タイトル | : 7-2-5 オーナー |
投稿日 | : 2015/07/17(Fri) 05:34:54 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「それでは後金丸ごと含めて、4頭立ての馬車を頂こうかしら?」
シュタールは、クロエの話に興味津々といった様子で身を乗り出した。
> 「引き取るにしても何らかの隊商活動中であれば、
> その引き上げを待つくらいはしますし、急な無茶振りはしませんことよ?」
「うちは維持管理用に、予備を常に準備はしているんだけど、老朽化が進んでいているの。そのお話はありがたいわね」
合いの手を入れつつ、続きに耳を傾ける。
> 「ただし、1点お願いが。
> ワタクシが引き取った後、使わない場合、そちらに預けさせて下さいな。
> ただ、遊ばせて置くのも勿体ないので結局は業務利用して頂く形で問題御座いません」
> 「よく御座いますでしょう?
> 避暑地に別荘を建てたは良いが、人が住まねば、途端に邸宅は荒れるもの。
> 世話人を雇い、オフシーズンは邸宅を自由に使っても良い事にし、
> オンシーズンは避暑に出掛ける際に世話を任せるというお話」
> 「簡単にまとめますと―――
> ワタクシが馬車馬を4頭揃えて引き取りに行くまで業務利用して頂いて問題なし。
> 勿論、そこに至る際には急に引き取る事は決して致しません。
> そして、引き取った後の事で御座いますが…
> 再契約としてワタクシが利用したい時以外はそちらで預かって頂く。
> 預かって頂いている内は業務利用して頂いて問題なく、そこから管理費等は相殺」
如何かしら? というクロエの言葉に、
「光栄なくらいのお話ね。
勿論、お受けします。それじゃ、鉄は熱いうちに。できあがったら、また見せに行くわ」
乗ったーというシュタールの声が、即座に応じたのだった。
◇
「クロエー、出来たよ」
後日、できあがった馬車に乗って、シュタールがお茶を飲みにやってきた。
おかげで良い馬車を追加できたと、ほくほく顔だ。
「お年寄りの方々にも、聖地巡礼してもらおうってわけ」
オランとオゴフの新設の往復便で使うらしい。
アコニが叙任されたことや、エドニが亡くなったこと。アコニがサンニーム荘園領を継承したこと、等オゴフの近況を一通り話し、また仕事ができたときは……、特になくても、また来るからと言い残して去って行った。
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魔音@GMより:
うひひ。馬車とかロマンですね。
それでは、クロエさんとは
・必要次第で馬車を速やかに渡す。
・馬が必要な場合は、使用日数*80ガメル(荷馬20G×4頭)で荷馬のレンタル可能。
ということでまとめてよいでしょうか。馬のレンタルで、期限をあらかじめ決めておく必要がない点が、メリットでしょうか。
また、アシナート商会(シュタール)とのコネクションをどぞぞ。
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