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4-4-3 墓場で結ぶ像
96
: 2015/05/29(Fri) 12:19:56
魔音@GM

>「1つ聞くが、君の兄上は、一人でこの街に、かたき討ちに向かったのか?」
 ラキアードの質問に、
「はい。一人でした。その頃は、父の同僚、配下にあったひとたちも、仇討ちはあきらめた方が良いってことになっていて、相談すれば反対されるかも知れないという事もあったのかもしれません。
 かたき討ちそのものだったかどうかは、兄がこの街に向かうきっかけとなったその手紙に、何が書いてあったのか判らない以上知る術はないのですが……。
 でも、その為の重要な手がかりが記されていたのだと思います」
 アコニは答えた。


>「もう1つ聞くが、ご両親のお墓は今はどこに?
>そちらには報告を済ませたのかな?」
 私の、両親のお墓ですか? と、キョトンとした表情を浮かべるが、
「オランの街の近くにあります」
 と答えた。
 少なくとも、この近くにグラント・ヴァーレイトの文字が刻まれた墓がある事には気づいていない。


 何かが割れる音に、アコニも気づいた様子で、その方向に目を向けた。
 刹那、つんざくような雷の轟音が頭上を駆け抜けた。
「きゃっ」と小さく叫び声をあげたアコニが、ラキアードの腕につかまった。

 ラキアードとクロエが、グラントの墓に、奇妙な魔法の歪みが生じたのを見たのは、その瞬間のことだった。
 固い石と見えていた墓石と周囲の盛り土が、泥のように地面に流れ込んだ。流れ込んだ物がなくなってできたその真っ暗な間口から、一塊の何かが飛び出した。
 飛び出したモノは、邪な意志を持つ風のように、アコニめがけて殺到する。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 unknownとの遭遇デス!
 本体を描写してないのは、手抜きじゃなくて(ぁ)怪物知識判定がこの4-4-xのスレッドでは失敗だったことによる何かだと思ってくださればー。
 というわけで、ラキアードも、クロエも、それが何者かわかりませんでした。

 んが、早速第1Rが始まります。距離は10m程度とします。
 こちらの初手は、ラキアード、クロエ、アコニの全員への攻撃です。
 不意打ち判定(2d6+レンジャー+知識)と、一手目の行動、判定を振っておいてくださいませ。

■ U ■ ■ ■ ■

■ ■ ■ ■ ■ ■

■ ■ ■ ■ ■ ■
        P
■ ■ ■ ■ ■ ■

■:墓石、P:PCたちのいる辺り U:unknown、
イメージ図です。


 ぎゃはは。でも、使わせて頂けてよかったです>ラキアードせんせの勘違いとか
 あぁけど、人物リストは必要ですね。話題もかなり流れてましたし; ちぇっくありがたであります。

 そしてクロエさん知識判定がw 惜しかったゾロリリ
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4-3-4 杯を干して
95
: 2015/05/29(Fri) 12:00:08
魔音@GM

>「あ、この辺り皆さんにエールを一杯振る舞ってくれ」
 ストレイのおごりで振る舞われた。
 すまないね、兄ちゃん。
 皆に行き渡って、旅の人に幸あれと乾杯の音頭が起きる。


>「ときにお前さん方、ヴァーレイト家って騎士家系のこと何か知らないか?
> ここらじぁなくオランの騎士様なんだがね。
> そこの長男坊が5年前、この街の衞士とトラブって死んじまったそうなんだが」
 質問の後、ホールはざわめいた。聞いたことがあるか? どんな話だったか? そんな囁きが場を支配する。
 そして、
「グラスランナーの衛士と喧嘩したって話だね」
 日に焼けた肌の、初老の男が答えた。

「覚えているよ」とのことだった。昔のことを、どこか後悔するように、首を振った。
「あのグラスランナーと若い二人が、たとえ喧嘩をしたとしても、殺し合うとは今も思えないんだけどねぇ」
 それだけ言うと、ジョッキを掲げてみせ、振る舞われたジョッキを飲み干して
「ごちそうさま」と一言残し、ロビーを去るべく立ち上がった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 よくぞ思い出してくれました!ww>本題
 ストレイに反応する初老の男がいます。
 放っておけば退場します。

