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6 オゴフの深淵へ
193
: 2015/06/18(Thu) 07:43:49
魔音@GM

 肌寒い朝が来た。
 雨こそ降っていないが、空は曇り、霧があたりにたちこめて視界が悪い。オゴフの街とその周辺が、どんよりとした灰色の世界に没していた。


6-A 荘園
 ミハイ、ストレイ、エリシア、クロエ、デイジーの5人は、荘園に向かった。

6-B 城館
 ハトハとラキアードは、アコニ、シュタールと共に、領主の館がある丘の上の城館へ向かうこととなった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音
 霧の出ている朝となりました。風景描写を回避したわけではないんだ(ry

 以降、6-A荘園パートと、6-B城館パートに別れます。
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6-A0-1 荘園
194
: 2015/06/18(Thu) 07:50:52
魔音@GM

「初めまして、メリダと申します。どうぞよろしくお願い致します」
 マーファ神官の正装に身を包んだ赤い髪の神官が、洗練された所作で挨拶をした。

「来てくれてありがと」エリシアに感謝の言葉を口にし、
 紹介してよと彼女は小声で言って、
「今日は、エリーをちょっとお借りしますね」
 一行には悪戯っぽい微笑みを浮かべた後、簡単に自己紹介をした。

     ◆

 2人の侍祭を伴ったメリダと合流した一行は、ゆるやかな丘陵帯を進んでいく。
「神官として行動されたければ、神官服の一式を用意していますので、よろしければお貸しします」
 冒険者というのはそういうこともするのだとか? と、管主の言葉を借りてメリダが言った。
 シュタールに渡されたアシナート商会の代理人として。もしくはアウレリア神殿の従者として行動が出来そうだった。

     ◇

 緩やかな丘の斜面には、晴れた日であればオリーブの畑を眺めることができただろう。霧の向こうに、木々の影が微かに見えた。
 石灰岩が露出する丘の間を、縫うようにして進む道の両脇に、糸杉が植えられているのが判る場所にさしかかった。オゴフの街から半時ほど進んだところで、辺りは人の手が入った土地になった。
 一行は、やがて白壁の屋敷の前に到着した。
 その背後には、付随する建物群が控えているようだ。

     ◆

「あいにくの天気ですが、ようこそおいでくださいました。ローザと申します」
 年の頃30半ばとみられる案内役の女性が、挨拶を寄越してきた。灰色の髪を後ろでまとめていて、さっぱりとした動きやすそうな服装をしている。唯一の装飾品として、首にはマーファの聖印をさげている。
 彼女は、自分がサンニーム荘園における領主家の代官補佐であることを名乗った。この地に来て、4年目になるとのことだ。

「代官は今空位となっていて、実質のところは自分が任されており、滞在中はできる限りのことは致します」と話した。
 もっとも、自分の権限が及ぶのは、この建物を中心とした荘園の中心地に限るのですれど。と、苦笑いを浮かべて補足したものだった。

 ローザは、正面の大きな建物を本館と呼び、よければ軽食を用意していると、一行を招き入れる。そして、慣れた口調で荘園の簡単な説明をした。
 建物群は、今いる本館を中心とした一帯と、ちょうど三角形の頂点を成すような別の2群の、計三つに大きく分けられるとのことだった。
 中央の最も大きなそれは、荘園の中心地で、今いる赤い屋根の建物、労働者たちの家々や、製薬工房をはじめとした作業所、各蔵が集まっているらしい。

 エストン山脈のある北方を正面にとらえたときに、右手に見えるのは、色とりどりの花が植えられた斜面に建つ、緑の屋根の尖った建物だとローザは話す。
 “施療院”の丘であるとのことだった。
 晴れていれば、その眺めは大変綺麗で、今見ることができないのは残念です。と補足する。オランの街中でも見られそうな、新しい建物であるとのことだった。
 施療院は、“野の女神”と自らを名乗る、マーファ神官たちが主になって運営していて、荘園は前領主の遺言に従い、経済的な支援を行っていると説明した。
 ただ、そんなローザの説明は、外から見たものに終始した。

 左手には、古い石組みの上に建つ大理石の列柱と、それよりは比較的新しい建物が見られる。とのことだった。
 “サンニーム神殿”の丘であるとのことだった。
 正直、施療院ほども訪れた回数が少なく、輪をかけて詳細はわからない。と話した。
 また、僧房となるこじんまりとした建物が、寄り集まっている旨を説明する。
 ただ、木造の美しい女神像には、機会があればぜひ参拝して行って欲しいと話した。

 一通り説明したところで、ローザに、「到着されました」と報告があがってきた。
 冒険者たちも、窓の外に屋根付きの馬車が到着し、面覆いをした白衣の者たちが降り立ったのを見たかもしれない。

     ◇

 メリダは、この本館の建物内で、マーファの一派を名乗る、“野の女神”の神官たちと会見するとのことだった。

「皆さんはどうされますか?」
 メリダは一行の予定を聞いて、この後すぐの会見に臨むつもりであるようだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 荘園に到着でっす。
 ミハイ、ストレイ、エリシア、クロエの4人は、荘園での行動を宣言して下さいませ。
 なお、本館での行動は、この下にレスを入れて下さると、わかりやすいかなぁとイメージしてますが、僕もあちこち枝をつけてみますので、色々試して下さいませー。
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6-A1-1 本館の会見
195
: 2015/06/18(Thu) 09:18:18
魔音@GM

 白い神官着の者たちが、会見に用意された部屋に入ってきた。
 全員が面覆いをしている所為もあって、異様な雰囲気が漂っているが、
「お待たせ致しました」
 と挨拶を寄越してくるその声は、面覆い越しの所為か、くぐもってはいてもごく普通の男の声だった。

 “野の女神”の代表代行であるという男は、面覆いと頭巾をとって、ゴークと名乗った。
 左の眉から頬にかけて刀傷のある、40半ばの壮年の男だ。
 白いものの混じった灰色の総髪がフードから現れると、話で聞くヒーラーというよりは、刀傷ともあいまって、戦士のようにも見える。
 ゴークという名は、施療院のヒーラーの男と同じ名前であることが、会見に参加している冒険者にはわかっただろう。

 メリダは、“野の女神”のマーファ信徒たちに対し、実務的な話を淡々と進めた。
 アウレリア神殿とサンニーム神殿の交流について。また、施療院へのアウレリア神殿からの神官の派遣について。
 幾つかのやりとりはあったが、ゴークは、特に今は人手を必要としていないことを告げて、
「持ち帰り、検討します」という返答をした。

 メリダとしても、それは予想された返答だったらしく、荘園のローザを介してまた時間を作ることを打ち合わせした。

 続いてメリダは、個人的な事ではあるが、と前置きし、
「何故あなた方はアウレリア神殿に参拝に来ないのですか?」という質問をゴークに向けた。

 その問いに対し、ゴークは、
「アウレリア神殿は、いささか眩し過ぎる」というのがその回答であるとした。

 より詳細をたずねるメリダに、
「我々は、マーファ様への信仰はあっても、その奇蹟を得ることが出来ないでいる者たちでしてね。
 必要としていたある時期に、助けを得られなかったという想いを抱えているんです。
 そこで、我々なりの方法でこの世界と向き合おうと思うに至った次第です」
 淡々と説明をした。

「サンニーム神殿にあなた方がお越しになるというのであれば、拒否はしません。
 ただし、時間を決めて参拝をお願いすることになるでしょう」
 そんな条件を出したものだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 野の女神の代表代行と名乗る人間との会見の模様を(ry
 というわけで、ゴークの顔見せがメインです。宗教的な談義は、ひねり出した感がありますが、勉強不足でアレレです(汗)。

 会見が終わると、彼らは神殿/施療院に戻っていきます。
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信仰の形
250
: 2015/06/25(Thu) 19:29:10
ストレイ

> 「我々は、マーファ様への信仰はあっても、その奇蹟を得ることが出来ないでいる者たちでしてね。
> 必要としていたある時期に、助けを得られなかったという想いを抱えているんです。
> そこで、我々なりの方法でこの世界と向き合おうと思うに至った次第

ふーん。そんなもんかね。

「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
 助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
 どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」

これは俺だけじゃなく、アウレリア神殿の人間にしてもそうだろう。

「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」

==========
PL
 ゆきふぇるさん、お大事に!
 それではお先に失礼します。

 再訪もできるようなので、とりあえず話の流れに関係あることだけ聞きます。
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納得のいく説明を。
252
: 2015/06/25(Thu) 21:42:34
エリシア

わたしは、メリダさん達が用意した神官服に着替えて会見の場に臨んだ。
面覆いと頭巾を着けた集団が、会見の席にやってくる。

出来るだけ、様子を見るように心がける。
が…。

>「我々は、マーファ様への信仰はあっても、その奇蹟を得ることが出来ないでいる者たちでしてね。
> 必要としていたある時期に、助けを得られなかったという想いを抱えているんです。
> そこで、我々なりの方法でこの世界と向き合おうと思うに至った次第です」

「確かに、奇跡を行使できる人間は限られています。
 それは抗いようのない事実です。
 あなた方が奇跡に頼らない方法を模索するというなら、それをもマーファさまは見守ってくださっているでしょう。
 ですが、形は違えど同じマーファさまを信仰している者同士ではないですか。
 何故互いに手を取って、協力しようと思えないのですか。」

信仰のかたちはそれぞれにあるだろう。
しかし、同じマーファさまを信仰している者が、何故協力できないのか。
頑なにアウレリア神殿との関わりを拒む必要はないではないか。

>「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
> 助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
> どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」
>「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」

「ストレイさんの仰る通りです。
 あなた方の望む方法とは、一体何なのですか。
 それをハッキリと伺いたいと思います。
 そして、何故アウレリア神殿との関わりを拒むのか、納得のいく説明を求めます。」

ちらり、とメリダさんの様子を伺う。
出しゃばった真似をして、と怒っているだろうか。
それとも、彼女はこうなることさえも予測して、敢えてわたしの立ち会いを求めたのだろうか。

━━━━━━━━━━
@PL

幾分回復した隙に投稿でござる。
奇跡の担い手と、奇跡に頼らない者、それぞれに役割を分担してやっていけばいいじゃない。
何でお互いを認められないかなぁ、というのが意訳です。

こう、イメージとしては、医療現場でトリアージして、急を要する患者さんはすぐオペしたりして、軽傷の患者さんは手当てする、みたいなのあるじゃないですか。
そんな風に魔法に頼るところと、薬に頼るところがあってもいいじゃない、ということをエリーは言いたい。

で、ゴークをこの場に留めておいてやったらどうなるんだろう、的なアレとかもありつつ…といったところです。
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6-A1-2 そう遠くない時に
260
: 2015/06/27(Sat) 14:21:01
魔音@GM

> 「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
>  助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
>  どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」

「不満、など、あるはずもありません」
 ストレイの質問に男は答えた。
「しかし、おっしゃる意味は理解しているつもりです。
 その『我々なりの方法』をご理解頂くために、努力する必要があるのは確かです」


> 「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」

「おっしゃる通りですね」
 続くストレイの問いかけを、男は、肯定し、己の眉に走る傷口を一撫でした。
「その為にも、時間が欲しいと考えています」


> 「確かに、奇跡を行使できる人間は限られています。
>  それは抗いようのない事実です。
>  あなた方が奇跡に頼らない方法を模索するというなら、それをもマーファさまは見守ってくださっているでしょう。
>  ですが、形は違えど同じマーファさまを信仰している者同士ではないですか。
>  何故互いに手を取って、協力しようと思えないのですか。」

「神官様、少しお待ち下さい」
 男は、少し驚いたといった顔をして両の手のひらをエリシアに向けた。

「我々から紹介させて頂いた者たちは、今もそちらの神殿におります。
 また逆に、施療院ではこちらに出向いて頂き、自主的に留まっておられる神官様もいらっしゃいます。
 相互に行き来している方々については、当面はこのままで。あるいは、近い将来には、我々の架け橋になって頂ければとさえ考えています」
 人々の交流があることに言及し、男は先を続ける。


> 「ストレイさんの仰る通りです。
>  あなた方の望む方法とは、一体何なのですか。
>  それをハッキリと伺いたいと思います。
>  そして、何故アウレリア神殿との関わりを拒むのか、納得のいく説明を求めます。」
 エリシアの言葉があって、メリダは、テーブルの下で親指を立てて見せた。
 

「拒むと申しますか……、我々は、どちらかといえば臆病なのです。
 こうして機会を設けて頂いて参上致しましたが、相当な勇気が要ったとお察し下さい。
 今まで、こうしたやりとりについては、先の領主セータル様が、一手に担って下さいました。
 我々は、いわば先導者を失い、混乱していたわけです。
 一年の喪も明けて、ようやくお話をさせて頂く程度には回復しましたが。

 『我々なりの方法』などと、もったいぶった言い方で大変失礼を致しました。
 今は、一言でこうだと言えるものが用意できていない点、誠に心苦しいのですが、お伝えする為に、あと少し時間を頂きたいのです。
 協力とおっしゃって頂けましたが、是非そのような形になればと私も願ってやみません」
 ゴークと名乗る男は、一見、誠実な姿勢をみせているが、具体的な話はこの場でするつもりはないようだった。
 あるいは、そうした具体案自体がそもそもないのかもしれないが。

 白服の者たちは、頃合いかと、引き上げをしようとしている様子だった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 うひひ。
 会見に現れたゴークきゅんは、『我々なりの方法』に時間をください><と主張し(ry
 すぐにでも立ち上がってひきあげる様子です。

 ゆきさんもおっしゃってますが、戦略などにょろろです。
 ひきとめて時間を稼ぎまするか? 
 あるいは、ここは放流しますか?
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賭けに出る。
261
: 2015/06/27(Sat) 18:09:52
エリシア

>「我々から紹介させて頂いた者たちは、今もそちらの神殿におります。
> また逆に、施療院ではこちらに出向いて頂き、自主的に留まっておられる神官様もいらっしゃいます。
> 相互に行き来している方々については、当面はこのままで。あるいは、近い将来には、我々の架け橋になって頂ければとさえ考えています」

「それは、諜報者として、でしょうか。」

賭けのように、静かに口を開く。
証拠などはないが、これまでの違和感を思えば当然の疑問だ。

「あなた方の方法、というものが用意できていないならばなおのことです。
 あなたが仰ることには道理が伴っていません。」

わたしが至高神のしもべだったなら、今この時にその奇跡を行使できたなら。
少しは事態は違ったのかもしれない。

「…わたしは、神殿である神託をいただきました。
 破壊の女神。
 そして、墓場に現れた死霊。
 あなた方は、このいずれか…もしくは両方に関わっているのではないのですか。」

静かに、そしてできる限りの冷たい視線で、わたしはゴークと名乗った男を見る。
この男は何かを握っている。
ここで大人しく帰すわけにはいかない。
そう、本能に近い何かを感じる。

幸い、この場にはストレイさんもいる。
万が一襲い掛かってくるなら、あとはメリダさんをどう守るか。
それが問題だ。

━━━━━━━━━━
@PL

エリー、賭けに出ます。

ここでゴークを泳がせてもいいんですが、とりあえずはもう一押しと行きましょう。
怪しげな素振りを見せるなら、メリダを庇います。

これでエリーにこいつらの目が向いてくれればそれで十分なんですけどね。
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見守る
262
: 2015/06/27(Sat) 19:46:44
ストレイ

>「それは、諜報者として、でしょうか。」

おっと

>「…わたしは、神殿である神託をいただきました。
> 破壊の女神。
> そして、墓場に現れた死霊。
> あなた方は、このいずれか…もしくは両方に関わっているのではないのですか。」

破壊の女神。
アコニが祈ってたってアレか。
エリー、賭けに出たな。

平静を装って、後の連中にも注視する。

============
PL
 ここは見にまわります。
 不穏な行動をとる者がいれば前に出ます。
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6-A1-3 図星
275
: 2015/07/02(Thu) 13:57:06
魔音@GM

> 「それは、諜報者として、でしょうか。」
> 「あなた方の方法、というものが用意できていないならばなおのことです。
>  あなたが仰ることには道理が伴っていません。」

 エリシアの言葉に、眉一つ動かさないゴークの心中は、依然として伺い知れない。
 だが、彼が連れていた二人の男は、「無礼な」と口々に発するやその場を立ち上がり、この場を離れようという仕草を見せた。
 沈黙を守ることで保たれていた、神秘と不気味さの仮面は、剥がれ落ちた。
 だが、ゴークは手で二人を制し、エリシアの言葉の続きをじっと聞く。


> 「…わたしは、神殿である神託をいただきました。
>  破壊の女神。
>  そして、墓場に現れた死霊。
>  あなた方は、このいずれか…もしくは両方に関わっているのではないのですか。」

 エリシアの言葉の意味が浸透すると、会合の場を沈黙が支配した。
 暫くの間、中央に座した男は何も語らなかったが、傍らにいた二人はまた別の反応を示した。
 白服たちが今回示したのは、動揺する姿だった。
 面覆い越しに伝わってくるのは、彼らのリーダーである、ゴークという男に対する不信。
『聞いていない』と言わんばかりだった二人に、男の眉の傷が歪んだ。
 嗤ったように見えたかもしれない。
 エリシアとストレイは、そこにはじめて表情らしきものを見たかもしれなかった。

「生憎、マーファ様の声は、我々には届かないのでわかりません。
 ですが、エリシア様。あなたの声は私の胸に届きました。」

 男は、沈黙を破って言葉を発した。
「ご指摘の通りです。さる方の魂が、我が女神の祝福を得てこの世界に還ってきました。
 関わりといっても、私は、ささやかな手助けをしたに過ぎないのですが」

 そして、卓の上に用意された茶碗に手を伸ばし、中のものを一気に煽ると、
「神託があったとしても、神代は終わりました。魔法使いたちの世界もまた然り」
 言うや、男はゆっくりと立ち上がって、

「エリシア様とは、あらためてまた後ほど、剣の時代の話をすると致しましょう」
 挑戦の言葉を放ち、男は二人の従者をドンと突き出すと、二人を置き去りにして走り去った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 私はこれで、悩みを解消しました(爽
 等々、エリーせんせへのなぐり愛の告白を聞き出しました(祝?

 白服のゴークは、この場は離れようとします。強引に逃走を試みるテスツ。
 この白服のゴークとは、エリシアの任意のタイミングで対決することもできます。つまり、このまま仕掛けることが出来ます。

 ちなみに、メリダは、プリースト2、ファイター1です。
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逃がしません。
290
: 2015/07/02(Thu) 18:21:48
エリシア

>「生憎、マーファ様の声は、我々には届かないのでわかりません。
> ですが、エリシア様。あなたの声は私の胸に届きました。」
>「ご指摘の通りです。さる方の魂が、我が女神の祝福を得てこの世界に還ってきました。
> 関わりといっても、私は、ささやかな手助けをしたに過ぎないのですが」

「やはり、そうですか。」

わたしは椅子を蹴るように立ち上がる。

「あなた方が破壊の女神とは無関係ならば、この場は退きなさい!」

付き添いの白服二人に声をかける。

>「神託があったとしても、神代は終わりました。魔法使いたちの世界もまた然り」
>「エリシア様とは、あらためてまた後ほど、剣の時代の話をすると致しましょう」

「その名を聞いて、わたしがここで見逃すとお思いですか。
 逃がしません!」

━━━━━━━━━━
@PL

ストレイ@平賀さんの同意を頂いたので、戦闘をけしかけましょう。
大丈夫、破壊の女神絡みならマーファさまはお許しになります。

走り去ろうとする背中に向けてフォース。

フォース 2d6+7 Dice:2D6[2,3]+7=12
ダメージ r10@10 Dice:R10@10[2,3:2]=2(魔力足し忘れ、9点。r0なら7点。)
予備1 2d6 Dice:2D6[4,1]=5
予備2 2d6 Dice:2D6[4,1]=5
予備3 2d6 Dice:2D6[3,1]=4

予備低っ!!

