タイトル | : 6-A3-10 崩壊 |
投稿日 | : 2015/07/02(Thu) 21:16:14 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「お、大胆だな」
「! なっ、てめ、ここから出たら絶対コロスっ!!」
暗闇の中、押し殺した声でデイジーはミハイに唸った。蒸気でも噴き出しそうな勢いだ。
そこにかけられたアルバの声は、白い装束に身を包んだ、野の女神の神官3人に届いたようだった。
鎖帷子の鈍い音が聞こえることから、神官戦士であろうと思われた。
アルバは、広間の入り口近くまで3人を出迎えた。
「おい、アルバ。お前、街で何をしでかしてるんだ?」
「我々は聞いていないぞ」
やってきた3人が、切迫した声で口々にアルバを問い詰める。
「そう急くなって。駆けつけ三杯っていうだろ。まずは飲んでいけよ」
言って、3人を女神像の前に連れて行った。
ミハイとデイジーは闇に溶け込んで、その間も気付かれた様子はない。
距離が離れたところで、ミハイは大胆にも手に入れたばかりの礫を女神像に投げつけた。
その放物線は、吸い込まれるようにしてその胸部に吸い込まれ、耳をつんざくような爆発音を発して洞内に響き渡った。
像は、途端に四散し、腰から下の部分を残してばらばらに砕け散った。
その直後、女神像の断面から、どす黒い液体が噴き出した。
噴き出した液体を浴びた者が、ブクブクと泡を立てながら溶けいく。
まともに浴びた者は、一瞬で泡と消えた。
そうでない者は、「たまんねぇ……」などと恍惚の表情を浮かべていたから、悪くない最後だったかも知れない。
「ヒヒ、なんだぁこれ? 俺が溶けてやがるぜ!? キメ過ぎちまったか??」
下半身が液体になりながらも、アルバは一人、生きているようだった。
「ヘヘ、女神さまぁ、待ってくれよぉ、ヒグっ」そんな風に呟きながら、夢と現を彷徨っているようだ。
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魔音@GMより:
隠れ16……。やりすごしちゃいました。
そして爆弾命中&破壊(´・ω:;.:... 擲弾兵だっt
一撃で壊れちゃいました /(^o^)\
爆発と、その後の液体の噴出に巻き込まれた者は、溶けちゃいました。
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