タイトル | : 6-A3-8 地下神殿 |
投稿日 | : 2015/06/30(Tue) 14:41:19 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「デイジー、アルバが出たぜ。
「アルバ? なんであいつが?」
怒りを押し殺した微かな声で、デイジーは自問するように呟いた。
> 面白えから後をつける。
> 様子次第じゃあ、連中がやってきた方向にカチコミかけて、どこと繋がってんのか確認してえところだな。
> まあ見つかってもここに逃げこみゃあ連中は通れねえ。
> 多少無茶しても大丈夫だろ。
> いざとなったら騒ぐから、明かりを頼むぜ。
> 行きはともかく帰りは見えねえからな」
「うん、わかった」
決心したようにデイジーは頷くと、
「ちょっと待って」
厳重に包んだ何かを取り出した。
「ぶつけたところを、ぶっ壊すものなんだ。
あたいが持ってるよりは役に立つだろうから、あんたに預けておくよ」
クルミよりは一回り大きな礫を二つ取り出して、ミハイにそっと渡した。
◆
ミハイとデイジーは、瓦礫の向こうにさほど苦労せずに出た。
そして、衛視たちのあとを追跡する。
二人が進んでいるのは、石を切り出した跡地だった。削った跡が、微かな光に乱反射している。
途中、幾つかの分岐があったが、まっすぐに300メートルほど進んだあとで、ついに本道からはなれ、そのまま100メートルほど進む。そして、広場に出た。
天井の高い空洞で、元々は自然の洞窟だったのかもしれない。人工的な直線の中に、自然の曲線が混じっていた。
約20メートル四方の空間だった。
一番奥には、3m近くの大きな人影が立っていたように見えたが、それは女神像だった。
その人影の前は、人工の泉になっていて、水が満たされている。
水を掬うようにして前に差し出された像の両の手から、水は流れ出ているようで、チョロチョロと水面に落ちる水音が洞内に満ちていた。
衛視たちは、その前に車座になって座っていた。
ひしゃくで水を汲んで、壺に溜めているのだが、待ちきれない男たちは、汲んだ先から美味そうにその水を口にしているのだった。
その光景を息を殺して見るデイジーが、ミハイの服のすそをそっとつまんだ。
彼女の微かな震えが、伝わってきた。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
ミハイせんせには、デイジーからエクスプロージブ・ブリットを2粒手渡されました。
予備ダイスありがたであります! 男たちの追跡を順調に進めたところです。
水音、出目の所為で、男たちの話し声の詳細は聞こえませんが、ここが宴会会場のようです。
女神像が見えました。ぱっと見禍々しい感じです。外見が、というよりは、雰囲気が!m(~ー~m)〜 〜(m~ー~)m
行動があれば、引き続き宣言をにょろろであります。
- WebForum -