HP 14/14 MP 16/19
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化けの皮
291
: 2015/07/02(Thu) 18:42:11
ストレイ

>「エリシア様とは、あらためてまた後ほど、剣の時代の話をすると致しましょう」

「待ちな!改める必要はねぇぜ」

戸惑う従者はとりあえず無視してゴークを追う。

戦乙女を抜いてテーブルを乗り越える。

===========
PL

 通常移動で追いかけて追いついた所で攻撃します
 追いつけずに建物の外に出たら、改めて状況を確認して、行動宣言を変更します。

ストレイ2さんが退出しました。
18:41:22 ストレイ2 ダメ r7+3 Dice:R7[1,5:2]+3=5
18:40:11 ストレイ2 回避 2D6+1 Dice:2D6[3,4]+1=8
18:38:54 ストレイ2 r13@8+7 Dice:R13@8[5,4:5][5,1:3]+7=15
* ストレイ2さんが入室しました。
18:33:11 ストレイ 強打Cr-1 2D6+6 Dice:2D6[4,3]+6=13
* ストレイさんが入室しました。
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6-A1-4 会見後の戦闘
294
: 2015/07/02(Thu) 22:30:25
魔音@GM

第1R
18 エリシア:フォース→アイシス 12≦13、dam7-5=2 アイシス12/14
17 ストレイ:攻撃→アイシス 13≧13 Hit、dam15-10=5 アイシス7/14
14 アイシス:戦闘離脱→敏捷度0
13 メリダ:フォース→アイシス 16≦13、dam8-5=3 アイシス4/14
13 従者A:震えてじっとしている
13 従者B:震えてじっとしている
00 アイシス:離脱

「ちっ」

 本性を露わにしたゴークに、エリシア、ストレイ、そしてメリダは攻撃を仕掛けた。
 従者の二人は、身を伏せて震えている。
 次々に魔法と刃を浴びせられたが、なんとか耐えきって会見の間を脱出した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 アイシスは、先ずは会見の間から脱出しました(ヲソロス
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待ちやがれ
296
: 2015/07/02(Thu) 22:45:14
ストレイ
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=503
「チッ、待ちやがれ」

=========
PL
全力移動で追いかけます
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深追いは禁物、だけれど。
300
: 2015/07/02(Thu) 23:22:04
エリシア

あと一息、届かなかったらしい。
わたしとメリダさんが放った“気弾”の魔法と、ストレイさんの一撃を浴びてなお、ゴークと名乗っていた偽物はその場から逃げ去った。

ストレイさんがその後を追う。

「メリダさん、その二人をお願いします!」

わたしもストレイさんの後を追って部屋を飛び出す。

━━━━━━━━━━
@PL

ストレイさんを一人で行かせるわけにいかない。
戦意喪失している二人はメリダに任せて大丈夫だろう。

追えそうにないと判断できれば、すぐに戻って二人を問い詰めにかかるスタンス!

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6-A1-5 追跡
303
: 2015/07/03(Fri) 03:25:56
魔音@GM

> 「メリダさん、その二人をお願いします!」
「わかった、ここは任せて。エリー、気をつけてね!」
 メリダは、エリシアとストレイを送り出した。

 ストレイは全力で、男の背を追いかける。
 だが、あと一歩のところでもう一太刀浴をびせる為の距離を詰めきれず、馬に乗って駆けていく姿を見送ることになった。

 ストレイも、そしてエリシアも、馬を借りることが出来る。完全に姿を見失う前に、追跡を再開するのも不可能ではないだろう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ワンアクション分先行している感じでした(必ず死ぬと書いて必死
 馬を借りて追跡、本館で追跡体制を整えたり、捕らえられた2人を尋問するなどなど選択肢があるかと思いますが、どうしましょうか?
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真っ黒
310
: 2015/07/03(Fri) 19:14:20
ストレイ

「チッ、逃げられた」

しかし、全力逃走だったな。まるでこの場さえ逃れれば何とでもなるとでも言いたげだ。

「エリー。野の女神とやらは、どうやら真っ黒みてぇだな。異端とはいえ邪神の徒が潜り込んでるとは…」

高台の方を振り返る。

「俺はとりあえず施療院の方に行ってみるぜ。どうせ、ねぐらはアッコか神殿だろう」

あの怪我ではそう遠くには逃げれまい。

===========
PL
 なんの根拠もありませんが、既に行動済みなので施療院方面に向かいます。
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放ってはおけない。
311
: 2015/07/03(Fri) 20:05:20
エリシア

>「チッ、逃げられた」

最後の一太刀を浴びせられず、ストレイさんが舌打ちをした。
同じように馬を駆って追い掛けようかとも思ったが、それは白兵戦の能力の極めて低いわたしがすることではない、と思いとどまる。

>「エリー。野の女神とやらは、どうやら真っ黒みてぇだな。異端とはいえ邪神の徒が潜り込んでるとは…」

「そうですね。
 どこかで道を誤ったのでしょうか。」

元は本当にマーファさまの一派だったはずだ。
どこで間違ったのだろうか。

>「俺はとりあえず施療院の方に行ってみるぜ。どうせ、ねぐらはアッコか神殿だろう」

「わかりました。
 わたしはメリダさんの所へ戻ります。
 あの二人から事情を聞いたら、すぐに追いかけます。
 どうか、お気をつけて。」

ストレイさんの読みは正しいだろうが、わたしにはまだ確証がない。
その確証を得る為にも、まずはあの二人から情報を得るべきだろう。

―・―・―・―・―・―

「メリダさん、大丈夫ですか?」

元いた部屋に戻り、まずは彼女の状態を確認する。

「さて…。
 あなた方はどこまでご存じだったのですか?
 まず、あのゴークと名乗った偽者について、そしてあなた方の本当の目的について、知っていることを教えていただけますか。」

━━━━━━━━━━
@PL

こっちルートではおそらくこれ以上はないだろうなー、と思いつつも同僚を放置することはできないエリー。

追加で何かあればめっけもの、くらいの気持ちで。
メリダ同行の二人の侍祭たちとで白服二人が抑えられそうなら、とりあえずストレイさんを追いましょうかね。
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6-A1-6 剥がされたベール
315
: 2015/07/05(Sun) 12:33:12
魔音@GM

 馬で逃げていく白服の男は、土地勘もあるらしく、馬を全力で駆けさせていく。

 その逃げっぷりに、エリーとストレイはひとつ間合いを置くことにする。
 ストレイは見当をつけて施療院へ向かうことに。
 エリシアは、同じ“野の女神”の残された二人への尋問を行うことにしたのだった。

     ◆

> 「メリダさん、大丈夫ですか?」
「うん。他に怪我をした人もいなかったみたい、大丈夫」
 返事をしたが、エリーの姿を見て、目に見えてホッとした表情になった。

 エリシアの質問に、残された二人は震えながら答えた。
 元、グラント・ヴァーレイトの一党であった彼らは、自分たちがマーファ信徒の名を語る、密輸グループに加担しているという意識はあった。しかし、破壊神と繋がりがあるとは夢にも思っていなかったらしい。

 また、領主を失ったこの1年で、“野の女神”は変化したと簡単に話をした。
 荘園、施療院、サンニーム神殿は、荘園の代官たちへと求心力が移り、野の女神の影響は小さくなったのだという。
 リーダーに収まった“ゴーク”は、子飼いの部下たちには特別な集まりを通して結束していたが、そうでない他の者たちとは、特に繋がりは持たなかった。とのことだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:

>平賀@ストレイさん
 施療院先読み移動アザッス(ノ*゚ー゚)ノ
 んでは、ストレイの行動は、施療院のパラレルワールドに繋がる流れでゴゴゴですw
 この先、6-A2-2辺りに着地して、そのままきたという感じでお願いします。
 6-A2-11へと続いていきます。


>ゆきふぇる@エリーさん
 尋問しましたー。
 彼らが詳しいのは、密輸がらみで、破壊神についてはわからないようです。
 平賀さんちのストレイとは、施療院での合流しますか?

 ++
 6-A5-1で、アイシスは確保される流れにしています。
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音のした方へ。
341
: 2015/07/07(Tue) 13:54:14
エリシア

>「うん。他に怪我をした人もいなかったみたい、大丈夫」

メリダさんが、ほっとした様子でわたしに応えた。
怪我をした様子もなく、こちらも安心する。

―・―・―・―・―・―

「…ということです。
 メリダさん、彼らの処遇については、あなた方に任せてよろしいですか?」

白服たちの話を聞いて、メリダさんと侍祭の二人に依頼する。

「わたしは、先ほどのゴークの偽物を追います。
 仲間が先に向かっていますから。」

わたしは三人にお辞儀をして、再び部屋を出る。
外にあった馬を使わせてもらうことにしようか。
けれど…恐らく、相手も動いているはずだ。
このまま単純に追っても、行き違いになる可能性がある。
どこへ向かうべきかと思案していたら、爆発音が聞こえた。
どうやら、サンニーム神殿の方角らしい。

私は馬に飛び乗り、音がした方向へ向かうことにした。

━━━━━━━━━━
@PL

追おうとしたゴークは施療院とは別の場所で事切れるわ、ストレイさんはエドニの所へ向かうわで行き先を無くしましたw
合流目指してミハイきゅんのところへ向かいます。

正味、それぞれの場所の位置関係がわかりづらいんですが、馬使うほどの距離でなければ走りますよー。
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6-A1-7 後片付け
349
: 2015/07/09(Thu) 18:47:05
魔音@GM

> 「…ということです。
>  メリダさん、彼らの処遇については、あなた方に任せてよろしいですか?」
「わかった。ここは任せて」
 メリダは応じ、
「でもエリー、もうすぐしたら神殿からも応援が来るから、無理はしないでね」


> 「わたしは、先ほどのゴークの偽物を追います。
>  仲間が先に向かっていますから。」
「わかった。誰か来たら、伝えておく」
 そう言って、メリダはエリシアを送り出した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 メリダは合点承知の助です。
 んでは、エリシアさんは、6-A6-1に移動して下さいませ。
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6-A2-1 荘園本館周辺
197
: 2015/06/18(Thu) 09:22:14
魔音@GM

 本館の周辺では、祭りのための準備で賑わっていた。
 夏至の祭りのための、食料の類が積まれた一角があり、人々はその運搬作業に勤しんでいた。

 働いている者たちの中でも、周囲の人々とは少し変わった服装の者たちが混じって働いていた。
 荘園で、ロドーリルからの移民の受け入れがあったという話を聞いたが、おそらく彼らがそうなのだろうと思われた。

 話しかけると、彼らは一族を伴って国を離れ、この地に辿り着いたのだと話す。


 “オートマタと名乗る髭のない大地妖精のような男”というような、あまり実間違えのないような外見に、知っている気がする。と答えた男がいた。
 そいつはもう半年は前になるが、この荘園の施療院に入院していたよと話をした。
 回復し、この土地に住むゴークという名のヒーラーの手で調合された薬を手に入れたあと、暖かなところに行くと言って出て行った。とのことだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 主にストレイせんせ向け情報など。
 オートマタ氏は、トチローのイメージでぶもぶもと妄想を膨らましてみましたが、今回は交差したくらいかなぁと使わせて頂きました。
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消息
223
: 2015/06/21(Sun) 19:00:05
ストレイ

のどかな荘園をイメージしていたが、館の周囲はなかなか賑やかだ。ロドーリルの服を着た奴もいる。

「忙しいとこすまねぇ」

話を聞けば、やはりオートのやつもここにいたらしい。
が、まあ一箇所にじっとしてるヤツじゃないわな。

「邪魔したな」

ま、生きてりゃ、その内、会うだろう。
仕事をしますか。

とりあえず、俺は施療院に向かうことにした。

============
PL

 魔音GM、妄想ありがとうございます!

 話を聞いたあとは施療院に向かおうと思うのですが、合流していいタイミングをご指示くだされれ。

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6-A2-2 同行する少年の霊
227
: 2015/06/22(Mon) 13:46:54
魔音@GM

 施療院に向かうストレイの前に、ベイリー少年の霊が現れた。
 なんとなくばつが悪そうで、若干透けて見えるのも手伝って、小さな背中がよけいに小さく見える。

「その、オートさんが会ったゴークのところに行くの?」
 それくらいなら手伝える。といったような口ぶりで、少年はストレイにたずねた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ベイリーの幽霊がちらっと現れました(((((ペ-゚)ヘ
 どこいくの? みたいな感じです。

 施療院へは、エドニとの会見をするクロエさんと合流の意図がありましたでしょうか?
 その場合は、また調整します。
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元気ないな?
228
: 2015/06/22(Mon) 14:06:15
ストレイ

>「その、オートさんが会ったゴークのところに行くの?」

「ん?あぁ、ベイリーか。
 そうだ。今のところ手掛かりはゴークってヤツだけだからな。ま、会って素直に話してくれるか分からんが。」

ちょっと立ち止まって

「そういや、ベイリー。
 お前さん、アイシスの顔、知ってるか?」

=========
PL ストレイの目的はゴークなのでクロエとエドニの会談に立ち会えなくても、問題ありません。
 逆に話の終わりかけに、ひょっこり顔を出すようなタイミングでも問題ありません。
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6-A2-3 ゴークとアイシス
231
: 2015/06/22(Mon) 14:43:28
魔音@GM

> 「ん?あぁ、ベイリーか。
>  そうだ。今のところ手掛かりはゴークってヤツだけだからな。ま、会って素直に話してくれるか分からんが。」
「そっか。
 でも、会ったら何か判るかも知れないよ」
 ストレイと同じく立ち止まり、振り返った。
 その表情は、他人の事情に合わせるようにして、その実、自分の勇気を振り絞ろうとしているようにも見えた。


> 「そういや、ベイリー。
>  お前さん、アイシスの顔、知ってるか?」
 少年は、『アイシス』の声に、びくりと反応したが、
「うぅん」
 首をふるふると振って、
「知らない」と答えた。
 ストレイは、目の前の少年が嘘をついているようには見えなかった。
 おそらく、生前のベイリーは、アイシスのことを知っているのだろう。
 けれど、少年の姿をとったベイリーの霊は、その記憶を留めていないのだろうと思われた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 はいなー。

 それでは、クロエさんとエドニの会談を横目に、ストレイせんせとゴークとの会談シーンを用意する方向でいいでしょうか?
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失われた記憶
232
: 2015/06/22(Mon) 15:51:24
ストレイ
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=503
>「知らない」

「そっか」

やはり事件周辺の記憶は失われているようだ。
無意識が封印しているのか、霊ってやつ独特の事情なのかは分からないが。

とにかくゴークに会うしかないな。


先ずは敵か味方か。

**********

「ちと、すまねぇが
 ゴークって人に取り次いでくれねぇか。
 以前、古い馴染みが世話になったそうでな」

==========
PL はい。ゴークとの会談よろしくお願いします。
タイトル
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6-A2-4 案内
246
: 2015/06/25(Thu) 11:54:09
魔音@GM

> 「ちと、すまねぇが
>  ゴークって人に取り次いでくれねぇか。
>  以前、古い馴染みが世話になったそうでな」

「それなら、ぼくがゴークに会わせてあげる」
 野の女神の代表との面会後、施療院に向かったストレイに、再び現れたベイリーがゴークへの取次を申し出た。
 その様子は、さきほど会ったゴークへの再訪を促しているのだろうか。
 強い意志で、少年は言ったのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 急ぎ足になってすいませんー。
 平賀さんにはバタバタさせちゃうかもなんですが、先取りシーンのお誘いです。ぶひひ。
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どうする気だ?
251
: 2015/06/25(Thu) 19:49:30
ストレイ

> 「それなら、ぼくがゴークに会わせてあげる」

「ん?どうする気だ?」

==========
PL
 超短レスですががが
 お誘いには乗るのが吉
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6-A2-5 蔵の中へ
258
: 2015/06/27(Sat) 13:29:36
魔音@GM

> 「ん?どうする気だ?」

 ストレイの言葉に、「こっち」と、人目につかない建物の影を縫うように移動する。またあるときは、やってくる人間をやりすごしたりもした。
 こうしてベイリーは、厚い土壁で作られた、蔵の中へとストレイを誘った。

 蔵の中は、何種類かの干した薬草が保存されていた。
 ベイリーは、案内に夢中になった所為かストレイが歩きであることを忘れ、その奥の天井に溶けて吸い込まれていくように消えてしまった。
 その天井から、ロープがぶら下がっていた。おそらく、階段だろう。だれかが忘れてそのままにしているのだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 のっていただきありがたた( -`д-´)っ吉w

 階段をのぼるためにおろす作業が必要。
 ……とか言ってみたいが為に無駄切りすいません(
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蔵の中へ
263
: 2015/06/27(Sat) 19:56:45
ストレイ

> 「こっち」

なんだ?
文字通り飛ぶように移動するベイリーに付いて行く。

蔵?

ベイリーは土蔵のような所に誘ってくる。

何でこんな所に…

上?

ロープを掴み、階段を引き下ろす。

=========
PL
 無駄切りにも乗るのが吉
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6-A2-6 ヒーラーのゴーク
268
: 2015/06/29(Mon) 16:43:37
魔音@GM

 ストレイは、引き下ろした階段で階上に上がった。

 そこには、薬研を使ってシャリッ、シャリッと乾燥した薬草を砕いている男がいた。

 扱うものと同じくらい、乾燥した雰囲気を纏う男だ。
 今は、ストレイに背を向けるような格好で、一心に作業台に向かっている様子だった。

 小柄で、線の細い男だった。
 その服装は、白っぽいフェルト地の上着に、同じような色の、麻の長衣を着ている。露出した肌はなく、全て包帯で覆われていた。初夏にしては、随分と厚着だった。
 その顔も例外でなく、すっぽりとフードに覆われている。

 その姿は、先ほどあったゴークとは、まったく異なる外見をしているのだった。

 ベイリー少年が近くにいて、ストレイに、彼がゴークだと目で伝えている。

 よほど集中しているのか、来訪者にまったく気づいていない様子だが、ストレイは、単に集中しているだけでは説明のつかない違和感を感じたかもしれない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 無駄切りありがたでした(ノ*゚ー゚)ノww
 ベイリーが主張するゴーク氏と、ご対面でっす。
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二人目のゴーク
269
: 2015/06/29(Mon) 20:42:12
ストレイ

え?アレ? エエッ?

