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6-A3-11 残骸
320
: 2015/07/05(Sun) 15:06:09
魔音@GM

> 「よ、アルバ。
>  また会ったな」
「んだてめぇ、コノヤロ、何ノコノコ生えて来やがった?!」


> 「じゃ、あばよ」
「あぁんんんんん……?」

     ◆

> 「すげえなアルバ、生きてんのかお前」
「んぁ? ヒャハハ、生きてるゼェ」
 アルバは答えたが、そう長くはなさそうだ。


> 「なあ、ガザニアぶっ殺したの、お前?
>  それとも、さっきのウマそうな飲み物で操ったか?」
「あぁ。あぁ、あぁ、ガザニアァ……、うわぁぁぁっ。
 来るなぁっ、ひぃぃっ」
 ミハイの後ろから姿を見せたデイジーに、アルバは悲鳴を上げた。

「あぁ、俺だ。俺がお前を、アイシスの野郎に売った。
 ベイリーってガキといっしょに女神の酒を飲ませて、殺し合いをさせたんだ。
 恨んでるのか、ガザニア?」

 うわごとのようなアルバの声に、デイジーは、ひとつ溜息をついて応じた。
「──、うぅん、もういいよ。
 あんたは寝てな、おやすみ」
 デイジーは、穏やかな声でそう結んだのだった。

     ◆

> 「あの石どうなった」
「うん。なんか、憑き物が落ちたみたい。
 さっきの爆発のあと、静かになったよ」
 赤い石を取り出して、ミハイに見せた。脈打つような反応はなくなっていた。

     ◆

 泥土のような残骸は、急激に粘性を失って、土に帰ろうとしている。
 鼻をつく腐臭が気になるが、もはや毒性も残っていなかった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 像が壊れて、石の反応も、石に反応する力も感じられませんでしたー。
 破壊の女神の力は、残らず吹っ飛んだ感じです。
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何かが終わった
319
: 2015/07/05(Sun) 14:36:43
ストレイ

神殿の方で何かが弾けた。禍々しい気。
この男達はその影響下にあったのだろうか。

神殿の方をうかがうも、ここからでは何が起こったのか分からない。

ミハイ…?

しかし、こちらもゆっくりはしていられないようだ。思いの外、薬草の山は乾燥しているのか火の周りが早い。

「ベイリー!大丈夫か?
 外へ出るぞ!」

小さな幽霊に声をかけ、不死者と成り果てた男を振り返る。

「あんたはどうする?
 何処かで人知れず朽ちるのを待つか。
 ここで自らの身を焼き尽くすか。
 それとも…介錯は要るか?」

=========
PL
 脱出する前にゴークが望むなら止めを指します。
 個人的には可能性は低いと思ってますが、何処かに逃げようとするなら、敢えて放置します。

 ゴークの始末が付いたら、後出しジャンケンですがエドニの所へ行きます。
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6-A5-1 自滅
317
: 2015/07/05(Sun) 13:37:32
魔音@GM

 ストレイとエリシアの追跡を、ひとまず振り切った男は、施療院のすぐ近くの林の中で馬を乗り捨てた。そして、頭巾を目深に被りなおし、病棟の一つへと足を運ぶ。
 辿り着き、追っ手の気配はもう背後に迫ってないことを確認すると、荒い息を抑えて自らに癒やしの魔法を施そうとした。
 しかし、どういうわけか、仮初めの女神は応えてくれなかった。
 癒やしの希望は、干上がった井戸の底に落ちる水桶のように、砕けたのだった。

 そんなはずはないと、男は早鐘のように打つ心臓を抑えるべく、胸を鷲掴みにする。
 けれども、なにも変わらなかった。むしろ、刻一刻と事態は悪化しつつあるようだった。
 本館で受けたマーファ神の拳と、鋼の刃による斬撃の痛みが、噴出する頭痛と一緒に男を襲った。
 男は膝を屈し、
「これは……、どういう、ことですか?」
辿り着いた部屋の主に問いを発した。


「それは、あなたのおかれた状況についての問いか? あるいは、私の症状への疑問か? もしくはその両方か?」
 エドニは、訪問者に応じて口を開いた。

「あなたと父の偶像は、毀れたようだ。
 もはやその奇蹟が、あなたを救うことはないだろう。古代の魔術師たちが、似たような境遇に陥ったと文献は伝えている」

「そしてこの私はといえば、マーファ神の使いのおかげで、あなた方の霊酒を口にする機会は、結局なかった」
 クロエのもたらしたマーファの聖印が、その手には握られている。

「年貢の納め時のようだ。私も、そしてあなたもね、アイシス」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 お騒がせしましたが、アイシスは、エドニの部屋に辿り着いて倒れました。
 エリシアとストレイに叩き出されたところで、ミハイの破壊工作で補給源を絶たれた格好です。

