彼女と復讐セッションBBS
she wreaks with whom


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タイトル 1-3_応答2
投稿日 : 2015/05/08(Fri) 13:30:05
投稿者 魔音@GM
参照先
@ジョージの角無しミノタウロス亭

>「在り来たりな事をいうようですが、
>殺された両親、また、亡くなられた方々がアナタの復讐を望んでいるのでしょうか?
>復讐というもの得てして自己満足という面が強いものですよ?」
 アコニは、クロエの言葉に、黙って頷く。

「はい。あの、ドーンと行きますけど、バーンとするのは慎重になりたいと思います」
 永久に不滅ですと言い残して引退した、伝説の騎士ロングアイランド卿のようなクロエの表現に、アコニは刹那、緊張を解いたものだったが、仇討ち許可証の行使については、慎重に考えているらしい。

>「人を殺めてしまえば、良くも悪くも取り返しはつきませんわよ?」
「そう、ですね。胆に銘じます。
 ……、申し訳ないのですが、その点は、皆様の力もどうぞお貸し下さい。
 無論、最後の判断はわたしが下します。今は、判断するための材料が欲しいんです」
 彼女の心が、未だ揺らいでいのは確かだろう。

    ◆

> 「そのアイシスの親父ってのはどうなったんだ?
> 他に家族は?
> ・・・いや。それよか、今はゴールの方が大事か・・。
>……
> だから、助太刀。これは、まああるかも知れねぇ。
> だけど、普通ここは留めは自分が、とか条件がつかねぇか?」
>……
>「殺るなら自分の手で、っとか思わねぇのか?
> お前さん、本当は親父さん達の死を確認したいだけなんじゃねぇか?」
「これだけ大事なことなのに、どこか、他人事のように聞こえる。というのは、判ってます」
 ストレイの言葉に、アコニ自身もあまり意識していないだろうが、反発らしき色が滲む。それは、事実を突かれた痛みでもあるのだろう。

「その上で、現時点で見える終着点は、仇であるアイシスの命でしか購えないと思っています。
 仇の消息を辿ることで、家族が死んだことの実感を持ちたい。というのも事実です。でも、それだけでは済まされない。と、思ってます」
 おそらく、何度か繰り返しただろう自問自答。確認したいだけなんじゃないか? というストレイの言葉は、彼女の心に刺さるのだろう。襟元のしっかりした上着にスカーフを巻いた胸元でぎゅっと右手を握りしめ、先を続ける。
「とどめは、自分でできれば、それに越したことはないです。でも、わたしがとどめを刺そうと刺すまいと、死は死だと考えます。
 せめてそこに立ち会わせて頂ければと希望しますが、絶対とまでは申し上げません」
 とどめについては、こだわりはないと返事をした。

「アイシスの父親は、いよいよアイシスが逮捕されるという日、病のために死んでいたのが見つかったようね」
 ストレイの、アイシスの親父はどうなったか? という問いに、シュタールが答える。
「当時、他に家族は、いなかったわ」
 そして、簡単な説明を加える。
 アイシスの出身であるエガタホン家は、元々は薬を売ることを生業としていた。
 商売人としての腕はよかったらしく、かなり財を成していた。
 しかし、アイシスの父親の代で家は傾き、母親とは離婚。他の兄弟は母親に引き取られた。
 その父親は病を患い、アイシスは、家財をはじめとするあらゆる者を売り払って、薬代に変えていた。
 そんなことを、淡々とした口調で語った。

    ◆

>「領主への交渉は、神殿を通じて何らかの手立てを打つことはできるのではないかと思います。
>……
> これから先、人を殺めたという事実を背負って生きていかなければならない、その覚悟が貴女にはあるのですか?」
「マーファ神殿と近い土地ですしね。オゴフの領主様との交渉の際は、お願いします」
 エリシアの申し出に、アコニは頭を軽く下げる。

「覚悟、ですか」
 続く問いに、彼女は立ち会いの相手を見据えるように、やや顎を引いて応じた。
「──、今は、あるとお答えできます」
 短く、そう返事をした。
「わたしは、剣を生業に生きていこうと思っています。業の深い道だと思います。
 人を殺めることを背負っていく覚悟はできています」
 覚悟のほどを言葉にした。

>「それに、万が一期限の1ヶ月以内で目的が達成されなかった場合についてはどのようにお考えなのでしょうか。
> 一切の手がかりを掴めなかった場合もそうですが、調査がある程度進み、それでも目的を達成するのに時間が足りなかった場合です。
> 更に期間を延長して、わたし達を雇うのですか?
> それとも、その時点で諦めるおつもりですか?」
 それを答える段になると、アコニは先ほどの勢いを失って、やや俯く。
「そこでこの仕事は契約終了よ。雇用期間の延長はないわ」かわって口を開いたのは、シュタールだった。
「一ヶ月というのは、仇討ち許可証の有効期限よ。そして、アコニがお父上の家の名を継げるかどうかの期限でもあるというわけ」
 アコニの、騎士としての価値に投資していることを、商人は言外に伝えた。

    ◆

>「ぶっ殺す、で1000ガメル、ってことだな?」
「今の時点では、そんな風に考えています」

 続くミハイの受領の言葉に、よろしくお願い致しますと、アコニはぺこりと頭を下げたものだった。

>「で、話を聞くに、オランじゃそのラクラクホンとかいうやつの情報はこれ以上集められねえってことでいいんだな?」
「オランの中でできることは、騎士たちと、アコニの父・グラント氏の友人たちが、十分に調べたということになるわね」
 シュタールが、ミハイの質問を受けて応じた。

    ◆

>「今のところはそれでかまわない。できるだけ最善はつくす。」
「ありがとうございます。
 それでは、ラキアードさんは、この話を受けて頂けるということでいいかしら?」
 ラキアードの言葉を、シュタールは依頼を受けてもらえたものだと解釈したようだった。

「みなさんもいいかしら?
 よろしければ、一ヶ月、どうぞよろしくお願い致します」

 契約が成れば、アコニがあらためて礼をし、前金の500ガメルを、50ガメル金貨10枚で渡すことになる。
 出発は明後日、商人のキャラバンと一緒にオゴフの街に向かうことになる。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
 応答その2であります。
 お返事描写になんか時間がかかってしまいましたが(駄)、アコニとしては、復讐するぜっ。と動き始めたものの、殺しに行く覚悟はしつつ、色々と確信がなくてまだ悩んでいる。
 というのが現状になります。

    ◇

 クロエさんが予想以上に優しくて泣きかけた件!(爆
 ってか、探偵的な台詞にドキドキしています。
 慈悲無しww dodoさんにはご自愛あれであります。。。現実というかリアルヲソロス。

 平賀さんちのストレイせんせが熱いっ。とどめの辺りのレスは、悩みどころでした。うむぅぅ。こんな感じでしょうか。

 ゆきふぇるさんには激しく出だしおつつでありますw&遠征おかかかー。
 ゆきさんちのエリーせんせと併せて、ストレイきゅんにも微粒子レベルで反発してますが(爆)、こういう感じで人間関係のスタートを切ってます。
 GMは気が小さいので書きながら、ストレイきゅんとか、エリーせんせに怒られんかドキドキですが、日記では容赦なくガシガシとおつきあいください(へこへこ

 ラクラクホンっ。
 たいまんさん大胆予想がやべぇ。また展開を読まれているのか、あるいはっ(ノ*゚ー゚)ノ

 はんくさんちのラキアードせんせがクールやでっ。
 手紙は、現物が手元になくて内容がわからないのは、文面考えるのがめどかったわけでは決して(ry

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