本館の方角を指差したり、男を差したり、少々戸惑ったが、ベイリーを見るにそういうことのようだ。

「えーと、ゴーク?」

気を取り直して声をかける。

「まずはオート、昔の連れが世話になったそうだな。例を言うぜ。
 それでアンタがベイリーに手紙を出した方のゴークかい?」

その小さな背中に問う。

==========
PL

違うゴークが出たww
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6-A2-7 干涸らびた男
271
: 2015/06/30(Tue) 14:32:29
魔音@GM

> 「えーと、ゴーク?」
 男は一瞬、手を止めたようだったが、作業を再開した。
 無視というよりは、肯定しているようにも見えた。


> 「まずはオート、昔の連れが世話になったそうだな。礼を言うぜ。
>  それでアンタがベイリーに手紙を出した方のゴークかい?」
 やおら手を止め、男はゆっくりと向き直った。
 そして、ひとつ頷いた。
 その動きで、ヒーラーの頭から分厚いフードがはらりと滑り落ちた。
 ストレイは、その時見ただろうか。フードの奥から見える虚ろな眼窩と、剥き出しの頬骨、崩れ落ちた唇からのぞく歯を。

「その、通り。ゴークです」
 もう一度、男は掠れた声で肯定した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ヒーラーのゴークとご対面です。ぶひひ。
 シャーマンのストレイには、アンデッドであることがわかります。

 ストレイせんせのじたばたww
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死者からの手紙
274
: 2015/07/01(Wed) 22:57:09
ストレイ
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=503
> 「その、通り。ゴークです」

また死者かよ。

振り返った男の纏う気は、負のそれだった。
だが本人が手紙を出したってんだから、俺が会おうとしてたのは、この男なのだろう。自信は無いが。

「今日、邪魔したのは他でもねぇ。
 その手紙の内容を押してほしい。」

部屋を見渡す。
窓はあるか。階段に引き上げ用のロープは付いているか。

「俺はストレイ。
 ベイリーの妹に雇われた冒険者だ。
 
 いや、俺も知りてぇんだ。二人の身に何が起こったのかをな。
 アコニは良い奴だ。純粋って言ってもいい。兄のベイリーもな。

 あの手紙は二人の人生の鍵だ。

 教えてくれ。手紙には何が書いてあった?」 

=========
PL
  手紙の内容を尋ねるとともに、部屋の様子を観察します。特に窓の有無と、階段を二階から引き上げる仕掛けがあるかないか。
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6-A2-8 死者は語る
280
: 2015/07/02(Thu) 14:42:18
魔音@GM

> 「今日、邪魔したのは他でもねぇ。
>  その手紙の内容を押してほしい。」
 話ながらストレイは、明かりとり用の窓だけがついた薄暗い部屋の様子を、観察した。
 引き上げるためのロープは、上がってきた階段についていないが、引き下げたときのロープで上げておくことが不可能ではないことを見て取った。

> 「俺はストレイ。
>  ベイリーの妹に雇われた冒険者だ。
>  
>  いや、俺も知りてぇんだ。二人の身に何が起こったのかをな。
>  アコニは良い奴だ。純粋って言ってもいい。兄のベイリーもな。
>
>  あの手紙は二人の人生の鍵だ。
>
>  教えてくれ。手紙には何が書いてあった?」

「手紙のことモ、知っテいるのであれバ、ストレイ様ニ、お話シしまショウ」
 空気の漏れる声は、掠れて聞き取り辛かったが、手紙出すことになったいきさつも含め、その乾いた男から伝えられた。

 ヒーラーとして、エドニの体調を十数年の間看てきたが、大きくエドニが体調を崩したことがあった。そのときに、助手として雇っていたヒーラーが、薬ではなく魔法で回復させたのを目撃した。
 以来、ヒーラーとしての自分の立場が危くなったと思うようになり、その助手のことを調べた。
 そしてついに、その助手こそが、15年前にグラント・ヴァーレイトとその妻を殺害し、姿を消していたアイシスという人間であることをゴークは知ったのだった。
 そこで、仇を求めるヴァーレイト家に手紙を送った。
 しかし、やってきたベイリーは、領主・セータルの知るところとなり、禁制の薬によって意志を奪われた。おそらくそのあと、殺害されたのだろう。協力者のグラスランナーも、その後姿を見ていない。
 自分自身は、同様にして領主に殺されたが、今は不死者にされ、調合の秘密を知るものとして閉じ込められていることを話した。

「おい、誰かいるのか?!」
 ゴークが話し終えないうちに、ストレイは、土蔵の入り口で誰何の声があがったのを耳にした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 窓は、天井の高いところに、明かり取りのものがひとつあります。
 また、特にひきあげるための仕掛けはありませんが、やってできないことはないです。
 また、不死者になっているゴークの時間感覚は失われていて、自分が殺されて、何年経つかはわかっていません。んが、ベイリーと同じ時期に殺されたとみて間違いないと思われます。

 そうこうするうちに、番人に気付かれたっぽい声が聞こえます。
 どうしましょ?
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目標捕捉
289
: 2015/07/02(Thu) 18:14:11
ストレイ

哀れな男が過去の顛末を語る。
やはり助手の男か。
領主まで絡んでるてことは、エリーの言ってた邪神の繋がりか。

> 「おい、誰かいるのか?!」

「…」

戦乙女の鯉口を切って、階段の陰に陣取る。

「で、その助手、いやアイシスは今何処にいる?」

=============
PL
 あと出しですが、推理の穴を埋める問答。
 番人さんは、ほぼ無視して話を進め、階段から顔を出した所を攻撃します。

ストレイさんが退出しました。
18:12:03 ストレイ 予備 2d6 Dice:2D6[2,4]=6
18:11:48 ストレイ 予備 2d6 Dice:2D6[5,6]=11
18:11:22 ストレイ 不意打ち 2d6+3 Dice:2D6[6,6]+3=15
* ストレイさんが入室しました。
タイトル
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6-A2-9 後悔
293
: 2015/07/02(Thu) 21:21:41
魔音@GM

> 「で、その助手、いやアイシスは今何処にいる?」
 ゴークは、左右に首を振った。閉じ込められていて、外のことはわからないらしい。

 また同時に、ストレイが階段の入り口で身構え、そして“アイシス”の名を口にした刹那、少年の姿をしたベイリーが、
「逃げて、ねぇ逃げて、逃げて逃げて、っ、イヤだぁーーーーー!!!」
 甲高い叫び声をあげ、ストレイに走り寄ってきた。
 あるいはそれは、ストレイの耳にしか入らない声だったかも知れない。

 そして、少年の霊とぶつかったそのとき、ストレイはここではない光景を目にした。
 それは、ベイリーが今と同じ姿、少年であった年に起こった出来事だと、ストレイには理解が出来た。


 三人の人間と、ひとりの赤子が揺りかごの中にいた。
 父と母、そしてもう一人は、父の友人のアイシス。そして、赤子は妹のアコニだ。

     ※

 父さんとアイシスおじさんが、ご飯を食べていた。
 ぼくは、二人がいつ剣術談義に入るか待っていたんだ。
 もう寝なさいって言われたけど、こうして押し入れに隠れて、二人がお話するのを待っていたんだ。
 でも、もう眠い。
 待っている間に、瞼が重たくなってきた。

 すごい音がして、目が覚めた。
 父さんがアイシスを殴り飛ばしていた。
 倒れたアイシスの手に、父さんの刀が触れた。
 アイシスが刀を抜いた。
 母さんが、父さんをかばって倒れた。
 アイシスは、アコニに刀を向けて、父さんを牽制した。
 隙を見て父さんが掴みかかったけど、二人が倒れた時、刀が父さんの背中から飛び出していた。
 アコニが泣いている。
 アイシスは、血走った目を向けた。
 ぼくにじゃない。
 アイシスは、何か大声で怒鳴った。
 ぼくにじゃない。
 アイシスが、刀をつきつけた。
 ぼくにじゃない。

 ──でも、助けなきゃ!
 アコニがやられちゃう!!
 でも、ぼくの体は自分のものじゃないみたいに、動かない。

     ※

 ストレイは意識を取り戻し、混乱するベイリーと、現れた番人をはっきりとした意識の中に再び収めた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ベイリーイベントがプチ進行です。
 15年前に、両親が殺された時の記憶をなぞったという演出デス。
 ・憑依に対しては、抵抗に成功しているので、問題なく動けますし、声をかけることも出来ます。
 ・ベイリーが少年の姿をとっている理由は、赤子だったアコニを助けずにじっと隠れていたことを後悔していた為。ということを理解します。


 番人には不意打ち成功していますね。
 メイスを持って上がってきます。
 フリーで攻撃できます。
タイトル
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295
: 2015/07/02(Thu) 22:40:56
ストレイ
http://bbs.swordworldweb.net/pc-list/read.cgi?no=503
> 「逃げて、ねぇ逃げて、逃げて逃げて、っ、イヤだぁーーーーー!!!」

すわ、打ち下ろす。その時、ベイリーが飛び込んできた。
う、ベイリーとともに頭の中にイメージが明滅する。

意識が戻ったとき、階段の縁を打ち据えていた。

「チッ」

落ち着け。

=========
PL
ミスりました。
 ちなみに、イメージの中でアイシスの顔は認識できたでしょうか?

29:56 ストレイ ベイリーのせいにしよう
22:29:16 ストレイ ミスった!
22:28:51 ストレイ 強打Cr-1 2D6+6 Dice:2D6[1,1]+6=8
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6-A2-10 アイシスの顔
302
: 2015/07/02(Thu) 23:42:55
魔音@GM

 ストレイが見た幻視の中では、アイシスの顔は思ったよりずっと若い顔をしていた。ベイリー少年の視点であれば、仕方がない。
 とはいえ、15年経って、それほど大きく変わることはないだろう。ストレイは、アイシスの顔をしっかりと目に焼き付けた。
 その顔は、会見で見たゴークを名乗る“野の女神”の代表の顔と重なった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 会見で見たゴークと、同一だということはわかります。
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繋がった
307
: 2015/07/03(Fri) 11:13:28
ストレイ

イメージの男と偽ゴーク。
どうやら依頼の着地点が見えて来たみたいだな。

が、とりあえずここを何とかしねぇとな。

「シッ」

しかし、浅い。
どうにもここは窮屈だ。

============
PL
 ダメージこそ受けてないものの攻撃ダイスがいまいち。仲間とか呼ばれると面倒だなぁ。
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6-A2-11 昏倒
316
: 2015/07/05(Sun) 12:39:53
魔音@GM

 ストレイの刃が、階段の縁を削った直後、階段を上がってきた男と目が合った。
 男は、血走った異様な視線を向け、今にも飛びかからんばかりの殺気を向けてきたものだった。

 刹那、ストレイは、負の精霊力が閃光のように弾けたのを感知した。
 それは、神殿の方角からだっただろうか。

 その波が去った後、目の前の男は不意に力を失って倒れ、階段をゴロゴロと転がり落ちていった。

 階下にはもう一人、同じような格好をした番人と思われる男が、ストレイの目に写った。
 その男も、苦悶の表情を浮かべて今は倒れている。


 神殿に向かったミハイが何かを知っているかもしれないが、ストレイは、次の選択に迫られている。
 番人たちが持っていた灯りの火が、故意か偶然か、倒れた拍子に乾燥した薬草に燃え移りつつあるのだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 幽霊にまわりでアタフタされたり、精霊力がなにやら弾けるのを感じたり。ストレイせんせイソガシs。
 ミハイきゅんのところで起きた、神像のバクハツの影響だと後でわかるというやつです。

 というわけで、番人たちは、不思議パワーを失って倒れました。
 施療院の外れにあるこの倉庫は、ゾンビのゴークと一緒に、このままゴゴゴと燃えていく感じです。
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何かが終わった
319
: 2015/07/05(Sun) 14:36:43
ストレイ

神殿の方で何かが弾けた。禍々しい気。
この男達はその影響下にあったのだろうか。

神殿の方をうかがうも、ここからでは何が起こったのか分からない。

ミハイ…?

しかし、こちらもゆっくりはしていられないようだ。思いの外、薬草の山は乾燥しているのか火の周りが早い。

「ベイリー!大丈夫か?
 外へ出るぞ!」

小さな幽霊に声をかけ、不死者と成り果てた男を振り返る。

「あんたはどうする?
 何処かで人知れず朽ちるのを待つか。
 ここで自らの身を焼き尽くすか。
 それとも…介錯は要るか?」

=========
PL
 脱出する前にゴークが望むなら止めを指します。
 個人的には可能性は低いと思ってますが、何処かに逃げようとするなら、敢えて放置します。

 ゴークの始末が付いたら、後出しジャンケンですがエドニの所へ行きます。
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6-A2-12 見送り
346
: 2015/07/09(Thu) 18:03:02
魔音@GM

> 「ベイリー!大丈夫か?
>  外へ出るぞ!」
「うん」
 ベイリーの気配が、ストレイに続く。


> 「あんたはどうする?
>  何処かで人知れず朽ちるのを待つか。
>  ここで自らの身を焼き尽くすか。
>  それとも…介錯は要るか?」
「ストレイ様にハ、感謝の言葉モありませン。
 ご友人のオート様ニ、どうゾよろシくとお伝え下サさい」
 空気の漏れる声だったが、煙に包まれつつある部屋の中で礼の言葉を伝えた。

「わたシは、ここでお別れでス」
 ゴークは、ストレイに別れを告げた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ゴークはここでストレイを見送るとのことでした。
 敢えて放置了解であります。本セッションでは、ここでお別れとなります。
 6-A5-2に移動して下さいませ。
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6-A3-1 サンニーム神殿
209
: 2015/06/19(Fri) 10:49:51
魔音@GM

 サンニーム神殿には、その周囲に幾つもの小さな祠、僧房が付属していた。神官たちは思い思いの場所で、祈りを捧げているようだった。
 神殿の周囲では、人の気配はほとんどなかったが、白衣にマスクという神官着の姿が、影のようにひっそりと行き来していている姿を時折見ることが出来た。

 ローザの説明通り、古い石組みの上には、巨樹を思わせる柱が立ち並んでいて、その奥に、礼拝堂があった。
 この時間は、掃除をしている僅かな人影が見られるだけだった。

 サンニーム神殿と呼ばれるこの礼拝堂を訪れた者は、深い森の中に入ってきたような感覚を覚えたかもしれない。
 その静けさは、信心のない者にも、神の存在を感じさせたことだろう。
 柱の横を通り過ぎる度に、訪問者は神域のより深いところへと誘われる心持ちになるのだった。
 そして、行き着いた礼拝堂で、木製のマーファ神像の対面することになる。
 木製の像は黒い古い像だった。久しぶりに再会した子を迎える母親のような姿勢で、参拝者を迎えている。
 信心のない者にも、訴えかける何かがあったかも知れない。

 冒険者たちは、この像自体には、疑いを持つことはないだろう。
 ガザニアのいう気に入らない点というのが、この像を指すわけではないという結論に至ることになるはずだった。

「親父の言ってた像は、これじゃない」
 デイジーは、女神像を見上げ、確信するように呟いた。

「──でも、そうだとしたら、どこに?」
 彼女は腕を組んで、めぼしい建物がないか、僧房の集まった周囲を眺めた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 サンニーム神殿に来た感じです。
 ガザニアのいう像らしきものは、この礼拝堂には見当たりません。
 質問などあればどうぞよろしくであります。
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カミサマのいるトコロ
216
: 2015/06/19(Fri) 19:01:37
ミハイ

「わぁってるって、うさんくせえマーファサマの像があるんだろ。
 知ってる知ってる」


一瞬本気で何しに行くんだか分かんなかったが、だって神殿だぜ?
マジ用事ねえって。
そんな見えねえもんに話しかけたりする神官って人種はマジで意味が分かんねえ。
エリシアみてえに魔法が使えるなら、百歩譲って分かるがね。


「あん?」


件の木像の前に立つ。
じろじろ遠慮なく眺める。


「おい、デイジー」

>「親父の言ってた像は、これじゃない」


先に言われた。


「そうだな、何の面白味もねえ、ただの木の彫りもんだ」


じろじろと周囲を見る。


「あのローザってねえちゃんと、この辺をうろうろしてる連中のカッコは違うな。
 あれがなんちゃら教団の連中ってことか」

なんちゃらの女神がなんちゃら。


「ま、探ってみっか」


ぽき、と指を鳴らし、歯を見せて笑みを浮かべる。



------------------
PLより:

とりあえず、さりげなく(笑)礼拝堂の中を歩き回って、なんか隠された地下道とかがないか見てみます。
何もない、捕まったりもしないようなら、ぶっとい柱を。
そこも何もなさそうなら、祠や僧房がある方をうろうろしてみようと思います。
基本的には堂々と観光客っぽく振舞う予定です。

18:58:45 たいまん@ミハイ ダイス3つほど振っとく 6d Dice:6D6[6,4,4,2,3,1]=20
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6-A3-2 霧中で探す
219
: 2015/06/20(Sat) 16:25:41
魔音@GM

>「デイジー、護衛についてってやるよ。
> どこ行くんだ?」
 ふんと鼻を鳴らしたデイジーは、
「んっ」
 素直に顎を突き出し、神殿の方角を指した。

>「・・・・・・・しんでん?」
「そうよ。何、雲でも掴むような顔をしてるの?
 それぐらいできるでしょ。あたいは、霧でもなんでもつかんでいくわ」

     ◇

> 「わぁってるって、うさんくせえマーファサマの像があるんだろ。
>  知ってる知ってる」
「あんたくらいにうさんくさかったら、簡単に探せたでしょうにね」

「これ、本当の木みたいね」
 ぽんぽんと柱の一つを叩いたデイジーだったが、それ以上に何かがわかったわけではなさそうだった。
 礼拝堂の列柱の間を探し回ったり、床をとんと踏んだりして、二人はアレコレと試してみたが、特に得られるものはなかった。

     ◆

「坊ちゃん、お嬢ちゃんたち。あまりこのへんをウロウロすると危ないよ」
 そこに、掃除をしている男の一人が、ミハイとデイジーの二人に声をかけた。

 男の袖の先からのぞく手が形作る、ギルドのサインがミハイの目に入った。
「この辺りは、元々は古い石切場でね。迷い込んだ牛や羊が、たまに穴に落ちちまって面倒なことになるのさ。
 特に、あっちの墓場は危ないから寄っちゃ駄目だよ。
 聖ニーム。この土地を開いた聖女様の墓所は、地下世界へと繋がってるんだ」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ここでギルドの潜入者と思しき人物が接触してきます。
 この神殿の名前にもなった聖女の墓所が、地下世界に繋がっているということです。

 ってか、グラスランナーが神殿をウロウロするというのは、面白い絵ですね。ふひひ。
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虎穴
226
: 2015/06/22(Mon) 12:29:14
ミハイ

ウロウロしてたら、ご同業がご親切にも声をかけてきた。
ヒヒッ、ありがたいね。

>「この辺りは、元々は古い石切場でね。迷い込んだ牛や羊が、たまに穴に落ちちまって面倒なことになるのさ。
> 特に、あっちの墓場は危ないから寄っちゃ駄目だよ。
> 聖ニーム。この土地を開いた聖女様の墓所は、地下世界へと繋がってるんだ」

「ほーう、そりゃあ危ねえな」

あごを触りながら、ぐるんと見回す。

「まあ折角だから、ニームとかいうオバサンの墓参りだけしてくらあ。
 ありがとな」

行くに決まってるだろ?
行ってほしいんだろ?
鉄砲玉になってやるよ、サレムによろしくな。

それっぽいサインをご親切なご同業に送っとく。


「おいデイジー、お前はエリシアんとこに戻れ。
 オイラが墓場に向かったことだけ伝えろ。
 オイラが戻らなかったら、しくじったってことだ。
 忘れてそのまま帰れ」


デイジーに耳打ちして、首をこきっと鳴らす。


「さて、面白いもんがあるといいな?
 ヒヒッ」



------------------
PLより:
デイジーに帰れと言っておきます。
伝達役、大切ネー。


墓場の地下通路を見つけて潜り込みたいなって。
デュラはん出てきたら死ぬけど。

墓場までは堂々と行きます。
墓場ではコソコソします(笑
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6-A3-3 虎児?
230
: 2015/06/22(Mon) 14:17:21
魔音@GM

> 「おいデイジー、お前はエリシアんとこに戻れ。
>  オイラが墓場に向かったことだけ伝えろ。
>  オイラが戻らなかったら、しくじったってことだ。
>  忘れてそのまま帰れ」

「いやだ!」
 デイジーは、神殿の荘厳な雰囲気そっちのけで、ミハイの言葉を全力で拒否した。
 早晩そうなるだろうと予測していたようだったが、ついにその時が来たことに、反発しているようでもあった。

「あたいは、戻らない。
 それに、あんたはこれが危ない仕事なんだってわかってんだろ?
 そんなところにあんた一人を残して帰れるかよ!!」
 俯き、顔を赤らめながら叫んだ。

「あの……、ってか、別にあんたのこと心配してるわけじゃないんだからな。
 あんたひとりじゃ……、その、頼りないし、まだ手がかりだってろくにつかめていないんだろ?」
 決心したように、デイジーは少し顔を上げて、ミハイを睨む。

「あたいには、秘策があるんだ。
 メクラマメデッポウ(盲滅法)かなんかで、地下だかどこかをウロウロするだけじゃ、爺さんになってそこいらに埋まってる骨とかわらなくなるんだから!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 虎女子が唸っております(
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がうがう
233
: 2015/06/22(Mon) 18:07:24
ミハイ

おうびっくりした。

「声落とせ、な」

ぽん、とデイジーの肩を叩く。

「オイラひとりなら自由が利くし、そもそも伝令はすげえ大事な仕事だぜ?
 秘策ってのをオイラにこっそり渡してくれりゃあ、丸く収まるんだがな」

つってもな。
やれやれ。


「聞く気はねえんだろ。
 まったく、頑固で気の強え女だ。
 悪くねえ」


デイジーの目を覗き込み、笑う。


「じゃ、親父の敵討ちだ。
 あることないこと探り出して、一泡吹かせてやろうぜ」




-----------------
PLより:
仕方ない、連れてってやろう!(偉そう

PL的には道案内人が出来てラッキーみたいな。
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6-A3-4 秘策
242
: 2015/06/24(Wed) 12:30:19
魔音@GM

> 「じゃ、親父の敵討ちだ。
>  あることないこと探り出して、一泡吹かせてやろうぜ」
「うん」
 こくりと頷き、墓所へと向かう。
 デイジーは、安堵と期待の所為か、やや検討違いの方角に歩き始めたが、自分で修正して戻ってきた。

 ニームと呼ばれた聖人の墓は、馬車が一台入る、小さな納屋程度のものだった。
 屋根のついた小さな祠になっていて、奥に黒く煤けた石の女神像がある。写実的なサンニーム神殿の木製の像よりは、まるみを帯びた抽象的な像で、どこか愛嬌さえあるものだった。
 まわりには蝋燭が灯されたあとがある。煤けているのは、この為だろう。
 デイジーは、その像にちらりと視線を走らせたが、気に留めるほどのものではなかったらしく、さほど注意を向けていなかった。ミハイもおそらく、同じ感想を持ったことだろう。

 女神像の乗った祭壇の横に、木製の扉があった。その扉を開けると、下へと降る階段があった。
 デイジーは、背負っていたリュックの中から、ハンカチに包んだ石を取り出した。
 石にはライトがかけてあり、薄暗い周囲を照らし出した。

「シュタールがいつもくれるんだ。便利だろ? ここでも使えるかな?」
 彼女は、ライトのかけられた石のことを言ったようだったが、ミハイは、デイジーが首から提げたもう一つの赤い石に目がとまったかも知れない。

 クリーム色の巡礼のマントの隙間から、デイジーの拳大のそれがちらりとのぞいたのだった。
 デイジーが、その光を確認した為に見えたのかも知れない。
 半透明の赤い石は、ゆっくりと脈打つように明滅を繰り返していたように見えた。

 それは何かとたずねれば、これこそがあたいの秘策だと応じただろう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 うひひ。連れて行ってもらえそうなので、機嫌を直して進む。
 秘策きらーん☆
 セージチェックとかミハイきゅんはしないひとでしたっけ。
 そして、デイジーは他に、ライト石、ランタン、ロープ、等々準備はしているようでした。
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潜る
243
: 2015/06/24(Wed) 17:10:58
ミハイ

ぺちぺち。

丸っこいニーム像を叩きながら、祠の中を見回す。
石ってのは手のひらで叩くのにちょうどいい材質だ。
表面が磨かれてればな。


「誰も掃除しねえのか、真っ黒じゃねえか。
 聖人サマもこうなっちまうと憐れなもんだな。
 オイラが磨いといてやろう」


袖で石像をごしごしこする。
少しは小奇麗になんだろ。


「で、こんなに分かりやすく入り口があるとは思わなかったな。
 誰でも入れちまうじゃねえか」


木の扉。
鳴子とか仕掛けられてねえだろうな。
一応気を付けるが、そんな必要はねえらしい。


「お、デイジー。いいもん持ってんじゃねえか」

デイジーが取り出した明かりでお宝の光が目に入った。
胸元に提げられたその赤い石を、くっつくほど近付いて眺める。
魔法が籠ってんのか。

「こいつが秘策?ふうん。
 なんだこれ?」

一応聞く。
答えがあれば儲けもんだ。


「まあ秘策だってんだから、しっかり頼むぜ。
 とりあえずオイラが先頭を行く。
 明かり貸せ。離れるなよ。
 足跡は出来るだけ残すな」

侵入者に対する罠と追手の可能性は警戒しとかねえとな?



