タイトル | : 4-2-5 神殿と荘園の関係 |
投稿日 | : 2015/06/11(Thu) 10:17:07 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
エリシアは、警戒を怠ることなくメリダとの会話をする。
この場所に不審は感じられなかった。
> 「つまり、喪が明けた前領主の派閥と、今後について語りたい、というわけですか。
「うん。だいたいそういうことになるんだ。
> ちなみに、前領主側と神殿の間には何か遺恨でもあるのですか?
「遺恨っていうかね、あいつ、──ってパネね、が属する一派は、野の女神の関係してるひとたちを神殿に呼び込んでるの。一部の神官戦士のひとたちとか。
それに加えて、神殿の儀式にも野の女神のひとたちを呼んだら、みたいな話がパネたちからきてるんだ。儀式については管主様がお決めになることなので、まだそうはなってないんだけどね」
> 親密な関係にあるならば、少なくともこれまでも接触する機会はあったでしょう。
> わざわざわたしの感想を求めるということは、メリダさんは、相手のことを信用しきれていないのだと思われますが、いかがですか?」
「あたしたちとはあまり接する機会はなくて、あくまで領主様をはさんだ関係だったの。
さっきの遺恨っていうんじゃないけど、同門の神官なのに、交流がなくてさ。信用もなにもないわけ。
そういうこともあってか、野の女神のひとたちが、うちの神殿にお参りに来ることは、アタシは今まで一度も見たことないの。
領主様が亡くなってからは、神殿から施療院に神官を派遣することもなくなってて……。
はぁ。アタシの言ってること、要を得なくてゴメンね。
んっと、目と鼻の先にいるのに、アタシらのママのところ(アウレリア神殿の礼拝所)にあのひとたちが顔出さないのは、おかしいとアタシは思うって事。
アタシだってあのひとたちのママのところ(サンニーム荘園にあるだろうお社)に顔出してないから、一度挨拶しておこうってわけ。
信用はそこから積み上げられたらなって思ってる」
メリダは、神殿と荘園の神官たちとの間に、交流がない為、その先駆けを務めようと思っている旨説明をした。
> 「それに、頼ってくださるのはありがたいのですが…。
> わたしにも同行している仲間がいます。
> 冒険者がぞろぞろとついて行けば、あらぬ騒動を引き起こすことにもなりかねません。」
「アハハ。それは判る気がする。でも、楽しそうだよね、そのぞろぞろっていうの」
> 「わたし個人としては、修業仲間であるメリダさんの申し出を断りたくはありません。
> ですが、仲間たちと行動している以上、わたしの勝手な判断で動くわけにもいかないのです。
> 今回の話を引き受けるならば、まずは条件をひとつ。
> 現領主様への取り次ぎは、お願いしたいと思います。
> そして、メリダさんに確認したいのは、同行者はわたしのみの方が都合が良いのですか?」
「取り次ぎはまかせて。すぐに紹介状は出すわ。
なんなら、畑仕事してるねーさんのところ寄っていこう。土臭い紹介状なんて、マーファらしいじゃん。
んー。同行者っていうのは、別にエリーだけじゃないと駄目って事はないかな。
うん、何人いてもオッケーよ。
そうなったとして、さすがに、現地集合って訳にはいかないから、どこかで会って、それからってことになるだろうね。
──で、そのぞろぞろなひとたちの中に、エリーのカレシはいるの? いたらちゃんと教えてよ」
紹介状は、すぐに出すつもりでいるらしい。また、同行者は歓迎する様子だった。
> 「最後に、念のためにお伺いしますが…。
> メリダさん、あなたのマーファさまへの信仰は、オランで修業していたときと変わりませんか?
> 現在の神殿の状況について、素直に思うところを教えてください。
> わたしはこの神殿に仕える者ではありません。
> 公言することもないと、マーファさまに誓いましょう。」
「そうね……、変わらないと思う。いや、ちょっと変わったかな。
ここでしていることが、マーファさまのためになってるのかって、時々疑問に思うようになったわね。
オランの神殿はもっと大きかったし、アタシはずっと下っ端で深くは考えてなかったけど、多かれ少なかれ、今みたいに思ったはずよ。
マーファを思うひとたちの為に神殿が運営されているのは判ってる。神殿はあたしたちみたいに、ママの力を行使できる人間だけのものじゃないし、実際のところ、そうじゃないひとたちがほとんどなわけだし。
ま、とにかくアタシは、ついてこいやって勢いで、やれることをやるしかないじゃんって今は思ってる。
でも、ママを信じる気持ちは変わらないつもりよ」
質問の答えにはなった? とメリダはニっと笑った。
「ふぅ。なんか愚痴っぽくなってごめんね。
エリーの方こそどうよ? 冒険者して、ママ(マーファ)への思いは修行のときと変わった?」
メリダはそんな風に、最後にエリシアのことも気遣ったものだった。
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魔音@GMより:
このあとは、合流シーン5-xに移動します。
WM引き継ぎ関連、超おつかれさまであります(v_v)!
以下メモですが、各判定とか参考に:
> まずは祠周辺で危険感知
> 危険感知 2d6+4 Dice:2D6[5,5]+4=14
危険はないだろう。監視も特に無さそうだった。
> 続いて野の女神について
> 野の女神 2d6 Dice:2D6[6,4]=10
SG+INT(+6)=16
野の女神は、領主を中心とした農業技術研究会だったが、長子エドニの病、前領主セータルに、奇蹟の力が宿らなかったこと(神官レベルが取得できなかった)などが重なって、マーファ信仰から距離を置いた、独自の活動をしていた。
オラン・マーファ神殿は、そのグループの動きには、注意が必要であるとしていたことを思い出す。
『街が全て失われて、世界が野に帰っても、女神は我らと共にある』そんな教義が確認されている。
> オラン出身の神官戦士について
> 神官戦士について 2d6 Dice:2D6[2,5]=7
DG+INT(+6)=13
この土地に来ている彼らについては、個別の情報は知らない。
オランで兵士をしていた経歴は、傭兵としても一定の信用を得ることができる。
兵士たちが、仕えていた騎士と共に任地を移動しているのか、傭兵として個人的に神殿に仕えているのかは、不明。
> 最後にメリダに信仰について確認した時の表情や仕草の変化など
> メリダ 2d6 Dice:2D6[2,3]=5
ADV+INT(+7)=12
特に変わった点は感じられない。敢えて言えば、与えられた仕事に責任を感じるあまり、前のめりになり過ぎているようにも見える。
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