
手をつなげば、やっと抱えられる太さである。
 柱の一本一本は、しかしよく見ると生きた木ではなく、木の質感を
保った石であることが判る。どれ一つとして同じ物はないが、ほぼ
同じ太さのものであった。
 部屋は水を湛えており、暗くて底はよく見えない。
 通路は、部屋の縁をぐるりと回っているが、他の水路に行き
当たる度に途切れていた。
 灯りが漏れていて、食堂へと続く小さな穴は、天井付近に見える。
 その穴の下には、滑らかな水面が広がっている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 イメージは、イスタンブールの貯水槽です。
 前に拝見した自由人さんの写真に、勝手に感謝の波動を送って
ます(`・ω・)ノ〜(ありがとうございますであります
 マルドルがセンスオーラを使えば、少し離れた水底に、1R程度で
勲章をみつけることができます(列柱の貯水槽は、水深2m程度です)。

++
12/30 17:30修正
 以下のようなことを書いてましたが、修正削除します;;;
 LINTSさんサイコロ振ってくれてたジャン!

 レンジャー技能であれば、達成値12以上になるまで判定すれば、
やはりみつかります。探すのに要する時間は、判定回数Rとなります。
 いずれにせよ、泳いで水底に取りに行くことになります。

 捜索に要した時間ラウンドの回数だけ、2d6を振っておいて下さい

5以下が出た回数を教えて下さいませ。
 また、危険感値(byレンジャー+知力B)をしておいてください。
 イベント( ・`ω・´)o彡゜イベント
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
どじょうの挨拶
162
: 2011/12/30(Fri) 17:58:17
魔音@GM

 マルドルの精霊を見る目が、勲章をたちどころにして見つけた。
 水は冷たかったが、短時間であればどうということはない。2m
ほどの水底からそれを拾い上げると、岸にたどりつき、通路にあがる。
 その背後で、何かが蠢き、マルドルの踵に、とんと何かが
当たった気がした。
 ガラフには、その巨大な魚影が目に写ったかも知れない。
 しかし、警告の声を発する間もなく、5mはあろうかというそれは、
また元の暗い水底へと消え去ったのだった。

「あ、ヌシだ。おれも初めて見たぜ」
 とはハルンの言葉だった。
「ねーちゃんとおっちゃん、やっぱ何か持ってんな!」
 勲章の回収のことなのか、ヌシと呼ぶ生き物の影との遭遇のこと
なのか、その両方のことなのかは定かではなかったが、祝福の言葉を
二人にかけたあとは、マルドルにタオルを渡したり毛布を差し出したり
しながら、次の予定をどうするか様子を見ている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
 連続投下すいません。分けても意味なさそうだったので、あわててどどどです。

 マルドルせんせー、仕事ハヤス。
 さくっと見つけ(9)、あっさり勲章を回収(8)、お魚の抱擁を回避(8)しました。

 テッピン@ガラフさんのダイス運はその下支えとなってww
 これはあれです。いざというときの為の溜めです!w
 予備ダイスほぼ消費しましたー。予備ふりありりでしたっ。

 二人は、大まかに見て残り1つ行動できます。地下観光その他思いつくことがあれば是非ー。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
『ヌシ』との遭遇。
168
: 2012/01/01(Sun) 20:19:56
テッピン@ガラフ

>「温かい物を用意しておくよ」

女将の温かい言葉が嬉しい。
初めて出会う人物に、此処まで気を利かせて貰えるのだ。
ラーダに素晴らしき人の縁を感謝し、祈りを捧げる。

「有り難く頂戴致しますぞ、お気遣い嬉しく思います」

***********************************

>「井戸までは迷わないよ」

そう女将は言っていたが、特に井戸に達するまでは長い階段を下らねばならず、
それなりの距離を要する。
階段の石組みは重厚で、住居部分と異なり歴史を感じる。
ひょっとしたら、このテクラルにかつて存在していたと云う、
古代都市の名残かも知れない。

井戸と食料庫、どちらが穴に近いのか、との問いに、ハルンは簡潔に答える。

>「井戸だよ。どっちかというと井戸の底。なんだけどね」

「井戸の底か。成程、では先に其方を案内して頂こうかの」

井戸の方が近いと分かっている以上、寄り道する訳にも行くまい。
我々の最優先事項は勲章の確保なのだから。

***********************************

ハルンの案内に従い、井戸の滑車を伝い降りて、
井戸の底に横たわる水路へと赴く。

水路は階段と同様、重厚な作りだ。同族の手による物と思って間違いあるまい。
推測するに、食堂からはかなり下の位置だろう。

水深は…少なくとも自分は口の辺りまで浸かってしまう深さだ。
通路が無かったら、自分は此処まで侵入する事は出来なかっただろう。
全く、水には嫌なご縁が付き纏うものだ。

「やれやれ…つくづく水とは因縁があるのう。
 これでまた全力疾走という事にならなければよいのだが」

口に出さなくても良い事を、つい呟いてしまう。

***********************************

水路は意外とあっさりと終わりを告げ、大きな空間が開ける。
これは、おそらく貯水槽だろう。古代都市が存在していたテクラル市に、
この様な設備が備えられているのは不思議な事では無い。

柱のように林立しているのは…
おそらく郊外で見た化石と化した樹木群と同様のものだろう。
この古代都市に嘗て何が起きたのか…興味は尽きない。
この依頼が終わったら、賢者ジェイドの下に弟子入りして、
研究をするのも一興か…と、つい妄想してしまう。

天井の方から漏れる明かりを発見する。
勲章は、どうやらあの穴から落ちたらしい。

***********************************

マルドルが精霊の力を見分け、勲章はあっさりと見つかった。
但し、水の深さの関係で、マルドルに水の中に入って貰わざるを得ない。
ハルンは草原妖精、頭までズッポリ浸かってしまうし、自分も同様だ。
…けして、水が怖かった訳では、無い。

マルドルが水路から上がろうとした時、背後に何かが蠢く。
この闇を見通す眼が、それは巨大な魚影だと知らせる。
大きさは、かなりのものだ。

「マルドル、後ろじゃ!」

警告の声が利いたのか否か。
影は、速やかに水面から姿を消す。

>「あ、ヌシだ。おれも初めて見たぜ」

と、ハルンが能天気に呟く。

「ヌシ、じゃと?」

>「ねーちゃんとおっちゃん、やっぱ何か持ってんな!」

確かに我々は毎回尋常為らざる事態に遭遇してはいるが…
と、それはさておいて。

「ハルン氏よ、教えて頂きたい。
 この地下水路の『ヌシ』とは一体何者なのじゃ?
 何時頃から存在し、どういう風に伝えられているのですかな?」

直接は勲章とは関係無さそうだが、
単純に知的好奇心から尋ねてみる。 

「さてマルドルよ…目的は一応達したが、
 此処で『ヌシ』と遭遇したのは星王のお導きかも知れん。
 それにその勲章…」

まるで何者かの意思が宿っているようだ、と口に出そうとして、出せない。
うっかり呪いの事を忘れていた…地味に面倒だ。

「…とにかく。今少しあの『ヌシ』を追ってみたくなった。
 マルドル、ハルン氏よ。お付き合い頂けるかな?」

そう言いながら、歩き出す。
視線は水面に集中する。
動き出す影をも逃さないように…

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 隠匿の呪い

新年明けましておめでとうございます!本年も宜しくお願い致します。

行動宣言ですが、

・ハルンに「ヌシって何者よ?知ってる事教えて頂戴♪」とお願いします
・ヌシの後を追います

呪いのせいで喋れない描写を入れてみる試み。
ゲーム的には、アウトでは無いでしょうか?>魔音@GMさん

それと、『ヌシ』の怪物判定は可能でしょうか?
可能なら、以下のダイスをご使用ください。
予備も振っておきましたので、以下にまとめて添付致します。

20:16:58 ガラフ@テッピン <怪物判定>ヌシ! 2d6+4 Dice:2D6[2,5]+4=11
20:17:18 ガラフ@テッピン 予備1 2d6 Dice:2D6[2,1]=3
20:17:26 ガラフ@テッピン 予備2 2d6 Dice:2D6[1,4]=5
20:17:35 ガラフ@テッピン 予備3 2d6 Dice:2D6[2,1]=3
20:17:49 ガラフ@テッピン く、勲章の呪いか…(憂鬱

…年初めからこれは一体どう言う事なのでしょうか…
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ヌシ関連クイックレスです
171
: 2012/01/02(Mon) 06:18:54
魔音@GM

> ・ハルンに「ヌシって何者よ?知ってる事教えて頂戴♪」とお願いします
> ・ヌシの後を追います
 了解です。
 ハルンは、「ヌシは、この水路に時々現れるでっかいやつ」と答えます。
 深くは知らないみたいですね。

> 呪いのせいで喋れない描写を入れてみる試み。
> ゲーム的には、アウトでは無いでしょうか?>魔音@GMさん
 無問題です。ってかガラフセンセの探偵の勘が、ダイス運とは裏腹に、
だんだんと核心に迫ってる気がしますw

> それと、『ヌシ』の怪物判定は可能でしょうか?
 可能です。
 データはキラーシャーク+1を使用してますが、姿形は、パイクのでっかいやつをイメージしてます。
 また、マルドルを襲撃したというよりは、何か別の意図があったように
ガラフには見えるかと!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
主との遭遇
174
: 2012/01/02(Mon) 21:52:35
マルドル