------------------
PLより:
デイジーにセクハラしつつ、階段を降ります。


必要ならばダイスを。6,7,6でした。安定の出目・・・w
17:09:28 たいまん@ミハイ 6d Dice:6D6[2,4,3,4,4,2]=19
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6-A3-5 ダウンダウンダウン
245
: 2015/06/25(Thu) 11:32:27
魔音@GM

 煤けたニームの像をごしごしこすると、石の地色がなんとなく判別した。
 木炭のような暗灰色の石だった。


 くっつくようにしてミハイに見られ、顔を真っ赤にして硬直するデイジーだったが、おかげでミハイは宝石の品定めができた。
 卵形の宝石で、何らかの魔力がこもっているような臭いがする。古く、それなりの価値もありそうだった。

> 「こいつが秘策?ふうん。
>  なんだこれ?」

> 「まあ秘策だってんだから、しっかり頼むぜ。
>  とりあえずオイラが先頭を行く。
>  明かり貸せ。離れるなよ。
>  足跡は出来るだけ残すな」

「……ちっ、ちかい!」
 小声でやっと絞り出した声が、その返事だった。
 ミハイは、デイジーにドーンと突き飛ばされて、階段の下へと続く闇の中へ、ゴロゴロと転がり落ちていった。

     ◆

 ミハイは、気づくと誰かに膝枕をされ、丘の上の木陰の下で横になっていた。
 アコニを思わせる黒髪だったが、彼女の小麦色の肌よりは、さらに褐色がかった肌の女だった。
 身に纏っているのは、原色が散りばめられた鮮やかな衣装で、街の人間のものよりは、遊牧の民に近いものだった。
 女の纏う装身具のひとつに、デイジーが持っているのと同じ赤い宝石があった。
 空は晴れ渡り、青空が目に眩しい。心地よい風が吹いていたが、地平線には、不吉な色をした雲がぽつぽつと湧き出していた。

 風景は暗転し、一転して地の底のような、松明の篝火だけが踊る部屋の中に居た。
 先ほどの黒髪の女が地面に倒れていて、武装した男たちが周囲を取り囲んでいた。胸元から流れる血が、女の赤い宝石の色を一層鮮やかに染めているかのようだった。
 宝石は、無骨な手甲に覆われた出て引きちぎられ、女の胸元から離れた。

 ミハイは、それが夢だと気づいた時、デイジーの膝枕で横になっていた。
 天井は石でできていて、どこかの玄室のようでもあった。
 デイジーが心配そうな顔をしている。
「ミハイ、大丈夫? あたいのこと判る? それ以上バカになってもあたいが責任とるから」
 涙を浮かべ、やや錯乱してよくわからないことを口走っている。

 デイジーの首からかけられた赤い宝石が微かに光っていることにミハイは気づいた。
 ゆっくりと明滅を繰り返すその様は、心臓の鼓動のようにも思われた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 虎パンチ&道案内ありがとうございます!(演出ノーダメージです:ぉ
 仕込みがあって、ジリジリ進行なんですが、日程的にも、明日にはもう少し進めようと思ってます。

> 石ってのは手のひらで叩くのにちょうどいい材質だ&ゴシゴシ
 像を拭いてあげるところ、かなりツボに入りましたww
[女神像].。oO(解せぬ!
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nice pillow.
253
: 2015/06/26(Fri) 09:33:50
ミハイ

赤い石から目線を離し、デイジーに背を向けたオイラは、

>「……ちっ、ちかい!」

って声を最後に、記憶が途絶えた。



* * *


(なんだ、ミラルゴ・・・?)


なんとなく、昔彷徨ってたあたりの景色を思い出す。
アコニ嬢ちゃんとは似てねえが、この女は似た雰囲気がある。
血脈ってわけでもなさそうだが。
なんでオイラを膝枕してんだ。柔らかいからいいけど。


(おい)


で、声をかけようとしたら、暗転した。


(死んじまったのか)


さっきの女が血に塗れて倒れている。


(ダセェな、女ひとりフクロにしねえと殺せねえのかよ)


石をガメたおっさんに声を投げるが、どうやら届いてねえ。


(よっぽどの術師だったのか?ねえちゃん)


ああでも、アコニ嬢ちゃんは剣の使い手だったな。



* * *



どうにも枕の感触が違うんで、もぞもぞ頭を動かす。
よし、座りが良くなった。


「・・・ん?」


目を開ける。
デイジーじゃねえか。
するってーと、さっきのはなんだ?


>「ミハイ、大丈夫? あたいのこと判る? それ以上バカになってもあたいが責任とるから」


「おう、そうしてくれ。
 老後は頼んだぜ。
 女に蹴られて死ぬってのも悪くねえが、まだ早えしな」


にっと笑って、アタマを上げる。


「今、その石に憑かれたんだかなんだか、変な夢を見たぜ。
 アコニ嬢ちゃんみてえな女から、そいつが奪われるんだ。
 そいつは、嬢ちゃん絡みのモンなのか」


背中を反って、ぴょいと跳ね起きる。
こきこき。首を鳴らす。
うし、ダメージはなさそうだ。


「にしても、何のための部屋だこりゃ。
 デイジー、下手に動き回ってねえだろうな」


辺りを見回す。



-----------------
PLより:

ふう、これがラッキースケベというやつか・・・(まんぞく
ハッ!?これがニーム様の御利益!オイラ信者になる!


というわけで次の進行までの場繋ぎロールでした。
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6-A3-6 閉ざされた扉
255
: 2015/06/26(Fri) 12:28:18
魔音@GM

> 「今、その石に憑かれたんだかなんだか、変な夢を見たぜ。
>  アコニ嬢ちゃんみてえな女から、そいつが奪われるんだ。
>  そいつは、嬢ちゃん絡みのモンなのか」
「ん? アコニ? いや。これは親父がメモと一緒に持ってた石」
 ぺたんと座ったまま、デイジーが答えた。
 ほっとしたのか、ひとつため息をつく。

> 「にしても、何のための部屋だこりゃ。
>  デイジー、下手に動き回ってねえだろうな」
「あんたバカ? あたいがわかるわけないでしょ。
 心配しなくても、動いてないよ」

 ここは、巨石で作られた石室だった。
 部屋はがらんどうで、何もない。壁には、何かが描かれていたようにも見えなくもないが。
 出入り口は二つある。階段に通じる壁の裂け目と、本来の出入り口であったであろう暗闇だ。

 その先で、より大きな空間へと続く出入り口は、落石で塞がれていた。
 落石は、最近起きたものらしく、復旧を試みた跡もない。
 墓所の祠へと続く階段に通じる出入り口が放棄されたのは、この所為だと伺い知れた。
 けれど、子供が出入りできる程度の隙間があった。
 グラスランナーにとっても同様だった。

 その岩の隙間の先から、人間たちの声が聞こえてきた。
 反響でまだ何を言っているかよくわからないが、段々と近づいてきている。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 我々は、ニーム教団誕生の瞬間に立ち会っていr(

 わぁい。繋ぎRP(ノ*゚ー゚)ノ楽しひです。( ・`ω・´)o彡゜枕!
 その合間に本編が挿入されるのでありました。

 ミハイきゅんがいる石室から外へと通じる通路は、落石で塞がれています。んが、人間の大人には通れない隙間があって、グラスランナーであれば、地下のより広い空間へと出られそうです。
 また、その地下側では、人間たちが話ながら近づいてきている気配があります。
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足音
257
: 2015/06/26(Fri) 17:20:00
ミハイ

デイジー、そいつはエイジャの赤石だッ
ズッギャアアンと太陽にかざしてみろッ!


そんな台詞が脳内を駆け巡るのをシカトして、辺りの様子に気を配る。

>「あんたバカ? あたいがわかるわけないでしょ。
> 心配しなくても、動いてないよ」

「ヒヒッ、いい子だ。
 それでいい」

落盤、オイラが通れそうなスキマ、その向こうの空間。
そんなもんを確認しながら、呟く。


「なるほど、そいつのせいで親父は消されたか。
 で、奪い損ねたそいつを狙って、アルバがうろうろしてる、と。
 じゃあ、そいつは一体なんだ?」


小さく、風の流れが聞こえた。


「まァ、考えたって分かりゃしねえな。
 それより、お客さんだ。
 デイジー、明かり隠せ。
 音立てるなよ」


結局オイラの手にはわたっていない光る石を隠すよう、デイジーに言う。
この落盤、地震か?わざとか?
おあつらえ向きのスキマもあったもんだな?


落盤の向こうの様子を注意深く眺める。
見えねえようなら、少しスキマに潜り込む必要があるな。
砂埃やらを顔とアタマに塗りたくって、落盤にカモフラージュする。
そのまんまじゃあ、オイラの髪はなかなかに目立つからな。



-------------------
PLより:

近付いてくる連中を観察するために、スキマに陣取ります。
顔まで見たら絶対見つかるみたいな状況であれば、声を聞くだけで我慢しましょう(笑

必要に応じたダイスを3つ振っておきます。
7,5,6
我がニーム教団のォォォォ、科学力はァァァァ、世界一ィィィイィ

17:18:42 たいまん@ミハイ 予備ダイス3つ 6d Dice:6D6[4,3,4,1,4,2]=18
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6-A3-7 浮かれる一行
267
: 2015/06/29(Mon) 16:32:30
魔音@GM

 デイジーは頷いて石をしまい、辺りは一瞬、暗黒に飲まれた。
 そのあとで、炎からの揺らめく光が代わって音もなく流れ込んでくる。

 ミハイは、埃で髪の毛の艶まで手早く消して、注意深く男たちの動きを観察した。
 地下通路にわんわんと反響する声が近づいてくると、彼らは、アルバ率いる衛士たちだということがわかった。

「隊長、それにしてもシケったところですね」
「でも、その分いくらでも飲めんだろ?」
「ちげぇねぇ」
「おい、まだつかねぇのか?」
「あの灯りがそうだろ?」
「たまんねぇな」
 そんな風に、地下道を進んできたことに愚痴をこぼしつつも、一様に浮かれ、走り出さんばかりの勢いだ。
 酒宴でも設けようというような雰囲気さえある。

 一行はそうしてミハイたちが見張る前を、通り過ぎていった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ズッギャァアアン!
 ニーム教団というか探偵団は見た展開でっす。

 姿は見えませんでしたが、声でわかりました。
 宴に行く雰囲気のアルバ隊の衛視たちのようです。10人ほどの小集団です。
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ごーごー
270
: 2015/06/30(Tue) 10:52:14
ミハイ

へえ、荘園の地下にアルバがいるのか。
どこと繋がってんだ?
ったく、こういう時に夜目が利かねえのは腹立たしいな。
なんでグラスランナー様が暗視持ちじゃねえんだ。
おかしいだろ、ええ?


「デイジー、アルバが出たぜ。
 面白えから後をつける。
 様子次第じゃあ、連中がやってきた方向にカチコミかけて、どこと繋がってんのか確認してえところだな。
 まあ見つかってもここに逃げこみゃあ連中は通れねえ。
 多少無茶しても大丈夫だろ。
 いざとなったら騒ぐから、明かりを頼むぜ。
 行きはともかく帰りは見えねえからな」

こそっとデイジーに伝えて、そのまま瓦礫の向こう側に出る。
明かりは連中のやつを頼りに。
足元は少々おぼつかねえが、まあなんとかなんだろ。

帰りはデイジーに明かりを提供してもらうとしよう。



---------------
PLより:
アルバたちが来た方に行くか、後をつけるか迷うところですが、とりあえずアルバたちを追うことにします。
酒盛りの主催者の顔くらい拝んでおこうかなって。

どんな通路でしょうか。隠れる場所はありそうでしょうか。

なんか追跡とかそんな感じで使ってくださいのダイスを3つ。
10,6,6です。
10:25:53 たいまん@ミハイ ダイス3つ 6d Dice:6D6[5,5,2,4,2,4]=22
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6-A3-8 地下神殿
272
: 2015/06/30(Tue) 14:41:19
魔音@GM

> 「デイジー、アルバが出たぜ。
「アルバ? なんであいつが?」
 怒りを押し殺した微かな声で、デイジーは自問するように呟いた。

>  面白えから後をつける。
>  様子次第じゃあ、連中がやってきた方向にカチコミかけて、どこと繋がってんのか確認してえところだな。
>  まあ見つかってもここに逃げこみゃあ連中は通れねえ。
>  多少無茶しても大丈夫だろ。
>  いざとなったら騒ぐから、明かりを頼むぜ。
>  行きはともかく帰りは見えねえからな」

「うん、わかった」
 決心したようにデイジーは頷くと、
「ちょっと待って」
 厳重に包んだ何かを取り出した。
「ぶつけたところを、ぶっ壊すものなんだ。
 あたいが持ってるよりは役に立つだろうから、あんたに預けておくよ」
 クルミよりは一回り大きな礫を二つ取り出して、ミハイにそっと渡した。

     ◆

 ミハイとデイジーは、瓦礫の向こうにさほど苦労せずに出た。
 そして、衛視たちのあとを追跡する。
 二人が進んでいるのは、石を切り出した跡地だった。削った跡が、微かな光に乱反射している。

 途中、幾つかの分岐があったが、まっすぐに300メートルほど進んだあとで、ついに本道からはなれ、そのまま100メートルほど進む。そして、広場に出た。
 天井の高い空洞で、元々は自然の洞窟だったのかもしれない。人工的な直線の中に、自然の曲線が混じっていた。

 約20メートル四方の空間だった。
 一番奥には、3m近くの大きな人影が立っていたように見えたが、それは女神像だった。
 その人影の前は、人工の泉になっていて、水が満たされている。
 水を掬うようにして前に差し出された像の両の手から、水は流れ出ているようで、チョロチョロと水面に落ちる水音が洞内に満ちていた。

 衛視たちは、その前に車座になって座っていた。
 ひしゃくで水を汲んで、壺に溜めているのだが、待ちきれない男たちは、汲んだ先から美味そうにその水を口にしているのだった。

 その光景を息を殺して見るデイジーが、ミハイの服のすそをそっとつまんだ。
 彼女の微かな震えが、伝わってきた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ミハイせんせには、デイジーからエクスプロージブ・ブリットを2粒手渡されました。

 予備ダイスありがたであります! 男たちの追跡を順調に進めたところです。
 水音、出目の所為で、男たちの話し声の詳細は聞こえませんが、ここが宴会会場のようです。
 女神像が見えました。ぱっと見禍々しい感じです。外見が、というよりは、雰囲気が!m(~ー~m)〜 〜(m~ー~)m

 行動があれば、引き続き宣言をにょろろであります。
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確認
273
: 2015/06/30(Tue) 17:47:37
ミハイ

>「ぶつけたところを、ぶっ壊すものなんだ。
> あたいが持ってるよりは役に立つだろうから、あんたに預けておくよ」

「なんだこりゃ。
 えれえ物騒なニオイがするな」

なかなかのお宝じゃねえか、これ?
ちょり、と手の中で弄ぶ。
ピリピリくるぜ。

「とりあえず預かっとく。
 お前なんでも持ってるな、デイジー」

ヒヒッと笑ってウィンクすると、オイラは先に潜った。


* * *


「おいおい、思ったよりずっと広えし長えな。
 あいつら、こんな複雑な道を覚えられるほど脳みそが充実してたのか?」

連中の明かりを頼りに、後をつける。
当然、微塵も気付かれちゃいねえ。

「帰りは気を付けねえとなあ」

ぼりぼり頭をかく。

「お」


連中が入って行った広間は、実際かなりのものだ。
例えば、ニーム教の信者が集会できるくれえにはな。
ニーム教ってなんだよ。
オイラが教祖か?
いいなそれ。大儲けできるぜ。


「ビンゴじゃねえ?」


広さのワリにゃあ小せえ神像。
デイジーの肩を抱く。
震えが伝わる。
無理しやがってよ。


「デイジー、お前の奥の手、どうなってる」


あの赤い石だ。
あれがなにがしかの何とかなら、なんか反応があるんじゃねえか?

にしても、ありゃあ酒か?
それとも、もっとアブねえ何かか?
神像はどこと繋がってる?
こんなとこにこんこんと酒の泉を湧かせる意味はなんだ?

わけわかんねえ。
わけわかんねえもんは、わけわかんねえうちに全部ぶっとばしちまうってのは、ひとつの立派な解決方法だと、オイラは思うわけだ。
な?



------------------
PLより:
即座にEXブリットを女神像にぶつけたいお年頃。
ああ、やりたい!
しかしなんということでしょう。ミハイはスリングを持っていないのです!!(笑
ロック扱いの投擲で使えるなら、EXブリットは女神像にぶつけられますが・・・これ、ぶつけろってことですよね?(笑


EXブリットの扱いを確認するのも兼ねて、エイジャの赤石(仮)がどうなってるのかデイジーに確認します。
いくらなんでも10対1(+1)で喧嘩はしたくないので、やるなら女神像を直接爆破。やらないなら様子見を続けるしかないかなって。
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6-A3-9 心臓
279
: 2015/07/02(Thu) 14:17:10
魔音@GM

> 「ビンゴじゃねえ?」

>「デイジー、お前の奥の手、どうなってる」
 デイジーは黙って頷くと、ミハイの手を取り、宝石が収まった自分の胸元に誘った。
 ぼおっと光りながら脈打つ赤い宝石が、心臓のように、振動し始めていることをミハイは知った。


「おせぇじゃねぇか」
 そのとき、アルバの声が、洞内に響いた。
 二人の潜む物陰からは、通路から何人かが駆けてくる音も聞こえてきた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 うひひ。破壊もできそうですね。
 目標値は7です。ロック! として投げれます。

 そして、アルバの声がして、通路からこの広場に入ってくる足音も聞こえる展開です。
 というわけで、この状態で投げれば、見つかるのは確実であります。

 機会を伺うか、行動に移るか、といったところでしょうか。
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駆け足
283
: 2015/07/02(Thu) 16:08:49
ミハイ

「お、大胆だな」

オイラの手を取るデイジーを軽くちゃかして、赤石の振動を確認する。
こいつ、女神像にハメこんだら破壊神でも出てきそうだよな。
面白そうじゃねえ?

