タイトル | : 6-A1-2 そう遠くない時に |
投稿日 | : 2015/06/27(Sat) 14:21:01 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
> 助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
> どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」
「不満、など、あるはずもありません」
ストレイの質問に男は答えた。
「しかし、おっしゃる意味は理解しているつもりです。
その『我々なりの方法』をご理解頂くために、努力する必要があるのは確かです」
> 「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」
「おっしゃる通りですね」
続くストレイの問いかけを、男は、肯定し、己の眉に走る傷口を一撫でした。
「その為にも、時間が欲しいと考えています」
> 「確かに、奇跡を行使できる人間は限られています。
> それは抗いようのない事実です。
> あなた方が奇跡に頼らない方法を模索するというなら、それをもマーファさまは見守ってくださっているでしょう。
> ですが、形は違えど同じマーファさまを信仰している者同士ではないですか。
> 何故互いに手を取って、協力しようと思えないのですか。」
「神官様、少しお待ち下さい」
男は、少し驚いたといった顔をして両の手のひらをエリシアに向けた。
「我々から紹介させて頂いた者たちは、今もそちらの神殿におります。
また逆に、施療院ではこちらに出向いて頂き、自主的に留まっておられる神官様もいらっしゃいます。
相互に行き来している方々については、当面はこのままで。あるいは、近い将来には、我々の架け橋になって頂ければとさえ考えています」
人々の交流があることに言及し、男は先を続ける。
> 「ストレイさんの仰る通りです。
> あなた方の望む方法とは、一体何なのですか。
> それをハッキリと伺いたいと思います。
> そして、何故アウレリア神殿との関わりを拒むのか、納得のいく説明を求めます。」
エリシアの言葉があって、メリダは、テーブルの下で親指を立てて見せた。
「拒むと申しますか……、我々は、どちらかといえば臆病なのです。
こうして機会を設けて頂いて参上致しましたが、相当な勇気が要ったとお察し下さい。
今まで、こうしたやりとりについては、先の領主セータル様が、一手に担って下さいました。
我々は、いわば先導者を失い、混乱していたわけです。
一年の喪も明けて、ようやくお話をさせて頂く程度には回復しましたが。
『我々なりの方法』などと、もったいぶった言い方で大変失礼を致しました。
今は、一言でこうだと言えるものが用意できていない点、誠に心苦しいのですが、お伝えする為に、あと少し時間を頂きたいのです。
協力とおっしゃって頂けましたが、是非そのような形になればと私も願ってやみません」
ゴークと名乗る男は、一見、誠実な姿勢をみせているが、具体的な話はこの場でするつもりはないようだった。
あるいは、そうした具体案自体がそもそもないのかもしれないが。
白服の者たちは、頃合いかと、引き上げをしようとしている様子だった。
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魔音@GMより:
うひひ。
会見に現れたゴークきゅんは、『我々なりの方法』に時間をください><と主張し(ry
すぐにでも立ち上がってひきあげる様子です。
ゆきさんもおっしゃってますが、戦略などにょろろです。
ひきとめて時間を稼ぎまするか?
あるいは、ここは放流しますか?
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