それは、存外簡単に見つかった。

滑車を辿り、井戸の底へ。
地下水路は、まるで回廊のようだった。
聞けば貯水槽とのこと。
なるほど、これも古代王国の名残なのか。

>「やれやれ…つくづく水とは因縁があるのう。
> これでまた全力疾走という事にならなければよいのだが」

「はははっ、そうなればいよいよ“俊足”を名乗らねばならんな」

ガラフのぼやきに、思わず笑ってしまった。

やがて道行きは終わり、礼拝堂のように広い空間へ出る。
「ほう…これは素晴らしいな」
思わず声が出る。

柱のように見えるそれが、
あの化石化した樹木郡と同じものだと想像に難くない。

「ハルン、あんたの店の地下には、こんな『秘密基地』があるんだなあ」

そして、くだんの紋章はすぐ見つかった。

「紋章には、『精霊力』があるんだよ」
ガラフとハルンに説明する。
「さっき、食堂で謳って踊ってた時にな、
 『彼』の精霊力も、同調するように反応してたんだ」

だから、苦も無く見つけられたのだろう。


さて、肝心の回収だが、必然的に私の役目になる。
ガラフやハルンには、ちょいと荷が勝ちすぎるようだ。

水に浸かり、拾い上げ、水辺に戻り――――

>「マルドル、後ろじゃ!」

「何!?」

咄嗟に振り返る――水の中に影に、思わず身構えた。
が――それは悠然と身を翻し、去ろうとする。

>「あ、ヌシだ。おれも初めて見たぜ」
>「ねーちゃんとおっちゃん、やっぱ何か持ってんな!」

ヌシ――主、か。

ハルンからタオルを受け取り、ガラフとのやり取りに耳を傾ける。
「なるほど。ねえ…」

滅びた都市の地下水路をねぐらとする、巨大な魚のお呼び出し、か。

>「さてマルドルよ…目的は一応達したが、
> 此処で『ヌシ』と遭遇したのは星王のお導きかも知れん。
> それにその勲章…」

勲章、と言いかけたガラフが妙に言いよどむ。

「ん? どうした?」

問いかけると、

>「…とにかく。今少しあの『ヌシ』を追ってみたくなった。
> マルドル、ハルン氏よ。お付き合い頂けるかな?」

「ああ、かまわんが…」

妙にはぐらかされた感が拭えんが、しかしその提案に反対はない。

「立会いの時間にももう少し余裕があろう
 ハルン、一緒に行こう。主様のご招待だ」


PL>
あけましておめでとうございます!
おまたせしました、マルドル初書きでっす。
みんなで一緒に主を追いましょう。
紋章は首からかけておきますよ!w

言いよどむガラフに、ちょっと「あるえー?」と思っておくじぇw


2D6 → 1 + 5 = 6 (01/01-20:25:20)
2D6 → 5 + 5 = 10 (01/01-20:25:21)
2D6 → 1 + 2 = 3 (01/01-20:25:22)
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
みどり登場
183
: 2012/01/04(Wed) 05:25:37
魔音@GM

>「やれやれ…つくづく水とは因縁があるのう。
> これでまた全力疾走という事にならなければよいのだが」
「走るの楽しいぜ?! 競争する、ガラフィ?」
 ガラフのぼやきを、おもしろがるハルンだった。

    ◆

 ハルンがヌシと呼んだ魚影を追跡することにした一行は、貯水槽
から伸びる水路の一つを進んでいく。
 その度に一行は立ち止まって悩んだものだったが、さほど時間を
かけずに道を選んだ。その材料の一つとなったのは、マルドルの首から
下がった勲章の反応だった。
 初めのうちそれは、ちりちりと小さく囁やいていたが、歩を進めて
行くに従って、触れて判るほどに震え始めたのだった。

 幾つかの分岐はあったが、注意を払って水路の流れを辿っていくと、
出発地点の貯水槽よりずっと小さいが、水門のある部屋に出た。
 この間、マルドルの首にかけられた勲章の震えは、興奮から歓喜の
それへと変わっていたが、不意に、穏やかな温かみを帯びて静かになった。

 そこには、巨大な魚影と小さな人影があった。
 水際にしゃがみ込んだ長い緑色の髪の女の子が、巨大魚に話しかけて
いるように見える。
 小さな女の子の姿をしたそれは、マルドルには一目でエントの幼体
だとわかった。ドライアードによく似ていて、その姿はエルフを思わせる。
作り物のような白大理石色の肌に、街の人間と同じような服を纏っていた。
 彼女は一行の到着に気づくと立ち上がり、小さく驚いたような表情を
浮かべたが、気を取り直すと胸を張って姿勢を正した。

「エシエルのおともだち、であろ? 妾の名はエリンじゃ。エントを
やっておる!」
 彼女は精一杯の虚勢を張って、自己紹介をした。
 何か目的があってこの土地にやってきたのは明白だったが、
緊張の所為か、少し震えた声がその先を続けることはなかった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 ガラフせんせ、またもフラグ踏みにw>全力疾走

 みろり娘登場です。
 挨拶ですが、緊張の所為かみろりさんは口をつぐんで出方を伺って
います。ファーストコンタクトなどどぞぞ。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
あいさつしよう
191
: 2012/01/05(Thu) 21:40:18
マルドル

主に導かれるように、水路の奥へ進む。
いくつもある水路を迷わずにすんだのは、紋章のおかげだ。
最初は囁くように。
やがて

「――ガラフ、ハルン。ほら、触ってみるといい」

二人に差し出したのは、
精霊使いでなくともわかるほど
紋章が震えているからだ。

「とても歓んでいるようだ」

首にかけなおしつつ、

「ガラフ、あんたがここに紋章を落としたのは、
 神の導きによる必然だったのかもな」

冗談抜きで、そう言った。

主との随行は続き、やがて、その部屋についた時。
不意に、紋章は静かになった。


部屋の水辺に、主と――一人の女の子。
こんなところに、ヒトがいるわけが無い。

「彼女は精霊だよ。エントという樹木の上位精霊だ」

二人にそっと告げる。

しかし、服を着ているとは。
私が知る精霊は、人間のように振舞うことはないのだが。

>「エシエルのおともだち、であろ? 妾の名はエリンじゃ。エントを
>やっておる!」

エリンと名乗る女の子は、緊張を帯びてこちらの様子を伺っている。

「ああ、そのとおり。私達はエシエルの願いによりこの地に来たのだよ」

微笑んで、ひざまづく。
女の子の目線にあわせて、軽く一礼。

「初めまして、エリン。
 私はマルドル、彼はラーダ神官のガラフに、
 こちらはハルンだ」


「私達は、その魚と、この紋章に導かれて来たんだ。
 魚は、私とあなたを会わせたかったのかもしれないな」

「紋章は、とても歓んでいる。
 あなたに会えることを、望んでいたのかな」


「レディ・エリン」


「あなたはエシエルと仲が良いようだね
 私達は、エシエルの力になりたいんだ。
 できれば、あなたの力にも」

手を差し伸べる。

「よろしく、レディ」

人間流のあいさつだよ。


PL>
まさに『未ロリの防止!』

まずは最初の挨拶です。
緊張してるようなので、ちょっと和らげてみましょう。
ここに来るまでの事情を織り込みつつ、
お姫様にかしずくナイトっぽくw

追記>
テッピンさん、申し訳ありません!
ガラフの宗旨を修正しました、ごめんなさい(><
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
上位精霊、エント。
192
: 2012/01/06(Fri) 11:25:10
ガラフ

>「走るの楽しいぜ?! 競争する、ガラフィ?」

此方の苦労も知らないで、無邪気な物言いのハルンだ。

「貴殿ら草原妖精と違って、我々鉱山妖精は走るのに向いておらんのじゃよ。
 競争はしても構わんが、結果は火を見るよりも明らかじゃぞ?」

駆けっこは正直御免こうむるが。

「ま…酒飲み競争なら付き合うにやぶさかではないがの」

我ながら、一体何処まで本気なのやら。

***********************************

『ヌシ』を追って、貯水槽を奥へ奥へと進んで行く。
最初は何処へ向かおうか悩んだたが、その悩みは早々に解消される事となった。
勲章が反応している事に気付いたのだ。

>「――ガラフ、ハルン。ほら、触ってみるといい」

マルドルが紋章を差し出してきた。
触ると、動いているのが分かる。

>「とても歓んでいるようだ」

なるほど、喜びで胸が高鳴るのにも似た脈動を感じる。

>「ガラフ、あんたがここに紋章を落としたのは、
> 神の導きによる必然だったのかもな」

マルドルも吟遊詩人なだけに、詩的な表現を好む。

「そうじゃな。星王は無意味な事はされぬからの」

***********************************

勲章の導きに従い、更に進むと、水門のある部屋に出た。
マルドルが気配の変化に感づく。
紋章がざわめくのを止め、大人しくなったようだ。

部屋の水辺に眼を凝らすと、其処には巨大な影と少女。
魚影は『ヌシ』として…こんな地下に少女が居るのは不自然極まる。
ではこの少女は一体?

>「彼女は精霊だよ。エントという樹木の上位精霊だ」

マルドルがそっと耳打ちする。

「エントじゃと?精霊というのは、精霊使いにしか見えんのではないか?
 ワシやハルン氏にも見えるという事は…具現化しておるのか?」

さっぱり事態が見えて来ない。
正面に居る少女は、どう贔屓目に見ても、
街娘の格好をした森妖精にしか見えない。
そう、例えばパティのような。
この娘が神にも等しき力を持つ上位精霊だとは、俄かには信じられない。

>「エシエルのおともだち、であろ? 妾の名はエリンじゃ。エントを
>やっておる!」

噂の上位精霊は、緊張を顔一杯に浮かべ、自己紹介をしてきた。
その妙な人間臭さに、戸惑う。

「エ、エントをやっておる…?」

つい、口を開けて呆けてしまう。

>「ああ、そのとおり。私達はエシエルの願いによりこの地に来たのだよ」

精霊使いのお陰か、マルドルは余裕綽綽な風情で挨拶を始める。

>「初めまして、エリン。
> 私はマルドル、彼はラーダ神官のガラフに、
> こちらはハルンだ」

「う、うむ。今紹介に預かったガラフじゃ。
 賢者ジェイドと同じく、大地の妖精族の末裔たる鉱山妖精の一人であります。
 故郷を異にする者ではありますが、植物の上位精霊たるエリン嬢に
 拝謁出来、感激の極みでありますぞ」

我を取り戻し、膝を折って慌てて口上を述べる。
余りの衝撃に、表現が突飛なものになってしまったが。

>「私達は、その魚と、この紋章に導かれて来たんだ。
> 魚は、私とあなたを会わせたかったのかもしれないな」

>「紋章は、とても歓んでいる。
> あなたに会えることを、望んでいたのかな」

>「レディ・エリン」

>「あなたはエシエルと仲が良いようだね
> 私達は、エシエルの力になりたいんだ。
> できれば、あなたの力にも」

マルドルが喋るのを横で聞きながら、考える。
勲章…最終版・高出力精霊力制御変換魔導器「みどりのぼうし」。
テクラル市周辺、及び地下に広がる化石化した樹木群。
具現化した樹木の上位精霊たるエント。

これらを並べただけでも、
勲章が樹木の精霊力に関するものだという事は容易に推測はつく。
この並んだ点が、どうやって線となって繋がるというのか?