さぁて、じゃあこいつをブチ込むと・・・
ん?

>「おせぇじゃねぇか」

おかわりか。
チッ、こいつらはやり過ごさねえとデイジーを逃がす余地がなくなるが―――



------------------
PLより:

地形的に、後ろからの足音を隠れてやり過ごせそうかどうかは分かりますか?
やり過ごせそうなら、おかわりの連中が女神像の前に集まった時点でEXブリットを投擲します。もちろん、標的は女神像。

やり過ごせなさそうなら、アルバの声に呼応する形で姿を現して、EXブリットを投擲します。もちろん、標的は女神像。


・・・やること一緒だった。

一応ダイス振っておきますね。

16:05:43 たいまん@ミハイ 女神像にEXブリットを投げるマン 2d+5 Dice:2D6[2,3]+5=10
16:07:13 たいまん@ミハイ 念の為ダメージ r30@10+3 Dice:R30@10[5,2:7]+3=10
16:07:37 たいまん@ミハイ 隠れる判定が必要なら 2d+6 Dice:2D6[6,4]+6=16
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6-A3-10 崩壊
292
: 2015/07/02(Thu) 21:16:14
魔音@GM

> 「お、大胆だな」
「! なっ、てめ、ここから出たら絶対コロスっ!!」
 暗闇の中、押し殺した声でデイジーはミハイに唸った。蒸気でも噴き出しそうな勢いだ。

 そこにかけられたアルバの声は、白い装束に身を包んだ、野の女神の神官3人に届いたようだった。
 鎖帷子の鈍い音が聞こえることから、神官戦士であろうと思われた。
 アルバは、広間の入り口近くまで3人を出迎えた。

「おい、アルバ。お前、街で何をしでかしてるんだ?」
「我々は聞いていないぞ」
 やってきた3人が、切迫した声で口々にアルバを問い詰める。

「そう急くなって。駆けつけ三杯っていうだろ。まずは飲んでいけよ」
 言って、3人を女神像の前に連れて行った。

 ミハイとデイジーは闇に溶け込んで、その間も気付かれた様子はない。


 距離が離れたところで、ミハイは大胆にも手に入れたばかりの礫を女神像に投げつけた。
 その放物線は、吸い込まれるようにしてその胸部に吸い込まれ、耳をつんざくような爆発音を発して洞内に響き渡った。
 像は、途端に四散し、腰から下の部分を残してばらばらに砕け散った。

 その直後、女神像の断面から、どす黒い液体が噴き出した。
 噴き出した液体を浴びた者が、ブクブクと泡を立てながら溶けいく。
 まともに浴びた者は、一瞬で泡と消えた。
 そうでない者は、「たまんねぇ……」などと恍惚の表情を浮かべていたから、悪くない最後だったかも知れない。

「ヒヒ、なんだぁこれ? 俺が溶けてやがるぜ!? キメ過ぎちまったか??」
 下半身が液体になりながらも、アルバは一人、生きているようだった。
「ヘヘ、女神さまぁ、待ってくれよぉ、ヒグっ」そんな風に呟きながら、夢と現を彷徨っているようだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 隠れ16……。やりすごしちゃいました。

 そして爆弾命中&破壊(´・ω:;.:... 擲弾兵だっt
 一撃で壊れちゃいました /(^o^)\

 爆発と、その後の液体の噴出に巻き込まれた者は、溶けちゃいました。
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破壊工作
308
: 2015/07/03(Fri) 11:33:24
ミハイ

>「! なっ、てめ、ここから出たら絶対コロスっ!!」

「おう、生きてたらな」

そう言ってすぐにデイジーの口を手で塞ぎ、静かにしてろ、と目で合図する。
足音だ。
だが、こりゃあやり過ごせる。


* * *


酒か?
違うな。
あの言いよう、仲間を増やそうとしてるってわけだ。
するってーとなんだ、麻薬の類か、魔法薬か。
そんなもんが湧き出してるってのか?
とんでもねえな。
こりゃあお前、セイギノミカタとしちゃあ、やることはひとつだぜ。


「よ、アルバ。
 また会ったな」


ひょいと、暗がりから姿を見せる。


「じゃ、あばよ」


そしておっかねえ礫を、思いっきり女神像に投げつけた。



* * *



「・・・ゎー」



ちょいとばかし肝を冷やしたわ。
うん、正直に言う。ビビった。


ドス黒いドロドロがアルバたちを飲み込んで、溶かしちまった。
なんだこれ。
ぶっ壊して正解だな。

ドロドロがビュービュー出るのが一段落するのを見計らって、女神像の残骸に近づく。


「すげえなアルバ、生きてんのかお前」


恍惚とした表情でブツブツ言ってるアルバを覗き込む。


「なあ、ガザニアぶっ殺したの、お前?
 それとも、さっきのウマそうな飲み物で操ったか?」


ぼんやりしてるみてえだから、ぼんやり答えをもらえるかもしれねえ。
そんな淡い期待ってやつだ。


とりあえずこのドロドロが生きてねえ保障はねえ。
十分気ィ張っておかなきゃな。


「あの石どうなった」


こそっとデイジーに聞く。




------------------
PLより:

アルバから聞くこと聞いたら、女神像の残骸を調べてみようと思います。
神像の心臓っぽい赤石に向かってドロドロが突進するとかあったらイヤんなので、デイジーには絶えず注意を払っておきたいところです。
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6-A3-11 残骸
320
: 2015/07/05(Sun) 15:06:09
魔音@GM

> 「よ、アルバ。
>  また会ったな」
「んだてめぇ、コノヤロ、何ノコノコ生えて来やがった?!」


> 「じゃ、あばよ」
「あぁんんんんん……?」

     ◆

> 「すげえなアルバ、生きてんのかお前」
「んぁ? ヒャハハ、生きてるゼェ」
 アルバは答えたが、そう長くはなさそうだ。


> 「なあ、ガザニアぶっ殺したの、お前?
>  それとも、さっきのウマそうな飲み物で操ったか?」
「あぁ。あぁ、あぁ、ガザニアァ……、うわぁぁぁっ。
 来るなぁっ、ひぃぃっ」
 ミハイの後ろから姿を見せたデイジーに、アルバは悲鳴を上げた。

「あぁ、俺だ。俺がお前を、アイシスの野郎に売った。
 ベイリーってガキといっしょに女神の酒を飲ませて、殺し合いをさせたんだ。
 恨んでるのか、ガザニア?」

 うわごとのようなアルバの声に、デイジーは、ひとつ溜息をついて応じた。
「──、うぅん、もういいよ。
 あんたは寝てな、おやすみ」
 デイジーは、穏やかな声でそう結んだのだった。

     ◆

> 「あの石どうなった」
「うん。なんか、憑き物が落ちたみたい。
 さっきの爆発のあと、静かになったよ」
 赤い石を取り出して、ミハイに見せた。脈打つような反応はなくなっていた。

     ◆

 泥土のような残骸は、急激に粘性を失って、土に帰ろうとしている。
 鼻をつく腐臭が気になるが、もはや毒性も残っていなかった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 像が壊れて、石の反応も、石に反応する力も感じられませんでしたー。
 破壊の女神の力は、残らず吹っ飛んだ感じです。
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後始末
332
: 2015/07/05(Sun) 22:33:01
ミハイ

「しくじったな、こいつの黒幕を聞き出さなかったわ」

頭をぽりぽりかきながら、アルバだったものを見下ろす。

「ま、あいつらの誰かが突き止めてるだろ」

ストレイかクロエか、はたまた他の誰か知らねえけどな。
女神像だったものの辺りを物色しながら、デイジーに言う。

「臭えなあオイ。
ロクなもんもなさそうだし、ここはこれで仕舞いかね」

鼻をつまむ。
実際たまらねえよ。

「よしデイジー。
とりあえずこの連中が出てきた道を探るぜ。
その後オイラをぶっ殺すなりなんなりすりゃあいいんじゃねえか」

ヒヒッ、とデイジーに歯を見せて笑った。
こいつがこれで仇打ち完了と見なすか、黒幕まで頑張るか。
どっちでも、オイラは構わねえぜ。


-------
PLより

神殿は一段落?
破壊たのしーい!(カーディス的に

広間の物色が済んだら、アルバたちがやってきた通路を遡って、どこに通じてるのか調べてみたいと思います。
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6-A3-12 腐臭の中で
348
: 2015/07/09(Thu) 18:13:21
魔音@GM

> 「しくじったな、こいつの黒幕を聞き出さなかったわ」
「そうでもない。アンタは、十分に辿れたよ。
 親父たちをアイシスの野郎に売ったって、アルバは言ったしね。
 それに、アコニの仇につながったんだから、上々よ」

> 「ま、あいつらの誰かが突き止めてるだろ」
「きっとそうね」
 デイジーは、ミハイの後ろでそっと言った。


> 「臭えなあオイ。
> ロクなもんもなさそうだし、ここはこれで仕舞いかね」

> 「よしデイジー。
> とりあえずこの連中が出てきた道を探るぜ。
> その後オイラをぶっ殺すなりなんなりすりゃあいいんじゃねえか」

 そのとき、とんとミハイの背中になにかが当たった。
「アンタの臭いよかマシ」
 デイジーの額がぶつかってきたのだった。
 それは1分もなかったけれど、言葉の後でミハイの服の裾が引っ張られる感触があり、ひとしきりの沈黙と、背中に伝わる震えと、涙と溜息の温かな感触と、鼻を啜る音が続いた。
 やがて、小さな拳が軽く当たり、沈黙が終わった。
 馬車の屋根の下から、客が行ってくれと送ってくる合図よりはずっと親密なノックだった。

「いつまでぼぉっとしてるのよ、馬鹿言ってないで行くわよ」
 鼻声だったが、何もなかったかのようにミハイに並び、出口に向けて歩を進めるデイジーだった。
 ミハイに従って、もう少し先を見るつもりでいるらしかった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 地下礼拝堂を後にします。
 この神殿パート6-A3-Xは、6-A6-X(合流用に)に続きまする。
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撤収
357
: 2015/07/10(Fri) 10:20:09
ミハイ



後ろで鼻を鳴らしてるデイジーを、振り返らずに、何も言わずに、ただ待つ。


やがて、背中に拳が当たった。
落ち着いたか?

「お前は強がってる方がいいぜ」

アコニの前でネコかぶってるのも悪くはねえけどな。

「よし、行くか。
おたからでも落ちてねえかな」


闇の中を行く。

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伏魔殿
215
: 2015/06/19(Fri) 18:36:09
ミハイ


「いいね、この何が何だか分かんねえ感じ」


目だけをぎょろぎょろ動かしながら、ローザとかいうねえちゃんの話を聞く。
本来ならシュタール嬢ちゃんが矢面に立って色々やるんだろうが、今回はエリシアが代官ってとこか?
嫌々ついてきたワリにはしっかり働くぜ、案の定。


「デイジー、護衛についてってやるよ。
 どこ行くんだ?」


神官戦士どもの動向を掴むったって、こっちが雲を掴むような話だ。
だったら、とりあえずはウロウロしてやる。
・・・しかしなあ。


「・・・・・・・しんでん?」




なにしに行くんだよ、オイラ。
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父の祈りを…
224
: 2015/06/22(Mon) 02:50:01
クロエ・マキュアン

あらかじめエリシアに頼んでいた品が手に入る。
元々は何かあった際に神殿所属と思わせて一時凌ぎにでも使えれば、
その程度の認識ではあったが、今の状況が把握出来た今、違った使い方も出来よう。

とある奇術師もいっていた。
「我々の奇術は魔術と異なり、タネがある。
そして、そのタネを仕込む様は観衆には決して見せてはいけない。
となれば、事前に用意するしかなく、それは日常にも及ぶのだ」
例え、その奇術を披露する場がなくても、それは必要な無駄というものだね…
乗り合い馬車で出逢った奇術師はそういい終え、被っていた帽子をおもむろに取っては
振ると同時に鳩が出て来た時はいたく感動したものだ。
さすが、奇人の奇を冠するだけはある、真性のあれだ。

いけないいけない、回想に浸り過ぎた…ともあれ、聖印は手に入れた。
エリシアには悪いが、多少、壊れていた方が使い勝手が良い可能性がある。
後で軽く傷を入れてみたり、あまつさえヒビなんかも入れてしまったり、
多少、土をまぶした上で血でも垂らしてハンカチーフで包んで懐にでも入れておこう。
なぁに、使わなければ、それはそれで良い、必要な無駄というものだ。



> 「神官として行動されたければ、神官服の一式を用意していますので、よろしければお貸しします」
きちんと鎧を着込んででもいれば、断ったかも知れないが、
冒険者的には割りと珍しい私服派の自分としては当然、今も私服を着ている訳で…。

「あら、お願い出来ますか? 冒険をやっていると中々、着る機会も御座いませんし…」
マーファ式の印を切り、外面だけマーファ神官やっていますアピール。
薄々、エリシアにマーファ神官でない疑惑の目を向けられている気もするが、
まぁ、あちらも確証を得る程もないし、バレないだろう。

「さて、用件が【まだ】でしたわね。
エドニ様にお逢い出来るかしら?」
まぁ、断られた所でワタクシが逢うといった以上、逢うし、
単純に相手の顔を立てる機会を与えただけという感じ?



〜PLより〜
聖印で揉めたけど、使わない気がして来た(死
さて、エドニ君にはまぁ、色々と役に立って貰おうか
タイトル
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6-A4-1 領主家の長子
229
: 2015/06/22(Mon) 14:15:02
魔音@GM

 施療院とは、緩やかな丘の頂に建つ長方形の建物を中心とした、一連の建物群の総称である。

 荘園の本館からは、十分少し歩けば着く距離だ。その道すがら、クロエは聖印に細工をする時間を見つけただろうか。

 施療院の中心となる建物には、鋭角的な三角屋根が乗っているが、その頂きは霧の中に溶けて今は見えない。

 中には様々な入院患者がいるようで、祈りと治療の日々を送っているようだった。
 マーファの神官服、野の女神の一派の纏う白の長衣の者たちが、彼らの世話をしてまわっているのが見えた。


> 「さて、用件が【まだ】でしたわね。
> エドニ様にお逢い出来るかしら?」
「──えっ? あ、はい、こちらです」
 通りすがりの神官のひとりは、マーファの神官服に、聖印を身につけたクロエの堂々とした態度に、何の疑いもなく先導をし、エドニの部屋に案内した。
 建物内を進むクロエは、病院というよりは、学舎に近い印象を受けたかも知れない。


 エドニは、部屋の中に一人でいた。装飾らしき物ひとつない、簡素な部屋だった。
 30半ばになるはずだが、痩せたその姿は、初老の域に入っているようにも見える。
 枯れかけた立木のような、銀色の髪に真っ白な肌は、長い屋内での生活を思わせた。
 けれど、その目には、ぎらりとした油膜のような光が宿っていることを見て取っただろうか。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 わりと強引な展開ですが(むひひ)、エドニの部屋に来ました。
 個室を与えられ、ベットの上で、枕を背に座っています。


[聖印].。oO(解せぬ!
タイトル
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Eraserhead…
244
: 2015/06/24(Wed) 22:04:35
クロエ・マキュアン

「アナタ様がエドニ様?」
ふぅんと一瞥をくれた後、窓の外を見やる。
全貌が見えぬ今を現すが如く、不気味なくらい霧が濃い。

「ワタクシはクロエ、クロエ・マキュアン。以後、お見知り置きをば。
さて、単刀直入にお訊きしますわね。
ヴァーレイト家―――呪われし家系に関する情報を全て」
ここまで来て、出し惜しみはせずにね、と付け加える。



「幸いな事に多くのピースは既に埋まってますの。
ただし、いまだ欠けたピースが御座いまして」
例えるならば、既に大樹―――全貌を把握出来る程にはパズルは埋まっている。
しかしながら、部分部分に穴が開き、
そこを埋めるピースが赤色の実であれば、それは林檎の樹となるであろうし、
黄色の実であれば、それは蜜柑の樹ともなろう。

「アナタ様が握るピースは紅蓮に燃えし実なるか、黄金に耀きし実なるか?
…この際、アナタ様が黒幕でも別段、問題では御座いませんの。
ワタクシが知りたい事は唯一無二の真実」
いや、実際、黒幕であれば問題といえば、問題ではあるのだが、
断罪するは自身ではなくアコニとなる、自身が受けた依頼はその手助けまで。



そこまで話して暫し、少し間を空ける。

「―――――――――そういえば、1ついい忘れた事が…
昨日、とある墓にて未知なる敵に襲われたのですが、心当たりとか御座います?
取り逃してしまいましてね―――あ、こちらお土産です」
懐から細工した聖印を取り出し、中空へ放り投げる。


「白銀の髪を持つ者同士、中良くやりましょう…ね?」
凄く良い笑顔で微笑み掛ける。



〜PLより〜
何かミスしたのか投稿出来ていなかった
ソシャゲイベクリアしてテンション上がって確認せずに寝たのが敗因

どうしようか迷ったものの折角、手に入れたので使ってしまえ的な感じで聖印投入
お土産としかいってない、墓から拾ったように聞こえるが、嘘はいってない

そして、特に明示されておりませんが、聖印の喜捨として金貨1枚投げておきますかね
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6-A4-2 収穫の時
259
: 2015/06/27(Sat) 14:15:45
魔音@GM

> 「アナタ様がエドニ様?」
 クロエの問いかけに、男は反応を示さなかったが、窓の外を見遣る姿に、否定の意志は浮かんでこなかった。

> 「ワタクシはクロエ、クロエ・マキュアン。以後、お見知り置きをば。
> さて、単刀直入にお訊きしますわね。
> ヴァーレイト家―――呪われし家系に関する情報を全て」
 出し惜しみはせずにね、と付け加えられた言葉に、エドニは目を閉じた。
 再び瞼を開いた時、彼の視線はクロエの方に向けられていた。
 暗い虚ろな目をしていた。

> 「幸いな事に多くのピースは既に埋まってますの。
> ただし、いまだ欠けたピースが御座いまして」

> 「アナタ様が握るピースは紅蓮に燃えし実なるか、黄金に耀きし実なるか?
> …この際、アナタ様が黒幕でも別段、問題では御座いませんの。
> ワタクシが知りたい事は唯一無二の真実」

 やや間があって、
「人間が育てたものだからといって、その実が人間の口に合うものだとはお互い思っていないだろう? クロエ・マキュアン。
 ましてや、それが真実であるとしたら」
 低い掠れ声で男は言った。目が、少し光を帯びたように見えたのは気の所為だろうか。

「ヴァーレイトの名を求めるからには、私が既にズレッドではないことくらいのことは知っているのだろうね?
 私は、エドニ・サンニーム。荘園陵の名を継ぐ者だ」
 その唇に、挨拶らしき言葉が浮かんだが、淡々とした口調でクロエの質問に答えた。

「ヴァーレイトは、カーディス女神に魅入られた一族だ。そして、私の妹・アコニがその名を継いでいる。
 サンニームからヴァーレイト家へと移ったところで、あの娘は、彼の女神の愛の受難者であることからは逃れられなかったようだ。
 グラント・ヴァーレイトは、セータル・ズレッドと共に、野の女神と称するマーファ女神・異端の教えを、この地で具現化させることに心血を注いだ。
 彼らは、オランでの闇取引で財を成し、マーファ女神の聖地の一つさえ、一時は手に入れかけた。
 それが、彼らの辿り着けた頂だった」
 エドニはそう言い終えると、一つ、ゆっくりとした深呼吸をした。


