タイトル | : 4-1-5 焼き加減は? |
投稿日 | : 2015/06/04(Thu) 16:01:06 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> お使いか、ご苦労なこったな、ヒヒッ」
「別に、あんたの為じゃないから」
ちらっとミハイを見る。
> そんなツンケンしてっと嫁の貰い手なくなっちまうぜ。
> 男も女も、愛嬌がある方がいいんだ」
「こっちは願い下げ」
薄い反応だったが、彼女には普通なのかもしれない。
◆
>「おいおいなんだ?
> こいつはオイラの女だぜ。
> オイラのツレに粉かけようたあ太え野郎だな?」
「何言って──!」
「んぁ? 誰だテメェ?!」
ミハイに反応するデイジーとアルバ。
>「知り合いに似てましたなんざ、ナンパにしちゃあ使い古されすぎてて垢の溜まっちまう手だな。
> で、そのガザニアとかいうご同族がなんかやらかしたのか?
> 話によっちゃ、手伝ってやるぜ。
> もちろん、金はもらうがね」
「……、チッ。ハズレか。これだからグラスランナーは。。。
いいか、忘れろ。テメェはお呼びじゃねぇ。
それからな、この街じゃ、良い子で大人しくしてろ」
怪我をしたくなければといった脅し文句もついてきそうな口調だった。
アルバと名乗った男は、ミハイには、面倒そうな奴を引いたと舌打ちした。デイジーについては、金にならないと判断したようだった。
一方の、背後の一団は、何が起きているか判っていない様子だ。
銘々、別の話に夢中で、アルバが起こした行動に気付きさえしておらず、だらしない足取りでどこかへ向かっている様子だった。
そんなやりとりの後でやっと、
「隊長! 何してんです? 行っちまいますよ!?」アルバの不在に声をかける者がいた。
アルバは、従えていた衛士の一団から呼ばれるや、二人の前から立ち去った。
「余計なことしないで……、関係ないから」
後に残されたデイジーは、青くなったり赤くなったりしながらそう呟いたあと、
「でもありがと。助かった。
──! ってかこっち見んな!」
言ったきり、くるりと背を向けた。
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魔音@GMより
衛士の一団は、かくして去ったのでありました(まる
ミハイの目からは、衛視たちの質はそれほど高くはなさそうで(1レベル)、統率もさほどとれているようには見えません。
+ガザニアの娘である事は、断固否定の構えのメイドさんです(この程度ですが:ぁ
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