「ワシ等は、この勲章に害を成そうという輩から守る為に参上したのです。
 エリン嬢よ、上位精霊たる貴女に御助力を頂けるなら有り難いのですが。
 何かご存知の事があれば、教えて頂けますかな?」

自分も質問する。
本当は、自分の身に降りかかった呪いについて聞いてみたいのだが、
先の繰り返しになるのが目に見えているので止めておく。

周囲には絶えず警戒を怠らぬようにしておく。
もう何が起きようが大抵の事には驚かないつもりではあるが…

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:未使用 隠匿の呪い

具現化した上位精霊だと…?何だか凄い展開になってきた!

行動宣言としては本文の通りエリンに挨拶しつつ、周囲を警戒します。
万が一ユーグネルの構成員と遭遇したり、
偵察のインプに見られてたりしたら嫌ですからね!

以下に<怪物判定>及び予備ダイスの結果を添付致します。
エントの目標値って幾つでしたっけ…?(悩)

10:36:25 ガラフ@テッピン 一応<怪物判定>!エント。 2d6+4 Dice:2D6[4,4]+4=12
10:37:20 ガラフ@テッピン 中位精霊までなら分かる達成値だけど、上位精霊はどうかな?
10:37:30 ガラフ@テッピン 予備1 2d6 Dice:2D6[5,1]=6
10:37:37 ガラフ@テッピン 予備2 2d6 Dice:2D6[6,3]=9
10:37:42 ガラフ@テッピン 予備3 2d6 Dice:2D6[6,3]=9

質問ですが、エリンは何語で喋っているのでしょうか?
東方語や下位古代語なら分かるのですが、
精霊語やエルフ語だと分かりません(汗)

それと…LINTSさん、ガラフはラーダ神官ですよ〜。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
みどりの願い
206
: 2012/01/09(Mon) 14:48:31
魔音@GM

>「初めまして、エリン。
> 私はマルドル、彼はラーダ神官のガラフに、
> こちらはハルンだ」

>「う、うむ。今紹介に預かったガラフじゃ。
> 賢者ジェイドと同じく、大地の妖精族の末裔たる鉱山妖精の一人であります。
> 故郷を異にする者ではありますが、植物の上位精霊たるエリン嬢に
> 拝謁出来、感激の極みでありますぞ」
 びくっと一歩後退しかけるが、踏みとどまって一行を一度見回す。
「く、くるしうないぞ」
 挨拶に応じた。

>「私達は、その魚と、この紋章に導かれて来たんだ。
> 魚は、私とあなたを会わせたかったのかもしれないな」
 ひとつ頷いて、
「こやつは妾の家臣、ド・ジョーじゃ。見知りおいてたも」
 紹介をする。


>「紋章は、とても歓んでいる。
> あなたに会えることを、望んでいたのかな」
 少し驚いて面を上げ、嬉しそうに笑みを作るが、また俯いて、口をへの字に
結ぼうとする。しかし、その口の端は結びきれず、笑みがこぼれていた。
 だが、ひとつ息を吸い込んで、
「妾にしても、こうして目覚めたまま会えたのは嬉しいことじゃ。
 そやつには話がある。そして眠る前に、妾はやらねばならぬことがある。
 そのために妾はこの地にやってきたのじゃ」


>「あなたはエシエルと仲が良いようだね
> 私達は、エシエルの力になりたいんだ。
> できれば、あなたの力にも」
 マルドルに話しかけられ、徐々に緊張を解いたエリンは、その手を
ぎゅっと握りかえした。

「マルドル、ガラフ、ハルン、……よろしく、頼む」
 顔を俯けたまま、ちらっと三人を見上げて助力を求めた。

    ◆

「妾は、長らくこの石を住処としてきた」
 言って、マルドルと繋いだ手とは逆の掌を開けて見せた。
 そこには、大きなどんぐりがひとつあった。
 しかしそれは、実際にはドングリの形にカットされた、半透明の明るい
茶色の石だった。光の加減で薄い赤から緑、紫色に近い色を放ったりも
している。
「こう言って信じられぬかもしれんが、ここにワシは棲んでおる。
 じゃが、それ故に、歪めてしまったものもあった。多くの失われて
しまったものには、取り返しのつかないものもあろう。じゃが、この
ときを機に、歪みを正したいのじゃ。
 マルドル、ガラフ、ハルン。妾をここから出る手伝いをしてくれぬか?」
 エリンが口にした願いは、この街のどこかに眠る、現界した自分の本体を
探して欲しい。というものだった。
 近くまで行けば、本体を起こして精霊界への門を開き、石の封印を破る
ことができるのだそうだ。

    ◆

>「ワシ等は、この勲章に害を成そうという輩から守る為に参上したのです。
> エリン嬢よ、上位精霊たる貴女に御助力を頂けるなら有り難いのですが。
> 何かご存知の事があれば、教えて頂けますかな?」
「うむ。無論、じゃ。なんなりと言ってみるがよい」
 一行に徐々に慣れたエリンは、ガラフに向き直る。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより

 エント娘との会話は、精霊語です。
 ただし、勲章が近くにある場合は、周囲の人間用に翻訳される
ヒトに優しい仕様で!
 また、知名度12ですので(精霊は12で統一されてるみたいですね)
わかります。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
どんぐりとエント
214
: 2012/01/10(Tue) 23:41:24
マルドル

少女――エントのエリンは、私達を信用してくれたようだ。

「そうか、ド・ジョーはエリンの配下か。賢いな」

案内をしてくれた魚に、礼を言う。

しかし、つくづく不思議な紋章だ。
精霊語の通訳までしてくれるのだから。

その、留め置かれた『石』。
茶色のような、でも多彩な光を放つそれが、彼女の『家』。
なるほど、これが歌にあった『どんぐり』。
あの歌は、あながち空想だけで紡がれたものではないようだ。

「いや、信じるよ」

微笑んで、頷く。

「ガラフ、ハルン。
 彼女はフルコントロール・スピリッツで
 ここに封じられていたのだろう」

精霊魔法のことを、二人に説明した。

「だけど、彼女の言うとおり、精霊界のものを物質界に長く留めておくと
 悪い影響があってな…カストゥールの暴走した精霊都市の話を聞くだろう?」

歪みを直す。
それが、エリンの願い

> マルドル、ガラフ、ハルン。妾をここから出る手伝いをしてくれぬか?」

「ああ、もちろん」

それがエリンの願いなら。

「私は精霊使いだ。だから、精霊の望みを叶えることが私の役目だ。
 それが、エシエルを助けることになるなら、なお嬉しい」

 >エリンが口にした願いは、この街のどこかに眠る、現界した自分の本体を
探して欲しい。というものだった。
 >近くまで行けば、本体を起こして精霊界への門を開き、石の封印を破る
ことができるのだそうだ。

>「ワシ等は、この勲章に害を成そうという輩から守る為に参上したのです。
> エリン嬢よ、上位精霊たる貴女に御助力を頂けるなら有り難いのですが。
> 何かご存知の事があれば、教えて頂けますかな?」
>「うむ。無論、じゃ。なんなりと言ってみるがよい」
> 一行に徐々に慣れたエリンは、ガラフに向き直る。

「ガラフは頼りになるぞ。いろいろ頼りにするといい」

そういって笑い、

「悪いが、ちょっといろいろ聞かせてくれないか」

怯えないように、繋いだ手を柔らかく握って。

「エリンを封じた主はどんな人なんだい?
 その人は、エリンの力を何に使っていたのかい?」

「あと…エリンは、ここにいる間、どんな気持ちでいたのかな?」


PL>
眠い!もっと書きたかったけどここで一旦切ります。
本体の場所の検討はつくのか、とか他
思いついた質問とか
『どんぐり』の鑑定はガラフとテッピンさんにお任せします(><
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
エリンの願い。
216
: 2012/01/11(Wed) 15:17:32
テッピン@ガラフ

植物の上位精霊エントのエリンは、『ヌシ』を自分の配下だと言った。
しかし、名前がド・ジョーとは…

「…『ヌシ』は貴女と親しい仲なのですな」

配下の名前のつけ方について思う所は多々あったが、
取り敢えずは辺り障りの無い事を言っておく。

不思議な事に、エリンの言葉は自分にも理解出来、会話が成立するのだ。
精霊は通常、鉱山妖精には理解し得ない精霊語を喋る筈なのだが。
ひょっとして、これも勲章の持つ力なのかも知れない。

エリンは、自分が差し出した茶色い飾りに封じられていると言う。
見れば勲章と同じく、不可思議な光沢を放っている。
もしかして、勲章と同じく、“真の銀”で作られた物かも知れない。
これがもし、勲章と対になる物だとしたら?

―――此処は、踏み込むしか無い!