> 「―――――――――そういえば、1ついい忘れた事が…
> 昨日、とある墓にて未知なる敵に襲われたのですが、心当たりとか御座います?
> 取り逃してしまいましてね―――あ、こちらお土産です」

 エドニは、震える手でその聖印を愛おしそうに手に取ると、乾いた唇でそっと口づけをした。
「その魔物が、1年前に前領主セータル・ズレッドを襲い、殺害したものと同じであるとしたら、デュラハンだ。
 グラント卿の怨念を使った儀式によって呼び出された。というところまでは予想通りかな?
 魔物は、彼らが信奉する女神の、本来の意志、即ち終末の時を一番判りやすい形で具現したのだろう……。だが、呼び出した彼らからすれば、散々な結果を迎えた。
 かくして、生き残った者たちには、遅れた収穫の期限が迫っているというわけだ」


> 「白銀の髪を持つ者同士、中良くやりましょう…ね?」
 何か答えようとしてエドニは顔をしかめ、額を押さえて口を開いた。
「ではそのよしみとやらで、水を一杯とってくれないか?」
 どろりとした暗い色に戻った目で、クロエに問いかけた。
 すぐ手の届く先だったが、力が出ないのだろうか。
 額を押さえるのとはもう一方の震える指先には、水差しと銀の杯があった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 これがよくある、砕ける波頭の岸壁近くでのやりとりというやつですかっ。

 エドニは、黒幕かとなると微妙なんですけど、クロエさんのだいたいの狙いの通り(?)の展開ですね。
 というわけで、あれこれ知っていることを話ました。

 質問があればお願いします。
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8 Mile…
266
: 2015/06/29(Mon) 02:12:34
クロエ・マキュアン

「意味深に欠けていたピースに映るは毒林檎で御座いましたか」
なるほど…となれば、結論からすると今の状況は想定外という事になる。

「自業自得というのは割りと簡単なのですが…まぁ、自業自得ですわね。
家名を棄てたとしてもアナタ様はいまだにエドニ・ズレッドであるし、
また、エドニ・サンニームでもある」
人という理の環にいる限り、歯車からは抜け出せない。
抜け出す法は唯一つ、理から外れる事…つまりは人外の化け物になる事だけだ。
―――愚かなグラント・ヴァーレイトのように。



「エドニ様? アナタ様はズレッドであり、サンニームである。
【たかが】廃嫡となっただけでアナタ様の使命がなくなる訳ではないのです。
アナタ様は限界まで生き、そして、力の限り、解決に努めなさい。
死ぬならその後…そこまでやったのならば、失敗してもワタクシが赦します」
愚かな考えは棄て、全力でやって全力で散りなさい、
それだけいって水差しを指差す。

「まずは水を自ら汲みなさい。
後で報告を聞かせて差し上げます。
アナタ様はその後、精一杯働きなさい」
ピースは揃った、この樹は既に枯れつつある老木、成る果実は毒林檎。
ならば、切り倒し、焼くまで。

つまりは我々、何でも屋の出番という事だ。



〜PLより〜
【まず】は【みず】を【みず】からという韻を踏んでるんです
このリリック、世界の果てまで届け!

さ、どうでも良い事はポイして
多分、傍観者という立ち位置だなぁ、エドニは
正直、黒幕であれば、デュラハン戦前に、こうサクサクっと盤外戦術噛まして
ファ?! みたいな展開に持って行こうかなぁ、とも思っていたけど仕方ない

権力ある怠け者は我が下で働かせてやろう的な思考に転換しつつ、
クロエさんはCoolに去るゼ
デュラハン組の方へ向かおう

傍観者と冒険者…
【ぼうかんしゃ】と【ぼうけんしゃ】
ハッ?! こりゃ最強のリリックだゼー、フーハハハ(黙れ
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6-A4-3 みずしらずの‥
277
: 2015/07/02(Thu) 14:06:41
魔音@GM

 一陣の風のように、クロエは来たり、去った。
 残されたエドニは、毒気を抜かれたかのように暫し呆けていたが、気を取り直し、時間をかけて水差しを手に取った。

 結局、エドニの握力では、それを完全に持ち上げることは叶わなかった。
 水差しは彼の手から滑り落ち、甲高い音と共に水も撒き散らして割れてしまった。しかし、その痩けた頬には、満足そうな笑みが広がった。


「父上、私の手には何も残りませんでした。
 ……けれど、何もなくなってしまうと、かえって楽になるものですね。
 みず知らずのあの女性は、クロエと名乗りましたが、我々の滅びを告知する天の使いだったのでしょうか?
 あるいは、最後に幸運をもたらす若葉、なのでしょうか」
 エドニは、クロエの残していた月と鎌、あるいは芽吹いた若葉を思わせるマーファの聖印に触れながら、殺風景な部屋の中で呟いた。
 刹那、部屋の片隅で影が蠢いた。あるいはそれは、聖印に反射した、鈍い光のもたらす幻視だったかもしれない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 即興リリックまでktkr( ・`ω・´)o彡゜

 クロエさんは、連れてきた馬を使って城館『6-B』に駆けつけることが出来ます。
 直前段階からの参加をどぞぞ。
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6-A5-1 自滅
317
: 2015/07/05(Sun) 13:37:32
魔音@GM

 ストレイとエリシアの追跡を、ひとまず振り切った男は、施療院のすぐ近くの林の中で馬を乗り捨てた。そして、頭巾を目深に被りなおし、病棟の一つへと足を運ぶ。
 辿り着き、追っ手の気配はもう背後に迫ってないことを確認すると、荒い息を抑えて自らに癒やしの魔法を施そうとした。
 しかし、どういうわけか、仮初めの女神は応えてくれなかった。
 癒やしの希望は、干上がった井戸の底に落ちる水桶のように、砕けたのだった。

 そんなはずはないと、男は早鐘のように打つ心臓を抑えるべく、胸を鷲掴みにする。
 けれども、なにも変わらなかった。むしろ、刻一刻と事態は悪化しつつあるようだった。
 本館で受けたマーファ神の拳と、鋼の刃による斬撃の痛みが、噴出する頭痛と一緒に男を襲った。
 男は膝を屈し、
「これは……、どういう、ことですか?」
辿り着いた部屋の主に問いを発した。


「それは、あなたのおかれた状況についての問いか? あるいは、私の症状への疑問か? もしくはその両方か?」
 エドニは、訪問者に応じて口を開いた。

「あなたと父の偶像は、毀れたようだ。
 もはやその奇蹟が、あなたを救うことはないだろう。古代の魔術師たちが、似たような境遇に陥ったと文献は伝えている」

「そしてこの私はといえば、マーファ神の使いのおかげで、あなた方の霊酒を口にする機会は、結局なかった」
 クロエのもたらしたマーファの聖印が、その手には握られている。

「年貢の納め時のようだ。私も、そしてあなたもね、アイシス」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 お騒がせしましたが、アイシスは、エドニの部屋に辿り着いて倒れました。
 エリシアとストレイに叩き出されたところで、ミハイの破壊工作で補給源を絶たれた格好です。

 これで、荘園と施療院、神殿方面は、一足先に収束する感じです。
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6-A5-2 面会
347
: 2015/07/09(Thu) 18:06:35
魔音@GM

 霧の中、混乱がジワジワと広がりつつある。潮目が変わったのは確かだった。
 火事の混乱は、施療院の人間たちで鎮めることが出来るだろう。
 ストレイは、続く勘働きで、目指す場所へと足を進めた。


 ストレイは、施療院の一角にある、エドニの部屋にやってきた。
 部屋には、二人の人間がいた。
 ひとりはベッドの上に座っていて、もう一人は、ストレイが部屋に入ると同時に膝から崩れ落ちた。
 床の上に転がったのは、本館でゴークと名乗った、総髪の男だった。

「その男が、誰かわかった上で来ているのだろうね」
 ベッドの上の、銀髪の男が言った。エドニだろう。
 影のある男だったが、今はどこかさばさばとした口調で語りかけてきた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 施療院にある、エドニの部屋に来ましたー。
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チェックメイト
353
: 2015/07/09(Thu) 19:50:17
ストレイ

>「その男が、誰かわかった上で来ているのだろうね」

痩せこけた男が問うてくる。

「ああ、確証を得たのは、ついさっきだかね」

戦乙女を抜いて、倒れている男に切っ先を向ける。

「ある兄妹が仇とする男だ。
 …アイシス。チェックメイトだ」

==========
PL
 アイシスが抵抗しなければ、縛り上げて連行します。
 もう一撃入れといた方がアコニは楽かとも思いますが、下手すると止めを刺してしまいそうなので、抵抗したらにします。
 エドニとの絡みは思いつかなかった^^;
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6-A5-3 捕縛
368
: 2015/07/12(Sun) 14:14:26
魔音@GM

> 「ある兄妹が仇とする男だ。
>  …アイシス。チェックメイトだ」

「王のいない盤上にチェックメイトとは、滑稽だな」
 抵抗したようだったが力はなく、ストレイは、アイシスを捕らえた。

「兄妹は、やり遂げたか]
 エドニは、ストレイに声をかけた。

「ご随意になされよと、オクスタム卿、並びにアコニ嬢にはお伝え頂けるか?
 残された時はそう長くないと言い添えてな」
 オクスタムは、首に紐で結わえて提げた指輪を、ストレイに渡した。
 痩せたエドニには大きすぎて、首に下げていたのだろう。

「それは通行証代わりでもある。
 そなたには無用かも知れないが、その者を連れて行くには、証が必要かもしれぬ」
 エドニはそれだけ言うと、関心を失ったように、窓の外に目を転じた。
 霧が徐々に晴れていき、外は明るくなり始めていた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ストレイは、アイシスを捕らえました。
 施療院には、本館からの使者が来ていて、エドニの指輪と併せて、ストレイの行動を咎めるものはいません。

 あとは、エピローグへ移ることになります。
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6-A6-1 別館での再会
350
: 2015/07/09(Thu) 19:00:21
魔音@GM

@神殿区域の一角にある、領主の別館

 ミハイとデイジーは、アルバたちのやってきた通路を辿っていく。
 採石場の跡地には、いくつかの横穴はあったが、基本的には大きな通りになっていて、迷うことはなかった。
 墓場へと続く崩落場所を通り、さらにそこまで来たのとほぼ同じ距離を歩いたあとで、昇りのスロープに来た。
 ゆるい坂道を上がると、古い石材の残る部屋は、丘の斜面を削って作られた、トンネルの出口になっていた。
 開け放たれた開き戸は外へと続いていた。

 外にはまだ霧がたちこめていて、はっきりと見通すことが出来ない。それでも、一歩外に出れば、この小さな丘の上に建つ塔と、それに付随する屋敷が見えた。
 この場所は、領主の別館の敷地の中にあるようだ。

 屋敷の方へと続く舗装された道がある。
 歩いて行くと、屋敷の方角と、荘園本館へと続く三叉路に出た。
 そこで、ミハイとデイジーは、エリシアに再会した。

     ◆

 エリシアが馬を飛ばしたのは、神殿の方角だった。
 音のした方角に、冒険者としての勘が働いたのかも知れない。
 霧に霞む中、神殿と、付随する僧房が目に入ったが、それらの横を素通りした。
 エリシアが馬の首を向けたのは、小さな丘の上に立つ塔と、付随する屋敷だった。

 屋敷の門は開け放たれ、障害は何もなかった。
 ゆるやかな斜面に続く道は、正面と左手に分かれる三叉路になっていた。

 エリシアは、そこでミハイとデイジーの二人に再会した。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 たいまんさんちのミハイきゅんと、ゆきふぇるさんちのエリシアせんせは、ここで合流です。

 石切場の跡地は、領主の別館の敷地内に続いていました。
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再会
358
: 2015/07/10(Fri) 10:30:17
ミハイ

「ずいぶん歩いたな。
荘園なんざ出ちまってるぞこりゃあ」

靄を手で払いながら、辺りを確認する。
もちろん手で払ったところで靄はどうにもならねえわけだが。

馬の気配。
後ろ手でダガーを抜く。

「下がってろ」

デイジーを手で制して。

「なんだ、エリシアか」

馬の主を確認した。

「いいもん乗ってるじゃねえか。
グラスランナーの二人くらい、増えても問題ねえな?」

ヒヒッ、と笑って、デイジーをエリシアのケツに押し付ける。

「地下で面白えもんを見つけてブッ壊してきた。
ちょうど領主の土地だろここ。
ユスりに行こうぜ」

そう言って、エリシアの後ろに乗せたデイジーの後ろに飛び乗った。

ハイヨー、シルバー!

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無事で良かった。
359
: 2015/07/10(Fri) 13:47:19
エリシア

勘を頼りに馬を走らせる。
音自体は神殿の方角から聞こえたが、どうやらここではない。
見た目にも特に異常はなさそうだ。
更に馬を進めてゆく。
地上には、爆発したような形跡が見当たらない。
そうなると、建物の中か、あるいは地下か…。

考えながらも何かに導かれるように進んでいく。
行く手には、小高い丘に立つ塔と、そこに連なる屋敷。
そして、ちらりと目に入った小さな人影。

>「なんだ、エリシアか」

「ミハイさん、それにデイジーさん。
 ご無事でしたか、良かった。」

再会できたことと、二人が無事だったことをマーファさまに感謝する。

>「いいもん乗ってるじゃねえか。
>グラスランナーの二人くらい、増えても問題ねえな?」

「えぇ、もちろんそうですが…。」

答えている間に、ひょいっとデイジーさんを押し付けられる。
馬上で彼女を受け取り、後ろに乗せると、更に後ろにミハイさんが飛び乗る。

>「地下で面白えもんを見つけてブッ壊してきた。
>ちょうど領主の土地だろここ。
>ユスりに行こうぜ」

「ゆする、とは穏やかではありませんが、方針としては同意ですね。
 では、行きましょうか。
 しっかり捕まっていてくださいね。」

二人に声をかけ、私は手綱を操った。
目指す場所は決まった、領主の館だ。

━━━━━━━━━━
@PL

ミハイきゅんと合流して、デュラハン隊のところに向かいますねー。
間に合うのかしら??
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6-B0-1 城館
198
: 2015/06/18(Thu) 09:24:12
魔音@GM

 宿場街から橋を越え、オゴフの住民たちが住む丘の登り坂を、ハトハとラキアード、アコニとシュタールを乗せる馬車は登っていく。

 城館の丘は、霧と、どこかおかしな雰囲気に包まれている。
 旧市街は、宿屋街ほどの活気はない。しかし、閑静な雰囲気は、新市街と好対照を成している。と、少なくとも、一連の事件がなければ、一行の目にそう写ったはずだったであろう。
 どこかおかしい。というのは、冒険者としての勘に訴えるものだろうか。
 閉じた扉、窓の隙間から、気配を潜めた住人たちの息づかいが聞こえてきそうだ。

     ◆

 一行は、城館の周囲を巡る空堀の手前で神殿の紹介状を示すと、実戦的な武装をした衛士により、城館に招き入れられた。
 街で見かけた衛視たちとは、鎧の上に纏ったサーコートの色が異なっているようだった。街の衛視たちは灰色。城館の衛視たちは、デザインは同じだが、紺色の羽織となっている。
 そう思って眺めてみると、衛視たちは各々が綺麗に身繕いしていて、統一感が損なわれない程度に、お仕着せを各々がアレンジしているのが判った。そのセンスは洗練されたもので、過度な威圧を伴わない重みを見た者に与える。

 案内をする衛視たちは、沈黙を保ち、兜を深くかぶって冒険者たちとはなるべく目を合わせないようにしているように見えた。覗き込めば、目に隈ができて、疲労感が漂っているのが見て取れる。
 整えられた髪や髭も、どこか張りがないために、降り積もった疲れを隠せないでいた。

 空堀と城壁が取り囲んだ城館の大門をくぐり、一行は、石垣と城壁がぐるりと囲んだ、虎の口に入った。城館とはいえ、立派な要塞でもあるようだ。
 さらに門を通過すると、正面の館へと続く庭の通路を過ぎ、階段の前に馬車は駐まった。
 階段は、少し高い館の入り口に続いている。


 入り口の両開きの鉄扉をくぐると、吹き抜けの玄関ホールになっていた。代々の領主たちのものだろうか。どこか似た雰囲気の肖像画が、中央の銅像と一緒に一行を見おろしている。
 その銅像の立派な髭の右側が折れてなくなり、掲げるべき右手は、折れて足下に立てかけてられいた。

 ! アコニが咄嗟に身構え、シュタールは「もはや打つ手がないってやつね」と、折れた銅像の右手と握手をした。

 冒険者たちは、ここに、兵士たちの疲労の元凶を見た気がした。
 床だけでなく、手すりから壁に至るまで、まるで戦いの後のような、破壊の跡があった。あるものは折れ、あるいは切り裂かれ、へこまされている。
 腐った松ぼっくりのように、原形をかろうじてとどめたシャンデリアが、壁際にばらばらになった部品と共に放置されている。

 ホール正面にある階段をなんとか上ると、謁見の間を兼ねた広間へとつづく大扉の前まで衛視たちに誘われた。
 重厚な木製の両扉の片面は、無残に破壊され、出入り口の横にたてかけてある。

 衛士のひとりが、応急処置のほどこされた扉を開けて、正面に進むよう丁寧に誘導した。

 謁見の間の中は、玄関ホール以上の破壊のあとがあった。
 小さな嵐が吹き荒れたように、全ての窓硝子は破れ、敷かれた絨毯も至る所が引き裂かれていた。
 また、バリケードにしたと思われる、荷車や、板材が置いてあり、いつでも設置し直す準備が出来ている。

 一段高くなった正面の玉座には、サラマンダー、即ち大サンショウウオを思わせるでっぷりとした巨漢が、くたびれた様子で座っていた。
 オクスタム・ズレッド、即ちオゴフの街の領主だと思われた。


「騒々しいところを、悪かったわね」低い男の声が、女性的な口調で謁見の間に響いた。
 うっすらと化粧が施された顔に、同様の、うっすらとした疲労の色が浮いていた。
 蝶の羽を思わせる豪華な陣羽織に銀色の鎖帷子を纏い、兜の代わりにマーファの聖印を額にしめている。

「まぁ座って。それから、何か軽く食べる? お口に合えばいいんだけど」
 語りかけながら、一行の言葉を待たずに椅子と小さなテーブル、軽食を衛視たちに用意させた。

 ハトハの横で、このサンドウィッチすごく美味しいねと、オリーブの実を指でつまみながら、モゴモゴとシュタールは感想を漏らした。


「それで、あなた方は何をしに当館へおいでになったの?
 あるいは、当領地に、というべきかしら?」
 オクスタムも軽食、というには多い、皿に盛られた食事をヒョイパクと摂りながら、一行に質問をした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 謁見の間まで来ましたー。
 オクスタム・ズレットとの話をするシーンです。
 サンジェルミというよりはマツ○さん的なイメージで(サラマンダーは、精霊ではなくて生物の方をですね:ぁ
 神聖隊はそのまんでっす。ぶひひ。
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mgmg
207
: 2015/06/18(Thu) 23:37:41
ハトハ

…何だろうな。

ごとごとと馬車に揺られながら、私は考える。
嵐が来ることが分かってて、怯えてるみたいだ。
避けられないのに、そっと窺って逸れないかなって考えてる感じ。

本当、なんなんだろう?


◇ ◇ ◇


城館には思ったよりあっさり入る事が出来た。
武器も没収されなかったのは、襲われるはずがないって思っているんだろうか。

とか思っていたら、館の方がすごいことになっていた。
うん、これはすごい。お掃除しなきゃとかそう言うレベルじゃない感じで。
ボロボロ、ズタズタ。そんな感じだ。

謁見の間も嵐の跡みたいで、すごかった。
領主って人もすごい。ある意味。太れるって才能らしいし。
あと、おかまさんっぽいのもすごい。濃い。キャラが。
おしゃれさん?あれ、この色彩はおしゃれって言っていいんだろうか。微妙なところ?大丈夫?

