彼女と復讐セッションBBS
she wreaks with whom


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タイトル 4-2-3 祈り
投稿日 : 2015/05/29(Fri) 11:54:47
投稿者 魔音@GM
参照先
>それに…また、背が伸びていませんか?」
「む。これは、精神的な意味を含めた成長の証なのだよ、エリシアくん。そう、ア・カ・シなのだ……。
 ──、そう、アタシたちのエリーのお尻が育つようにね」
 ハグを解いて、エリシアの尻をポンと叩くメリダだった。


> マーファさまは争いをお望みにはなりませんよ。
> 先ほどはわたしも、“自衛のために”彼と戦いましたけれど。」
「ははーっ」笑って大袈裟な身振りで感極まってみせる。


>「しかし…。
> 一体この神殿はどうなっているのですか?
> あのような方が大きな顔をしているだなんて、マーファさまの神殿としてはあまり好ましくないように、わたしは思いますけれど。」
「“あまり”ね」相変わらずおどけた口調だが、声のトーンが変わる。

>「それに、マーファ神殿では武装している者がいるのは不自然ではありませんけれど、その数が妙に多いように見受けられます。
> …何か、あるのですか?」
「うん、ある。まぁ、わかっちゃうよね。
 アタシが来た時からそうだったんだけど、派閥ができてて、神殿の中の雰囲気がちょっと悪くなってたんだ。前の領主様が亡くなったり、司祭様が領主に就いたり、バタバタしてる時に神官戦士団からも不思議な死に方をしたひとが出たらしくって、今に至るってわけ。こんがらがって色々よ」

>「実はわたしも、ある依頼のもと、ここを訪れたのです。
> 神殿から口利きをお願いしようと思ったのですが、この状態では難しそうですね…。」
 言ってため息をつくエリシアに、腰を屈めて下から覗き込むように目を見るメリダ。
「お互い、難しい状況、みたいだね……」
 その目には、どうしたものか。といった思案の色が浮かんでいた。

     ◆

 奥の院・礼拝堂で祈りを捧げるエリシア。
 果たして、マーファの“声”が降りた。
 啓示は、目前の青銅の像が、憂いの表情を浮かべるイメージで始まった。
 エリシアの脳裏には、次々に人々の姿が浮かんでくる。
 知った顔、知らない顔。
 沢山の人々が、様々な形で祈りを捧げている。
 ある者は小さな祠に、あるいはお守りを通したり、自分の彫った像や、空、掲げたジョッキにさえも。

 暗がりの中に、アコニは居た。彼女もまた跪き、涙しながら祈りを捧げている。
 暗い目をした男が少し離れた場所に居る。男もまた、右膝をついて祈りを捧げている。
 影のいや増すところ、二人の前には、女神像があった。
 その女神像と目が合った気がして、ゾクリと戦慄が走った。像の、差し出す手を形造っていた指先が、エリシアの心臓を求めるそれへと変わる。
 けれど、マーファの手がエリシアを覆うように差し伸ばされ、影は振り払われた。
 差し伸ばされた手は、小さな子を心配する母のように、エリシアの頭をやさしく撫で、やがてそっと背を押した。

     ◆

 エリシアの背後で、メリダも膝を突いて祈りを捧げていたようだった。
 祈りを終えた二人の視線が合った。

>「メリダさん、
「エリー、」
 声がかぶり、メリダはニッと微笑む。
> もしできれば、落ちつける場所でゆっくりと相談できませんか?」
「もしよかったら、静かな場所でもう少し、相談に乗ってくれない?」
 重なる声が、合唱のようにハーモニーを奏でた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 メリダも相談を持ちかける様子です。
 相談する場所は、適当な神殿のいずれかの建物とかでしょうか。

 ディビネーションは個人のイメージです(
 余計に混乱するのじゃー? ( ゚-゚)ノ〜(混乱の波動
 最後にマーファさまも、エリー尻をポンしていく描写をしたかったんですけど、すんでのところでやめた件><(ぶひひ


 以下質問への回答です
・パネみたいなのが大きな顔をしている、今の神殿の状況:
 ざっくりいうと、アウレリア神殿内で派閥争いが起きた結果、俗人を多く雇用する派閥が優位に立っている。原因は、単純に収入が多いこと。現領主が神殿を離れた為、バランスが崩れた事。前領主が中心になっていた、荘園の別グループ“野の女神派”と組んで、優位に立っている。という状況。

・武装した人物の多さに関する疑問:
 神官戦士団は、この1年ほど警戒を強めている。特に直近の1ヶ月ほどは、領主家の衛士隊と共に、警戒をする動きがある。
 神官戦士団の一部は、魔法が使える者も居たが、そのメンバーは新領主の元についている。
 神官戦士団の増援が、荘園を通して神殿に入っている。元オランの兵士たちが含まれている。

・領主に取り次いでほしいという意思をちらっと見せる:
 メリダは、神殿と領主の館を行き来していたことから、領主とは個人的につながりがある。また、管主の紹介状をとるのも不可能ではない。
 しかし、この1ヶ月は連絡がつかないでいる。領主館に行っても、衛士隊に取次を断られていることを伝える。

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