隠匿の呪いに阻まれる危険を知りつつも、ラーダに《霊感》を祈る―――

***********************************

>「ガラフ、ハルン。
> 彼女はフルコントロール・スピリッツで
> ここに封じられていたのだろう」

マルドルが精霊魔法を解説明してくれた。
現在では失われた、上位精霊を召喚、使役する魔法だろうと言う。

>「だけど、彼女の言うとおり、精霊界のものを物質界に長く留めておくと
> 悪い影響があってな…カストゥールの暴走した精霊都市の話を聞くだろう?」

「うむ、知っておる。
 強大な力を不自然に留め置くと歪みが起きる。確かに道理じゃ」

エリンは、自らの解放を願い、我々に頭を下げる。

>「マルドル、ガラフ、ハルン。妾をここから出る手伝いをしてくれぬか?」

>「ああ、もちろん」

マルドルは快諾する。

>「私は精霊使いだ。だから、精霊の望みを叶えることが私の役目だ。
> それが、エシエルを助けることになるなら、なお嬉しい」

「ワシは星王の使徒として、
 この街に隠された真相を追求したいと考えております。
 それに、ご婦人の願いを断るのは無粋と言うもの…
 不肖ガラフ、エリン嬢の願いを叶え、
 エシエル氏の依頼を果たす為に微力を尽くさせて頂きますぞ」

自分も力強く頷いた。

>「ガラフは頼りになるぞ。いろいろ頼りにするといい」

マルドルが冗談めかして持ち上げる。

「やめい。何だか恥ずかしいではないか…」

何故か頬が赤くなる。

さてエリンは、この街のどこかに眠る自分の本体を探して欲しい、と訴えた。

>「悪いが、ちょっといろいろ聞かせてくれないか」

マルドルは柔らかい物腰でエリンに質問を始めた。

>「エリンを封じた主はどんな人なんだい?
> その人は、エリンの力を何に使っていたのかい?」

>「あと…エリンは、ここにいる間、どんな気持ちでいたのかな?」

マルドルは感受性豊かで包容力がある。自分には到底出来ない事だ。

「うむ…エリン嬢の本体を一刻も早く探し出したい所ですが、
 本体が封じられている場所について、何処か心当たりはございますかな?
 もしくは本体に繋がる重要な手がかりはご存じですかな?」

自分からも上位精霊に質問を投げ掛けてみる。

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:使用済み? 隠匿の呪い

どんぐりの<宝物鑑定>を試みましたが1ゾロが出たので(涙)、
《インスピレーション》の使用を宣言します。
但し隠匿の呪いに邪魔されなければ、ですが…
LINTSさんゴメンナサイ、期待に応えられませんでした(-.-;)

出先から携帯で投稿しております。雑な文で申し訳ない(>_<)

09:59:26 ガラフ@テッピン:<宝物鑑定>どんぐり。 2d6+4 Dice:2D6[1,1]+4=6
10:00:02 ガラフ@テッピン:な、なんだと…これが隠匿の呪いか…?
10:01:03 ガラフ@テッピン:予備ダイス1。 2d6 Dice:2D6[4,6]=10
10:01:32 ガラフ@テッピン:ソコジャネエェェェッ!!
10:01:53 ガラフ@テッピン:予備ダイス2。 2d6 Dice:2D6[6,1]=7
10:02:21 ガラフ@テッピン:予備ダイス3。 2d6 Dice:2D6[5,4]=9
10:03:01 ガラフ@テッピン:…もの凄く虚しいこの出目の良さ…

自分からも、本体が眠る場所を覚えてないか質問質問!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
解放のとき
221
: 2012/01/13(Fri) 01:52:17
魔音@GM

>「悪いが、ちょっといろいろ聞かせてくれないか」
 柔らかく握られた手を、むしろ強く握り替えし、エリンはひとつ頷く。

>「エリンを封じた主はどんな人なんだい?
> その人は、エリンの力を何に使っていたのかい?」
「テルパレスといっての、エルフ王であった。
 人間の王国が迫っておってな。半エルフの身で人間とエルフの狭間に
立ち、エルフの王国を守る為に妾を使って色々と試みておったようじゃ。
 結局、あまり報われなかったようじゃがな」
 突き放した物言いとは裏腹に、エリンは俯いて言葉を締めくくった。


>「あと…エリンは、ここにいる間、どんな気持ちでいたのかな?」
「微睡みに浸りながら、それでいて自分では目覚めることができずにいた。
 じゃが、気分は悪くなかったぞ。ずっと続いていてもいいくらじゃ。
 しかし、終わりにせねばならぬ。多くのエルフたちは、終わりを恐れて
妾を起こしたくなかったようじゃが、永遠の眠りは死に他ならぬからの」
 言い終えると、遠くを見る目で北の方角に視線を投げかけた。


>「うむ…エリン嬢の本体を一刻も早く探し出したい所ですが、
> 本体が封じられている場所について、何処か心当たりはございますかな?
> もしくは本体に繋がる重要な手がかりはご存じですかな?」
「心当たり、のぅ。。。山小人たちが造ったこの石の街のどこかにある。
という確信以外は、妾は何の役にも立たぬ。
 えぇい、妾とて知らぬ事くらいはあるのじゃ!」
 最後は逆ギレして頬を膨らませる体たらくだった。

    ◆

 エリンの手に収まった小さな宝石を前に、勲章の例もあって、ガラフは緊張
しすぎたのかも知れない。掌の汗で滑り、ドングリの形をした宝石でお手玉をする
格好になる。

「ずげーだろ? ガラフのおっちゃんが触ると、何でも生きてるみたいに
見えるんだぜ」
「うむぅ。大したもんじゃ。昔、よく似た山小人がおってな。そやつ
が彫った石は、なんでも生きてるように見えたものじゃ。まこと、
ドワーフとは匠の一族よの」
 ガラフの必死の形相をよそに、ハルンとエリンが言葉を交わす。

 石の描く軌跡は、結局エリンの小さな手に無事収まった。
 勲章が幼子の手をモチーフにしているというのに、こんなところで
納得できた気のするガラフだったが、勢い余ってガラフ自身も、エリンに
向けて倒れ込んだ。
 エリンは、しかし小揺るぎもしなかった。ずっと体格の大きなガラフを
抱きとめたのだった。
「──これは、妾としたことがぬかったわ」
 また、そればかりでなく、
「苦しかったであろ、気づいてやれんですまんかった。これでそなたは
自由じゃぞ」
 ぽんぽんとガラフの背中を軽く叩く。
 マルドルには、その挙動がニュートラライズ・エレメンタルの魔法で
あったことがわかる。
 隠蔽の呪いは、エントの魔力と結びつけられていたらしい。

 発動させたインスピレーションは、またしても隠匿の呪いに妨げられる
ところだった。
 巨大な根を思わせる呪いの魔力が、ガラフの思念を絡め取ろうと
殺到する。
 しかし、エリンがその手で一払いし、呪いを退散させたのだった。

 かくして、ラーダの知識はいつものようにガラフに囁いた。
 名称 精霊封じの大魔石
 通称 “エルフの石”“どんぐり”
 制作者 ドワーフのジェイド、エルフ王テルパレス
 古代樹の樹液が固まり、化石となったもの。
 『精霊封じの魔石』の上級版で、一柱の精霊王を物質界に留め置く
ことができる。契約下にある精霊王からは、この石から魔力の供給を
うけることもできる。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM

>LINTSさんへ
 マルドルの質問については、こんな感じでしたでしょうか?
 追加など、あればお願いしますー。

>テッピンさんへ
 携帯からの投下おつつでしたっ(ノ*゚ー゚)ノ
 それにしてもガラフセンセ、美味しすぎます( ・`ω・´)o彡゜!!!!!
 呪いはひとまず解けました。

 エリンへの質問が一段落したら、取引のフェイズに移ります。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
秘密はいつか解かれるもの
235
: 2012/01/14(Sat) 21:57:25
マルドル

エリンの話してくれた昔のお話。
ハーフエルフの王がおり、
彼はエルフの国を治め、
人の王国のためにエリンを召喚し、
『どんぐり』に封じたこと。

彼女自身は苦痛を感じず、それはそれで良かったと思えるのだが、
それでもやはり、良いことでは無い。
エルフたちが見て見ぬ振りをしてきた、
『その時』を迎えるために、彼女自ら動いたのだから。

しかし、どこへ行けば良いのかは、彼女も分からぬらしい。

>「心当たり、のぅ。。。山小人たちが造ったこの石の街のどこかにある。
>という確信以外は、妾は何の役にも立たぬ。
> えぇい、妾とて知らぬ事くらいはあるのじゃ!」

頬を膨らませるエリンに
「そう怒るな、ガラフとてあんたの力になりたくて聞いたのだよ。
 意地悪をしたいわけじゃないこと、分かってやってくれ」
宥めて回る。

「もしエリンに時間があるのなら、私達と共に行動せんか?
 この『紋章』を、本来の持ち主に返すために、ある場所へ行くんだ」
と、巨人が投げたという賽の丘の話をした

「そういえば、エシエルとはどこで知り合ったのだ?
 話を聞くに、エリンはそんなにしょっちゅう『どんぐり』から出てきた訳ではなかろう?」

その出会いの中に、彼女がエシエルを助けたいと思う動機があるのだろう。
もちろん、ベゼル家やテクラルと言う街のこともあるのだろうが…。

「そもそも、『どんぐり』はエルフ達の手で保管されていたはず。
 精霊のエリンが直接出向くには、誰かの手助けがあったんじゃないのかい?」




そうこうするうち、ガラフがエリンの『どんぐり』の鑑定を行うことになる。
先の紋章の件もあるから、慎重になるのもわかるが…今回は、ちょっとなりすぎたな。

しかし。

>「ずげーだろ? ガラフのおっちゃんが触ると、何でも生きてるみたいに見えるんだぜ」
>「うむぅ。大したもんじゃ。昔、よく似た山小人がおってな。そやつが彫った石は、なんでも生きてるように見えたものじゃ。
>まこと、ドワーフとは匠の一族よの」

ハルンとエリンの会話に、思わず吹き出してしまった。
もっとも、当の本人はそれどころではなかったろう。
しかし、それもつかの間、ガラフがエリンへ倒れこんだ瞬間

「! あぶな――――!」

――たぶん、エリンが人外の存在だと分かってても、
見開いた目を閉じることは叶わないだろう。

幼い娘が、巌のようなドワーフを抱きとめたのだから。

大丈夫か、と声をかけるまもなく、エリンが一言二言つぶやき、

そして、場を包む強大な精霊の力!