>「まぁ座って。それから、何か軽く食べる? お口に合えばいいんだけど」

とかなんとか考えていると、いつのまにか目の前に食べ物が用意されていた。
シュタールさんによればサンドイッチが美味しいらしい。

「このカナッペも美味しいデス」

偉い人の前ではなすのは、どうも苦手だ。
と言うかしたことないからどうやれば良いか分からない。
こそこそと感想を言いながら、私はこっそりとアコニさんが喋りだすのを待った。

-------------------------------------------------------------------------------

PL柑橘より
もぐもぐしてますmgmg
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戦の後
214
: 2015/06/19(Fri) 15:54:47
ラキアード

領主の館と荘園、それぞれへ向かう人員配置は決まった。
自分は、アコニ、シュタール、ハトハとともに、領主館へ向かう。
天候予測するまでもなく、霧深い。
館のある場所へ向かうほど霧が濃くなっているのは気のせいだろうか。

そして領主の館についたのだが、そこは荒れ放題。
荒れ放題といっても、朽ち果てる方ではなく、災害とか戦とかで破壊された方。
災害といったが、強力な魔法なら暴風とか爆発とかありえるから、自然災害とは限らない。

中へ進むと、兵士たちが疲れきったり、負傷して治療を施されている姿を見る。
館の中で大規模な戦いがあった模様だ。

そして奥まったところに、どうやら食事中のでっぷりとした巨漢がいた。
この男がオゴフの街の領主、オクスタム・ズレッドらしい。

>「まぁ座って。それから、何か軽く食べる? お口に合えばいいんだけど」

話し方は妙に女性な口調ではあるが、領主なので礼節をわきまえた話し方で。

「1つお伺いしたいのですが、」
と前置きして、

「何か騒乱があったようですが、どのような状況でした?
墓場に魔物が出現しましたので、
こちらも護衛という任務がある以上、ここの守備力は気になります。」

PL:
本題に関しては、アコニやシュタールがお話しするので、
こちらは、アコニたちの護衛という立場上、
ここの守備力は気になるところですね。

ではGMのノリで、オクスタム・ズレットは、スター・Wのジャバ様のイメージで(笑)
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6-B0-2 腹が減っては戦は・・
218
: 2015/06/20(Sat) 16:19:39
魔音@GM

>「このカナッペも美味しいデス」
「あら。気に入った?
 そう。アナタ、海の味がわかるのね。それじゃ、こっちのディップも試してみなさいな」
 魚の卵を混ぜたサワークリームを、オクスタムはすすめたものだった。

     ◆

> 「何か騒乱があったようですが、どのような状況でした?
> 墓場に魔物が出現しましたので、
> こちらも護衛という任務がある以上、ここの守備力は気になります。」

「あら。アナタ、アタシの白馬の騎士様にでもなってくれるっていうの?」
 ラキアードに、その大きな体をプルンと震わせて科を作りながら、
「──んもぅ、知ってるのに、イケズね。
 状況だけど、そのお墓からきたお客様が、アタシの唇を狙ってるのよ」
 情熱的に果物を囓り、真っ赤な舌で、朱を指した分厚い唇を舐めとった。

「そのでっかいパーツも、首の一部だもんね」
 シュタールがツッコミを入れ、キウリのピクルスを良い音をさせて囓った。

「お行儀悪よシュタール。それに、男に置いて行かれるよりはずーっとマシ。
 そーよ、首ナシの美男に狙われてんのよ。
 それで、守備力? アタシは生まれたての赤ん坊みたいに無防備よ。
 もうあっぷあっぷね。ここまでは、なんとかお帰り頂いてるんだけど」
 領主はふん、と拗ねて見せた。

 魔物は、アンデッドターンで何度かやり過ごしたらしい。

     ◆

「領主様の首を、あの魔物に持って行かれては困ります」
 アコニがそこで口を開いた。

「わたしは、この土地に仇を求めて参りました。その姿はまだつかみきれていません。
 でも、それは、オクスタム様の目の届く範囲で出来て、はじめて達成されるもの。
 わたしのできる限りのことをさせて頂きます」
 椅子から立ちあがり、右膝をついてそう結んだ。


「領主様、わたしの父、グラント・ヴァーレイトの名の刻まれたお墓から、何が出たんですか?」
 顔を伏せたままのアコニは、続いて言葉を発する。
 問いの形を取っていたが、それが何であるかわかっているかのような口ぶりだった。

「あら。アタシを巡って戦いが起きるのは、本意じゃないけど……、そうね。あなたには、あれに触れる権利はあるものね」
 オクスタムは、言うや衛士に指示を出した。

 すぐに衛士たちが、灰色のコンクリートが敷き詰められ、鎖で巻かれた黒塗りの木箱を、台車でひいてきた。
 棺を思わせるものだったが、棺のそれよりは二回りは小さいものだった。

 箱を見るアコニの顔に緊張が走ったが、すぐに領主の顔に視線を定めた。

「それはおそらく、グラント・ヴァーレイト卿の佩刀、“夜霧”よ。
 それが、お墓から出てきたの」
 領主が表面をそっと撫でて示した箱には、一振りのシャムシールが封印されていて、その柄だけが見えていた。

 シュタールは、魚卵のディップに刺さったスプーンに手をかけ、抜くか、抜かざるべきか、迷ったそぶりでハトハとラキアードに視線を送った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ごはんタイムと領主の首を巡る状況デス。
 敵はデュラハンとそのご一行ということでした。
 また、アコニの父、グラントの墓から出てきた魔剣を示します。

 ジャバザハットww 
 きっとラキアードせんせが落とし戸から落とされて、首なし騎士と戦う展開っ(
 と、煽ってみます(ぎょほほ

 というわけで、今回はここまでで一度切ります。
 次にアコニが応じるシーンを投下します。
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6-B0-3 来訪者
247
: 2015/06/25(Thu) 12:24:23
魔音@GM

 突如、警鐘が鳴り響き、次いでラッパが吹き鳴らされた。

 オクスタムは、ひとつため息をついて椅子から立ち上がった。
「せっかちなお客様がまたお越しのようね。
 あなたたちはお行きなさい」
 閉じた扇子で衛視たちに指示を出しながら、一行にそう言った。

「ここは戦いの場になるわ」
 衛視たちは、クロスボウを巻き上げたり、障害物を設置したりと、あわただしく動き始めている。


 そんな中、
「わたしは、残ります」
 アコニは領主に応え、ハトハとラキアードに向き直った。
「こうなった以上は、あなた方に、わたしの護衛の義務はないと考えて良いでしょう。
 ジョージさんから報酬が支払われるような手配は既にしてあります。
 ここまでのあなた方の働きには、感謝しています」
 深々と頭を下げた。

「その上で──、わたしはあなた方の助けを求めます。
 引き続き、わたしを護ってくれませんか?」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 というわけで、残り時間(物理)を横目に、シーンをジリジリと進めます。

 デュラハンが再来しようとしている状況です。
 そこで、ハトハとラキアードに、引き続き護衛をお願いするアコニです。
 この際、追加報酬を約束します。
 申し出を断れば、戦闘は回避できます。
 受ければ、領主を守るための戦闘になります。
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どうしようか?
264
: 2015/06/27(Sat) 21:03:08
ハトハ

>「わたしは、残ります」

アコニさんはそう言った。
まぁ、そう言うだろうなとは思っていたけれど。

領主さんも、見かけによらずまともな性格らしいし、うん、結構いい人そうだ。

正直、剣を握れないアコニさんがここにいても出来ることなんかないんじゃないかなって思うんだけど。

護衛。どうしようかな。
私は結構この人たちが好きだし。
首なしの美男ってのに興味もある。

敵うかどうかは分からない。と言うか、多分無理だろう
けど、悲壮感はあんまりない。

「ラキアードは、どうする?」

出来れば一緒に残ってくれたりしないかな。
見届けたいと思ってくれないかな。


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

PL柑橘より
気持ちとしては残りたいけど、でも1人じゃちょっとな、と思っているハトハです!
ラキアードが残るよって言ってくれるなら私もーって言うスタンス!
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依頼人を護る
265
: 2015/06/28(Sun) 15:59:19
ラキアード

領主であるオクスタムと、守備での話をしていると、
警鐘とラッパが鳴り、騒々しくなってきた。

>ここは戦いの場になるわ
どうするべきかと考えていると、、

>こうなった以上は、あなた方に、わたしの護衛の義務はないと考えて良いでしょう。
>ジョージさんから報酬が支払われるような手配は既にしてあります。
>ここまでのあなた方の働きには、感謝しています

と言った上で、

>その上で──、わたしはあなた方の助けを求めます。
>引き続き、わたしを護ってくれませんか?」

といった、真っ直ぐな思いを言ってきた。
この手の真面目な真っ直ぐな思いというのは、
自分は弱いようだ。

>ラキアードは、どうする?
ハトハもこのまま護衛するつもりのようだ。

「元々、依頼人の護衛が一番の主任務だ。
その依頼人のアコニから頼まれれば、こちらもそれに答えねばならない。
護ることを確約しよう。」

相手が強敵なだけに、ここは魔法は欠かせられない。
「シュタール、相手が通常武器は効かないから、魔法での支援はよろしく頼む。
あと、治癒できるならそちらも頼む。」

PL:
立場上、性格上、このままアコニ護衛で、デュラハン戦を行います。
支援と回復は、シュタールさん頼みですね。
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6-B0-4 助走
276
: 2015/07/02(Thu) 14:01:15
魔音@GM

「感謝します」
 二人の同意を示すと、これから一緒にかけっこでもしようというような、無邪気さの見える微笑みを浮かべ、アコニは嬉しそうに礼をした。


「あの剣の因果は、わたしが受けます」
 一行に、アコニはそう話した。剣を抜いて、対抗する武器とするつもりらしい。

「アル、銀の矢は何本ある?」
「6本だけど、あたしたちの取り分は2本。十分よね?」
 シュタールは応じ、アコニはうんと頷いた。


 アコニは、領主が示す箱の前に進み出て、露わになっている柄に手をかけた。
 その質感に、アコニの肩は震え、額から脂汗が吹き出てきた。
 長物の恐怖と戦っているのだろう。声にならないうめき声が唇から漏れるが、それをこらえ、歯を食いしばって耐えている。
 果たして、彼女はその刀を抜いて見せた。魔力を帯びた刃が露わになり、燐光が、アコニの手を伝って彼女の体の上で弾けた。

 アコニはよろめき、膝をついた。その手は、刀の柄を離していないが、緊張と恐怖故か、指が白くなるほど固く握られていて、そのまま使えるようには見えない。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 アコニは剣を抜きましたが、恐怖で麻痺している。というところで、城館での戦闘がはじまる直前です。
 開始時に居合わせるのは、ハトハさんとラキアードさん、宣言したクロエさんとなります。

 戦闘前の調整は、雑談スレで行いますね。
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6-B0-5 方針
321
: 2015/07/05(Sun) 16:19:37
魔音@GM

「やっぱり、まだダメか」
 アコニは、言うことをきかない自分の手に、自嘲の笑みを浮かべた。
 そして、仕方ないねと呟いて、刀を掴む指を、じぶんでゆっくり剥がしながら一行に伝えた。

「ラキアードさん、この刀を使えるのは、あなただけです。
 領主様からの聖別か、この夜霧か、どちらかを選んで頂けますか?」

「みなさん、デュラハンの戦車を、まずは撃破しましょう。
 ラキアードさんの昨日の攻撃で、馬が傷を負っている可能性が高いです。
 馬を集中して狙って下さい。
 戦車の足をとめた後で、デュラハンを倒しましょう」
 アコニは、大まかな道筋を提案した。

「領主の護衛の方々は、矢を撃つ時間がおそらくないでしょう。
 飛翔する戦車に、バリケードはあてになりません。石弓は捨てて下さい。
 盾を固めて待機。その後、どちらか残った馬を、引きつけておいて下さい。
 デュラハンは、我々で対処します」

「領主様は中央へ。バリケードの後ろは、もはや安全ではありません。
 我々への回復支援をお願いします」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 アコニが、デュラハン戦を提案します。また、魔法の支援をまとめておきまする。

>はんく@ラキアードさんへ
 はーい。では、領主からのホーリーウェポンか、アコニが引き抜いたシャムシール“夜霧”のどちらかを選択してくださいませ。
 夜霧のデータは、必要筋力/打撃力18のシャムシール+1です。
 このあたりは、趣味とかロールプレイの世界でーw
 また、プロテクションと、フィジカルエンチャント(敏捷度)を用意します。

>柑橘@ハトハさんへ
 領主から、ホーリーウェポンと、シュタールからはプロテクション、フィジカルエンチャント(敏捷度)の用意があります。


第1Rアコニの戦闘案

○概略図
http://dorotora.com/swww5/kanofukulog/yakata_R1-idea.png


○戦闘順
28 クロエ:未定
24 ラキアード:ヘッドレスホースのHP低下側に攻撃依頼
  敏捷24→30(フィジカルエンチャント次第)
20 シュタール:ウィスプ→ヘッドレスホース
19 
18 アコニ:攻撃→ヘッドレスホース
17 
16 デュラハンチーム(敵:戦車状態):領主に対する周辺への蹂躙攻撃(90mの移動範囲で、戦車で踏み潰す)
16 ズレッド(NPC):キュア→ズレッド含む5人(予定)
15 ハトハ→ヘッドレスホースへの攻撃依頼
  敏捷15→21(フィジカルエンチャント次第)

14 衛士1(NPC)防御専念
13 衛士2(NPC)防御専念
13 衛士3(NPC)防御専念
13 衛士4(NPC)防御専念
13 衛士5(NPC)防御専念
13 衛士6(NPC)防御専念
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いつもの
343
: 2015/07/08(Wed) 21:35:17
ハトハ

作戦会議をふむふむと聞く。
正直今まで何やってるのかさっぱりだったけれど、ようやく分かることがあった。

つまり、「首なしの美男さん」と言うのはデュラハンと言う幽霊なモンスターだったのだ。
なるほど、そうだったのか。

……あれ?首なしなのに何で美男だってわかったんだろ?
匂いとかかな。仕草とか?着てるのもがおしゃれだったとか。
この領主さん、なんかそういうのに敏感そうだし。

◇ ◇ ◇

普通の武器は効かないと言うので、銀の短剣に魔法をかけてもらった。
良かった、お金があるうちに買っておいて。

目標は馬車。
首なしの美男さんは暴走がお好きらしい。
だから、走り出す前に乗ってる馬車を壊してしまおう、と言う事らしかった。

◇ ◇ ◇

ぐっと背中を伸ばす。
とんとん、とつま先を床に打ち付ける。
うん、大丈夫。いつもの私だ。

さぁ、荒事、ドンと来い。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PL柑橘より
作戦をNPCにお任せしてしまって申し訳ありませぬ!
れっつ戦闘です!
21:19:48 柑橘@ハトハ 馬に攻撃! 2d+4+3 Dice:2D6[4,2]+4+3=13
21:20:57 柑橘@ハトハ ギリ当たり!のはず!
21:22:19 柑橘@ハトハ ダメージ銀の短剣!に、ホリポン!クリティカルなし! r18+7 Dice:R18[1,5:4]+7=11
21:23:02 柑橘@ハトハ で、回避 2d+4+2+1 Dice:2D6[3,6]+4+2+1=16
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魔法の太刀
327
: 2015/07/05(Sun) 17:53:32
ラキアード

目の前に、首なし馬2頭が引いた大きな馬車があり、
その上に、首なし騎士が乗っている。

そしてこちらはバリケードの後ろに待機。
衛士たちは射撃の準備をしている者もいるので、
邪魔にならない位置で待機。

アコニを見ると、持っている太刀が震えている。
緊張のためもあるだろうが、やはり実戦していないことが大きいようだ。

>ラキアードさん、この刀を使えるのは、あなただけです。
「了解した。ではその太刀を借りることにする。
すぐに倒すことを約束しよう。」

その一方で、アコニは戦術案を出して来た。
衛士たちは射撃せずに防御をかためること、
領主には、中央へ移動と回復支援、ということだ。

どうやら領主も衛士たちも納得したようで、
すぐさま組みなおす。

自分はシュタールに、
「前のこともあるゆえ、能力や防御を上げる魔法をお願いする。」

まずは、首なし騎士が乗っている馬車の動きを止めるために、引いている馬を先に倒す。

PL:
知名度チェック
デュラハン 2d6+4 <Dice:2D6[6,1]+4=11>
戦車 2d6+4 <Dice:2D6[1,5]+4=10>
馬 2d6+4 <Dice:2D6[1,2]+4=7>

さすがにどれも知名度14で、ダイス目で10以上いるので、なかなか出ないですね。

初期位置は、射撃の邪魔にならないように、T21

シュタールには、
0R目にフィジカルエンチャント(敏捷)
1R目か2R目に、プロテクションを
をお願いします。

馬2に対しての攻撃
2d6+8 <Dice:2D6[6,5]+8=19> 命中
ダメージ
R23@10+7+1 <Dice:R23@10[1,1:*]+7+1=0> 1ゾロ

戦車の攻撃回避
回避 2d6+8 <Dice:2D6[4,4]+8=16>

ダメージなしですね。
次のターンこそは。
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TOUR OPERATOR…
342
: 2015/07/08(Wed) 00:01:42
クロエ・マキュアン

「『万物の根源にして万能なるマナよ…
彼等の身を護りし不可視の盾となれ!』」
しれっと合流した上で『防護』の呪を前衛へ掛け終える。

―――と同時にシュタールの詠唱が始まる。
『高速』の『能力付与』…対象はラキアード。
ただでさえ、機敏な彼の事だ、恐らくは自身より素早く動く事であろう。
久方振りに自身より速い者の登場である、勿論、納得はしない。



   「いつの日か、追い抜いて差し上げますわ…」
とはいえ、今はその機敏さが心強い。



「『万物の…中略…我が力の矢となりて迸れ!』」
首なしのデュラ何とかにいい加減な魔術構成を展開しつつ打ち込む。
学び舎であれば、魔術構成の美しさを競うのも良いだろう、
しかし、実戦であれば、魔術構成の美しさ等はどうでも良い。
兎に角、打ち込んでは削り落とせば、合格…それ以外は不合格。

「デュ…えぇと、デュラ? デュラエース!
微量な軽量化程度でコストパフォーマンスは最悪、アルテグラで充分ですわ!」
自分でいっておいてよくわからない。



〜PLより〜
デュラエース高い…アルテグラで充分ザマス!

とわかる人にしかわからないネタをやりつつ、
ハトハが殴る予定の馬へエネボを撃ちます
ただでさえ、術士としてはやや少ない精神点が疲弊していく
精神点 5点消費で12/17かな?



