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: 6-A4-2 収穫の時
: 259
: 2015/06/27(Sat) 14:15:45
: 魔音@GM
:
: 259
: 2015/06/27(Sat) 14:15:45
: 魔音@GM
:
> 「アナタ様がエドニ様?」
クロエの問いかけに、男は反応を示さなかったが、窓の外を見遣る姿に、否定の意志は浮かんでこなかった。
> 「ワタクシはクロエ、クロエ・マキュアン。以後、お見知り置きをば。
> さて、単刀直入にお訊きしますわね。
> ヴァーレイト家―――呪われし家系に関する情報を全て」
出し惜しみはせずにね、と付け加えられた言葉に、エドニは目を閉じた。
再び瞼を開いた時、彼の視線はクロエの方に向けられていた。
暗い虚ろな目をしていた。
> 「幸いな事に多くのピースは既に埋まってますの。
> ただし、いまだ欠けたピースが御座いまして」
> 「アナタ様が握るピースは紅蓮に燃えし実なるか、黄金に耀きし実なるか?
> …この際、アナタ様が黒幕でも別段、問題では御座いませんの。
> ワタクシが知りたい事は唯一無二の真実」
やや間があって、
「人間が育てたものだからといって、その実が人間の口に合うものだとはお互い思っていないだろう? クロエ・マキュアン。
ましてや、それが真実であるとしたら」
低い掠れ声で男は言った。目が、少し光を帯びたように見えたのは気の所為だろうか。
「ヴァーレイトの名を求めるからには、私が既にズレッドではないことくらいのことは知っているのだろうね?
私は、エドニ・サンニーム。荘園陵の名を継ぐ者だ」
その唇に、挨拶らしき言葉が浮かんだが、淡々とした口調でクロエの質問に答えた。
「ヴァーレイトは、カーディス女神に魅入られた一族だ。そして、私の妹・アコニがその名を継いでいる。
サンニームからヴァーレイト家へと移ったところで、あの娘は、彼の女神の愛の受難者であることからは逃れられなかったようだ。
グラント・ヴァーレイトは、セータル・ズレッドと共に、野の女神と称するマーファ女神・異端の教えを、この地で具現化させることに心血を注いだ。
彼らは、オランでの闇取引で財を成し、マーファ女神の聖地の一つさえ、一時は手に入れかけた。
それが、彼らの辿り着けた頂だった」
エドニはそう言い終えると、一つ、ゆっくりとした深呼吸をした。
> 「―――――――――そういえば、1ついい忘れた事が…
> 昨日、とある墓にて未知なる敵に襲われたのですが、心当たりとか御座います?
> 取り逃してしまいましてね―――あ、こちらお土産です」
エドニは、震える手でその聖印を愛おしそうに手に取ると、乾いた唇でそっと口づけをした。
「その魔物が、1年前に前領主セータル・ズレッドを襲い、殺害したものと同じであるとしたら、デュラハンだ。
グラント卿の怨念を使った儀式によって呼び出された。というところまでは予想通りかな?
魔物は、彼らが信奉する女神の、本来の意志、即ち終末の時を一番判りやすい形で具現したのだろう……。だが、呼び出した彼らからすれば、散々な結果を迎えた。
かくして、生き残った者たちには、遅れた収穫の期限が迫っているというわけだ」
> 「白銀の髪を持つ者同士、中良くやりましょう…ね?」
何か答えようとしてエドニは顔をしかめ、額を押さえて口を開いた。
「ではそのよしみとやらで、水を一杯とってくれないか?」
どろりとした暗い色に戻った目で、クロエに問いかけた。
すぐ手の届く先だったが、力が出ないのだろうか。
額を押さえるのとはもう一方の震える指先には、水差しと銀の杯があった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
これがよくある、砕ける波頭の岸壁近くでのやりとりというやつですかっ。
エドニは、黒幕かとなると微妙なんですけど、クロエさんのだいたいの狙いの通り(?)の展開ですね。
というわけで、あれこれ知っていることを話ました。
質問があればお願いします。
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: 6-A2-5 蔵の中へ
: 258
: 2015/06/27(Sat) 13:29:36
: 魔音@GM
:
: 258
: 2015/06/27(Sat) 13:29:36
: 魔音@GM
:
> 「ん?どうする気だ?」
ストレイの言葉に、「こっち」と、人目につかない建物の影を縫うように移動する。またあるときは、やってくる人間をやりすごしたりもした。
こうしてベイリーは、厚い土壁で作られた、蔵の中へとストレイを誘った。
蔵の中は、何種類かの干した薬草が保存されていた。
ベイリーは、案内に夢中になった所為かストレイが歩きであることを忘れ、その奥の天井に溶けて吸い込まれていくように消えてしまった。
その天井から、ロープがぶら下がっていた。おそらく、階段だろう。だれかが忘れてそのままにしているのだ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
のっていただきありがたた( -`д-´)っ吉w
階段をのぼるためにおろす作業が必要。
……とか言ってみたいが為に無駄切りすいません(
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: 足音
: 257
: 2015/06/26(Fri) 17:20:00
: ミハイ
:
: 257
: 2015/06/26(Fri) 17:20:00
: ミハイ
:
デイジー、そいつはエイジャの赤石だッ
ズッギャアアンと太陽にかざしてみろッ!
