彼女と復讐セッションBBS
she wreaks with whom


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タイトル 神殿につきまとう違和感。
投稿日 : 2015/05/19(Tue) 17:29:10
投稿者 エリシア
参照先
マーファ神殿までは馬なら1時間程度で到着した。
道すがら、行き違う人と互いに祝福を祈りながら、わたしは神殿の敷地に入る。

ぐるりと取り巻く城塞のような壁、掘られた堀、頑丈そうな大門。
この光景に僅かな違和感を覚える。
マーファさまの神殿は、もっと開かれたものであるべきではないのだろうか。
これではまるで、外界を拒絶しているようではないか。

武装している者については、特に違和感は覚えない。
マーファさまの教えでは自衛のための戦いは肯定されている。
農作物を荒らす野性動物や、近隣に棲みついた妖魔を退治するために、武力を身につける者もいる。
わたし自身も、僅かとはいえ武器を振るうこともできるのだ。

門に到着し、馬を降りる。
待ち構えていたように一人の男性神官がこちらに歩み寄ってくる。
報告は入っていたということか。
わざわざ冒険者の神官が巡礼地に訪れることも少ないだろうし、わたしの出で立ちが彼らに何らかの警鐘を鳴らした可能性は考えられる。

>「パネと申します。本日はどのようなご用でしょうか?」

「わたしは、オランのマーファ神殿に務めております、エリシアと申します。」

挨拶を返し、声をかけてきた男性の様子を伺う。
神官らしからぬ、と思ってしまうのは気のせいだろうか。
巡礼地にあって、用件を尋ねられるというのも妙な話だ。

「この近くに参りましたので、せっかくですし神殿に祈りを捧げようと参上した次第です。
 マーファの神官が巡礼に訪れることが、そんなに珍しいことでしょうか。」

にっこりと微笑みながら、わたしも相手を牽制する。

>「さようでございますか。紹介状はお持ちでしょうか?」

「まぁ、巡礼者は紹介状が必要なのですか?
 わたしはまず、マーファさまに旅の無事を祈りたいのですが、中に入るには紹介状が必要だということでしょうか。
 ちなみに、どなたから紹介して頂けばよろしいのでしょう。」

大袈裟に驚いた風に、わたしは答える。

「どなたか、オランのマーファ神殿に縁があった方がいらっしゃれば、わたしの身元はすぐに判明するかと思います。
 何しろ、生まれてこのかたずっと神殿に詰めておりますから。」

オランを出て、この地でマーファさまに身を捧げる決心をしたような人物がいてもおかしくないだろう。
可能性は低いとは思いつつ、そんな言葉を口にしてみる。
その間も微笑みは絶やさず、それでもちらりと辺りの様子を伺う。
わたしとこの男性のやり取りは、周囲にはどのように映っているのだろう。
相変わらずだ、といった様子なのか、珍しいものをみるような様子なのかに気をつけて、辺りを観察する。

「ですが、さすがに立派な神殿ですね。
 時期的にはそろそろマーファさまに感謝を捧げる祭りの頃ですし、巡礼者も増えているということでしょうか。
 だから、無法者が入り込まないように、こうして厳戒体制を敷いていらっしゃる、ということなのでしょうか。」

様子を伺うのに気付かれないよう、わたしは神殿を見回すふりをする。
言葉には嘘はない。
しかし、相手の言葉や態度が、わたしの心に僅かな疑惑を生んでいた。

━━━━━━━━━━
@PL

身分を明かして、怪しい人じゃないよ、と強調しましょう。
門前でごちゃごちゃやってたら人が増えるかな、なんて目算もあったりなかったり。
オランの神殿に出入りしてた人がいれば、身元照会になるかなーとも思ったり。
で、結局誰に紹介してもらえばいいのよ?とは尋ねます。
まずは中に入りたい(エリー的にはちゃんとマーファさまにお祈りしたいしね!)
神殿の偉い人に会うなら紹介状がいるってのは理解できるので、今はまだその前段階と捉えておりますやー。

相手がどこに反応して「さようでございますか」だったのかわからなかったよ!ww

予備1 2d6 Dice:2D6[2,4]=6
予備2 2d6 Dice:2D6[3,1]=4
予備3 2d6 Dice:2D6[6,5]=11

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