エリンが魔法を使ったことは分かった。
それが、我々物質界の者が使えるとされる、最高位の精霊魔法であることも。

一瞬エントの気配を強く感じ、それはガラフの何かを断ち切ったようだった。

「ガラフ…あんた、魔法をかけられていたんだな…」


PL>
ガラフ解呪おめでとう!
これでやっといろいろ話せますね。

エリンには、エシエルと出会った経緯と、
エルフの村からどうやってここまで来たの?を尋ねますね
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
そのいきさつ
236
: 2012/01/15(Sun) 14:07:29
魔音@GM

> 「そう怒るな、ガラフとてあんたの力になりたくて聞いたのだよ。
>  意地悪をしたいわけじゃないこと、分かってやってくれ」
> 宥めて回る。
「すまんな。短気なところはいつも叱られておるところじゃ」
 しまったなと少ししゅんとして、反省をするエリンだった。


> 「もしエリンに時間があるのなら、私達と共に行動せんか?
>  この『紋章』を、本来の持ち主に返すために、ある場所へ行くんだ」
> と、巨人が投げたという賽の丘の話をした
「……!」
 その申し出に、弾かれるようにぱっと顔を上げると、明るい笑みを
こぼし、すぐに精一杯の威厳らしきものをかき集めて言った。
「う、うむ。マルドルにそう言われたら、妾とて断れぬ。
 よろしく頼んだのじゃ、マルドル、ガラフ、ハルン」
 嬉しそうに応じた。


> 「そういえば、エシエルとはどこで知り合ったのだ?
>  話を聞くに、エリンはそんなにしょっちゅう『どんぐり』から出てきた訳ではなかろう?」
 手を握られながら、安心した様子でエリンは目を閉じ、昔の話をする。
「それは、ある夏の日のことじゃった。普段は眠り続ける妾じゃが、たまに
目覚めることがあるんじゃ。何か予感があったのかもしれんな」
 エリンが語るのは、おそらく10数年前の話だろう。
「流行病が猛威をふるった年のことじゃ。まだ芽が生えたばかりの
エシエルも、病を避けてエルフの里の近くにまで来ておった。農園のある
住処があったんじゃな。
 妾は、若芽のエルフでアルフレーデという女と友だちになっておった。
 アルフレーデは友人の一人もおらぬ寂しい奴でな、妾が友人になって
やっておった。
 そんなわけで、アルフレーデと妾は近くの水辺で遊んでおった。じゃが、
二人そろって水に落ち、溺れてしまったことがあってな。そこを通りがかった
エシエルに助けられたのがきっかかけで、知りおうたというわけじゃ。
 エシエルは、『溺れたロバみたいだった』などとひどいことを言っておったが、
今となっては良い思い出じゃ。
 人間たちにとっては不幸なことであった筈じゃが、生み疲れていた
妾にとって、あの夏の日々は糧になり、今に至っておる」
 知り合ったきっかけをそう語った。


>「そもそも、『どんぐり』はエルフ達の手で保管されていたはず。
>  精霊のエリンが直接出向くには、誰かの手助けがあったんじゃないのかい?」
「そのアルフレーデが連れ出してくれたんじゃ。
 アルフレーデのことは知らぬかや? では、シュタールというのは
どうじゃ?」
 思い出話に出てきたエルフの名前を、言い換えて伝えた。それは、
今回の取引を仲介した商人の名前と一致する。
「エルフの若芽ながらに、山小人たちと手を組み、人間世界で商売人
というのををやっておるそうじゃ。エシエルの話を聞いてな。歪みを
正すには、今をおいて他にないと思ったのじゃ。
 それで、連れ出してもろうた。
 確かに、追っ手のエルフどもの怒りと来たら、大したもんじゃった。
やればできるんじゃな。乗ってきた馬車にあっというまに羽が生えた様は、
綺麗じゃったぞ。マルドルにも見せてやりたかったものじゃ」
 連れ出したのが、シュタールであることを伝えた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM
 質問への答えです。
>知り合ったきっかけ
 エシエルが子供の頃、流行病から逃れてエルフの里近くの別荘に
来ていたことから、アルフレーデ(シュタール)と共に知り合った。
とのことです。

>エルフ達の保管先から出てきたいきさつ
 多少強引な方法で、アルフレーデ(シュタール)に連れ出してもらった。
とのことです。

 同行することに、エリンは絶賛同意してます。
 テッピン@ガラフさんが同意すれば、次の移動場所(ベゼルの別邸か、
取引場のどちらかでしょうか?)を選んでくださいませー。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
解けた呪い。
240
: 2012/01/17(Tue) 12:37:35
ガラフ

マルドルの問いに、エリンは答えていく。
それは、自分が隠匿の呪いと引き換えに《霊感》で得た情報を、
追認するものであった。

デルパレスという森妖精の王によって召喚された存在。
エリン。彼女の名は古代都市にも冠された。

しかし、エリンの言葉が気になる。

…終わりを恐れて、妾を起こしたくなかった?

もし仮にエリンが本体を取り戻し、目覚めた場合、
テクラル市は滅んでしまうのか?

この地下に広がる化石樹群が出来た理由に対する考察が、
強い説得力を持って脳裏にもたげてくる。

そんな我が胸中とは別に、エリンは自分の本体の所在について、
頬を膨らませる。

>「心当たり、のぅ。。。山小人たちが造ったこの石の街のどこかにある。
> という確信以外は、妾は何の役にも立たぬ。
> えぇい、妾とて知らぬ事くらいはあるのじゃ!」

マルドルが仲裁してくれるが、不謹慎にも苦笑してしまう。
さて、本体をどうやって探し出そうか?

***********************************

エリンが差し出した“どんぐり”。
呪いに身を蝕まれる事を本能的に恐れたのか、手が震えてしまう。
手の汗で滑ってしまったのか、またしても宙を舞う。

「おっとっと…!」

>「ずげーだろ? ガラフのおっちゃんが触ると、何でも生きてるみたいに
> 見えるんだぜ」

>「うむぅ。大したもんじゃ。昔、よく似た山小人がおってな。そやつ
> が彫った石は、なんでも生きてるように見えたものじゃ。まこと、
> ドワーフとは匠の一族よの」

此方はそれどころでは無い。
迂闊にもバランスを崩し、エリンの方へと倒れこんでしまった!

>「──これは、妾としたことがぬかったわ」

しかし、エリンはその見かけに反した力で、自分を受け止める。
まるで大木のような安定感だ。

…そして。

>「苦しかったであろ、気づいてやれんですまんかった。これでそなたは
> 自由じゃぞ」

エリンによって、あの忌まわしい力が振り払われるのを感じる。

>「ガラフ…あんた、魔法をかけられていたんだな…」

マルドルの呟き。
体勢を立て直し、答える。

「エリン嬢よ、かたじけない。感謝致しますぞ。
 …マルドルよ、察しの通りワシはテクラル市に纏わる“隠匿の呪い”に
 捕らわれておった。勲章の秘密に触れたせいでな」

その直後、《霊感》が発動し、頭の中に情報が流れ込んでくる。
 
> 名称 精霊封じの大魔石
> 通称 “エルフの石”“どんぐり”
> 制作者 ドワーフのジェイド、エルフ王テルパレス
> 古代樹の樹液が固まり、化石となったもの。
> 『精霊封じの魔石』の上級版で、一柱の精霊王を物質界に留め置く
> ことができる。契約下にある精霊王からは、この石から魔力の供給を
> うけることもできる。

「…“どんぐり”の事もこれで理解出来た」

マルドルはエリンに同行を願い出た。

>「もしエリンに時間があるのなら、私達と共に行動せんか?
> この『紋章』を、本来の持ち主に返すために、ある場所へ行くんだ」

「ワシも貴女にご同行頂きたいと思いますな、一緒なら本体も探し易かろう。
 それに、貴女には恩が出来ましたでな、是非返させて頂きたいのじゃ」

エリンに感謝の一礼をし、笑顔を見せる。

「では、そろそろベゼル家へ戻るとしようかの。
 ワシは皆に知り得た全てを伝えねばならんし、
 エリン嬢をエシエル氏に引き合わせたいでの」

===================================

【PLより】HP22/22 MP23/24 インスピ:使用済み

投稿大幅に遅れてしまい申し訳ありませんでした(陳謝)
ベゼル別邸に戻ろう、と提案します。
皆と合流したら、隠匿の呪いのせいで喋れなかった事(勲章&どんぐり)に
ついて説明し、情報共有を図ります。


タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ベゼル家での情報交換
194
: 2012/01/07(Sat) 16:29:40
ミユ

一度、ベゼル家の邸宅に戻り、丘の上の立坑のことやインプが出現していることをエシエルさんに報告します。
「〜以上のことがありました。
ところで、巨人の賭場と呼ばれる丘に、立坑があることはご存じでしたか?
あの場所で、使い魔のインプが偵察していましたので、何かあるとは思うのですが。」

その一方、マルドルさんとガラフさんが、街の地下の洞窟らしい場所でもう少し偵察するために、
合流するのは取引場所になりそうだとの伝言をエシエルさんから受け取りました。
思った以上にいろいろあるようですね。

そうしてしばらくエシエルさんとお話していると、ルーイさんを見かけました。
「ルーイさん、こちらです。
今、巨人の賭場でのことをエシエルさんにお話ししていたところですが、
ルーイさんの方では何かありましたか?
情報交換をしましょうか。」

PL:
マルドルさんとガラフさんからの伝達は受け取りました。
まずはルーイさんがいるようなので、情報交換ですね。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
情報交換(ルーイ、カーツ、ミユ)
197
: 2012/01/08(Sun) 15:16:43
魔音@GM

 ルーイとカーツ、ミユの情報交換が終わってます。
 それぞれが持つ情報を、この時点から共有していておけであります。

 取引までの残り1行動について:
・ルーイはバルタークとの面会予定?
・カーツはジェイド、老人たちへの聞き込み
・ミユは情報交換のみ確定。1行動or取引待ちが可能です。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ミユと会う
199
: 2012/01/08(Sun) 18:35:17
ルーイ

「ミユ!どうだった?」


ちょうど、石の賽子から帰ってきたミユに会えた。


「妖魔に抜け穴だって?
先に行っておいてよかったね、さすが。
マルドルさんたちが行ってる場所と関係あるのかな?