■プロテクション×3
2D6 → 5 + 4 + (6) = 15

■エネルギー・ボルト
2D6+6 Dice:2D6[4,4]+6=14
R10@10+6 Dice:R10@10[3,3:3]+6=9

■回避
Dice:2D6[2,5]+7=14
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6-B1-1 第1R戦闘結果(追記済
351
: 2015/07/09(Thu) 19:11:40
魔音@GM

 クロエ、シュタール、オクスタムからの支援の魔法が、冒険者たちに施された。
 そして、二頭立ての戦車に乗った、首のない騎士の亡霊が謁見の間に侵入してきた。

 冒険者たちは、アコニの狙いに従って、昨日の接触から傷を与えたヘッドレスホースへと攻撃を集中させる。
 その結果、ヘッドレスホースの一体は、塵と化した。狙い通りに戦車の動きを阻止することに成功したのだった。


○戦闘1R

30(24) ラキアード:攻撃→馬2 19>11 Hit 1ゾロ! dam0

28 クロエ:エネルギー・ボルト→馬1 14>12over dam9-4=5 馬1:HP8/20

21(15) ハトハ:攻撃→馬1 13>11 Hit (R8)9-7=2 馬1:HP6/20

20 シュタール:ウィスプ→馬1 13>12 Hit dam7-4=3 馬1:HP3/20

18 アコニ:攻撃→馬1 16>11 Hit dam12-7=5 馬1:HP-2/20

16 デュラハンチーム(敵:戦車状態):領主に対する周辺への蹂躙攻撃(90mの移動範囲で、戦車で踏み潰す)→馬1被撃破により、第1R行動不能

16 ズレッド(NPC):キュア→ズレッド含む5人:負傷者無し。キャンセル

14 衛士1(NPC)防御専念
13 衛士2(NPC)防御専念
13 衛士3(NPC)防御専念
13 衛士4(NPC)防御専念
13 衛士5(NPC)防御専念
13 衛士6(NPC)防御専念

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 描写は後回しにして、まずは戦闘結果を。
http://dorotora.com/swww5/kanofukulog/yakata_R1.png

 馬1を撃破しました。これで、デュラハンチームは、戦車としての機能を失いました。
 第2Rから、デュラハンとの交戦になります。また、馬2は単独ユニットとして動き始めます。
 攻撃14/回避15、打撃14/防御12と、魔法攻撃はないのですが、物理的に手強い敵です。ガンガガ( ・`ω・´)o彡゜

 このあと、明日の7/10お昼頃を目処に、デュラハン撃破or撤退可能な状態まで、判定を進めるつもりでいます。
 もしデュラハンとの5R分程度の攻撃と回避を振っておいてくだされば、使用します(この際、デュラハンへの射撃攻撃は、巻き込む可能性が出てきますので、現状はウィスプ一択となるでしょうか)
 もしくは、簡単な方針を伝えて頂ければ、併せてGMが自動的に処理します。
 
 デュラハンのルーチンは、以下のようなものになります。
1.次Rに、一番大きいダメージを与えてきた敵に攻撃しようとする。
2.(エンゲージされている、等で)直接反撃できない場合、一番大きなダメージを与えた近くの敵に攻撃をしようとします。

第2R以降予想図
http://dorotora.com/swww5/kanofukulog/yakata_R2-idea.png


 描写の追記をしました。

++
 おぉ。ラキアードせんせの攻撃は、馬2でしたか。失礼しました。訂正訂正。
 負傷している側への集中攻撃に乗るかなぁと思い、馬1にしてました。
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6-B1-2 第2R以降 戦闘前
354
: 2015/07/10(Fri) 02:10:36
魔音@GM

 デュラハンは、先ずはアコニに狙いを定めたようとしている。
 スラリと抜き放った刀が、ラキアードの持つ刀のそれにイメージが重なる。

「まぁ…!」
 何がまぁなのか、領主はデュラハンの動きに感嘆の声を上げた。
 デュラハンが戦車から動いた姿に声が出たのかも知れない。

 デュラハンの足運びは、アコニのそれに似たものがあった。アコニの父親である、グラントの魂を使っているのだとしたら、それも自然なことだろう。
 鎧武者の無骨さと、舞を思わせる軽やかさを併せ持っていたのだった。

 そう思うと、デュラハンの装束は、人間の武者そのものだった。
 小札を重ねた鎧は、アンデッドにしては派手なもので、その1枚1枚に彩色が施されたアシンメトリーのデザインだ。
 この鎧の持ち主への攻撃、主に射撃手の狙いを崩す意図があったのかも知れないが、多分に持ち主の趣味であろう。

 戦車から、健在のヘッドレスホースが解き放たれた。
 その動きには、領主の護衛が対応し、阻止をすべく動きを見せた。

 そのヘッドレスホースも、主とおそろいの小札鎧を纏っているように見えた。先の一体は鎧ごと霧散しているから、おそらく実体を伴わないものだろうが、その生々しさは、対する者に得も知れない圧力をかけるのだった。


第2R以降予定
30 ラキアード:攻撃→デュラハン?

28 クロエ:未定

21 ハトハ:攻撃→デュラハン?

20 シュタール(NPC):ヒーリングの余裕を保ちつつ、あと2回ウィスプ→デュラハン

18 アコニ(NPC):攻撃→デュラハン

16 デュラハン(敵):攻撃→アコニ
16 ズレッド(NPC):キュア→2対象

14 衛士1(NPC):攻撃→ヘッドレスホース2

13 衛士2(NPC):移動
13 衛士3(NPC):待機
13 衛士4(NPC):攻撃→ヘッドレスホース2
13 衛士5(NPC):移動
13 衛士6(NPC):攻撃→ヘッドレスホース2

12 ヘッドレスホース2:攻撃→領主(阻止され衛士1へ)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ちょっと長くなったので、第2R以降の展開を再カキカキしてます。

 バタバタして申し訳ないのですが、7/14の締め切り日が目前なので、7/10のお昼頃を目処に、デュラハン戦の処理はしてしまおうと思ってます(デュラハン撃破or撤退可能な状態まで、判定を進めるつもりでいます)。

 デュラハンのルーチンは、以下のようなものになります。
1.次Rに、一番大きいダメージを与えてきた敵に攻撃しようとする。
2.(エンゲージされている、等で)直接反撃できない場合、一番大きなダメージを与えた近くの敵に攻撃をしようとします。



 デュラエースとかヽ( ` Д´)ノ アルテグラも夢やでっ!
 105でも十分戦えると!!(僕のはまだティアグラですけれどっ
 ってか、ツールが始まっていたことにさえ気付いていなかったくつじょくっ。
 そして、アシンメトリーとかデュラハンの鎧を描写してたら、やっぱりピナレロですよねと物欲が(駄
 

++
 視点がハトハせんせだったw
 打撃力8の銀の短剣でなぐりまするか?
 ホーリーウェポンかけた太刀もしくはカトラス等ってことにしておけば、打撃力10でいけますけれどっ。
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Re: 6-B1-2 第2R以降 戦闘前
363
: 2015/07/11(Sat) 14:01:56
ラキアード

PL:

時間もないでしょうから、ラキアードのダイス目と目標敵は、GMにお任せします。
タイトル
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了解であります
364
: 2015/07/11(Sat) 14:22:25
魔音@GM

戦闘の処理を進めまするー(`・ω・´)
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首なし美男
367
: 2015/07/11(Sat) 22:13:46
ハトハ

「なるほど、おしゃれさんだ」

でゅらはんさんは格好いい鎧を着てた。
アコニさんのお父さんは良い趣味をしてたらしい。

「じゃ、がんばろう」

さぁ、気を抜かず行こうか

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PL柑橘より
遅れました申し訳ない!
22:04:39 柑橘@ハトハ 攻撃1 命中 2d+7 Dice:2D6[3,1]+7=11
22:05:04 柑橘@ハトハ 攻撃2 命中 2d+7 Dice:2D6[2,6]+7=15
22:05:23 柑橘@ハトハ ダメージ r8+7 Dice:R8[5,5:5]+7=12
22:05:34 柑橘@ハトハ 攻撃3 命中 2d+7 Dice:2D6[4,4]+7=15
22:05:45 柑橘@ハトハ ダメージ r8+7 Dice:R8[4,1:2]+7=9
22:05:58 柑橘@ハトハ 攻撃4 命中 2d+7 Dice:2D6[3,3]+7=13
22:06:08 柑橘@ハトハ 攻撃5 命中 2d+7 Dice:2D6[1,3]+7=11
22:06:21 柑橘@ハトハ 回避1 2d+6 Dice:2D6[1,4]+6=11
22:06:54 柑橘@ハトハ 防御 r13+4 Dice:R13[6,5:7]+4=11
22:07:13 柑橘@ハトハ 回避2 修正値間違ってた 2d+8 Dice:2D6[5,2]+8=15
22:09:52 柑橘@ハトハ 回避3 2d+8 Dice:2D6[6,5]+8=19
22:10:02 柑橘@ハトハ 回避4 2D+8 Dice:2D6[3,6]+8=17
22:10:10 柑橘@ハトハ 回避5 2d+8 Dice:2D6[3,3]+8=14
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6-B1-3 首なし騎士の最後
369
: 2015/07/12(Sun) 14:27:28
魔音@GM

 二頭の乗馬のうち一頭が倒れ、戦車は動きを止めた。
 もう一頭の馬を開放したデュラハンは、領主を目指し、馬と共に斬りかかろうとする意図を見せた。

 対する冒険者たち一行は、その暴風のような剣圧にひるまず、迎え撃った。
 アコニは、騎士の重い一撃を巧みに躱し、一行の反撃の隙を作った。同門の一世代前の古い足運びは、彼女の緻密な剣技の前に、有効打を与えることが出来ない。
 その間に、冒険者たちの打撃が首なし騎士の力を少しづつ削いでいった。
 勘を取り戻したラキアードの一撃、ハトハの打撃の蓄積が、容赦なく加えられたのだった。
 クロエは、魔法による射撃をその乗馬たる首のない馬に与えた。騎士の最後の騎乗突撃の機会は、馬と共に消滅した。

 いよいよ首なし騎士を追い込んだところで、エリシアとミハイが駆けつけた。
 囲まれ、打撃を受ける首なし騎士の姿は、最後までその勢いをいささかも減じなかった。手の抜ける相手ではないことは、十分にわかっただろう。
 けれど、その尽きることのないように見えた体力にも、最後は訪れた。
 デュラハンは、打ちかかる冒険者たちの前で、遂に倒れ伏したのだった。


 ここに居合わせた者たちは、魔術にその魂を捕らわれていた男が、おぼろげにではあったが、生前の姿を再現させたのを目にした。

「お父様、なのですか?」
 アコニは、その倒れた騎士の影に寄り添った。
 刃を交えることで、その思いは確信に至ったのだろう。
 けれど、騎士は自らは何も語らなかった。闇の世界に身を貶め、人外となったその身に、人間の言葉が残っていなかったのかも知れない。
 ただ、晴れゆく怨念の残滓が、手の形をとってアコニに伸ばされた。それは、未だアコニの胸に突き刺さる、一本の刀の柄を引き抜こうとしているように見えた。
 だが、そこまでだった。騎士の手には、その力は残されていなかった。
 武人の影はやおら崩れ、青い焔となり、蝋燭の炎から生じる煤のような煙となって消えた。
 しばらく華麗な鎧はその形を留めていたが、消えていく影を追うように、霧散した。
 その影が完全に消える頃には、街を覆っていた霧も、やがて晴れていった。

     ◆

 デュラハンを退けると、城塞内で一行を称える声が唱和され、衛士たちが謁見の間に次々と駆け参じた。
 やがてそれは凱歌となり、打ち鳴らされる鐘と共に、暫くの間、城塞の中を勝利の喜びで満たしていた。

「あなたたちには、落ち着いたらお礼をするわ。でもとにかく今は、これくらいで我慢して」
 巨漢はむぎゅっと一行の一人一人に、ハグを繰り返すのだった。

「暫くこちらには泊まっていくんでしょう?」
 領主は、冒険者たちに礼をし、そんな言葉をかけたものだった。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 城館での戦闘は、終了しました。おつかれさまです。
http://dorotora.com/swww5/kanofukulog/yakata_R2.png

>柑橘さんへ
 すいませんー。
 折角判定をして頂きましたが、僕がどどどっと振っておきましたので、サクサクと適用させて頂きました(ダメージ判定で、クリティカルがあったみたいですけど、R8“@9”がなくて、判定に反映されていなかったようですし)。
 あれです。タゲを受けていなければ、強打攻撃もできるしなぁとかとかそういうのです。


 クロエさんのエネボktkr MPが、エネボ×2の4減って、MP8/17で戦闘終了となります(馬2は、第4Rで消滅しました)。

++
 以下戦闘結果です。見づらいかもですが、ご勘弁を><

魔音@GM戦闘処理@2R ラキアード→デュラ 強打+2 2d6+9Dice:2D6[1,1]+9=11
魔音@GMラキアード先生1ゾロ運が...ほろり。 ハトハ→デュラ 2d6+7Dice:2D6[2,4]+7=13
魔音@GMクロエさんの馬2へのエネルギーボルト射撃 2d6+6Dice:2D6[5,5]+6=16
魔音@GM16>11over R10@10+6Dice:R10@10[1,6:3]+6=9 9-4=5dam>馬2HP15/20
魔音@GM13>15はずれ シュタール:ウィスプ→デュラ 2d6+6Dice:2D6[5,2]+6=13
魔音@GMR10+6Dice:R10[3,3:3]+6=9
魔音@GM9-7=2dam デュラHP18/20 アコニ→デュラ 2d6+12Dice:2D6[6,5]+12=23
魔音@GMR5@10+10Dice:R5@10[5,4:4]+10=14
魔音@GM14-12=2dam デュラHP16/20 デュラ→アコニ アコニ回避2d6+9
魔音@GM2d6+9Dice:2D6[3,6]+9=18
魔音@GM回避成功 ヘッドレスホース2
魔音@GM衛士→馬2 2d6+5Dice:2D6[2,4]+5=11
魔音@GMr10@10+7Dice:R10@10[1,2:1]+7=8
魔音@GM8-7=1 馬2HP14/20 馬2→衛士1 衛士1回避 2d6+6Dice:2D6[4,6]+6=16
魔音@GM衛士2 攻撃→馬2 2d6+3Dice:2D6[4,1]+3=8
魔音@GM衛士4 攻撃→馬2 2d6+3Dice:2D6[2,6]+3=11
魔音@GMr10@10+6Dice:R10@10[3,2:2]+6=8
魔音@GM8-7=1 馬2HP13/20 以上2R終了

魔音@GM第3R開始 ラキアード 強打+2攻撃→デュラ 2d6+9Dice:2D6[6,2]+9=17
魔音@GM17>15Hit R18@10+9Dice:R18@10[6,3:6]+9=15
魔音@GM15-12=3dam デュラHP15/20
魔音@GM第3R分 クロエさんエネボ→馬2 2d6+6Dice:2D6[2,4]+6=12
魔音@GM12≧12over R10@10+6Dice:R10@10[3,3:3]+6=9 9-4=5dam 馬2HP8/20
魔音@GMハトハちゃん強打cr-1攻撃→デュラ 2d6+7Dice:2D6[6,2]+7=15=15Hit R10@8+7Dice:R10@8[5,3:4][3,4:3]+7=14
魔音@GM14-12=2dam デュラHP12/20 シュタール:ウィスプ→デュラ 2d6+6Dice:2D6[3,2]+6=11
魔音@GM11<16 resi R0+6Dice:R0[4,6:3]+6=9
魔音@GM9-7-1(修正)=1dam デュラHP11/20 アコニ→デュラ 2d6+12Dice:2D6[4,1]+12=17
魔音@GM17>15Hit R5@10+12Dice:R5@10[2,3:1]+12=13
魔音@GM13+2(修正)-12=3dam デュラHP8/20 デュラ→アコニ アコニ回避2d6+9
魔音@GM2d6+9Dice:2D6[6,3]+9=18
魔音@GM回避成功 衛士1攻撃→馬2 2d6+5Dice:2D6[5,1]+5=11
魔音@GM11=11 r10@10+7Dice:R10@10[4,4:4]+7=11
魔音@GM11-7=4 馬2 4/20 馬2→衛士1 衛士1回避 2d6+6Dice:2D6[1,2]+6=9
魔音@GM9<10Hit dam12-10=2dam 衛士1HP12/14 衛士2攻撃→馬2 2d6+3Dice:2D6[1,4]+3=8
魔音@GM衛士4攻撃→馬2 2d6+3Dice:2D6[5,6]+3=14
魔音@GM14>11 Hit r10@10+6Dice:R10@10[1,3:1]+6=7
魔音@GM7-7=0dam 以上第3R終了

魔音@GM第4R開始 次Rにエリシアせんせとミハイきゅん登場 ラキアード攻撃→デュラハン 2d6+9Dice:2D6[5,6]+9=20
魔音@GM20>15 R18@10+8Dice:R18@10[3,1:2]+8=10
魔音@GM10-12=-2 0dam デュラハンHP7/20(ミス修正) ハトハ攻撃→デュラ 2d6+7Dice:2D6[1,2]+7=10
魔音@GM10<15miss アコニ→デュラ 強打+2攻撃 2d6+12Dice:2D6[5,3]+12=20
魔音@GM20>15 r5@10+14Dice:R5@10[2,3:1]+14=15
魔音@GM15-12=3dam デュラHP4/20 デュラ攻撃→ラキアード 回避 2d6+8Dice:2D6[1,6]+8=15
魔音@GM15>14def 衛士1→馬2 2d6+5Dice:2D6[3,3]+5=11
魔音@GM11=11Hit R10@10+7Dice:R10@10[2,6:4]+7=11
魔音@GM11-7=4 馬2Hp0/20 馬2攻撃→衛士2 回避2d6+6
魔音@GM2d6+6Dice:2D6[3,1]+6=10
魔音@GM10=10def 衛士2強打+2→馬2 2d6+3Dice:2D6[6,4]+3=13
魔音@GM13>11Hit r10@10+6Dice:R10@10[3,3:3]+6=9
魔音@GM9-7=2 馬2HP-2/20 衛士4強打+2 2d6+3Dice:2D6[1,2]+3=6
魔音@GM6<11miss 以上第4R終了 デュラHP4/20 馬2HP-2/20 衛士1HP12/14

魔音@GMデュラハン戦第5Rの判定のみ ラキアード攻撃→デュラ 2d6+9Dice:2D6[2,5]+9=16
魔音@GM16>15Hit R18@10+8Dice:R18@10[3,6:6]+8=14
魔音@GM14-12=2dam デュラHP2/20 ハトハ強打cr-1 2d6+7Dice:2D6[6,4]+7=17
魔音@GM17>15Hit R10@8+7Dice:R10@8[5,3:4][1,3:1]+7=12
魔音@GM12-12=0dam >< アコニ強打攻撃+2→デュラ 2d6+12Dice:2D6[3,6]+12=21
魔音@GM21>15Hit R5@10+14Dice:R5@10[2,3:1]+14=15
魔音@GM15-12=3 デュラハンHP-1/20 戦闘終了@第5R
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ああ!首が!首が!
378
: 2015/07/12(Sun) 22:10:25
ミハイ

領主のオクトパスをユスろうってんで、エリシアのケツ(正確にはデイジーのケツ)にしがみついて駆け込んだわけだが、どうにも騒がしい。
警備はザルだし、いやザルってゆーかいねえし。

「なんだぁ、こりゃ」

ハトハがガッツンガッツン切り結んでるのは、首のねえ鎧だ。
あれか、話に聞いてたアンデッドってやつか。

爆弾を投げ込んでやろうと思ったら、崩れた。

「・・・あー、なんだ、ご苦労さん」

馬に乗っかったまま、パチパチと手を叩いた。

クロエもいるじゃねえかよ。
どうなってんだ。

「で、オイラが吹っ飛ばしたあのドロドロ女神像はなんだったんだ」

肩をすくめて、領主らしきでけえのに聞いた。

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6-B1-4 泥団子理論
391
: 2015/07/13(Mon) 14:33:07
魔音@GM

> 「で、オイラが吹っ飛ばしたあのドロドロ女神像はなんだったんだ」
「そうね……」
 ミハイに話を聞いた領主は、やや頭を傾けて少し考えるそぶりをしたあとで言った。

「怨念を呼び水に、邪神が降りかけていたんでしょうね。その女神像には。
 大人げないおままごとしていたら、泥団子が本当に肉団子になりかけてたっていうところかしら。あのバカ……」
 小さく溜息をついた。

「……まったく。あとで掃除しとくから、場所を教えておいて」
 うちのご飯食べて行きなさいな★と声をかけて、領主はバッチーンと音が鳴るようなウインクをした。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 領主の回答です。
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お父さん?
394
: 2015/07/13(Mon) 17:24:12
ハトハ

首なしの美男さんはアコニさんのお父さんの姿を使っていたらしい。

・・・・なんだそりゃ。

私にはさっぱり訳が分からなかったけれど、多分仲間の誰かはちゃんと分かってるだろうから、それでいいや。

兎に角、死んでないから大丈夫だろう。
領主さんちのご飯、楽しみだな。

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戦闘終了お疲れ様でしたー
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乾坤一擲
409
: 2015/07/14(Tue) 21:47:58
ラキアード

アコニから受け取った太刀は、最初こそ使い勝手が違うため手こずったが、
しだいにしっくりとなじむようになってきた。
その上、通常武器が効かない相手にもかなりの威力を出すことができた。

そのおかげと、途中からクロエ、エリシア、ミハイも加わったのもあり、
最終的にはこちらには大きな被害がなく終わった。

終わってみてまず一言。
「さすがの名刀だな。使い慣れると腕の延長のごとく素早く切り伏せることができる。」

>お父様、なのですか?

そういえば前にアコニの父親の墓が妙な場所に出現していたということがあったが、
何らかの力で、首なし騎士の姿に変えられたのかもしれない。
ゾンビを作り出す技があるぐらいだから、そういう可能性もあるだろう。

しかし倒されたことで、魂はかつての父親らしいことをする行動を示したようだ。
これで問題なく、お互い救われたことだろう。

PL:
ようやく戦いが終わりましたね。
GM様ご苦労様です。

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