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6-B0-2 腹が減っては戦は・・
218
: 2015/06/20(Sat) 16:19:39
魔音@GM

>「このカナッペも美味しいデス」
「あら。気に入った?
 そう。アナタ、海の味がわかるのね。それじゃ、こっちのディップも試してみなさいな」
 魚の卵を混ぜたサワークリームを、オクスタムはすすめたものだった。

     ◆

> 「何か騒乱があったようですが、どのような状況でした?
> 墓場に魔物が出現しましたので、
> こちらも護衛という任務がある以上、ここの守備力は気になります。」

「あら。アナタ、アタシの白馬の騎士様にでもなってくれるっていうの?」
 ラキアードに、その大きな体をプルンと震わせて科を作りながら、
「──んもぅ、知ってるのに、イケズね。
 状況だけど、そのお墓からきたお客様が、アタシの唇を狙ってるのよ」
 情熱的に果物を囓り、真っ赤な舌で、朱を指した分厚い唇を舐めとった。

「そのでっかいパーツも、首の一部だもんね」
 シュタールがツッコミを入れ、キウリのピクルスを良い音をさせて囓った。

「お行儀悪よシュタール。それに、男に置いて行かれるよりはずーっとマシ。
 そーよ、首ナシの美男に狙われてんのよ。
 それで、守備力? アタシは生まれたての赤ん坊みたいに無防備よ。
 もうあっぷあっぷね。ここまでは、なんとかお帰り頂いてるんだけど」
 領主はふん、と拗ねて見せた。

 魔物は、アンデッドターンで何度かやり過ごしたらしい。

     ◆

「領主様の首を、あの魔物に持って行かれては困ります」
 アコニがそこで口を開いた。

「わたしは、この土地に仇を求めて参りました。その姿はまだつかみきれていません。
 でも、それは、オクスタム様の目の届く範囲で出来て、はじめて達成されるもの。
 わたしのできる限りのことをさせて頂きます」
 椅子から立ちあがり、右膝をついてそう結んだ。


「領主様、わたしの父、グラント・ヴァーレイトの名の刻まれたお墓から、何が出たんですか?」
 顔を伏せたままのアコニは、続いて言葉を発する。
 問いの形を取っていたが、それが何であるかわかっているかのような口ぶりだった。

「あら。アタシを巡って戦いが起きるのは、本意じゃないけど……、そうね。あなたには、あれに触れる権利はあるものね」
 オクスタムは、言うや衛士に指示を出した。

 すぐに衛士たちが、灰色のコンクリートが敷き詰められ、鎖で巻かれた黒塗りの木箱を、台車でひいてきた。
 棺を思わせるものだったが、棺のそれよりは二回りは小さいものだった。

 箱を見るアコニの顔に緊張が走ったが、すぐに領主の顔に視線を定めた。

「それはおそらく、グラント・ヴァーレイト卿の佩刀、“夜霧”よ。
 それが、お墓から出てきたの」
 領主が表面をそっと撫でて示した箱には、一振りのシャムシールが封印されていて、その柄だけが見えていた。

 シュタールは、魚卵のディップに刺さったスプーンに手をかけ、抜くか、抜かざるべきか、迷ったそぶりでハトハとラキアードに視線を送った。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 ごはんタイムと領主の首を巡る状況デス。
 敵はデュラハンとそのご一行ということでした。
 また、アコニの父、グラントの墓から出てきた魔剣を示します。

 ジャバザハットww 
 きっとラキアードせんせが落とし戸から落とされて、首なし騎士と戦う展開っ(
 と、煽ってみます(ぎょほほ

 というわけで、今回はここまでで一度切ります。
 次にアコニが応じるシーンを投下します。
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言葉が足りなかったっぽいので…
217
: 2015/06/19(Fri) 22:14:24
dodo@クロエ

補足とかそんな感じ

現時点の話をすると聖印壊そうというお話が出ておりますが、
聖印が欲しいとエリシアへ依頼している時点では
クロエさん自身、壊すという考えは特に持っておらず、
単純に神殿の品を持っていれば、何かあった際に保険になるかな?
そんな感じです―――今は違うけど、今は違うけど

そのため、依頼した時点では
「今からワタクシ達がする事含めて、物騒な事が多いですし、
慈愛の祝福を授かりたいの(ウフッ」
みたいな事ホザいたと思うんです、これっぽっちも思ってねぇのに

エリーがその辺、鵜呑みにするのか、確認して来るかは知らないけど



   以上です
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カミサマのいるトコロ
216
: 2015/06/19(Fri) 19:01:37
ミハイ

「わぁってるって、うさんくせえマーファサマの像があるんだろ。
 知ってる知ってる」


一瞬本気で何しに行くんだか分かんなかったが、だって神殿だぜ?
マジ用事ねえって。
そんな見えねえもんに話しかけたりする神官って人種はマジで意味が分かんねえ。
エリシアみてえに魔法が使えるなら、百歩譲って分かるがね。


「あん?」


件の木像の前に立つ。
じろじろ遠慮なく眺める。


「おい、デイジー」

>「親父の言ってた像は、これじゃない」


先に言われた。


「そうだな、何の面白味もねえ、ただの木の彫りもんだ」


じろじろと周囲を見る。


「あのローザってねえちゃんと、この辺をうろうろしてる連中のカッコは違うな。
 あれがなんちゃら教団の連中ってことか」

なんちゃらの女神がなんちゃら。


「ま、探ってみっか」


ぽき、と指を鳴らし、歯を見せて笑みを浮かべる。



------------------
PLより:

とりあえず、さりげなく(笑)礼拝堂の中を歩き回って、なんか隠された地下道とかがないか見てみます。
何もない、捕まったりもしないようなら、ぶっとい柱を。
そこも何もなさそうなら、祠や僧房がある方をうろうろしてみようと思います。
基本的には堂々と観光客っぽく振舞う予定です。

18:58:45 たいまん@ミハイ ダイス3つほど振っとく 6d Dice:6D6[6,4,4,2,3,1]=20
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伏魔殿
215
: 2015/06/19(Fri) 18:36:09
ミハイ


「いいね、この何が何だか分かんねえ感じ」


目だけをぎょろぎょろ動かしながら、ローザとかいうねえちゃんの話を聞く。
本来ならシュタール嬢ちゃんが矢面に立って色々やるんだろうが、今回はエリシアが代官ってとこか?
嫌々ついてきたワリにはしっかり働くぜ、案の定。


「デイジー、護衛についてってやるよ。
 どこ行くんだ?」


神官戦士どもの動向を掴むったって、こっちが雲を掴むような話だ。
だったら、とりあえずはウロウロしてやる。
・・・しかしなあ。


「・・・・・・・しんでん?」




なにしに行くんだよ、オイラ。
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戦の後
214
: 2015/06/19(Fri) 15:54:47
ラキアード

領主の館と荘園、それぞれへ向かう人員配置は決まった。
自分は、アコニ、シュタール、ハトハとともに、領主館へ向かう。
天候予測するまでもなく、霧深い。
館のある場所へ向かうほど霧が濃くなっているのは気のせいだろうか。

そして領主の館についたのだが、そこは荒れ放題。
荒れ放題といっても、朽ち果てる方ではなく、災害とか戦とかで破壊された方。
災害といったが、強力な魔法なら暴風とか爆発とかありえるから、自然災害とは限らない。

中へ進むと、兵士たちが疲れきったり、負傷して治療を施されている姿を見る。
館の中で大規模な戦いがあった模様だ。

そして奥まったところに、どうやら食事中のでっぷりとした巨漢がいた。
この男がオゴフの街の領主、オクスタム・ズレッドらしい。

>「まぁ座って。それから、何か軽く食べる? お口に合えばいいんだけど」

話し方は妙に女性な口調ではあるが、領主なので礼節をわきまえた話し方で。

「1つお伺いしたいのですが、」
と前置きして、

「何か騒乱があったようですが、どのような状況でした?
墓場に魔物が出現しましたので、
こちらも護衛という任務がある以上、ここの守備力は気になります。」

PL:
本題に関しては、アコニやシュタールがお話しするので、
こちらは、アコニたちの護衛という立場上、
ここの守備力は気になるところですね。

ではGMのノリで、オクスタム・ズレットは、スター・Wのジャバ様のイメージで(笑)
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うむぅ…。
213
: 2015/06/19(Fri) 13:01:43
ゆき@エリー

何つーかこう、今回のセッションはエリーがお説教することが多い気がする私です、こんにちは。

このゴークっての、揺さぶりにいっていいかな?<そしてまたお説教モード

それとも、泳がしておくべきでしょうか??
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ばらばらと進行中です
212
: 2015/06/19(Fri) 12:09:25
魔音@GM

会見と、神殿のシーンを投下しましたー。

 施療院と工房まわりは、このあとカキカキ予定です。
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うひひ
211
: 2015/06/19(Fri) 11:44:18
魔音@GM

 グラランsの神殿ですねww

 いわれて、いけね、神殿忘れてたと(駄
 昼過ぎには投下したいなぁとジロジロ。
 またこっちでアナウンスします。

 ちなみに、会見はうpしたところです。
 ゴーク(自称)きゅん登場してます。ぶひひ。
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むむっ
210
: 2015/06/19(Fri) 11:39:09
ミハイ

4-1が追加されてた!w
デイジーがそっちなら神殿行くかー。
ぐららんが神殿に行くとか一体何事でしょうね!!!
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6-A3-1 サンニーム神殿
209
: 2015/06/19(Fri) 10:49:51
魔音@GM

 サンニーム神殿には、その周囲に幾つもの小さな祠、僧房が付属していた。神官たちは思い思いの場所で、祈りを捧げているようだった。
 神殿の周囲では、人の気配はほとんどなかったが、白衣にマスクという神官着の姿が、影のようにひっそりと行き来していている姿を時折見ることが出来た。

 ローザの説明通り、古い石組みの上には、巨樹を思わせる柱が立ち並んでいて、その奥に、礼拝堂があった。
 この時間は、掃除をしている僅かな人影が見られるだけだった。

 サンニーム神殿と呼ばれるこの礼拝堂を訪れた者は、深い森の中に入ってきたような感覚を覚えたかもしれない。
 その静けさは、信心のない者にも、神の存在を感じさせたことだろう。
 柱の横を通り過ぎる度に、訪問者は神域のより深いところへと誘われる心持ちになるのだった。
 そして、行き着いた礼拝堂で、木製のマーファ神像の対面することになる。
 木製の像は黒い古い像だった。久しぶりに再会した子を迎える母親のような姿勢で、参拝者を迎えている。
 信心のない者にも、訴えかける何かがあったかも知れない。

 冒険者たちは、この像自体には、疑いを持つことはないだろう。
 ガザニアのいう気に入らない点というのが、この像を指すわけではないという結論に至ることになるはずだった。

「親父の言ってた像は、これじゃない」
 デイジーは、女神像を見上げ、確信するように呟いた。

「──でも、そうだとしたら、どこに?」
 彼女は腕を組んで、めぼしい建物がないか、僧房の集まった周囲を眺めた。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
魔音@GMより:
 サンニーム神殿に来た感じです。
 ガザニアのいう像らしきものは、この礼拝堂には見当たりません。
 質問などあればどうぞよろしくであります。
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