そうだ、オレ、ご当主のバルタークさんに会ってみることにしたんだ。
色々腑に落ちないからさ、どう考えてるのか聞いてみようと思って。

あとでカーツもここに来ると思うよ、ミユはどうする?
エシエルさんに面会に来たっていうチャザの人が来てるから、話を聞いてみてもいいかも。

じゃ、あとで!」


ミユに知ったことを伝えて、屋敷を出た。

タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
あいのり
213
: 2012/01/10(Tue) 23:34:51
シナモン・ペパー

暖かい飲み物を飲みつつ、迫り来る尿意と戦って俺は話を終える

俺はそそくさと女の格好に着替えてお使いの風体をおっちゃんに頼んで用意してもらうと
聞いていた別邸へ向かった

一応手紙は用意しておく
居たら伝えられるかもしれないが万が一すれ違った時の為に

「お使いを頼まれて参りました!」えーっと・・
「シナモン子です」(キュピーン)
出来るだけ可愛く装ってみる

あれ?ああ、なんだいるじゃん
俺は1枚目の手紙を入口の人に見せる
【雇われた冒険者です。合流しにきました】
おっちゃんに書いてもらったので漢字がいっぱい入っているのである

_______________________________
PLより:という訳で合流、カクカクシカジカ(’’
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ベゼル本家邸
196
: 2012/01/08(Sun) 15:00:27
魔音@GM

 ルーイと、ルーイに話を聞けた者は、ベゼル家本宅に行くことができる。
 ベゼル家の屋敷は、広場に近い大通りの一角を占めていた。
 赤いお仕着せの男たちがいて、門番を務めている。商人ギルドで
見たような、マーファの聖印を首から下げた者たちはいない。彼らの
様子からは、地元の人間を思わせた。
 用向きを話し、ラーダの紹介状とエシエルの指輪を示すと、すぐに
母屋に通され、やがて二階のバルターク私室へと続く、控えの間に
通される。
 街は徐々に慌ただしくなってきているが、この屋敷の中だけは、
隔絶された静けさを保っている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 ベゼル家本家邸です。
 バルタークに面会は、以下のツリーに書き込んで下さいませ。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
当主を訪ねて
205
: 2012/01/09(Mon) 14:40:40
ルーイ

『顕在せし魔力の姿、光となりて両の眼に映れ。【センス・マジック】』


折りを見て、魔力感知の魔法を使う。
エシエルさんから預かった指輪もそうだけど、ご当主やその周辺に魔力による異変があったらすぐに分かるようにするためだ。
魔力は隠せるし、魔力に寄らない変身能力なんかもあるみたいだから、これは気休めに過ぎないけど、何もしないよりはね。



「エシエル様より、バルターク様への面会を許可されて伺いました。
 ルーイと申します」


入り口で、紹介状と指輪を見せる。
堅苦しいしゃべり方は慣れないけど、慣れなきゃな。


指輪の効果は抜群で、すぐに応接に通された。
緊張するな。
どんな人なんだろう、バルタークさん。





------------
PLより:
バルタークにご対面するまでの描写です。

センスマジックは発動しました。
20:04:32 携たいまん@ルーイ センスマジック発動 2d Dice:2D6[5,6]=11

あと、エシエルの指輪を鑑定してみます。
14:40:09 たいまん@ルーイ エシエルの指輪セージチェック 2d+4 Dice:2D6[6,5]+4=15
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
バルタークとの面会
208
: 2012/01/09(Mon) 23:16:32
魔音@GM

 ルーイのセンスマジックに反応したものは、エシエルから預かった
指輪を含めて、今のところ見当たらない。
 ただ、街の至る所に見られる植物が、心なしか華やいで見える気がした。
 それはまるで、少し早い春の訪れを、祝っているかのようだった。

 エシエルの指輪は、よく使い込まれた銀の指輪で、角が滑らかになり、
細かい傷には黒い錆の筋が走っている。石はなく、門様の二柱の大樹と、
その根元に蹄をかけた馬が彫られていて、首には一粒のどんぐりを
象った飾りがついている。
 これは、ベゼル家の家紋であることがわかった。

    ◆

 扉をくぐるまでに、エシエルから預かった指輪は既に返却されている。
レースをかぶった物言わぬ従者が、微かな衣擦れの音だけを鳴らして
銀の盆の上に載せたそれをもたらしたのだった。
 また、謁見の間までの案内をしたのも、そうした者達だった。

 ルーイが通されたのは、薄暗がりの支配する広間だった。それは、
あと数刻で日が沈む所為だけではない。採光窓の全てが厚い幕に覆われ、
日の光が差し込む余地がない為だった。
 高い天井の隅々にまで広がる細やかなレリーフが、わずかな灯火に
よってゆらゆらと影をつくり、まるで生き物の一器官のように見える。
 歴代当主のものと思われる肖像画が、その影の間から見下ろしている。
 訪問者は赤い絨毯の引かれた謁見の間を進み、自分の為に準備された
ものと思われる椅子を認めることになる。
 当主の座した椅子と、訪問者の間にはレースのカーテンがかかって
いて、椅子に腰掛けたその姿は、朧気にしか見えない。

「時は暗い」
 訪問者が準備された椅子の近くまで進み出ると、くぐもった低い声が
聞こえてきた。流暢な共通語だった。
「かような時にもたらされる報せにどれほどの価値があるというのか、
予には判らぬ。我らの間に名を知る愛が生じぬうちに、疾く話すがよい」
 面会者は、その話し手が名乗らず、また姿をはっきり見せないにも
関わらず、彼がバルタークその人であることに確信が持てた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM
 こっちはおっさんが相手です(*‘ ハ‘ *)ドドーン
 非ロリでえらそうですが、お殿様なので悪く思わないであげて下さい><
 とりあえず、会話スタート状態です。ブルルル。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
面会
212
: 2012/01/10(Tue) 20:27:50
ルーイ

エシエルさんの指輪にも、そして、他の場所にも、特に魔力は感じなかった。
街が浮足立っているように見えるのは、なんでだろう。



応接の間は、暗かった。
こんな暗かったら、心も病気になっちゃうんじゃないか?

椅子があった。
その先には薄布。
高貴な人と下々が謁見するのに、こういうことをするっていうのはよく聞く話だけど、なんか不自然だ。


「エシエル様に、勲章の取引の立ち会いに雇われましたルーイと申します、ご当主」


向こうはオレの名前なんてどうでもいいだろうけどね。


「エシエル様もご存じないようでしたので、こちらに参りました。
 ご友人である、イヨギーテ氏のことです。

 勲章を持ち出したのがイヨギーテ氏であることを、仲間が突き止めています」


イヨギーテって人が持ち出したなら、古くからの友人であるご当主が知らないはずはない。
つまり、ご当主の指示って可能性がある。
オレはとんでもない藪を突こうとしているんだ。


「それはそれとして、」


返事を待たず、言葉を続ける。


「ユーグネルを名乗るカーディス信者の一派が、動き出しているようです。
 取引現場に、暗黒神官の使い魔と思われる妖魔が潜伏していました。
 また、マーファ神殿が乗っ取られたそうです。これは、チャ・ザの神官様からいただいた情報です」


もし、この人が悪い意味での黒幕なら、オレは多分ここで死ぬ。
でも、そうでなければ。


「ご当主は、勲章をユーグネルの手から守ろうとなされたのでしょう。
 勲章は、無事ここに戻ってきます。
 仲間が、取引前ですが既に勲章と行動を共にしています。
 取引は無事終わるでしょう」


薄幕の向こうの人物は、肖像画と同じなんだろうか。
それとも、似ても似つかぬ姿になってるんだろうか。

もし、ここに勲章があることが危険と判断して、わざと勲章の持ち出しを指示したのだとしたら、取引が成功することは望ましくない。
でも、それを今この人に聞くわけにはいかない。
この人が本当にエシエルさんの味方なのか、まだ分からないから。


この人は、どういう反応をするだろう。



オレが取引までに帰らなければ、カーツとミユ、そしてエシエルさんが察してくれるはずだ。
この人がクロだって。




--------------
PLより:

直球ゥゥゥ
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
希望への動揺
215
: 2012/01/11(Wed) 03:14:38
魔音@GM

 イヨギーテのこと。ユーグネルのこと。そして、暗黒神官の使い魔のこと。
 バルタークは、投げかけられた言葉を沈黙をもって受け止め、否定も肯定も
しなかった。
 ルーイは、自分が触れたどの話題についても、この当主は把握しているか、
ある程度知っているか、或いは予想してたという感触を得た。
 また、バルタークが特に関心を持ったようには見えなかった。

 けれど、
>「ご当主は、勲章をユーグネルの手から守ろうとなされたのでしょう。
 最後にそう投げかけたときだけは、違った。

「予の心中を察するかのごとき言葉とみせかけて、予を嘲笑いに来た
というわけか──」
 バルタークは、咄嗟に意地の悪い自嘲を返す。
 カーテン越しではあったが、ルーイはそこに図星を指された感情の揺れを見る。
 そして同時に、センス・マジックによるこの当主その人全体を包み込むような
輝きを目にすることとなる(※1)。
「──許せ、先を続けられよ」

> 勲章は、無事ここに戻ってきます。
> 仲間が、取引前ですが既に勲章と行動を共にしています。
> 取引は無事終わるでしょう」

「エシエルの人選に抜かりはなかったというわけだ。
 だが、あの子の起こす奇跡もこれで最後となろう。あれの病を知って
おろう? ベゼルの滅びに代えて救えるのならそれも惜しくはないが。。。
 詮無きこと、だ。
 その方らには大儀である。褒美を予からも授けよう。
 それで良いか、ルーイ?」
 バルタークは、自分の意図を言い当てられて、心に生じた動揺を
隠し切れずにいるが、この会見を半ば強引に切り上げようとしていた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 直球ktkr( ・`ω・´)o彡゜
 こちらは四球を狙って打ち返しませんが、ストライクに動揺
といったところですねw
 話を続けて三振をとりにいきますか? 切り上げる場合は、
追加報酬として、金貨の入った袋を持たせられます。


