タイトル | : なまにくで! |
投稿日 | : 2015/06/05(Fri) 11:00:06 |
投稿者 | : ミハイ |
参照先 | : |
>「……、チッ。ハズレか。これだからグラスランナーは。。。
> いいか、忘れろ。テメェはお呼びじゃねぇ。
> それからな、この街じゃ、良い子で大人しくしてろ」
なんだ、適当にカマかけて回ってんのか、こいつ。
馬鹿そうに見えるし、こいつが黒幕ってことはなさそうだが、実行犯ってことはありそうだな。
いやでも弱そうだしなあ。
アコニの兄ちゃんを殺るにはウデが足りなすぎるだろ。
「オイラはいつだって良い子で大人しいぜ?
刺してくる蚊は潰すけどな、ヒヒッ」
アルバのツラをぎょろぎょろと睨みつけたまま、口元をゆがめ、歯を見せる。
>「隊長! 何してんです? 行っちまいますよ!?」
「オ仕事ゴ苦労サマデス」
ロリコン隊長の面倒しっかり見ろよー、と、ひらひらと手を振り、見送った。
ふむ、衛士どもの質はロクでもなさそうだが、衛士全体で裏があるってわけじゃあねえようだ。
こいつ単独で動いてる。
間違いなく後ろ盾がいるな。
だが、サレムは絡んでねえようだ。
アルバに張り付いてりゃそのうち黒幕に辿りつけそうだが、悠長にやってる時間はなさそうだな。
「なあ、この街の衛士ってのは、いつもあんなゾロゾロと巡回してんのか?
今日は特別なのか?どっかに向かってんのか?
オイラ、オランから観光に来たんだけどよ、オランじゃそんなこと滅多にねえから珍しくってよ」
その辺に歩いてるやつをとっ捕まえて聞いてみる。
実際、珍しいんじゃねえか?いや、メイドの同族よりは珍しくねえと思うけどな。
ざっと聞いたら、とりあえずデイジーの横に並ぶ。
「さっきのことがあるしな、一応宿までついてくぜ。
あんな連中でも数が揃うと面倒だ」
>「余計なことしないで……、関係ないから」
「ヒヒッ、つれないねぇ」
>「でもありがと。助かった。
> ──! ってかこっち見んな!」
「そんくらい素直なのがいいぜ」
顔色のくるくる変わるお嬢ちゃんだ。
「しかしな、実際、関係はあるぜ?
お前が本当に娘なら、アコニ嬢ちゃんの兄貴とも繋がるわけだ。
アコニ嬢ちゃんはこのこと知ってるのか?
なんか企んでるんなら、お前は向いてねえよ」
こっちを見ねえデイジーのうなじと尻を眺めながら、話を続ける。
「さっきのバカは気付かなかったが、お前、顔にすぐ出るみてえだからな。
オイラの調べた感じ、さっきのバカが親父の死因のひとつだ。
デイジー、お前の話も聞きてえな。
アコニ嬢ちゃんに秘密にしてえなら、そうしてやる。
5年前に死んだやつの娘をいまだに探し回ってるなんざ、よっぽどだ。
人間にとっちゃ5年ってのは結構な時間だと思うぜ。
ぶっちゃけ、お前も狙われてるんじゃねえか。
狙う方が顔を分かってねえみてえなのがラッキーだけどな。
事情が分かりゃあ手の打ちようもあるぜ?」
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PLより:
アルバは顔見せだけであったか!(笑
というわけでデイジーをがんばって口説きたいと思います。
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