タイトル | : 破壊工作 |
投稿日 | : 2015/07/03(Fri) 11:33:24 |
投稿者 | : ミハイ |
参照先 | : |
>「! なっ、てめ、ここから出たら絶対コロスっ!!」
「おう、生きてたらな」
そう言ってすぐにデイジーの口を手で塞ぎ、静かにしてろ、と目で合図する。
足音だ。
だが、こりゃあやり過ごせる。
* * *
酒か?
違うな。
あの言いよう、仲間を増やそうとしてるってわけだ。
するってーとなんだ、麻薬の類か、魔法薬か。
そんなもんが湧き出してるってのか?
とんでもねえな。
こりゃあお前、セイギノミカタとしちゃあ、やることはひとつだぜ。
「よ、アルバ。
また会ったな」
ひょいと、暗がりから姿を見せる。
「じゃ、あばよ」
そしておっかねえ礫を、思いっきり女神像に投げつけた。
* * *
「・・・ゎー」
ちょいとばかし肝を冷やしたわ。
うん、正直に言う。ビビった。
ドス黒いドロドロがアルバたちを飲み込んで、溶かしちまった。
なんだこれ。
ぶっ壊して正解だな。
ドロドロがビュービュー出るのが一段落するのを見計らって、女神像の残骸に近づく。
「すげえなアルバ、生きてんのかお前」
恍惚とした表情でブツブツ言ってるアルバを覗き込む。
「なあ、ガザニアぶっ殺したの、お前?
それとも、さっきのウマそうな飲み物で操ったか?」
ぼんやりしてるみてえだから、ぼんやり答えをもらえるかもしれねえ。
そんな淡い期待ってやつだ。
とりあえずこのドロドロが生きてねえ保障はねえ。
十分気ィ張っておかなきゃな。
「あの石どうなった」
こそっとデイジーに聞く。
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PLより:
アルバから聞くこと聞いたら、女神像の残骸を調べてみようと思います。
神像の心臓っぽい赤石に向かってドロドロが突進するとかあったらイヤんなので、デイジーには絶えず注意を払っておきたいところです。
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