 平賀さんには、たいまんさんちのミハイと合流して陽光亭行きたーいというご要望を給わっております(ぶひひ

 ミハイと会って、報告を受ければ、合流もあるかなぁとジロジロしてます。
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4-2-3 祈り
94
: 2015/05/29(Fri) 11:54:47
魔音@GM

>それに…また、背が伸びていませんか?」
「む。これは、精神的な意味を含めた成長の証なのだよ、エリシアくん。そう、ア・カ・シなのだ……。
 ──、そう、アタシたちのエリーのお尻が育つようにね」
 ハグを解いて、エリシアの尻をポンと叩くメリダだった。


> マーファさまは争いをお望みにはなりませんよ。
> 先ほどはわたしも、“自衛のために”彼と戦いましたけれど。」
「ははーっ」笑って大袈裟な身振りで感極まってみせる。


>「しかし…。
> 一体この神殿はどうなっているのですか?
> あのような方が大きな顔をしているだなんて、マーファさまの神殿としてはあまり好ましくないように、わたしは思いますけれど。」
「“あまり”ね」相変わらずおどけた口調だが、声のトーンが変わる。

>「それに、マーファ神殿では武装している者がいるのは不自然ではありませんけれど、その数が妙に多いように見受けられます。
> …何か、あるのですか?」
「うん、ある。まぁ、わかっちゃうよね。
 アタシが来た時からそうだったんだけど、派閥ができてて、神殿の中の雰囲気がちょっと悪くなってたんだ。前の領主様が亡くなったり、司祭様が領主に就いたり、バタバタしてる時に神官戦士団からも不思議な死に方をしたひとが出たらしくって、今に至るってわけ。こんがらがって色々よ」

>「実はわたしも、ある依頼のもと、ここを訪れたのです。
> 神殿から口利きをお願いしようと思ったのですが、この状態では難しそうですね…。」
 言ってため息をつくエリシアに、腰を屈めて下から覗き込むように目を見るメリダ。
「お互い、難しい状況、みたいだね……」
 その目には、どうしたものか。といった思案の色が浮かんでいた。

     ◆

 奥の院・礼拝堂で祈りを捧げるエリシア。
 果たして、マーファの“声”が降りた。
 啓示は、目前の青銅の像が、憂いの表情を浮かべるイメージで始まった。
 エリシアの脳裏には、次々に人々の姿が浮かんでくる。
 知った顔、知らない顔。
 沢山の人々が、様々な形で祈りを捧げている。
 ある者は小さな祠に、あるいはお守りを通したり、自分の彫った像や、空、掲げたジョッキにさえも。

 暗がりの中に、アコニは居た。彼女もまた跪き、涙しながら祈りを捧げている。
 暗い目をした男が少し離れた場所に居る。男もまた、右膝をついて祈りを捧げている。
 影のいや増すところ、二人の前には、女神像があった。
 その女神像と目が合った気がして、ゾクリと戦慄が走った。像の、差し出す手を形造っていた指先が、エリシアの心臓を求めるそれへと変わる。
 けれど、マーファの手がエリシアを覆うように差し伸ばされ、影は振り払われた。
 差し伸ばされた手は、小さな子を心配する母のように、エリシアの頭をやさしく撫で、やがてそっと背を押した。

     ◆

 エリシアの背後で、メリダも膝を突いて祈りを捧げていたようだった。
 祈りを終えた二人の視線が合った。

>「メリダさん、
「エリー、」
 声がかぶり、メリダはニッと微笑む。
> もしできれば、落ちつける場所でゆっくりと相談できませんか?」
「もしよかったら、静かな場所でもう少し、相談に乗ってくれない?」
 重なる声が、合唱のようにハーモニーを奏でた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 メリダも相談を持ちかける様子です。
 相談する場所は、適当な神殿のいずれかの建物とかでしょうか。