※1 追記しました。1/11@08:44
 センスマジックを失念していました; センスマジックの光が見えるのは、
このバルタークへの質問の結果、意識した感情or浮かんだ考えから、何らかの
魔法の影響下にあることが露見した。というわけです。 
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
光明
217
: 2012/01/11(Wed) 16:53:03
ルーイ


この人は。


「・・・この街についてのある真実に辿りつこうとすると、呪いが発動する、と聞いています。
 ご当主も、そうなんですね。
 淡い魔力を感じます」


ぼんやりと人を形どる、魔力の輝き。


「勲章は戻って来ると思いますが、まだ済んだわけじゃないです。
 だから、追加のお金は受け取れません。
 その代わりに、オレを使いませんか。
 ご当主がイヨギーテ氏を通してやろうとしたことを、オレがやります。
 勲章がここにあるのがよくないのなら、あるべき場所に移します。
 なんでかは聞きません。
 きっとそれは、真実を知らない人間にしかできないことなんじゃないかって、思うんです」


見当違いのことを言ってるのかもしれない。
でも、この人はエシエルさんの敵じゃない。


「姿を見せていただけませんか、ご当主、バルターク様。
 こんな暗い場所じゃ、心まで病気になっちゃいます。
 エシエルさんは、あんなにやつれているのに、明るく強い。
 命より大切なものがあるって、そう言ってました」


イヨギーテって人が裏切ったのか、それとも何かがあったのか。
この人が答えてくれない以上、実際に会うまでは分からない。
でも、この人が引き籠ってるのは、単に病気のせいじゃない。
それは確信に近い。
じゃあ、何で隠れてるんだよ。
何から隠れているんだ。


-------------
PLより:

想像で物を語る少年、青い、青いよ!
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
ひび割れた手
218
: 2012/01/12(Thu) 01:56:53
魔音@GM

「用意周到にして大した目利きだな。
 その方を予が使う、だと? 寧ろその方が、この予を使うというのでは
ないのか?
 まぁよい。それほど言うのなら、……予を、引きずり出してみよ」
 呻くようにバルタークは呟いた。その体の纏うマナで織られたオーラが、
一層輝きを増す。
 レースのカーテンが割れて、血の気のないひび割れた灰色の肌に、
黄色く濁った鋭い爪を持つ手が顔を覗かせた。
 バルタークの手が差し出されたのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 青いのには灰色のじじーパワーで対抗!(ぉ
 ここはちょいと刻みます。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
差し出された手
219
: 2012/01/12(Thu) 14:57:18
ルーイ


「オレはただの駆け出し魔術師です。
 ひとつの街を束ねる人を使えるわけないじゃないですか」

そう言って笑って。
この人は、何かに絶望しているんだ。
何かに。

そして、差し出された手は。


 これは、呪いの結果なのか?
 それとも、重病っていうのはこれのこと?
 触ったら感染するのかな。
 オレなんかが流行り病に接触したら間違いなく感染するな。
 ハハ、何だオレ。ビビってんのか。
 オレは偉大なる大魔道士になるんだ。
 バカ、躊躇うな。


じっと、その手を見る。


 病?
 呪い?
 魔法?
 分からない。
 オレの浅い知識じゃ、分からない。
 分からなかったらどうする?
 決まってるだろ。
 飛び込むんだよ。


そして、ぐっ、とその手を取った。


「ありがとうございます、ご当主。
 ご尊顔に拝謁できて、光栄です」


そして、オレは薄幕の向こうにあるベゼル家当主・バルタークたる人物の姿を見る。


---------------
PLより:

センスオーラが欲しい(笑


なに黄色い爪ってヤダァ
引っ掻かれたら感染るんでしょうか。
ビビりつつ、ご対面します。


バルタークの手を見て、病気やモンスターで該当するものがないか知識判定!と思ったらこういうときは出目が悪いのですフハハ

14:45:53 たいまん@ルーイ バルタークの手を見て知識判定 2d+4 Dice:2D6[1,3]+4=8
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
癒やし手
222
: 2012/01/13(Fri) 02:05:11
魔音@GM

 ルーイがバルタークの手をとった瞬間、幾つかのことが続いて
起き、めまぐるしく事態は変転した。
 先ず、蝙蝠のように天井にぶら下がってルーイを見つめていた、
赤い目の男に気づいた。それは、人間にはあるはずのない犬歯を剥き
出しにし、襲撃すべく落下してくる。
 バルタークはルーイの手を引き寄せ、自らを盾にして落下してくる
男に相対した。
「ルーイ、叔父上、伏せて!」
 呼ぶ声と同時に扉が開いた。
 厚い布に覆われた採光窓の砕ける音がした。
 眩しい陽光の中で、魔法の軌跡が飛び交った。
 そして、バルタークの全身を包むオーラが弾けて消えたのが判った。
 ルーイは、後になってそれが、呪いが解けるときに発する光であった
ことを思い出すかも知れない。

 混乱が収まった時、アルフレーデと配下の数名の姿が、謁見の間に
あった。

「二人とも怪我はない?」
「我が屋敷を荒らしておいて、第一声がそれとは盗っ人猛々しいな、
シュタール。
 だが、我が客人の心配はもっともだ。
 賢者殿、我が癒やし手よ、立てますか? そして我が感謝を受けて
下さい」
 シュタールとバルタークが、ルーイに声をかけた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM
 ルーイは、ユーグネルからかけられていた呪いから、バルタークを
解放しました。
 舞台裏のややこしいアレコレは以下の通りです。
・要するに彼は、エシエルの呪いを巡り、ユーグネルに脅されていた
 ということが判ります(このあたりは、たいまんさんちのルーイ
 きゅんの推理通りだったでしょうかっ。朱里さんの推理も、バルターク
 は白というところだったみたいですねー。名探偵sやでっ)
・一方で、バルタークとイヨギーテは、勲章をエルフの里に持ち出そう
 として失敗し、それがユーグネルにばれて呪いをかけられて屋敷に
 幽閉されていました。
・バルタークは、勲章がユーグネルに奪われたものだと思っていたので、
 冒険者達が確保する見通しがあることに、希望を新たにしている
 ところです。もう一つの彼の心配事である、家の建て直しについては、
 目前のどたばたでなりを潜めている感じでしょうか。
・呪いは、吸血鬼のように、陽光の下でダメージを負うこと。
 外出は日中のみ可能であるとすること。等々ややこしい仕掛けが
 ありました(知名度判定で成功すると、呪いの所為でバンパイアで
 あると誤認する可能性が生じるとかそういうのです)。ミスリードを
 誘う仕掛けも兼ねていたようです。
・呪いの解除は、赤の他人に陽光を浴びせられること。でした。
 ルーイの行動が、結果として呪いを解除したことになります。
・監視役のレッサーバンパイアが配置されていましたが、シュタール
 と他数名が排除しました(エシエルの元部下の騎士たち、ファリス
 巡礼団、アシナート商会の混成精霊使いたちです)。
・シュタール(アルフレーデ)とはここで再合流です。あちこち
 のろのろして詰めに現れた。といったところです。

 その他会話が可能な状態です。
 一連のやりとりの後、取引のフェイズに移ります。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
救いの手
227
: 2012/01/13(Fri) 12:19:50
ルーイ



なに、この音。


振り返る。


え、あれ、
下位の吸血鬼じゃないか?

やばっ、天井にぶら下がってるとかなんだよそれ!

死ぬ!


オレが硬直していると、バルタークさんがオレを庇って。


「だ」

ふざけんな、動け、オレの身体、動けよ!

「ダメだよ!
 偉い人は、簡単に身体張っちゃいけないんだ!」

何とか声を絞り出して、


―――でも、オレのヘタレな足は動かなかった。




ふざけんな!
ルーイ!バカ野郎!
こんなことですくむな、お前、そんなんで大魔道士とかよく―――


>「ルーイ、叔父上、伏せて!」


つい最近聞いた声が、また、聞こえた。

金縛りから解けて、オレはバルタークさんと身体を入れ替えて、

―――床に押し倒そうとしたけど、オレの非力じゃバルタークさんはぴくりとも動かなくて、


仕方ないから杖を構えて吸血鬼を見据えた。
視界の隅から飛び込んできたのは、白装束に金の髪、そうだ、あれはカーツじゃなくて―――


「アルフレード!!」


なんでここに!?
おじうえ?え?


そして、なんだか分からないうちに、

吸血鬼は目の前で倒れていた。



* * *



結局オレは、腰が抜けてへたり込んでいたわけだけど。
バルタークさんからは、もう、魔力は感じなかった。

「・・・あー、自分で立てます。
 恥ずかしいですね、オレ。
 小賢しく口先でなんだかんだ言っても、結局何も出来なかった」

何とか立ちあがって。
正直言うと、今でも足が小刻みに震えてるんだ。
アンデッドなんて、初めて会った。
それも、オレには手が負えないようなやつに。

「あれ、下位の吸血鬼ですよ。
 ・・・ユーグネルって、まさか、」

吸血鬼を筆頭とした集団なのか?
いやいや、いやいやいや。
そんなこと考えてもしょうがない。


だから、

「あー、でも、とりあえずほっとしました。
 やっぱり、お日様の下が一番ですよね、ご当主」

オレはそう言って、笑ったんだ。



* * *



「えーと、つまり、アルフレードはバルターク様の姪御さんで、エシエルさんのイトコってこと?
 いや、むしろきょうだい?
 どおりでロイドのことまで知ってるわけだよ」

エルフの血を引く人は年齢が分からないから、どっちが年上かさっぱりだ。
それならそうと、始めから教えてくれればいいんだ、もう。
いや、知ったからどうってこともないだろうけどさ。

「そうだ、そろそろ取引の時間が近いですけど。
 勲章は、エルフの里に持って行くのがいいんですね?」

顔を引き締める。

「持って行くべき場所があるなら、そこに運びますよ。
 ユーグネルは怖いけど、仲間がいますから、きっと大丈夫。
 それに、ユーグネルの中心的な戦力は、もう、お任せしちゃって大丈夫ですよね」

