タイトル | : 4-3-14 ベイリー少年 |
投稿日 | : 2015/06/11(Thu) 10:26:20 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「な?、、お前、まさかベイリーか?」
ぶんぶんと何度か頷き、幼い仕草で肯定する。
> 「ま、いっか。
> お前さんが何者であれ、手伝ってくれるってんなら、欲しいのは情報だ。
> 手紙には何が書いてあった?
> あと、゛事゛があった後の手紙の行方だ。
>
> 遺品の中には手紙は無かったそうだ。
> となれば、誰かが抜き取った可能性が高い。
> しかも、手紙の内容を知られたくない誰かだ。
> 知ってることがあれば教えてくれ。」
少年は、何かを少し考える様子を見せ、横にぶんぶんと首を振って
「ごめんなさい。なにも、おぼえていないんです」そう答えた。
> 「名前は何て呼べば良い?
> 改めて、俺はストレイだ。」
「ベイリーです」
少年は、自分の名前を告げて、ストレイの手を握ろうとした。
握ろうとしたところで、少年の真っ白な手は、体にぶつかるような勢いでストレイの手をすりぬけた。
ぶつかると思った時には、少年の姿はストレイの目の前から消えていた。
後には、ファイナックとストレイが残された。
ファイナックは、すっかり酔いが覚めた様子だったが、神妙な面持ちで、少年の代わりに握手を求めてきた。
「ストレイ。あんたはおかしな事を呼び寄せるみたいだな。
悪い感触ではない。むしろ吉兆だと思うことにしよう。
私は橋を渡った先の、ベルナック通りに住んでいる。何かあったらまた来てくれ」
そう言って、彼もホールから立ち去った。
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魔音@GMより:
〜( へ・`ω・´)へ 少年はベイリーと名乗り、去るのでありました。
5-xの合流スレに進んで下さいませ。
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