 ディビネーションは個人のイメージです(
 余計に混乱するのじゃー? ( ゚-゚)ノ〜(混乱の波動
 最後にマーファさまも、エリー尻をポンしていく描写をしたかったんですけど、すんでのところでやめた件><(ぶひひ


 以下質問への回答です
・パネみたいなのが大きな顔をしている、今の神殿の状況:
 ざっくりいうと、アウレリア神殿内で派閥争いが起きた結果、俗人を多く雇用する派閥が優位に立っている。原因は、単純に収入が多いこと。現領主が神殿を離れた為、バランスが崩れた事。前領主が中心になっていた、荘園の別グループ“野の女神派”と組んで、優位に立っている。という状況。

・武装した人物の多さに関する疑問:
 神官戦士団は、この1年ほど警戒を強めている。特に直近の1ヶ月ほどは、領主家の衛士隊と共に、警戒をする動きがある。
 神官戦士団の一部は、魔法が使える者も居たが、そのメンバーは新領主の元についている。
 神官戦士団の増援が、荘園を通して神殿に入っている。元オランの兵士たちが含まれている。

・領主に取り次いでほしいという意思をちらっと見せる:
 メリダは、神殿と領主の館を行き来していたことから、領主とは個人的につながりがある。また、管主の紹介状をとるのも不可能ではない。
 しかし、この1ヶ月は連絡がつかないでいる。領主館に行っても、衛士隊に取次を断られていることを伝える。
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コマ
93
: 2015/05/29(Fri) 11:47:31
ミハイ

> あいつは、アウレリア神殿のマーファ像にも興味があったようだった」

「・・・へぇ?」

マーファ神殿か。今エリシアが行ってるはずだな?
スマホでもありゃあすぐにでも指示出ししてえところだ。
スマホってなんだ?


>「ハハ、冗談だ。酒場とは関係ない。だが、奴がオンナだと見抜くとは、良い勘をしているな」

「陽光亭か。店主にカマかけてみるかね。
 領主が女だってのは聞いた話でな。そいつは領主をサラマンダーみてえだって言ってたぜ。
 確か火のセイレイなんだよな、よくしらねえけど。
 カッカしやすいってことかね」

店主が口を封じられてるのか、そもそもグルなのか。
見極めねえと、オイラが痛え目に会うな。
ヒヒッ、ゾクゾクするぜ。


「神殿と領主で金を稼いで、神殿が慈善事業をする?
 傍から聞いてる分にゃ、マトモそうだな」

後ろ暗かろうがなんだろうが、一見マトモならいいんだ。
そいつをアコニお嬢ちゃんがブチ壊すことになって、より悪くなることだってあらあな。
後ろ暗くねえ為政者がこの世にいるわけねえだろ?
世の中そんな綺麗にゃできてねえよ。

> で、領主が1年ほど前に急死したので、神殿に入っていた次男が、新領主として跡を継いだってわけだ」

「!?」

長男が廃嫡されて荘園にいる。なるほど。そんなことを反芻してたら反応が遅れた。

「んー?なんかおかしなことが聞こえたな?
 順に行こうか。
 まず長男とやらが追ん出されたのはどういう事情か分かるか。
 で、領主は女なんだよな?今次男が領主って言ったよな?
 タマ取っちまったのか?それともオカマか?
 そんなんが領主でいいのかここの連中は」

結構いいネタ聞けたな。
一旦ねぐらに戻ったあと、荘園とやらを探ってみるか。
まだ誰も行ってねえはずだな。


「よぉしサレム、おもしれえ話だったぜ。
 神官戦士どもの動向だったな。
 オッケー、手駒になってやる。
 とりあえず荘園にでも行ってくらあ」


椅子から飛び降りて、振り向きざまに歯を見せて笑う。


「ごっそさん、また来るぜ」


したら、ネズミみてえにちょろっと消えるのさ。



----------------
PLより:

領主が女だって件、アルフレーデが彼女って言ってたんですよ思い出した。
領主=次男=女・・・
オカマの領主とかドリフターズのサンジェルマンみたいなのが脳裏に浮かんでおります。


そしてもう登場人物が多すぎて覚えられない状態(キリッ


とりあえず誰かと情報共有したいので宿に戻ってみようと試みますが、イベントってワタシどうにかなっちゃうんですかねw(わくわく

あれだな、多分『勤勉グラスランナー連合』みたいなのに捕まって洗脳されるんだ。
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マーファ神像
92
: 2015/05/29(Fri) 09:48:55
ミハイ

たぶん現段階では何も得られないかと思いますが、マーファ神像をじろじろ観察しておいてくれますでしょうか!

