タイトル | : 4-3-10 六つの瞳 |
投稿日 | : 2015/06/05(Fri) 03:14:25 |
投稿者 | : 魔音@GM |
参照先 | : http://dorotora.com/wforum/wforum.cgi?mode=read&no=129&reno=99&oya=54&page=0#129 |
> 「よう、少年剣士。
> 俺の顔に何かついてるか?」
ふるふると首を左右に振る。
ファイナックは何だ? と顔を上げて、ストレイの方を見た。よく聞こえなかったのか、何が起きているのか把握できていないらしい。
> 「で、何でお前が"それ"を知ってるんだ?」
びくりとしておずおずと後じさるが、少年は意を決して踏みとどまり、震えながら、
「だって、○○○○○のが僕だから」声を絞り出した。
絞り出した声は、しかし、周囲の雑音で重要なところが聞き取れなかった。
雑音の主犯は、近くのテーブルで何かが毀れた音だった。誰かがジョッキを倒したらしい。
「すまねぇ、拭くモノ持ってきてくれや!」
酔った客が大きな声で、従業員を呼ぶ。
状況が飲み込めていなかったファイナックは、頭を巡らせたところで少年の存在にやっと気づいたようだった。
そして、この子は誰だといわんばかりの表情を、ストレイに向ける。
そんな周囲の喧噪にもかかわらず、少年の目はストレイに真剣な眼差しを向け続けていた。
そして、今度は自分の番だと言わんばかりに、質問を投げかけてくる。
「あなたは、アコニの仲間なの? 助けてくれるの?」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより
周囲の喧噪に邪魔されて、「何でお前が“それ”を知ってるんだ?」に対する少年の答えが聞こえませんでした。という演出(`・ω・´)ウフリ。
逆に質問が来ているといった感じです。
ファイナックは状況についてこれていません(
【4-3-11 観察】(参照先)と連動してます。
- WebForum -