タイトル | : 納得のいく説明を。 |
投稿日 | : 2015/06/25(Thu) 21:42:34 |
投稿者 | : エリシア |
参照先 | : |
わたしは、メリダさん達が用意した神官服に着替えて会見の場に臨んだ。
面覆いと頭巾を着けた集団が、会見の席にやってくる。
出来るだけ、様子を見るように心がける。
が…。
>「我々は、マーファ様への信仰はあっても、その奇蹟を得ることが出来ないでいる者たちでしてね。
> 必要としていたある時期に、助けを得られなかったという想いを抱えているんです。
> そこで、我々なりの方法でこの世界と向き合おうと思うに至った次第です」
「確かに、奇跡を行使できる人間は限られています。
それは抗いようのない事実です。
あなた方が奇跡に頼らない方法を模索するというなら、それをもマーファさまは見守ってくださっているでしょう。
ですが、形は違えど同じマーファさまを信仰している者同士ではないですか。
何故互いに手を取って、協力しようと思えないのですか。」
信仰のかたちはそれぞれにあるだろう。
しかし、同じマーファさまを信仰している者が、何故協力できないのか。
頑なにアウレリア神殿との関わりを拒む必要はないではないか。
>「すまねぇ。俺は信仰ってやつはあまりよくわからねぇんだが。
> 助けを得れなかったって、それは不満があるってことかい?
> どうもその『我々なりの方法』ってのが伝わってないから、余計な疑心を産んでるように思うんだがね。」
>「他人の信仰に口出しするのは本意じゃねぇが、そこんとこハッキリさせた方が、お互いのためってヤツじゃないか?」
「ストレイさんの仰る通りです。
あなた方の望む方法とは、一体何なのですか。
それをハッキリと伺いたいと思います。
そして、何故アウレリア神殿との関わりを拒むのか、納得のいく説明を求めます。」
ちらり、とメリダさんの様子を伺う。
出しゃばった真似をして、と怒っているだろうか。
それとも、彼女はこうなることさえも予測して、敢えてわたしの立ち会いを求めたのだろうか。
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@PL
幾分回復した隙に投稿でござる。
奇跡の担い手と、奇跡に頼らない者、それぞれに役割を分担してやっていけばいいじゃない。
何でお互いを認められないかなぁ、というのが意訳です。
こう、イメージとしては、医療現場でトリアージして、急を要する患者さんはすぐオペしたりして、軽傷の患者さんは手当てする、みたいなのあるじゃないですか。
そんな風に魔法に頼るところと、薬に頼るところがあってもいいじゃない、ということをエリーは言いたい。
で、ゴークをこの場に留めておいてやったらどうなるんだろう、的なアレとかもありつつ…といったところです。
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