死んだぐららん衛士ガザニアが気にしてたらしいので、一応。
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Le Roi danse…
91
: 2015/05/29(Fri) 00:25:47
クロエ・マキュアン

廃嫡―――貴族としての終焉。
それが良い事なのか、悪い事なのかは自分にはよくわからないが…。

15年前に施療院にて生活という事であれば、まだ、存命であろう。
存命でないにしろ、何かしらの手掛かりになるかも知れない。
余り動きたくはないが、情報が少ない今は致し方ないという所か…。



〜PLより〜
とりあえず、アコニ使いつつ、廃嫡ちゃんを当たってみるかな
やる気のなさが出目に…



■セージ判定
Dice:2D6[1,2]+6=9
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4-1-3 昼の続き
90
: 2015/05/28(Thu) 19:10:16
魔音@GM

 サレムは、喉を詰まらせんばかりのミハイの様子に、水を注いでそっと出す。

>「グラスランナーが衛士とか、そりゃあ何の冗談だ」
「確かに、変わった奴だったな。
 あいつは、アウレリア神殿のマーファ像にも興味があったようだった」
 信仰とはさすがに関係なく、その造形に。と、付け加え、グラスランナーの衛士だった男のことを評した。

> その酒場ってな、どこだ?
「酒場は、衛士の溜まり場になっている店で、衛兵詰め所に近い陽光亭って名だ。名前のわりに陰気なところだってのは、お約束か」

> まさかそこの女将が今の領主だとか言わねえよな?
「──、領主が女将?」ミハイの言葉に、咳き込む。
「何故わかった?」言って、すぐにニヤリと口元が歪んで笑みを作った。
「ハハ、冗談だ。酒場とは関係ない。だが、奴がオンナだと見抜くとは、良い勘をしているな」

> で、まさかあんたも元衛士だとか言わねえよな」
「俺はそんなにマメじゃねぇよ」サレムは、元衛士ではないとのことだった。


>「ああ、そっちでもうさんくせえって思ってるわけだな。
> 言っちまえば、邪魔くせえってことか。
> そりゃあ渡りに船、グラスランナーに好奇心ってなもんでな」
「頼りにしている。気をつけろよ。連中は間抜けに見えるが、根が案外深い。手が足りてなかったこともあって、つながりがまだ見えてねぇ」

>「神殿が腐ってるってのは、笑えるジョークだぜ。
> フタしたもんが臭すぎて本体ごと腐っちまったか。
「神殿と領主家は、強く結びついている。
 神殿が腐るというのは、ある意味その本質と言えなくもない。何故なら、神殿と領主家は、領地を運営する両輪だからだ。
 そこから生み出された金は、一方で、マーファ神殿の行う様々な救済にも使われている。
 ただ、今回は、やりすぎという感触がある」
 同じ飯を食べながら、一つ息を継いだ。

> で、新しい領主サマってな、どんな女なんだ?
「貪欲で太った奴だが、取り巻きを含めて、本質的には悪い奴じゃない。
 根っこのところではわかり合える類の奴だというのが俺の見立てだ」
 また若干の渋い笑みを浮かべ、新しい領主を評した。

> 前の領主はどうしちまった?
> 世襲じゃねえんなら、次の領主はどうなりそうだ?」
「いや、ズレッド家は、世襲なんだ。説明が悪くてすまんな。
 ただし、長男は廃嫡となり、荘園内の療養院にいる。ゴークという領主家つきのヒーラーが、長男のエドニの面倒を見ているようだ。
 で、領主が1年ほど前に急死したので、神殿に入っていた次男が、新領主として跡を継いだってわけだ」

