タイトル | : 6-A3-11 残骸 |
投稿日 | : 2015/07/05(Sun) 15:06:09 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : |
> 「よ、アルバ。
> また会ったな」
「んだてめぇ、コノヤロ、何ノコノコ生えて来やがった?!」
> 「じゃ、あばよ」
「あぁんんんんん……?」
◆
> 「すげえなアルバ、生きてんのかお前」
「んぁ? ヒャハハ、生きてるゼェ」
アルバは答えたが、そう長くはなさそうだ。
> 「なあ、ガザニアぶっ殺したの、お前?
> それとも、さっきのウマそうな飲み物で操ったか?」
「あぁ。あぁ、あぁ、ガザニアァ……、うわぁぁぁっ。
来るなぁっ、ひぃぃっ」
ミハイの後ろから姿を見せたデイジーに、アルバは悲鳴を上げた。
「あぁ、俺だ。俺がお前を、アイシスの野郎に売った。
ベイリーってガキといっしょに女神の酒を飲ませて、殺し合いをさせたんだ。
恨んでるのか、ガザニア?」
うわごとのようなアルバの声に、デイジーは、ひとつ溜息をついて応じた。
「──、うぅん、もういいよ。
あんたは寝てな、おやすみ」
デイジーは、穏やかな声でそう結んだのだった。
◆
> 「あの石どうなった」
「うん。なんか、憑き物が落ちたみたい。
さっきの爆発のあと、静かになったよ」
赤い石を取り出して、ミハイに見せた。脈打つような反応はなくなっていた。
◆
泥土のような残骸は、急激に粘性を失って、土に帰ろうとしている。
鼻をつく腐臭が気になるが、もはや毒性も残っていなかった。
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魔音@GMより:
像が壊れて、石の反応も、石に反応する力も感じられませんでしたー。
破壊の女神の力は、残らず吹っ飛んだ感じです。
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