そんな台詞が脳内を駆け巡るのをシカトして、辺りの様子に気を配る。
>「あんたバカ? あたいがわかるわけないでしょ。
> 心配しなくても、動いてないよ」
「ヒヒッ、いい子だ。
それでいい」
落盤、オイラが通れそうなスキマ、その向こうの空間。
そんなもんを確認しながら、呟く。
「なるほど、そいつのせいで親父は消されたか。
で、奪い損ねたそいつを狙って、アルバがうろうろしてる、と。
じゃあ、そいつは一体なんだ?」
小さく、風の流れが聞こえた。
「まァ、考えたって分かりゃしねえな。
それより、お客さんだ。
デイジー、明かり隠せ。
音立てるなよ」
結局オイラの手にはわたっていない光る石を隠すよう、デイジーに言う。
この落盤、地震か?わざとか?
おあつらえ向きのスキマもあったもんだな?
落盤の向こうの様子を注意深く眺める。
見えねえようなら、少しスキマに潜り込む必要があるな。
砂埃やらを顔とアタマに塗りたくって、落盤にカモフラージュする。
そのまんまじゃあ、オイラの髪はなかなかに目立つからな。
-------------------
PLより:
近付いてくる連中を観察するために、スキマに陣取ります。
顔まで見たら絶対見つかるみたいな状況であれば、声を聞くだけで我慢しましょう(笑
必要に応じたダイスを3つ振っておきます。
7,5,6
我がニーム教団のォォォォ、科学力はァァァァ、世界一ィィィイィ
17:18:42 たいまん@ミハイ 予備ダイス3つ 6d Dice:6D6[4,3,4,1,4,2]=18
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: 引き続きお大事に><
: 256
: 2015/06/26(Fri) 12:29:56
: 魔音@GM
:
: 256
: 2015/06/26(Fri) 12:29:56
: 魔音@GM
:
なにやら体調が悪いとか。どうぞお大事になさって下さいませ。
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: 6-A3-6 閉ざされた扉
: 255
: 2015/06/26(Fri) 12:28:18
: 魔音@GM
:
: 255
: 2015/06/26(Fri) 12:28:18
: 魔音@GM
:
> 「今、その石に憑かれたんだかなんだか、変な夢を見たぜ。
> アコニ嬢ちゃんみてえな女から、そいつが奪われるんだ。
> そいつは、嬢ちゃん絡みのモンなのか」
「ん? アコニ? いや。これは親父がメモと一緒に持ってた石」
ぺたんと座ったまま、デイジーが答えた。
ほっとしたのか、ひとつため息をつく。
> 「にしても、何のための部屋だこりゃ。
> デイジー、下手に動き回ってねえだろうな」
「あんたバカ? あたいがわかるわけないでしょ。
心配しなくても、動いてないよ」
ここは、巨石で作られた石室だった。
部屋はがらんどうで、何もない。壁には、何かが描かれていたようにも見えなくもないが。
出入り口は二つある。階段に通じる壁の裂け目と、本来の出入り口であったであろう暗闇だ。
その先で、より大きな空間へと続く出入り口は、落石で塞がれていた。
落石は、最近起きたものらしく、復旧を試みた跡もない。
墓所の祠へと続く階段に通じる出入り口が放棄されたのは、この所為だと伺い知れた。
けれど、子供が出入りできる程度の隙間があった。
グラスランナーにとっても同様だった。
その岩の隙間の先から、人間たちの声が聞こえてきた。
反響でまだ何を言っているかよくわからないが、段々と近づいてきている。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
我々は、ニーム教団誕生の瞬間に立ち会っていr(
わぁい。繋ぎRP(ノ*゚ー゚)ノ楽しひです。( ・`ω・´)o彡゜枕!
その合間に本編が挿入されるのでありました。
ミハイきゅんがいる石室から外へと通じる通路は、落石で塞がれています。んが、人間の大人には通れない隙間があって、グラスランナーであれば、地下のより広い空間へと出られそうです。
また、その地下側では、人間たちが話ながら近づいてきている気配があります。
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: nice pillow.
: 253
: 2015/06/26(Fri) 09:33:50
: ミハイ
:
: 253
: 2015/06/26(Fri) 09:33:50
: ミハイ
:
赤い石から目線を離し、デイジーに背を向けたオイラは、
>「……ちっ、ちかい!」
って声を最後に、記憶が途絶えた。
* * *
(なんだ、ミラルゴ・・・?)
なんとなく、昔彷徨ってたあたりの景色を思い出す。
アコニ嬢ちゃんとは似てねえが、この女は似た雰囲気がある。
血脈ってわけでもなさそうだが。
なんでオイラを膝枕してんだ。柔らかいからいいけど。
(おい)
で、声をかけようとしたら、暗転した。
(死んじまったのか)
さっきの女が血に塗れて倒れている。
(ダセェな、女ひとりフクロにしねえと殺せねえのかよ)
石をガメたおっさんに声を投げるが、どうやら届いてねえ。
(よっぽどの術師だったのか?ねえちゃん)
ああでも、アコニ嬢ちゃんは剣の使い手だったな。
* * *
どうにも枕の感触が違うんで、もぞもぞ頭を動かす。
よし、座りが良くなった。
「・・・ん?」
目を開ける。
デイジーじゃねえか。
するってーと、さっきのはなんだ?