>「サレム、あんたの飯、うめえな」
「ありがとよ」
 来たらいつでも食わせてやると応じた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 質問には答えた……ハズ(どきどき
 ミハイきゅんはそのまま質問を続けることも出来ますし、次の目的地に移動も可能です。おっしゃって下さいませ。
 移動前にプチイベントが入るかもですが(ノ*゚w゚)ノ


 探偵ミハイきゅんが、何故領主=女性というイメージを持ったのか、興味津々の魔音でありました(ぶひひ
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謎の墓標
89
: 2015/05/27(Wed) 08:08:30
ラキアード

よく見ると、彫られた名前の前半部分は、『ベイリー』となっていた。
アコニの兄だったな。
思い違いに苦笑した。

その一方で、気になることがあった。

「1つ聞くが、君の兄上は、一人でこの街に、かたき討ちに向かったのか?」

地の利や情報から、普通に相手の方が強大なはず。
情報収集と準備、そしてなりより人手がいないことには行動範囲が限られてしまう。
そんな状況で向かったのならかなりの無謀ともいえる。
領主やその跡継ぎともなると、時には大胆さはいるだろうが、基本的に慎重な行動が必要だ。
切羽詰っていたのか、あるいは他に理由があるのか。

「もう1つ聞くが、ご両親のお墓は今はどこに?
そちらには報告を済ませたのかな?」

そう言ってると、何か物音がした。
周囲を改めてみると、目の前のアコニの兄の墓標よりもさらに古びた墓標があった。
刻まれている文字の後半部分は同じ、すなわち名字の方は同じ。
前半部分は『グラント』と書かれている。
これはもしかすると、アコニの父親の名前かもしれない。
しかし何故ここにあるのか。
これは思ったよりもさらに事態が複雑になりそうだ。

PL:
セージの知識判定
2d6+4 <Dice:2D6[3,3]+4=10>

ほんとに勘違いしてましたw
最初から全部読み直してやっと把握しました。
対策論で延々長くなってたので、
そのあたりの話は、かなり昔の彼方の状況でしたね。

まずは判定の状況でどう展開するか。
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懐かしい顔。
88
: 2015/05/27(Wed) 08:01:04
エリシア

>「オランの神官殿でしたか」
>「これは失礼。当神殿に馬でお越しの巡礼というのも、あまりないことでして。何か別のご用があったのかとお伺いしたまでのこと。
> 無論、礼拝のためにマーファ様への紹介状が必要であるはずも無く、祈りを捧げるだけであれば、結構でございます」

パネと名乗った男性神官の態度には、ある種の感情が見え隠れしているように思う。
羨望、嫉妬、妬み…そういうものを感じるが、それだけではない何かも同時に感じとれた。

わたしの一定な対応に、相手が苛立ってくるのがわかる。
辺りを見れば、こちらに関心を示している人々もいる。
事態はわたしにとっては好転していると言ってよいだろう。
結局、パネ神官の方が折れて、中への案内を許可しようとしている様子だ。
ひそひそと、別の神官に耳打ちしている様子などは、とても慈愛の女神マーファさまの使徒とは思えない、剣呑なものだったが。

>「それが、同門の神官に対する態度なのですか? それに、あなたの行為は越権です」

凛とした声に、そちらを見るとスラリと背の高い女性神官がやって来ていた。
1年ちょっと前頃に異動になった、修行仲間だった。
突然の再会に驚いていると、彼女に腕を取られてその場から引き剥がされた。

―・―・―・―・―・―

>「“あ、エリーじゃん”って思ったら、タコとじゃれあってんの、だっせー。ウツボかっての」

「…1年と少しぶりの再会なのに、いきなりウツボ扱いですか?
 変わりませんね、メリダさん。
 あ、でも髪が伸びて印象は変わりましたね。
 それに…また、背が伸びていませんか?」

