タイトル | : 6-A3-7 浮かれる一行 |
投稿日 | : 2015/06/29(Mon) 16:32:30 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
デイジーは頷いて石をしまい、辺りは一瞬、暗黒に飲まれた。
そのあとで、炎からの揺らめく光が代わって音もなく流れ込んでくる。
ミハイは、埃で髪の毛の艶まで手早く消して、注意深く男たちの動きを観察した。
地下通路にわんわんと反響する声が近づいてくると、彼らは、アルバ率いる衛士たちだということがわかった。
「隊長、それにしてもシケったところですね」
「でも、その分いくらでも飲めんだろ?」
「ちげぇねぇ」
「おい、まだつかねぇのか?」
「あの灯りがそうだろ?」
「たまんねぇな」
そんな風に、地下道を進んできたことに愚痴をこぼしつつも、一様に浮かれ、走り出さんばかりの勢いだ。
酒宴でも設けようというような雰囲気さえある。
一行はそうしてミハイたちが見張る前を、通り過ぎていった。
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魔音@GMより:
ズッギャァアアン!
ニーム教団というか探偵団は見た展開でっす。
姿は見えませんでしたが、声でわかりました。
宴に行く雰囲気のアルバ隊の衛視たちのようです。10人ほどの小集団です。
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