>「ミハイ、大丈夫? あたいのこと判る? それ以上バカになってもあたいが責任とるから」
「おう、そうしてくれ。
老後は頼んだぜ。
女に蹴られて死ぬってのも悪くねえが、まだ早えしな」
にっと笑って、アタマを上げる。
「今、その石に憑かれたんだかなんだか、変な夢を見たぜ。
アコニ嬢ちゃんみてえな女から、そいつが奪われるんだ。
そいつは、嬢ちゃん絡みのモンなのか」
背中を反って、ぴょいと跳ね起きる。
こきこき。首を鳴らす。
うし、ダメージはなさそうだ。
「にしても、何のための部屋だこりゃ。
デイジー、下手に動き回ってねえだろうな」
辺りを見回す。
-----------------
PLより:
ふう、これがラッキースケベというやつか・・・(まんぞく
ハッ!?これがニーム様の御利益!オイラ信者になる!
というわけで次の進行までの場繋ぎロールでした。
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: 納得のいく説明を。
: 252
: 2015/06/25(Thu) 21:42:34
: エリシア
:
: 252
: 2015/06/25(Thu) 21:42:34
: エリシア
:
わたしは、メリダさん達が用意した神官服に着替えて会見の場に臨んだ。
面覆いと頭巾を着けた集団が、会見の席にやってくる。
出来るだけ、様子を見るように心がける。
が…。
>「我々は、マーファ様への信仰はあっても、その奇蹟を得ることが出来ないでいる者たちでしてね。
> 必要としていたある時期に、助けを得られなかったという想いを抱えているんです。
> そこで、我々なりの方法でこの世界と向き合おうと思うに至った次第です」
「確かに、奇跡を行使できる人間は限られています。
それは抗いようのない事実です。
あなた方が奇跡に頼らない方法を模索するというなら、それをもマーファさまは見守ってくださっているでしょう。
ですが、形は違えど同じマーファさまを信仰している者同士ではないですか。
何故互いに手を取って、協力しようと思えないのですか。」
信仰のかたちはそれぞれにあるだろう。
しかし、同じマーファさまを信仰している者が、何故協力できないのか。
頑なにアウレリア神殿との関わりを拒む必要はないではないか。
>「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
> 助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
> どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」
>「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」
「ストレイさんの仰る通りです。
あなた方の望む方法とは、一体何なのですか。
それをハッキリと伺いたいと思います。
そして、何故アウレリア神殿との関わりを拒むのか、納得のいく説明を求めます。」
ちらり、とメリダさんの様子を伺う。
出しゃばった真似をして、と怒っているだろうか。
それとも、彼女はこうなることさえも予測して、敢えてわたしの立ち会いを求めたのだろうか。
━━━━━━━━━━
@PL
幾分回復した隙に投稿でござる。
奇跡の担い手と、奇跡に頼らない者、それぞれに役割を分担してやっていけばいいじゃない。
何でお互いを認められないかなぁ、というのが意訳です。
こう、イメージとしては、医療現場でトリアージして、急を要する患者さんはすぐオペしたりして、軽傷の患者さんは手当てする、みたいなのあるじゃないですか。
そんな風に魔法に頼るところと、薬に頼るところがあってもいいじゃない、ということをエリーは言いたい。
で、ゴークをこの場に留めておいてやったらどうなるんだろう、的なアレとかもありつつ…といったところです。
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: どうする気だ?
: 251
: 2015/06/25(Thu) 19:49:30
: ストレイ
:
: 251
: 2015/06/25(Thu) 19:49:30
: ストレイ
:
> 「それなら、ぼくがゴークに会わせてあげる」
「ん?どうする気だ?」
==========
PL
超短レスですががが
お誘いには乗るのが吉
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: 信仰の形
: 250
: 2015/06/25(Thu) 19:29:10
: ストレイ
:
: 250
: 2015/06/25(Thu) 19:29:10
: ストレイ
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> 「我々は、マーファ様への信仰はあっても、その奇蹟を得ることが出来ないでいる者たちでしてね。
> 必要としていたある時期に、助けを得られなかったという想いを抱えているんです。
> そこで、我々なりの方法でこの世界と向き合おうと思うに至った次第
ふーん。そんなもんかね。
「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」
これは俺だけじゃなく、アウレリア神殿の人間にしてもそうだろう。
「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」
==========
PL
ゆきふぇるさん、お大事に!
それではお先に失礼します。
再訪もできるようなので、とりあえず話の流れに関係あることだけ聞きます。
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: 申し訳ありません。
: 249
: 2015/06/25(Thu) 19:04:37
: ゆき@エリー
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: 249
: 2015/06/25(Thu) 19:04:37
: ゆき@エリー
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現在体調不良にて書き込み出来ず…。
明日には何とか…!