彼女にハグされながら、久しぶりの旧友の背中をぽんぽんと叩く。

>「ってかゴメンね、折角来てくれたのに。あのハゲ。そのうち前歯の100本くらいは叩き折っといてやっから」

「まぁ。
 マーファさまは争いをお望みにはなりませんよ。
 先ほどはわたしも、“自衛のために”彼と戦いましたけれど。」

礼拝堂に向かう緩やかな坂道を登りながら、わたしもそんな軽口を叩く。
お互いに離れていた間の簡単な報告や世間話などをしていたが、ふと先ほどの状況についての疑問が口をついた。

「しかし…。
 一体この神殿はどうなっているのですか?
 あのような方が大きな顔をしているだなんて、マーファさまの神殿としてはあまり好ましくないように、わたしは思いますけれど。」

こちらは顔には出さないように努めたが、気分は最悪だった。
これまでの自分だったなら、小言のひとつやふたつでは足りないくらい説教していただろう。
冒険者としての生活が、わたしの中で多少の融通のきかせ方や、相手の様子を伺うという力を養ってくれているのを実感する。

「それに、マーファ神殿では武装している者がいるのは不自然ではありませんけれど、その数が妙に多いように見受けられます。
 …何か、あるのですか?」

メリダさんの顔を見上ながら、わたしは尋ねる。
坂道を登っているので、彼女の顔を見るには背丈の差以上に見上げなければならない。

「実はわたしも、ある依頼のもと、ここを訪れたのです。
 神殿から口利きをお願いしようと思ったのですが、この状態では難しそうですね…。」

ため息をひとつ吐く。

―・―・―・―・―・―

礼拝堂に到着する。
この、自然と厳かな気持ちになる空間が、わたしは好きだ。
心が落ち着き、同時に身がひきしまるような思いがする。
わたしは、マーファさまの神像の前に跪き、頭を垂れて祈りを捧げる。
先ほどの自らの行いについての懺悔と、今回の依頼についての葛藤をマーファさまの前で報告し、依頼人であるアコニさんの今後の幸せを願う。
マーファさま、どうかわたしに進むべき道を教えてください。
どうか……。

どのくらいそうしていただろうか。
顔を上げると、メリダさんは変わらずにそこで待ってくれていた。
相変わらず祈りが長い、とまた怒られるだろうか。

「メリダさん、事情は先ほど簡単にお話しした通りです。
 もしできれば、落ちつける場所でゆっくりと相談できませんか?」

覚悟は決めて来た。
ならば、わたしは依頼をきちんと終了させることを考えなければならない。
まずは領主への紹介が取れるかどうかだ。
更にここへ来てからの違和感の正体を探らないと。
この土地で事を構えなければならない以上、神殿は切っても切れない重要な場所になると考えられる。
内部に協力者を作っておくことは、プラスになるはずだ。

━━━━━━━━━━
@PL

マーファさまにお祈りしながらディビネーションです。
(こういうシチュエーションで使わないともったいないじゃない、というのかPLの本音)

メリダと別室などで相談できるなら、アコニの両親や兄の話を聞きますが、歩きながら話すのは
・パネみたいなのが大きな顔をしている、今の神殿の状況
・武装した人物の多さに関する疑問
・領主に取り次いでほしいという意思をちらっと見せる
の三点です。
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返信サンクスであります!
87
: 2015/05/26(Tue) 23:09:01
ゆき@エリー

じゃあ、お言葉に甘えて?今回のエリーはがしがし行くことにします。
他ルートをPLが見ちゃってるもんで、調整が少々難しいですが、領主にアポ取りたいってこともあるし、その辺は探ってみようかと。
後は、神殿内の力関係ですかね。
拝金主義者の方が多いのかとか。
あと、武装した人が多い理由についても触れられたらいいかな。

お墓の件は私も気になります。
読み落としがあったのかと不安になりましたが、平賀さんもわからないとなると、私の読み落としではなかったようで、ちょっとほっとしました(汗

実は神殿、結構重要なんじゃね?
怖いなぁ…。
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