 これで、荘園と施療院、神殿方面は、一足先に収束する感じです。
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6-A2-11 昏倒
316
: 2015/07/05(Sun) 12:39:53
魔音@GM

 ストレイの刃が、階段の縁を削った直後、階段を上がってきた男と目が合った。
 男は、血走った異様な視線を向け、今にも飛びかからんばかりの殺気を向けてきたものだった。

 刹那、ストレイは、負の精霊力が閃光のように弾けたのを感知した。
 それは、神殿の方角からだっただろうか。

 その波が去った後、目の前の男は不意に力を失って倒れ、階段をゴロゴロと転がり落ちていった。

 階下にはもう一人、同じような格好をした番人と思われる男が、ストレイの目に写った。
 その男も、苦悶の表情を浮かべて今は倒れている。


 神殿に向かったミハイが何かを知っているかもしれないが、ストレイは、次の選択に迫られている。
 番人たちが持っていた灯りの火が、故意か偶然か、倒れた拍子に乾燥した薬草に燃え移りつつあるのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 幽霊にまわりでアタフタされたり、精霊力がなにやら弾けるのを感じたり。ストレイせんせイソガシs。
 ミハイきゅんのところで起きた、神像のバクハツの影響だと後でわかるというやつです。

 というわけで、番人たちは、不思議パワーを失って倒れました。
 施療院の外れにあるこの倉庫は、ゾンビのゴークと一緒に、このままゴゴゴと燃えていく感じです。
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6-A1-6 剥がされたベール
315
: 2015/07/05(Sun) 12:33:12
魔音@GM

 馬で逃げていく白服の男は、土地勘もあるらしく、馬を全力で駆けさせていく。

 その逃げっぷりに、エリーとストレイはひとつ間合いを置くことにする。
 ストレイは見当をつけて施療院へ向かうことに。
 エリシアは、同じ“野の女神”の残された二人への尋問を行うことにしたのだった。

     ◆

> 「メリダさん、大丈夫ですか?」
「うん。他に怪我をした人もいなかったみたい、大丈夫」
 返事をしたが、エリーの姿を見て、目に見えてホッとした表情になった。

 エリシアの質問に、残された二人は震えながら答えた。
 元、グラント・ヴァーレイトの一党であった彼らは、自分たちがマーファ信徒の名を語る、密輸グループに加担しているという意識はあった。しかし、破壊神と繋がりがあるとは夢にも思っていなかったらしい。

 また、領主を失ったこの1年で、“野の女神”は変化したと簡単に話をした。
 荘園、施療院、サンニーム神殿は、荘園の代官たちへと求心力が移り、野の女神の影響は小さくなったのだという。
 リーダーに収まった“ゴーク”は、子飼いの部下たちには特別な集まりを通して結束していたが、そうでない他の者たちとは、特に繋がりは持たなかった。とのことだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:

>平賀@ストレイさん
 施療院先読み移動アザッス(ノ*゚ー゚)ノ
 んでは、ストレイの行動は、施療院のパラレルワールドに繋がる流れでゴゴゴですw
 この先、6-A2-2辺りに着地して、そのままきたという感じでお願いします。
 6-A2-11へと続いていきます。


>ゆきふぇる@エリーさん
 尋問しましたー。
 彼らが詳しいのは、密輸がらみで、破壊神についてはわからないようです。
 平賀さんちのストレイとは、施療院での合流しますか?

 ++
 6-A5-1で、アイシスは確保される流れにしています。
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まずはどちらが魔法付与してくれるか
314
: 2015/07/05(Sun) 05:36:20
ラキアード

クロエさんと、シュタールと、どちらが魔法付与するかですね。
前にもいいましたが、ラキは銀や魔法の武器は所持していませんので、
魔力付与してもらわないと、攻撃できませんね。

ただ、クロエさんが戻ってくるのは知らないので、
1ターン目はホーリーウェポンをかけるかどうかは、
クロエさんの判断にまかせます。

あと装甲が紙(筋力9のハードレザー)なので、前回のこともあって防御強化もほしいですね。

1ターン目は衛兵が射撃するみたいなので、
ラキは、動かずに魔力付与待ちだけの予定です。
初期位置は、射撃の邪魔にならないように、T21で。
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7/5の進行予定
313
: 2015/07/04(Sat) 14:55:14
魔音@GM

 午前中には、本館方面6-A1-6、荘園周辺〜施療院の6-A2-11の投下を予定しています。


 城館方面6-Bについては、記事No.312を追記しましたー。
 ご質問があれば、どうぞよろしくであります(`・ω・´) 
 こちらは、デュラハンの蹂躙攻撃を、どう止めるかがひとつの鍵でありましょうか。
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城館での戦闘メモなど
312
: 2015/07/04(Sat) 14:50:24
魔音@GM

