タイトル | : 4-1-4 サラマンダーとメイドと衛士 |
投稿日 | : 2015/05/30(Sat) 16:09:23 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 領主が女だってのは聞いた話でな。そいつは領主をサラマンダーみてえだって言ってたぜ。
「サラマンダーか。アツクルシイっていうのは間違いないな。
ま、会ってみたらわかるさ」
>「んー?なんかおかしなことが聞こえたな?
> 順に行こうか。
> まず長男とやらが追ん出されたのはどういう事情か分かるか。
「長男のエドニは、オランの賢者の学院で魔術師を目指していた。その父親である前領主は、農園の賢者とも呼ばれた人間だった。
一般市民向けになると微妙なので、あまり知られていないことだが、魔術師でもあったようだな。
長男のエドニは結局、魔術師としての才能がなかったこと。在学中に病にかかり、オゴフに呼び戻された。死にはしなかったが、嫡男としての力はなく、廃嫡となったわけだ。
そのゴークというヒーラーがエドニの面倒を見ている話はしたか。
意外に出来る奴だったらしくてな。エドニは、病になってからも15年以上は生き続けている」
> で、領主は女なんだよな?今次男が領主って言ったよな?
> タマ取っちまったのか?それともオカマか?
「次男のオクスタム司祭、即ち現領主は、オンナとして生を受けたが、なりは男だったというわけさ」
> そんなんが領主でいいのかここの連中は」
「あぁ、知ってるだろう。さすがは女神様に愛された領主だってな」
>「ごっそさん、また来るぜ」
「しっかり稼いできな」
言って、ミハイを送り出した。
◇
「ミハイさ、」“ま”をのみこんで、
「何ぼーっとしてんのよ? 邪魔なんだけど」そんな挨拶を受けた。
ミハイが宿に帰る途中、アコニのメイド、デイジーと鉢合わせをした。
口調が変わってるのは、地だろうか。仕事モードから切り替わったようだった。
なるほど。彼女は使いに行っていたのだろうと察しがつく。鞄をたすきに提げていた。
「何? チンタラしてると置いてくよ」
振り返って声をかけるや、プンスカと宿にその歩を向ける。
向けたところで、武装した人間の男たちに行く手を阻まれた。
「おい、お前、ちょっと待てよ」
中でも一番立派な羽根飾りをつけた男に、デイジーが呼び止められたのだった。
「なぁお前、ひょっとしてガザニアの娘か?」
「! し、存知あげせんわ。誰なんですの、そのグラスランナーは?」
じりじりと後退するデイジー。
振り向きざまにちらりとミハイを見て、行ってというように手を動かすと、話しかけた男に向き直った。
「俺はアルバだ。お前の親父、ガザニアの相棒だった。
なぁ、話してみろよ、何かあったんだろ? 相談に乗ってやるぜ」
衛士のサーコートを着た男たちから、アルバと名乗った男が歩を進める。
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魔音@GMより
プチイベントでっす。
衛視長のアルバと出会いました。デイジーは若干混乱している。状態です。
たいまんさんが出張中なのは把握しておりますんで、ゆるゆるお待ちしておりまする。
+
うひ。現領主情報は、自分でもよう検索しきれてませんでした(すいません;;;
いや、単純に、グララン脳的に興味深いなぁと思ってただけです。
他の皆さんも、書き込みが意識的にか無意識なのか、展開となにやらシンクロしていて意味深な気がしていたので。
スマホ( ・`ω・´)o彡゜ww
あぁでもきっと、肝心なところで電池切れたり、神殿は電波来てなかったりするんです。
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