タイトル | : 6-A1-3 図星 |
投稿日 | : 2015/07/02(Thu) 13:57:06 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「それは、諜報者として、でしょうか。」
> 「あなた方の方法、というものが用意できていないならばなおのことです。
> あなたが仰ることには道理が伴っていません。」
エリシアの言葉に、眉一つ動かさないゴークの心中は、依然として伺い知れない。
だが、彼が連れていた二人の男は、「無礼な」と口々に発するやその場を立ち上がり、この場を離れようという仕草を見せた。
沈黙を守ることで保たれていた、神秘と不気味さの仮面は、剥がれ落ちた。
だが、ゴークは手で二人を制し、エリシアの言葉の続きをじっと聞く。
> 「…わたしは、神殿である神託をいただきました。
> 破壊の女神。
> そして、墓場に現れた死霊。
> あなた方は、このいずれか…もしくは両方に関わっているのではないのですか。」
エリシアの言葉の意味が浸透すると、会合の場を沈黙が支配した。
暫くの間、中央に座した男は何も語らなかったが、傍らにいた二人はまた別の反応を示した。
白服たちが今回示したのは、動揺する姿だった。
面覆い越しに伝わってくるのは、彼らのリーダーである、ゴークという男に対する不信。
『聞いていない』と言わんばかりだった二人に、男の眉の傷が歪んだ。
嗤ったように見えたかもしれない。
エリシアとストレイは、そこにはじめて表情らしきものを見たかもしれなかった。
「生憎、マーファ様の声は、我々には届かないのでわかりません。
ですが、エリシア様。あなたの声は私の胸に届きました。」
男は、沈黙を破って言葉を発した。
「ご指摘の通りです。さる方の魂が、我が女神の祝福を得てこの世界に還ってきました。
関わりといっても、私は、ささやかな手助けをしたに過ぎないのですが」
そして、卓の上に用意された茶碗に手を伸ばし、中のものを一気に煽ると、
「神託があったとしても、神代は終わりました。魔法使いたちの世界もまた然り」
言うや、男はゆっくりと立ち上がって、
「エリシア様とは、あらためてまた後ほど、剣の時代の話をすると致しましょう」
挑戦の言葉を放ち、男は二人の従者をドンと突き出すと、二人を置き去りにして走り去った。
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魔音@GMより:
私はこれで、悩みを解消しました(爽
等々、エリーせんせへのなぐり愛の告白を聞き出しました(祝?
白服のゴークは、この場は離れようとします。強引に逃走を試みるテスツ。
この白服のゴークとは、エリシアの任意のタイミングで対決することもできます。つまり、このまま仕掛けることが出来ます。
ちなみに、メリダは、プリースト2、ファイター1です。
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