アルフレードと一緒に来た、ファリスの巡礼団の人や派遣された騎士、精霊使いの人たちを見る。
つまり、バラバラだった勢力が既にまとまってきてるってことだ。
チャ・ザのラクシェスさんだって、そう動いている。
ここでベゼルの当主であるバルタークさんが日の下に出て一喝すれば、一気にまとまるんじゃないか。

オレたちだって、遊撃隊みたいな立ち位置の敵なら、どうにでも出来るはず。
却って怖い可能性もあるけどね。


・・・吸血鬼は、やだなあ。
明るいうちに、全部済ませたいぞ。



-------------------
PLより:
急転直下ァァ
レッサーバンパイアとかいるのにノコノコとよくひとりで来たもんだ1レベル魔術師!(笑

アルフレードりりしいよアルフレード

そして知識判定6ゾロ。
11:21:12 たいまんルーイ レッサーバンパイア知識判定 2d+4 Dice:2D6[6,6]+4=16
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
半妖精の願い
233
: 2012/01/14(Sat) 14:46:49
魔音@GM

「口先だって立派な武器であろう、魔術師殿?」
 バルタークはルーイを称える。
「それに、予と予の使用人たちの呪いを解いてくれたのは、その言葉だ」
 謁見の間の入り口に詰めかけた使用人たちは、主人の手前、さすがに
入ってくることはなかったが、ルーイの姿を一目見ようと人だかりを
作っている。
「詳細はまたいずれ。今はあれらの無礼もお許し頂けるよう、主である
予からもお願い申し上げる」
 バルタークの言葉を待っていたかのように、使用人たちは怒涛のように
押し寄せてルーイを取り囲んだ。口々に感謝の言葉をかけながら、
握手を求めたり抱きついたり、感謝のキスをしたり、肩や頭をぽんぽん
叩いて行ったり、案外小さいんだねぇなどと勝手なことを言ったりと、
癒し手に対して様々な祝福を投げかけていった。
「ルーイ殿、及びご一行への礼はまた機会を設けるとする」
 バルタークの言葉に、銘々、名残惜しそうに持ち場に戻っていった。

    ◆

「名義上も血のつながりもないけど、姪御さんよね。エシエルとは双子なの」
 アルフレーデはにっこりと笑って答えた。
「んー、取り替え子同士って兄妹としてカウントされるのかどうかは
知らないけど ……ま、いっか。あたしが高確率で妹デビューをしたのは、
ついさっきのことだし」
 次いで質問を返す。
「ところでエルフの里って何? 勲章と何の関係があるの?」
「愚問だな。エルフの石があるからだ。勲章の力を使う必要が生じる
可能性と、安全を考えれば、一つにしておくのが良いと思ったのだ」
 バルタークが代わって答える。
「ふぅん。でも、石はエルフの里にもうないから、それ全然意味ないわね」
しれっと全否定。
「何を言っている? 祭りの時までエルフたちは持ち出さないと言って
いたが」
「あちらから持ってこないのなら、こちらから持ち出す逆転の発想よ。
 そんなわけであたしがさっき持ち出しました。石は現在、自らの
意思で絶賛行動中ですマル」
「お前……、この状況でエルフたちと戦をするつもりか?」
「やん、おじさま、匿って(はぁと)」
 上目遣いにしなを作って、何かをねだるそぶりを見せる。全然
艶っぽくない分、メッセージがわかりやすいジェスチャーだった。
「ほら、ルーイもそうしろって!」
「何を考えている?
 ……。まぁいい、召集の角笛を吹け」従者に命じた。
 緊急議会を招集する。誰かが下地を作っているのなら、その気が
あればすぐに馳せ参じるだろう」
「やったv でも残念。おじさまの素敵な勇姿をもう暫く見ていたい
けど、あたしはこれにて失礼っ。
 いきましょう、ルーイ。お楽しみタイムはこれからよ」
 ひらひらと手を振ってバルタークに別れを告げると、別邸に移動
すべく、のしのしと歩き始める。

    ◆

「ごめんなさいね、ルーイ。あれこれ巻き込んじゃって」
 アルフレーデは、別邸への道の途でそう切り出した。
「でも、バルターク卿の分も含めて、すごく感謝してるのは判って。
ルーイもすごく格好良かったしね。どうやってあの呪いの秘密を
解いたの?」
 ルーイの活躍を、尊敬を込めて尋ねたものだった。

「エシエルとあたしは、小さな頃出会っていたの」一方で、ルーイの
顔に浮かんだ疑問に答えるとでもいうのだろうか。思い出話を口の端に
のぼらせた。
 二人がまだ幼い頃のある夏。先々代もかかった悪疫が街を襲っていて、
貴族たちはエルフの集落がある丘陵地帯の荘園に生活の場を移しており、
そこで彼らは出会ったのだと思い出話を語った。
「その頃は兄妹だっただなんて知らず、もう一人の友だち──さっき
言ってた宝石の住人、どんぐりの精霊と言えばわかるかしら? 彼女は
本当にいるのよ──の三人で、あの夏を過ごしたの。あたしはエルフの
集落になじめず悶々としていたのだけど、三人で過ごした思い出は、
その後もずっと心の支えだった。それは今でも変わらない。
 大人になって、あたしたちは仕事仲間として再会したんだけど、
お互いが誰かは判らずに過ごしてきたわ。それが明らかになったのが
ついさっきのことだったのだけれど……あの口調からすると、
バルターク卿は前から知っていたみたい。
 ──あ。余計なことをしゃべりすぎちゃったわね」
 一度言葉を切って、エルフの石の話を最後にする。
「細かいことは判らないけど、あたしたち兄妹の友だちは、古い精霊
みたいなの。久しぶりに里に戻ったときに再会して、外に出たいっていうから
協力して連れ出したってわけ。
 現状の立て直し。。。っていうか、ひょっとして、エシエルにとってもいいこと
かもしれないって、賭けてみたの。それを思い出させてくれたのは、
あなたちのひとりで、楽師の戦士。確かマルドルさんとおっしゃったかしら。
彼女のどんぐりの歌のおかげよ。またお礼しとかなきゃね」
 経緯をかいつまんで説明して、彼女はルーイに頼みごとをする。
「もしよければ……その、勲章にもう少し関わってくれるのなら、あたしと、
あたしのともだちの精霊にも協力してもらえませんか?
 一行のみなさんには改めてお願いするけど、あなたが必要なのは確か
なんです。お願いします」
 頭を下げ、願いを口にした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM
 使用人たちに胴上げされるルーイの図(ぉ
 +別邸へ向かう途中の、シュタールと会話です。
 ルーイに先ず追加の協力依頼が入ります。
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
再び別邸へ
237
: 2012/01/15(Sun) 20:27:33
ルーイ

うわぁ!?
なんかすごい人だかりになった!
どこにいたんだ、この人たち!?

ま、まあ感謝されるのはいい気分だけどさ。
うん。
照れるな。

だいたい、偶然の結果だからなあ。
複雑な気分だけど。

『全て推測通り。当然の帰結だ』とか言ってみたいぞ。



* * *



アルフレーデに連れられて、オレはまた別邸への道を歩いている。
バルタークさんは、石と勲章を早めに引き合わせようとしていた。
でも、アルフレーデは、その石を持ち出したらしい。

まさか、エルフの人たちに無断で、じゃないよね・・・?

いや、もうオレは知らない方がいいだろう。


「今まで集まった情報から推理すれば、当然導き出される結論さ」


呪いの秘密について聞かれた時、澄ましてそう答えた。
さっき、考えてた願望そのもの。


「・・・嘘だよ。ただの偶然。
 ご当主が呪われてることすら知らなかったんだ、オレ。
 だから、感謝されるのは分かるんだけど、全然ピンと来てないや」


両手を天に仰いで、ぐーっと伸びをする。
カッコイイとか言われたのが照れくさくて、それで赤くなった顔を隠すためでもある。


「でもね。
 この調子で、エシエルさんの呪いも解けないかなーって、そう、前向きに考えてる。
 アルフレーデ、君の大切な兄上だもんね」

「石の中にいる精霊かぁ。
 オレには精霊の声は聞こえないから、エルフの血が羨ましいって、よく思ったよ。
 でも、頑丈な身体が羨ましいとか、器用なグラスランナーが羨ましいとか言ってたらキリがないからさ。
 オレはこの頭と魔術でどうにか頑張るしかないんだ」


エシエルさんとの関係を聞いて。
やっぱりよくわからないけど、兄妹ってさっき知ったってどういうことなの。
で、マルドルさんの歌を聞いてたらしい。
まさか。


「オランからの商隊の中に、アルフレーデもいたの!?」


それならそうと教えてくれよ、ジル・・・
いや、ジルも知らなかったのか。
いやむしろ、


「声かけてくれればよかったのにさ」



って方だろうね。



そして、アルフレーデが急に改まって、オレに願い事を言った。
答えは決まってる。


「勿論です、喜んでご協力しますよ、命の恩人・シュタール様」





--------------------
PLより:
クライマックスに向けてわくわくでーす。

アルフレーデがいつの間にかアルフレードだと思い込んでたので修正修正。
報酬はアルフレーデのキスあたりで(ぉ
タイトル
記事No
投稿日
投稿者
参照先
運も実力のうち
249
: 2012/01/20(Fri) 03:39:40
魔音@GM

「偶然、か。それも素敵ね。
 ──そんな偶然なら、あたしもあやかりたいな。頼りにしてますよ、魔術師様」
 ルーイの顔をのぞき込んで微笑むと、彼女もぐぐぐっとのびをした。


「そうよ。欲しいものなんて挙げだしたらきりがないもんね」
 妙に力を込めて同意し、
「その一つ前のオランの宿から、かな」
 マルドルの歌の話をする。
「ま、でもこうして会えて、話をしていられているわけだし、結果オーライよ」


 そして、協力の承諾を受け、
「ありがと」静かに礼をして俯いた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GM
 ぶひひ。僕もアルフレードと書いてた件( ゚-゚)
 最初、男として設定してたんですよねーw

- WebForum -