彼女と復讐セッションBBS
she wreaks with whom


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タイトル 6-B0-4 助走
投稿日 : 2015/07/02(Thu) 14:01:15
投稿者 魔音@GM
参照先
「感謝します」
 二人の同意を示すと、これから一緒にかけっこでもしようというような、無邪気さの見える微笑みを浮かべ、アコニは嬉しそうに礼をした。


「あの剣の因果は、わたしが受けます」
 一行に、アコニはそう話した。剣を抜いて、対抗する武器とするつもりらしい。

「アル、銀の矢は何本ある?」
「6本だけど、あたしたちの取り分は2本。十分よね?」
 シュタールは応じ、アコニはうんと頷いた。


 アコニは、領主が示す箱の前に進み出て、露わになっている柄に手をかけた。
 その質感に、アコニの肩は震え、額から脂汗が吹き出てきた。
 長物の恐怖と戦っているのだろう。声にならないうめき声が唇から漏れるが、それをこらえ、歯を食いしばって耐えている。
 果たして、彼女はその刀を抜いて見せた。魔力を帯びた刃が露わになり、燐光が、アコニの手を伝って彼女の体の上で弾けた。

 アコニはよろめき、膝をついた。その手は、刀の柄を離していないが、緊張と恐怖故か、指が白くなるほど固く握られていて、そのまま使えるようには見えない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 アコニは剣を抜きましたが、恐怖で麻痺している。というところで、城館での戦闘がはじまる直前です。
 開始時に居合わせるのは、ハトハさんとラキアードさん、宣言したクロエさんとなります。

 戦闘前の調整は、雑談スレで行いますね。

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