タイトル | : 5-2 分岐 |
投稿日 | : 2015/06/16(Tue) 15:11:57 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
>「お嬢ちゃんの兄貴と衛士のご同輩が何かを暴こうとして殺された、ってのが筋としてあって、その大元にお嬢ちゃんの親の件が関わってるってとこか?」
ミハイの言葉と、
> どうもその助手やってるオランから来た男てのが臭い。
> ベイリーに手紙を差し出したヤツはそのヒーラーのゴーグってのらしい。
> 手紙の内容はわからなかったが鍵はゴーグってヤツの近くにあるきがするぜ。」
手紙の送り手についてのストレイの言葉に、
「父の事件に、この街で兄が関わっていたっていう可能性が高いということですか……。
その荘園のヒーラーの方に会えば、兄さんと、デイジーのお父上のことが、もっとはっきりとわかってきそうですね」
アコニは呟いて、茶碗を両手で包むようにして握った。
◆
>「現領主さまへは、わたしの同輩が取り次いでくれるということです。
> おそらく、問題はないでしょう。」
「それは助かるわ。
こっちじゃ歯が立たなかったし、明日もう一度試してみる価値がありそうね」
シュタールが応じ、アコニは礼をした。
◆
>「いや、何でもない。アコニもシュタールも、アイシスが魔法を使えたかは知らないんだな?」
「知りませんでした」
アコニが答え、シュタールは首を横に振った。
アイシスが魔法を使えたかは、知らないとのことだった。
◆
> 「簡単な内容は、アコニが言ったとおりだが、
> 詳しく話すと、本来はそこ存在しないはずのアコニの父親の墓が存在し、そしてそこから敵が複数出現した。
> 姿かたちは、今まで見たことがない敵としが言えないが、
> 少なくとも、銀か魔法の武器でなければ通じない相手だとはわかってる。
> しかし逆に言えば、魔力付与すれば通じる相手だということだから、準備さえできれば普通に倒せる相手と言っていい。」
「わかったわ。
ラキアードさんと一緒に魔力付与の出来る人間が行動すれば、その条件は整うってわけね」
シュタールも、出し惜しみはなしでいくわと伝えた。
◆
>「ワケわかんねえな。
> 頭のいいやつ、考えてくれ」
> 「裏読み、邪推…という穿った考え含めてになるので良いのでしたら…
> いえ、違いますわね―――ワタクシの場合、そちらが主流になりますわよ?」
続くクロエの話に、一行は暫し耳を傾けた。
彼女の放った推測という光の矢が、人間の業と、魔術、怪異の絡まった、深い闇へと投じられた。
アコニの家族は、オゴフの領主家と深く関わり合っている。結果、幾人もの因縁と絡まり合いながら、現在へとつながっているだろうことに、間違いはないだろうと思われた。
矢は、現領主、ゴーク、そして、ベイリー、ガザニアたちを照らし、エドニという廃嫡の長子にいきついて、消えた。アイシスの姿はまだ見えないが、その影を捉えている感触はある。
かくして一行は、クロエの話を軸に、方針を決めた。
「許可はともかくとして、誰と深く関わりがあるか、まずはこの目で確かめたいと思います。
荘園には、領主様と会ってみて、そのあとすぐに向かいます」
アコニは、領主家と父親との関わりを見極める意味でも、現領主に先ず会うことを決めた。
「こっちの分はあるから、荘園に行くのによかったら馬車を使ってね」
シュタールは、荘園に行く4人にそう言った。
自分は領主の館に行くアコニに同行するつもりらしい。
「荘園には、あたしが出資することをもちかけて、まずは見学をするという段取りがついてるの。アシナート商会のシュタールの代理として、あなた方にはブローチを渡しておくわね」
泳ぐロバの姿が浮き彫り細工された、銀製のブローチが銘々に手渡された。
> 「俺は、予定通りアコニの護衛をするが、前にも言ったように、護衛には女性が一人ほしいのと、
> それになにより通常武器が効かない相手に遭遇する場合もある。
> エリシアやストレイは荘園の方へ行くようだから、
> クロエには、もう1つの方、領主の館の方お願いしたいのだが、いいだろうか?」
>「しかし、通常の武器が効かないとなると厄介ですわね」
「魔法の武器しか効かないって相手には、あたしがラキアードさんの武器に魔力を付与することで、まずは対応するわ」
シュタールがそう結んだ。
◇
翌朝、ミハイ、ストレイ、エリシア、クロエとデイジーの5人は荘園に向かった。
そして、ハトハ、ラキアードが、アコニとシュタールと共に、領主の館へと向かうこととなった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
というわけで、一行は翌朝、それぞれ荘園と領主の館に向かいます。
アコ太w
なんというクロアンさん展開ww
++
>みなさま
MP、HPの消費は回復させておいて下さいませ。
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