タイトル | : 4-1-7 ステーキのお刺身という提案 |
投稿日 | : 2015/06/11(Thu) 10:12:11 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
「ッてぇな」
ポンと叩かれて、むすっと口をへの字に結ぶが、頬を赤くしながら、先を続けた。
「うん。アコニがもちろん先で良い。
っていうか、あたいの話は話半分で良いよ」
> 「いろいろ気に食わねえんだ。
> 知ってることを話してくれ。
> 他の連中が持ってくるパズルが組み合わされば、見えるモノがぜってえある。
> 味方は多いに越したことはねえよ」
デイジーは、少しホッとした顔をして、首を縦に振った。
「親父のことだから、あんたたちの役に立つのかはわかんないけど」
そう前置きし、ガザニアが言い残したことを口にする。
「言い残したっていうか、書き残したメモみたいなもので、大雑把なんだ。
親父は、『シンゾウと、オランから来た男が気に入らな』かったみたい。
丘の神殿の対になるような女神像を、荘園の神殿で見つけた。それがよくないものだったって。
だから、そいつは、ぶっ壊さないといけないって。
オランから来た男っていうのは、荘園内の施療院でヒーラーの助手をしていたみたい。
親父がその男のどこが気に入らなかったかは、はっきりしないんだ。ヒーラーとしての仕事をするふりをして、魔法を使ったのを見た。魔法を使えることを隠していたのが臭った。
走り書きは、それだけ。
っていう、そんな話。信じられる?
どっちにしろあたいができるのは、その二つから何ができるか考えるだけなんだけど」
デイジーがそう話したところで、宿がすぐ前に見えた。
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魔音@GMより:
荘園の神殿と、オランから来た男について、話が出ましたー。
このあと5-xで合流になります。
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