 こちらは、7/6の朝10時くらいまでに、特に事前準備についての申告がなければ、戦闘を開始する予定です。

○初期配置概略図(記事No.299のものからコピペ)
http://dorotora.com/swww5/kanofukulog/yakata_R0.png
 ●バリケード(荷車)を配置して、突撃に備えている『主』領主と、『衛1〜6』衛士です。
 ●一マスで1m四方くらいのイメージです。
 ●謁見の間の天井の高さは、4m程度あります。
 ●ハトハさん、ラキアードさんは、R〜Wの範囲で配置できます。
 ●クロエさんは、A-19、もしくは、V-1、W-1から出現できます(領主館へつながる通路が、正面通路とは別にあります)。


○第0R(事前準備)
 ●シュタールへの指示
  ・魔法の支援を要請できます。

 ●アコニへの指示:何をすべきか? 剣を持ったままだと麻痺して行動不能です。
  ・GMが2d6を振って、11、12が出れば、魔剣を奇蹟的に克服します。
  ・アコニが抜いた魔剣:誰かが使用することも可能です。

 ●領主のオクスタムは、5レベルのマーファ神官です。HP16/MP16です。
  ・部下のデータは、衛士1が騎士、衛士2〜6が兵士長です。うち4人は、銀の矢を装填した、クロスボウを初手で射撃する予定です。


○第1R(準備&宣言)

28 クロエ:未定
27 
26 
25 
24 ラキアード:未定
23
22 
21 
20 シュタール(NPC)
19 
18 アコニ(NPC)
17 
16 デュラハンチーム(敵:戦車状態):領主に対する周辺への蹂躙攻撃(90mの移動範囲で、戦車で踏み潰す)
16 ズレッド(NPC):キュア→5人(予定)
15 ハトハ
14 衛士1(NPC)クロスボウ射撃→デュラハン
13 衛士2(NPC)クロスボウ射撃→デュラハン
13 衛士3(NPC)クロスボウ射撃→デュラハン
13 衛士4(NPC)クロスボウ射撃→デュラハン
13 衛士5(NPC)未定
13 衛士6(NPC)未定
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放ってはおけない。
311
: 2015/07/03(Fri) 20:05:20
エリシア

>「チッ、逃げられた」

最後の一太刀を浴びせられず、ストレイさんが舌打ちをした。
同じように馬を駆って追い掛けようかとも思ったが、それは白兵戦の能力の極めて低いわたしがすることではない、と思いとどまる。

>「エリー。野の女神とやらは、どうやら真っ黒みてぇだな。異端とはいえ邪神の徒が潜り込んでるとは…」

「そうですね。
 どこかで道を誤ったのでしょうか。」

元は本当にマーファさまの一派だったはずだ。
どこで間違ったのだろうか。

>「俺はとりあえず施療院の方に行ってみるぜ。どうせ、ねぐらはアッコか神殿だろう」

「わかりました。
 わたしはメリダさんの所へ戻ります。
 あの二人から事情を聞いたら、すぐに追いかけます。
 どうか、お気をつけて。」

ストレイさんの読みは正しいだろうが、わたしにはまだ確証がない。
その確証を得る為にも、まずはあの二人から情報を得るべきだろう。

―・―・―・―・―・―

「メリダさん、大丈夫ですか?」

元いた部屋に戻り、まずは彼女の状態を確認する。

「さて…。
 あなた方はどこまでご存じだったのですか?
 まず、あのゴークと名乗った偽者について、そしてあなた方の本当の目的について、知っていることを教えていただけますか。」

━━━━━━━━━━
@PL

こっちルートではおそらくこれ以上はないだろうなー、と思いつつも同僚を放置することはできないエリー。

追加で何かあればめっけもの、くらいの気持ちで。
メリダ同行の二人の侍祭たちとで白服二人が抑えられそうなら、とりあえずストレイさんを追いましょうかね。
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真っ黒
310
: 2015/07/03(Fri) 19:14:20
ストレイ

「チッ、逃げられた」

しかし、全力逃走だったな。まるでこの場さえ逃れれば何とでもなるとでも言いたげだ。

「エリー。野の女神とやらは、どうやら真っ黒みてぇだな。異端とはいえ邪神の徒が潜り込んでるとは…」

高台の方を振り返る。

「俺はとりあえず施療院の方に行ってみるぜ。どうせ、ねぐらはアッコか神殿だろう」

あの怪我ではそう遠くには逃げれまい。

===========
PL
 なんの根拠もありませんが、既に行動済みなので施療院方面に向かいます。
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